日本代表MF乾貴士が1シーズンでエイバル復帰! 2022年までの3年契約

エイバルは24日、レアル・ベティスの日本代表MF乾貴士(31)が完全移籍で加入することを発表した。なお、契約期間は2022年6月30日までの3年契約となる。

乾は野洲高校から2007年に横浜F・マリノス入団。2008年7月にセレッソ大阪へ期限付き移籍すると、2009年1月に完全移籍。2011年8月にボーフムへと完全移籍する。

2012年7月にフランクフルトへ移籍すると、2015年8月にはエイバルへ移籍し、念願のスペインでのプレーを実現させる。
エイバルでは3シーズン過ごし、公式戦通算94試合に出場し11ゴール12アシストを記録。2016-17シーズンの最終節では、カンプ・ノウでのバルセロナ戦で2ゴールを記録するという偉業も成し遂げるなど、エイバルでは重要な中心選手として活躍していた。

2018年7月、ステップアップのためベティスへとフリートランスファーで加入するも満足する出場機会は得られず、2019年1月にアラベスへと移籍していた。アラベスではレギュラーとして活躍していたが、シーズン終盤はケガのため欠場が続いた。乾は、2018-19シーズンのリーガエスパニョーラで20試合に出場し2ゴールを記録。ヨーロッパリーグでも4試合でプレー。乾は、ベティスとは2021年までの3年契約を結び、日本で入団会見を行うなど注目を集めていたが、わずか1年での退団となってしまった。

乾は所属のマネジメント会社を通じ、エイバル復帰へコメントしている。

「今日再び、エイバルに完全移籍することになりました!」

「一度離れたクラブから、評価をしてもらいすごい嬉しいですし、また大好きな監督やチームメイトと刺激のある毎日を過ごせることに、今は本当にワクワクしています」

「エイバルを離れた一年間で得た経験をチームに還元し、新たな気持ちでより一層高みを目指して行きたいと思います。ラ・リーガ5シーズン目も、まずは自分自身がサッカーを思いっきり楽しみ、応援してくれる皆さんにも楽しんで貰えるよう頑張ります!」

「最後に、この1年過ごした、ベティスとアラベスに感謝したいです!両クラブとも忘れがたい大事な経験でした。ありがとうございました!」

エイバルは、公式発表前に日本の人気漫画である『キャプテン翼』、『ドラえもん』のGIFアニメをツイッター(@SDEibar)で投稿し、乾の復帰を匂わせていた。

なお、スペイン『マルカ』によるとベティスは当初400万ユーロ(約4億8000万円)の移籍金を要求していたが、200万ユーロ(約2億4000万円)まで引き下げたと報じている。また、乾はオーストリアでプレシーズンを過ごしているチームに合流。今週末の親善試合でプレーするとみられている。