ボローニャ主将ジェマイリ、ミハイロビッチ監督の白血病告白に「彼のために戦いたい」

2019.07.14 14:50 Sun
Getty Images
ボローニャでカピターノを務めるスイス代表MFブレリム・ジェマイリが、シニシャ・ミハイロビッチ監督の急性白血病発症の告白を受けてコメントした。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えた。
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13日に自身の健康問題に関する公式会見に出席したミハイロビッチ監督は、「急性白血病と診断された。相手は強力だが決して倒せないものではない。家族のため、子供たちのため、私を愛してくれている人たちのためにこの白血病との戦いに勝利する」と、急性白血病発症を告白すると共に完治に向けた強い意気込みを語った。ジェマイリは、白血病の治療と並行してボローニャの指揮官続投を宣言したセルビア人指揮官に対する率直な想いを語っている。
「監督は僕たちのためにもこの戦いに勝ってくれる。僕たちは彼の家族の一員だと感じているからね」

「これまでの6カ月間で彼が僕たちに与えた影響はとても大きかった。通常、これほどの短い期間でそのような影響を与えられる監督はそうはいないものだよ。それに僕たちは監督がどんなタイプの人間で、どれほど強い男であるかをよく知っているんだ。そして、微力ながら僕たちの力を監督に渡したいと思っているよ」
「彼のスタッフは彼の一部だと思っているし、僕たちはコーチングスタッフ全員が常に傍にいるように感じているよ。そして、僕たちは今後もしっかりとやるべきことをこなすことを監督に誓った。特に、僕自身はカピターノとしてもね」

「正直なところ、今朝はショックを受けていたよ。だけど、監督と話してからは、彼がすぐに僕たちのもとに戻ってきてくれることを確信したし、そのためにいつも通り仕事を続けるべきであることを理解したんだ」

「シニシャはいつも通りの笑顔で僕たちにやるべき仕事を続けて欲しいと話してくれた。だから、僕たちは監督の望み通りに仕事を続けたいと思っているんだ」

「監督は僕たちに進むべき道を示してくれた。僕たちはこの半年間、その道を彼に続いて歩んでいるところだ。彼は目標を達成するために僕たちを導いてくれる本物のリーダーなんだ」

「もちろん、今回の出来事は誰もが予期していなかったことだけど、僕たちはいつでも彼の傍にいる。ミハイロビッチは僕たちにとって父親のような存在なんだ。そして、僕たちは彼が自分たちのために戦ってくれるように、彼のために戦いたいと思っている」

今年1月末に降格圏の18位に低迷していたボローニャを引き継ぎ、規律と闘争心を植え付けて余裕の残留に導いた闘将と、選手たちの結束は家族のように固い。そして、強い父親が愛する息子たちのために困難な戦いに臨むように、息子たちも愛する父親のために戦うという強い意志を示している。

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