レドナップ氏、甥ランパードに注意勧告
2019.08.06 22:30 Tue
ハリー・レドナップ氏が今季からチェルシーの指揮官に就任したフランク・ランパード監督(41)に警鐘を鳴らした。イギリス『メトロ』が報じた。
「フランクにとって厳しいシーズンになるだろう。彼がチェルシーでチャンスを得るのを見るのは素晴らしいことで、長期的に上手くいくことを確信しているが、彼らはエデン・アザールを失った」
「彼には大きな仕事があり、タフな1年になるだろう。彼らが4位以内に入ることができれば、大きな成果だ」
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チェルシーの昨シーズンはマウリツィオ・サッリ氏が監督を務め、リーグ戦3位、ヨーロッパリーグ優勝という成績を収めたが、シーズン終了後同氏はすぐにスタンフォード・ブリッジを去った。その後任として、ランパード監督は昨季のダービー・カウンティ指揮官としての功績と現役時の貢献度を考慮し今季からチェルシーに戻ってきた形となった。チャンピオンズリーグ優勝や、クラブの最多得点記録を持つレジェンドの帰還に期待と不安が渦巻く中、同監督の叔父にあたるレドナップ氏は甥のランパード監督にとって厳しいシーズンになるとの見解を示している。「彼には大きな仕事があり、タフな1年になるだろう。彼らが4位以内に入ることができれば、大きな成果だ」
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史上最高“究極”のオールラウンダー、フランク・ランパード
サッカーにおいての花形ポジションとされるのは、やはりストライカー。チームを勝利に導くその姿に憧れる子供は少なくなく、幼少期には誰もがゴールを奪いたい気持ちでプレーしたはずだ。 プロの世界になれば、それぞれのポジションにスペシャリストがおり、子供たちの憧れの的になる選手は様々。それでも、やはり目に見える結果が残せるFWの人気は高いだろう。 どの時代においても、わかりやすくスターになれるストライカーたち。しかし、FWでプレーしない選手でも数多くのゴールを決められることを証明した究極の選手がいる。それが、元イングランド代表のフランク・ランパードだ。 <span class="paragraph-title">◆IQ150以上の天才MF</span> ランパードのイメージは、やはりチェルシーだろう。2001年から2014年まで在籍し、中盤に君臨。ほとんどの試合でプレーする姿は、“鉄人”と呼ばれていた。 また、“ランプス”と呼ばれて愛されたランパードは、ロマン・アブラモビッチ氏がクラブを買収し、ジョゼ・モウリーニョ監督を迎えて急激に力をつけたチームにおいて、軸となって支えた1人として記憶に残っていることだろう。ランパード無くして、チェルシーの飛躍はなかったと言っても過言ではない。 しかし、ランパードのルーツは同じロンドンでもウェストハムにある。父は元イングランド代表DFのフランク・ランパード・シニア、伯父には監督として多くのクラブを率いたハリー・レドナップ氏を持ち、サッカー一家で育つ。 家庭は裕福であり、ランパードは運動能力に長けるだけでなく、学力も優れており、IQは150を超える天才。育ちもよく、恵まれた環境で能力も高いという、正にエリート街道を歩む選手だった。 そのランパードがプロ生活を始めたのがウェストハム。頭角を現し、イングランド代表としてもプレーする一方で、伯父が監督、父がコーチを務めていたことで、結果が出なければ非難を浴びることも多々あった。 また、イングランド代表にも早くに選ばれながら、なかなかブレイクせず。その流れもあり、環境変化を求めて移籍したチェルシーで、チームに欠かせない選手に一気に成長。クラブ、そしてイングランド代表にとっての柱となった。 <span class="paragraph-title">◆チェルシーと共に花開く</span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiI2T0tmR0VNTiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> キャリアを始めたウェストハムでも高い能力が認められていたランパード。世代別のイングランド代表に選ばれると、1999年10月10日にイングランド代表デビューを果たす。 しかし、ランパードの代表でのキャリアは順調にはいかない。デビュー後は、出番どころか招集もされず。2001年に入り再び代表に招集されるようになり、日韓ワールドカップ(W杯)の前にはコンスタントに招集を受けるが、最終的にはW杯出場を逃すことに。その後も、しばらく代表からは外れていった。 ランパードがイングランド代表に定着したのは2003年5月以降。チェルシーに移籍して2シーズン目の終わり頃。チームとしても変革を遂げる少し前にポジションを掴んでいく。 そのランパードは定着を果たすと、ユーロ2004ではレギュラーとしてプレー。大会3ゴールを挙げて、ベスト11に選ばれることに。その後のドイツW杯予選では5ゴールを挙げるなど、イングランド代表のW杯出場に大きく貢献する。 その頃、チェルシーはモウリーニョ監督の下でプレミアリーグ制覇を達成し、ランパードとしても乗っている時期と重なっている。 イングランド代表としては2010年の南アフリカW杯、2014年のブラジルW杯にも出場。その後に引退を表明しているが、106試合で29ゴールを記録。歴代10位のゴール記録であり、攻撃的なポジションではない選手では最もゴールを決めている選手となっている。 <span class="paragraph-title">◆類稀なる得点力を備えたオールラウンダー</span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJvM2hRUGZHcyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> そのランパードは、チェルシーでも当然輝きを放つ。2005年にはバロンドール、FIFA最優秀選手ともに全体の2位という栄誉を得る。なお、どちらも元ブラジル代表MFロナウジーニョが1位だった。 またクオリティの高いプレーもさることながら、愛称の“鉄人”が示す通り、プレミアリーグでは164試合連続出場記録を樹立。それまでは元イングランド代表GKデイビッド・ジェームズが保持していた記録であり、フィールドプレーヤーが達成するのは異例だった。 その後もチェルシーの中心選手として君臨し続けたランパード。プレミアリーグで3回、FAカップで4回、EFLカップで2回と国内で9つのタイトルを獲得。さらに、チャンピオンズリーグとヨーロッパリーグを1度ずつ制しており、クラブの黄金期を支えた。 それはタイトルのみならず、個人の成績でも大きく貢献。公式戦通算648試合に出場し211ゴール150アシストという大記録を樹立。出場数は同時期にプレーした生え抜きのDFジョン・テリーに次ぐ2位、ゴール数は名だたる名FWを差し置いてダントツの1位となっており、まさにクラブのレジェンドそのものとなっている。 しかし、成績とは裏腹に、あまり目立たないのがランパードの真骨頂と言えるだろう。同時期に同ポジションを争ったリバプールのMFスティーブン・ジェラードはスター選手として早くから扱われており、リバプールというクラブに出てきた期待の若手というのが大きな要因といえる。 一方で、選手としての能力だけで見れば、ランパードの方が優れているという声も多く、なんでもこなせるハイスペックなオールラウンダーとして評価。得点力、アシスト、さらには中盤でのタイトな守備や泥臭いプレーなど、全てにおいて高い能力を誇り、さらにはケガをほとんどしないことで愛されていた。 <div id="cws_ad"><hr>イングランド代表でも活躍し、チェルシーのレジェンドとして歴代最多ゴール数を誇るランパードが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>盟友のDFジョン・テリーやMFスティーブン・ジェラードと共に現役時代に魅せたゴールが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD?pid=worldsoccer2110&c=worldsoccer2110&is_retargeting=true&af_inactivity_window=3d&af_dp=ryan.app%3A%2F%2F&af_web_dp=http%3A%2F%2Fsakatsuku-rtw.sega.com%2F" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20211013.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2021.10.13 20:00 Wed2
7年ぶりに復帰なるか? ベイル、トッテナム時代は本当に凄かった
レアル・マドリーに所属するウェールズ代表FWガレス・ベイル(31)にトッテナムへの復帰の可能性が浮上している。 元々、ジネディーヌ・ジダン監督の構想外となり、退団の可能性が常に噂されてはいたものの、週給60万ポンド(約8100万円)という高額な給与もあり、中々具体的なチーム名が挙がらなかった中、ここ数年毎年のように可能性が報じられてきたトッテナム復帰の噂が再び過熱しているのだ。しかし今回はイギリスの公共放送局である『BBC』も報じるなど、例年と比べ確度は高い印象だ。 <div id="cws_ad">◆ベイルが無双!2012-13シーズンゴール集<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJseW9WU2MxdSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> マドリーでのベイルは、ラ・リーガ優勝やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇を経験した一方で、熱心なゴルフ愛好家としての一面や、代表活動中に「ウェールズ、ゴルフ、マドリー。これが優先順位」と記された巨大なフラッグを掲げるなどのクラブを軽視するかのような言動、そして相次ぐケガによる稼働率の低さが目立ち、サポーターからの信頼を失っている状態だが、トッテナム時代は今ほどの負傷癖もなく、間違いなく攻撃の中心として頼れる戦力であった。 2007年にサウサンプトンからトッテナムに加入したベイルだが、当時は左サイドバックとしてプレー。トッテナム加入以降、リーグ戦24試合、約2年に渡ってベイルが出場した試合ではトッテナムが勝利することができないというやや不名誉な事態が続いたが、当時のハリー・レドナップ監督が2009年9月26日のバーンリー戦で4-0とトッテナムのリードで迎えた85分からベイルを途中出場させ、このジンクスを終わらせたという稀有な出来事を経験している。 ベイルにとって転機となったのは2010-11シーズンのこと。一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発。2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦で、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンを圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスへと成長を遂げるが、最もハイパフォーマンスだったのは2012-13シーズンだろう。 この年、新進気鋭のポルトガル人指揮官アンドレ・ビラス=ボアスが監督に就任すると、ストライカー陣の不振や戦術の浸透の遅れもあり、ベイルをトップ下に置くシステムを採用した。トップ下のポジションで完全な自由を与えられたベイルは、その反則級の身体能力を武器にドリブル突破やミドルシュートを駆使してピッチ上で暴れ回った。 リーグ戦33試合に出場し21ゴール9アシストとまさに無双ともいえる活躍を見せたベイルは、そのシーズンオフに当時世界最高額の1億ユーロ(当時のレートで約130億円)とも言われた移籍金でマドリーへと旅立つ訳だが、それから7年が経過したいま、ベイルがロンドンの地へ舞い戻ることはあるのか。 もちろん、ジョゼ・モウリーニョ監督の戦術との相性やベイルのコンディションの問題など、片づけなければならない問題は山積みだが、ホワイト・ハート・レーンではなくトッテナム・ホットスパー・スタジアムのピッチに立つベイルの姿に期待を寄せるサポーターは少なくないのではないだろうか。 2020.09.17 16:01 Thuチェルシーの人気記事ランキング
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