【質疑応答②】森保一監督、引いてくる相手に「賢く且つタフに粘り強く」《カタールW杯アジア2次予選》
2019.10.03 19:00 Thu
日本サッカー協会(JFA)は3日、10月の代表ウィークに臨む同国代表メンバー23名を発表した。
◆森保一監督(日本代表)
──アジア2次予選はアウェイでどう戦うかが一つポイントになる。今回だとタジキスタン戦があまり慣れていない場所での試合になるが
「戦い方としてどういう戦略や戦術を持って試合に臨んでくるかということは、予想はしますが、ただ相手がどういう戦い方をしてきても、我々がチームとしてやること、相手と戦っている中で、試合の流れや状況を読み、最善の判断を持って、選手たちには柔軟に戦ってほしいなと思います」
「前回のミャンマー戦の時も選手たちが集中力を持って、雨という状況の中、ピッチも水たまりがあったり、でこぼこであったりした中、しっかりと判断して選手たちは戦ってくれました。今回もいろいろな状況が起こりえるということを考えて、柔軟に対応して上回ってもらえればと思いますし、チームで必ず上回っていきたいと思います」
「招集に関して、ここにいるメディアの皆さんを初めとする日本代表を観てくださっている皆さんが、いろいろな考えを持たれているということは、人それぞれ見方や考え方があるので、そこは自由に批評して頂ければなと思います」
「2次予選を戦う前にミャンマー戦もそうでしたが、選んだ選手がベストだとお伝えしていますし、これまでも代表の活動において、その時のベストだということで選手を選考してきました。ベストということはメンバーを固定という訳ではなく、その活動の中で、いろいろと変わるものだというふうに思っています。今回のモンゴル戦、タジキスタン戦もチームとしての活動のベストだと考えて、2戦とも勝利できるようにと考えています」
「前回の9月に戦ったパラグアイは、夏の南米選手権でベスト8に入った強豪チーム。その後、ミャンマーというFIFAランクも我々よりもかなり下のチーム、力の差もかなりあるという見方もされる相手と、いろいろな戦い方ができるチームにしていきたいと思っています」
「我々が強くなることが世界の強豪はもちろん、アジアで下位のチームであっても、そこでより確実に勝つことで世界に勝ち抜いていくことにつながるということで、選手たちには言って、その2試合に戦い方の違いはあれど、ベストを尽くしていく、その時に勝つ選択をしていこうということで、選手たちには使い分けていくことを話しています」
「今回のモンゴル戦に関しても、勝利が戦う前から保障されているということはありません。もちろん、勝つことを目的に戦っていく中で、いろいろな状況に対応していけるように、それがチームでの戦術浸透をより深めていくことになりますし、どんな相手とも戦っていけるという自信につながっていけば、良いかなと思っています」
「代表チームの強化という意味では、今は東京オリンピックチームをA代表のラージグループとして見ています。2つの活動を同時に日本代表の強化とレベルアップにつなげていく、来年の東京オリンピックにつなげていく、2022年のカタール・ワールドカップにつなげていくというふうにメンバー選考をしています」
「メンバーが変わっていく中で、その時のテーマはもちろんですが、活動を通していく中で、相手が強かろうが弱かろうが、そこでオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチでいろいろな経験ができます。日本代表チームとして経験を共有しながら、A代表はワールドカップに向かっていく、東京オリンピックチームは、オリンピックに向かっていく、その時のベストと思ってやっていきたいと思います」
「引いた相手にどうやって崩していくかは、前回のミャンマー戦の時も、早く点が欲しいなか、圧力を持って戦いに挑んでくれることと共に、相手が強固な粘りの守備を見せているときには、しっかりと揺さぶりながら、相手を崩していく。それがコンビネーションなのか、サイドなのか、ディフェンスラインからの押上げで数的有利を作っていくのか、いろいろと戦い方があると思いますけど、選手たちが賢く戦ってくれたと思っています。次のモンゴル戦も賢く選手たちが戦ってくれること且つ、タフに粘り強くファイトして戦ってくれるように準備したいです」
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9月10日に敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選初戦でミャンマー代表を2-0で退け、白星スタートを切った日本。10月は2試合の2次予選が組まれており、10日に埼玉スタジアム2002でモンゴル代表と対戦後、続く15日にタジキスタン代表とのアウェイゲームに挑む。会見にはJFAの関塚隆技術委員長と、日本代表を率いる森保一監督が出席。メンバー発表後、森保監督はメディア陣からの質疑に応対し、今回のタジキスタン戦などのアウェイでの戦い方、今回の招集メンバーなどについて言及した。──アジア2次予選はアウェイでどう戦うかが一つポイントになる。今回だとタジキスタン戦があまり慣れていない場所での試合になるが
「戦い方としてどういう戦略や戦術を持って試合に臨んでくるかということは、予想はしますが、ただ相手がどういう戦い方をしてきても、我々がチームとしてやること、相手と戦っている中で、試合の流れや状況を読み、最善の判断を持って、選手たちには柔軟に戦ってほしいなと思います」
「前回のミャンマー戦の時も選手たちが集中力を持って、雨という状況の中、ピッチも水たまりがあったり、でこぼこであったりした中、しっかりと判断して選手たちは戦ってくれました。今回もいろいろな状況が起こりえるということを考えて、柔軟に対応して上回ってもらえればと思いますし、チームで必ず上回っていきたいと思います」
──モンゴルとの間とはチーム力に差があると思われるが、そういう相手にフルメンバーでやることに疑問に感じる点もある。そうなると、試合に特別なテーマを持ってやらなくては意味がないのではないかとも思うが、そういう考えはあるか
「招集に関して、ここにいるメディアの皆さんを初めとする日本代表を観てくださっている皆さんが、いろいろな考えを持たれているということは、人それぞれ見方や考え方があるので、そこは自由に批評して頂ければなと思います」
「2次予選を戦う前にミャンマー戦もそうでしたが、選んだ選手がベストだとお伝えしていますし、これまでも代表の活動において、その時のベストだということで選手を選考してきました。ベストということはメンバーを固定という訳ではなく、その活動の中で、いろいろと変わるものだというふうに思っています。今回のモンゴル戦、タジキスタン戦もチームとしての活動のベストだと考えて、2戦とも勝利できるようにと考えています」
「前回の9月に戦ったパラグアイは、夏の南米選手権でベスト8に入った強豪チーム。その後、ミャンマーというFIFAランクも我々よりもかなり下のチーム、力の差もかなりあるという見方もされる相手と、いろいろな戦い方ができるチームにしていきたいと思っています」
「我々が強くなることが世界の強豪はもちろん、アジアで下位のチームであっても、そこでより確実に勝つことで世界に勝ち抜いていくことにつながるということで、選手たちには言って、その2試合に戦い方の違いはあれど、ベストを尽くしていく、その時に勝つ選択をしていこうということで、選手たちには使い分けていくことを話しています」
「今回のモンゴル戦に関しても、勝利が戦う前から保障されているということはありません。もちろん、勝つことを目的に戦っていく中で、いろいろな状況に対応していけるように、それがチームでの戦術浸透をより深めていくことになりますし、どんな相手とも戦っていけるという自信につながっていけば、良いかなと思っています」
「代表チームの強化という意味では、今は東京オリンピックチームをA代表のラージグループとして見ています。2つの活動を同時に日本代表の強化とレベルアップにつなげていく、来年の東京オリンピックにつなげていく、2022年のカタール・ワールドカップにつなげていくというふうにメンバー選考をしています」
「メンバーが変わっていく中で、その時のテーマはもちろんですが、活動を通していく中で、相手が強かろうが弱かろうが、そこでオン・ザ・ピッチ、オフ・ザ・ピッチでいろいろな経験ができます。日本代表チームとして経験を共有しながら、A代表はワールドカップに向かっていく、東京オリンピックチームは、オリンピックに向かっていく、その時のベストと思ってやっていきたいと思います」
「引いた相手にどうやって崩していくかは、前回のミャンマー戦の時も、早く点が欲しいなか、圧力を持って戦いに挑んでくれることと共に、相手が強固な粘りの守備を見せているときには、しっかりと揺さぶりながら、相手を崩していく。それがコンビネーションなのか、サイドなのか、ディフェンスラインからの押上げで数的有利を作っていくのか、いろいろと戦い方があると思いますけど、選手たちが賢く戦ってくれたと思っています。次のモンゴル戦も賢く選手たちが戦ってくれること且つ、タフに粘り強くファイトして戦ってくれるように準備したいです」
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