過去にいじめや虐待が…稲本潤一やジェイが所属したカーディフがいじめ調査で「重大な懸念」を発見
2019.10.24 13:40 Thu
かつては元日本代表MF稲本潤一や現在は北海道コンサドーレ札幌でプレーする元イングランド代表FWジェイ・ボスロイドが所属したカーディフが、過去にクラブ内でいじめがあったようだ。クラブが公式声明を発表した。
ベラミーはこの訴えに対し事実を否定。しかし、今回のクラブの調査の結果、過去にはいじめがあったことが判明した。
「カーディフ・シティ・フットボールクラブは、現従業員および元従業員によるいじめ、および虐待の告発に対し、包括的な調査が終了したことを報告します」
「効果的な保護プロセスが守られていないため、これらが拡大しました。カーディフ・シティ・フットボールクラブは、これらがもたらした影響と、その後の調査プロセスの影響を受けた人々に引き起こされた可能性のある苦痛を遺憾に思います」
「クラブの結論と、提案事項を含む機密調査レポートは、クラブの取締役会、プレミアリーグ、イングランドサッカー協会、ウェールズサッカー協会および、パートナーの皆様に提出されました。カーディフ・シティ・フットボールクラブの若い選手を保護するために、手順の大きな変更がその後実施され、これらの問題に対する認識が強化されることを確信しています」
なお、事実が判明したことにより、クラブは従業員に対して懲戒プロセスを構築するとのこと。そのため、個人に関連する事項の特定の詳細は公開しないとしている。
カーディフはウェールズの首都を本拠地としながら、ウェールズのリーグには参加せず、イングランドのリーグに参加。2013-14シーズン、2018-19シーズンはプレミアリーグに所属するなど、カーディフきっての強豪クラブだ。かつては稲本やジェイ、ベラミーの他、アーロン・ラムジーなどウェールズの有望な若手も所属。また、2019年1月にはナントから移籍が決定していたものの飛行機墜落事故に巻き込まれ命を落としたエミリアーノ・サラが加入するクラブでもあった。
PR
事の発端は、2018年1月に遡る。かつて2度にわたってカーディフに在籍し、ニューカッスルやリバプール、マンチェスター・シティなどでもプレーした元ウェールズ代表FWクレイグ・ベラミー氏は、カーディフのU-18チームを率いていた。しかし、保護者からいじめがあるとの報告を受け、クラブが内部調査を行うことを決定。それにより、ベラミーは辞任し、今年7月からアンデルレヒトのリザーブチームで監督を務めている。「カーディフ・シティ・フットボールクラブは、現従業員および元従業員によるいじめ、および虐待の告発に対し、包括的な調査が終了したことを報告します」
「クラブの保護責任者が実施し、取締役会の上級メンバーが監督した調査は、関連する期間にわたる容認できないコーチング環境に関する多くの重要な懸念を浮き彫りにしました」
「効果的な保護プロセスが守られていないため、これらが拡大しました。カーディフ・シティ・フットボールクラブは、これらがもたらした影響と、その後の調査プロセスの影響を受けた人々に引き起こされた可能性のある苦痛を遺憾に思います」
「クラブの結論と、提案事項を含む機密調査レポートは、クラブの取締役会、プレミアリーグ、イングランドサッカー協会、ウェールズサッカー協会および、パートナーの皆様に提出されました。カーディフ・シティ・フットボールクラブの若い選手を保護するために、手順の大きな変更がその後実施され、これらの問題に対する認識が強化されることを確信しています」
なお、事実が判明したことにより、クラブは従業員に対して懲戒プロセスを構築するとのこと。そのため、個人に関連する事項の特定の詳細は公開しないとしている。
カーディフはウェールズの首都を本拠地としながら、ウェールズのリーグには参加せず、イングランドのリーグに参加。2013-14シーズン、2018-19シーズンはプレミアリーグに所属するなど、カーディフきっての強豪クラブだ。かつては稲本やジェイ、ベラミーの他、アーロン・ラムジーなどウェールズの有望な若手も所属。また、2019年1月にはナントから移籍が決定していたものの飛行機墜落事故に巻き込まれ命を落としたエミリアーノ・サラが加入するクラブでもあった。
PR
クレイグ・ベラミーの関連記事
カーディフの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
カーディフの人気記事ランキング
1
「素晴らしいヘッド」「ドンピシャだ」大橋祐紀が離脱から復帰後初ゴール! 3カ月ぶりの得点は高速クロスに頭で合わせる「復活おめでとう」
ブラックバーン・ローバーズの日本代表FW大橋祐紀が復活のゴールを記録した。 今シーズンからブラックバーンでプレーする大橋。サンフレッチェ広島からヨーロッパに挑戦した大橋。初のヨーロッパ挑戦となった中、開幕戦から2試合連続でゴールを記録するなど、得点力を見せつけていた。 しかし、元日に行われたリーズ・ユナイテッド戦で負傷すると2カ月離脱。3月に入り復帰すると、約3カ月ぶりにゴールを記録した。 カーディフ・シティ戦では開始早々に失点してブラックバーンがビハインドを負うが、16分に大橋が魅せる。 ボックス左に展開すると、エマニュエル・デニスがクロス。ニアサイドで待ち構えた大橋がヘディングシュート。ニアサイドを抜いてネットを揺らした。 ファンは「素晴らしいヘッドだ」、「よくやった」、「ドンピシャだ」、「復活おめでとう」とコメント。3カ月ぶりの今季6点目を喜んだ。 なお、試合はその後に失点しブラックバーンは敗戦。プレミアリーグ昇格を目指す中で、停滞敗戦となった。 <span class="paragraph-title">【動画】大橋祐紀が3カ月ぶりの復活ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="kMZtOt0Jzzc";var video_start = 25;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.16 22:20 Sun2
エミリアーノ・サラの死から3カ月、父オラシオさんが心臓発作で逝く…
今年1月に帰らぬ人となったアルゼンチン人FWエミリアーノ・サラの父のオラシオさんが、26日未明に心臓発作で亡くなっていたことが分かった。58歳だった。イギリス『デイリー・メール』など各メディアがアルゼンチンメディアの情報をもとに伝えている。 息子のエミリアーノは今年1月21日、フランスから移籍先のカーディフに渡るために乗っていた小型飛行機が墜落し消息不明に。翌月7日に、海に沈んでいた遺体がエミリアーノのものだと判明し死亡が確定した。 そしてそれからわずか3カ月。父のオラシオさんが突然の他界。原因は心臓発作だという。 サラの故郷、プログレソの市長を務めるジュリオ・ミュラー氏は、オラシオさんの妻のメルセデスさんから電話を受けたことを地元のラジオで語った。 「2019年はこの町の人々の心を和らげてくれるつもりはないようだ」 「朝5時、彼の妻からの電話が鳴った。彼女はとても動揺していた。医者はすでにその場にいたが、私が到着した頃には彼はすでに亡くなっていた」 「彼はエミリアーノの死を克服することはできなかった」 「遺体が発見されたとき、この事件は終わるかに思えた。しかし、パイロットのことが明るみになって、状況はさらに困難になった」 イギリスの航空事故調査当局によると、エミリアーノを乗せた小型飛行機を運転していたデイビッド・アイボットソン氏が商用飛行の免許を持っていなかったことが判明。 息子の死に大きな絶望に押しつぶされそうになっていたオラシオさんを襲った衝撃の事実。果てしない悲しみとの戦いの末に、オラシオさんはエミリアーノの後を追うように息を引き取った。 2019.04.26 20:30 Fri3
コヴェントリー坂元達裕が年末に続くゴールで今季3点目! 終盤の負傷にランパード監督は不安「タツを必要としている」
コヴェントリー・シティのMF坂元達裕が今シーズン3点目を記録した。 1日、コヴェントリーはチャンピオンシップ(イングランド2部)の第25節でカーディフ・シティとアウェイで対戦。コヴェントリーは途中から数的優位を得たが、結果は1-1のドローに終わった。 コヴェントリーは6分に先制されるも、後半開始早々に坂元が同点ゴール。ボックス内で競り勝ったFWエリス・シムズがシュートまで持ち込むと、こぼれ球を坂元が左足で叩き込んだ。 しかし、試合終盤に足首を負傷し、89分に交代。地元メディアの『Coventry Live』によると、フランク・ランパード監督が試合後に不安な心境を明かしている。 「(無傷で試合を終えられたと)願っている。ただ、タツは終盤にシュートを打とうとした際、(相手のタックルで)足首を強打したため、少し足を引きずっている。様子を見守るしかない」 「いくつかのポジションは他のポジションよりカバーできる選手が多いが、我々はタツを必要としている。彼はウイングで、ハジ(ハジ・ライト)とエフロン(エフロン・メイソン=クラーク)が戦列を離れているからだ」 2023年7月にベルギーのオーステンデから加わり、コヴェントリーで2シーズン目を過ごしている坂元。1年目は2024年2月に背中の負傷で、そのままシーズンを終えたが、2年目は開幕からコンスタントにプレーしていた。 11月末にランパード監督が就任して以降は先発が続いており、今シーズンはチャンピオンシップで23試合3ゴール3アシストを記録。12月27日に行われた第23節のプリマス・アーガイル戦でもヘディングから先制ゴールを決めていた。 <span class="paragraph-title">【動画】きっちり詰めていた坂元達裕が今季3点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Qigo8c-72go";var video_start = 34;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.02 19:00 Thu4
エミリアーノ・サラ悲劇の事故死から4年、カーディフがナントに移籍金一部を支払い
2019年1月に飛行機墜落事故で亡くなったエミリアーノ・サラに関して、カーディフがナントに移籍金の初回支払いを済ませたようだ。イギリス『BBC』が伝えている。 当時の移籍市場でナントからカーディフへの移籍が決まっていたサラは、フランスからイギリスに向かう小型飛行機が墜落し帰らぬ人となった。原因不明の航空機事故として当局による様々な調査が行われた中、クラブ間では同選手の所有権や移籍金をめぐって問題が発生していた。 移籍はカーディフが1700万ユーロを支払う予定となっていたが、事故が起きた瞬間の所有権はまだナント側にあったと主張し、移籍金の支払いを拒否。だがその後、FIFAはカーディフに対し冬の移籍市場での3年間の補強禁止処分を言い渡した。 そして、事故から4年が経つ中で、カーディフは分割支払いの1回目の支払いとして600万ユーロ(利息を含めると800万ユーロ)の支払いが行われたようだ。 なお、今回の支払いに際して、カーディフはFIFAに補強禁止処分の解除を要求しているとのことだ。 2023.01.11 22:00 Wed5