鹿児島がルカオ劇的弾で最下位・岐阜撃破! 9試合ぶり勝利で残留に前進《J2》

2019.10.30 21:30 Wed
明治安田生命J2リーグ第23節の鹿児島ユナイテッドFC(20位/勝ち点33)vsFC岐阜(22位/勝ち点30)が30日に白波スタジアムで行われ、1-0で鹿児島が勝利した。

雷雨で中止になり延期されていた一戦は鹿児島が先に仕掛ける。14分、バイタルエリア右でFKを獲得すると、酒本が直接狙う。壁を越えて枠を捉えたが、GKヤン・オレ・ジーバースの好セーブにあった。

対して岐阜は23分、敵陣中央左のフレデリックがボックス左へパス。ボールを受けた川西が細かいステップから右足を振り抜くも、GKアン・ジュンスが立ちはだかった。
岐阜は続く28分にも決定機。ボックス右手前でキープした前田がクロスを送り、ゴール前で競り勝った馬場がヘディングシュートを放つも、またしてもGKアン・ジュンスのファインセーブに遭ってしまう。

守護神の奮闘に応えたい鹿児島は43分、右CKの流れからこぼれ球を拾った中原がDFを1人交わしてからバイタルエリア左からシュート。しかし、無情にも右ポストに嫌われてしまった。
後半立ち上がりに砂森のクロスからチャンスを作りだすなど攻勢を強める鹿児島。77分には枝本がボックス左外を打開してクロスを送るとファーサイドに走り込んできたルカオに千載一遇のチャンス。だがヘディングシュートを決め切れない。

岐阜は直後の79分、川西の左CKから阿部がヘディングシュートを放つもクロスバーに直撃。83分にも阿部が敵陣中央左サイドからループシュートを狙ったが、GKアン・ジュンスに触られ、またしてもクロスバーに嫌われた。

ゴールレスで試合終了かと思われた後半アディショナルタイムに鹿児島が均衡を破る。バイタルエリア右でボールを受けたルカオが強引にボックス右へ前進。そのままシュートを放つと、相手DFの足に当たりニアサイドを射抜いた。

ルカオの劇的弾で勝利した鹿児島は9試合ぶりの勝利で残留に向けて前進。一方、岐阜は3試合ぶりの黒星で最下位脱出とはならなかった。

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