セットプレーからの2発でイタリアを撃破したオランダがベスト4進出! オランダは東京五輪の切符も獲得《女子W杯》

2019.06.30 00:01 Sun
Getty Images
女子ワールドカップ(W杯)2019準々決勝のイタリア女子代表vsオランダ女子代表が29日に行われ、0-2でオランダが勝利した。

ラウンド16で中国女子代表に2-0と勝利したイタリアと、なでしこジャパンに終盤のPKで2-1と勝利したオランダによるベスト4進出を懸けた一戦。
立ち上がりはオランダが積極的な仕掛けで攻勢を強めたが、イタリアも持ち味の堅い守りで主導権を握らせない。一進一退の攻防が続く中、イタリアは18分に左クロスをボックス内のボナンセアが頭で落とすと、最後はベルガマスキが胸トラップから右足で合わせたが、このシュートは力なく相手GKにキャッチされた。

さらにイタリアは36分、ベルガマスキのラストパスをボックス中央左で受けたジャチンティが左足を振り抜いたが、このシュートは枠の右に逸れた。

対するオランダは41分、ファン・ドンゲンのロングパスをペナルティアーク左で受けたミーデマがリナリ引っ張られ、FKを獲得。このFKをスピッツェが直接狙ったが、シュートは相手GKに防がれた。
ゴールレスで迎えた後半、イタリアはバルトリを下げてボアッティンを投入。しかし、先にチャンスを迎えたのはオランダ。58分、右CKのセカンドボールをボックス手前で拾ったファン・デ・ドンクがコントロールシュートで狙う。しかし、このシュートはクロスバーに弾かれた。

後半序盤からの猛攻で主導権を握るオランダは63分、バイタルエリア中央でFKを獲得すると、スピッツェが強烈なミドルシュートでゴールを狙ったが、これはわずかにゴール左に逸れた。

攻勢を続けるオランダは、70分に待望の瞬間が訪れる。左サイドで獲得したFKからスピッツェがクロスを供給すると、ゴール前に走り込んだミーデマがゴール右にヘディングシュートを流し込み、オランダが先制した。

さらに80分、オランダはスピッツェの右FKからファーサイドのファン・デル・グレースがヘディングシュートを突き刺し、追加点を奪った。

リードを広げたオランダは、87分にミーデマとファン・デル・グレースを下げてロードとデッカーを投入するなど試合を締めに掛かる。結局、試合はこのままタイムアップ。

セットプレーからの2発でベスト4進出を決めたオランダは、今大会の欧州上位3カ国に入ったため来年行われる東京オリンピックの出場権も同時に獲得した。

なお、オランダは7月3日に行われる準決勝でドイツとスウェーデンの勝者と対戦することになる。

イタリア女子 0-2 オランダ女子
【オランダ】
ミーデマ(後25)
ファン・デル・グレース(後35)

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ユーロ2024ベスト4決定! 優勝経験国は3つ、わずか1ゴールや唯一の全勝など4強の今大会を振り返る【ユーロ2024】

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パリ五輪出場逃したイングランド女子、ヴィーフマン監督が胸中明かす「何と言っていいのか分からない」

パリ・オリンピックの出場権を逃したイングランド女子代表のサリナ・ヴィーフマン監督が胸中を語った。イギリス『BBC』が伝えている。 今季スタートしたUEFA女子ネーションズリーグ(UWNL)はパリ・オリンピックの予選を兼ね、五輪の開催国であるフランスを除いた上位2カ国に本戦出場権が与えられる。 グループステージの最終節が5日に行われ、リーグAのグループA1に属するイングランドは、アウェイでスコットランド女子代表と対戦した。 同グループの試合前の状況は、オランダ女子代表が勝ち点「9」で首位、同勝ち点のイングランドが得失点差で「3」下回り、2位。ベルギー女子代表が勝ち点「8」で3位に付けていた。 同時刻キックオフで行われた同組の各試合は、後半のアディショナルタイム直前まではイングランドは5-0、オランダは2-0というスコア。この段階では総得点でイングランドが上回っていたが、90+1分にオランダが追加点、90+3分にはイングランドが、90+5分には再びオランダが再びゴールを決めるという、目まぐるしい椅子取りゲームが繰り広げられた。 イギリスの4カ国いずれかが上位に入れば、チームGBとしてパリ・オリンピックへの出場となる予定だったが、切符を逃すこととなった。 2022年の女子欧州選手権(ユーロ)優勝、今夏のオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でも準優勝したイングランド。五輪の切符を逃したヴィーフマン監督は「何と言っていいのか分からない」と、胸中を明かした。 「我々は6ゴールを決め、(ノックアウトステージ進出へ)相当に近づいたが、終了間際にオランダもゴールを決めてまった。これはどうすることもできません」 指揮官は「90+3分の得点でノックアウトステージ進出を決めたと思いました。オランダも(後半ATに)3点目を決めて驚きましたが、同じことは私たちにも起こるだろうと」と述べた。だが、再びの衝撃が走ることまでは予想できなかった。 「今日のパフォーマンスを本当に誇りに思っているので、正直、何と言っていいのか分かりませんが、結果が出ずにとても残念です」 W杯前には負傷者が続出し、今回の代表活動前にも主軸センターバックのミリー・ブライトが負傷。試合の日程について、もう少し選手への配慮が必要なのではないかとの提言も残した。 「ワールドカップが前には怪我や不運もあり、自分たちを追い込むことになりました。(大会後も)ほとんど休むことなく進むこととなり、9月には敗れました(vsオランダ1-2●)。選手たちは疲労を感じていて、さらなる負傷者もいたが、私たちは着実に成長していました」 「すべての主要トーナメントに出場したいと思うのは当然のことで、すべての選手がそれを望んでいます。しかし、もっと大きな視点でカレンダーを見るべきではないでしょうか。選手たちはロボットではなく、彼女たちにも休息が必要です。そう考えるのは明白なことでしょう」 <span class="paragraph-title">【動画】イングランドは大量6ゴールを挙げての勝利となったが…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="9imjsVQQYt4";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.12.06 19:45 Wed
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にわかに注目されるヴェグホルストの去就…母国オランダへ帰還? イングランド2部バーンリーに復帰?

オランダ代表FWワウト・ヴェグホルスト(31)の去就がにわかに注目されている。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 ユーロ2024初戦、名手ヴォイチェフ・シュチェスニーが最後尾を守るポーランド代表相手に、途中出場から2分で決勝点を叩き込んだオランダ代表の“ジョーカー”ヴェグホルスト。 一時期マンチェスター・ユナイテッドに所属した197cmストライカーは、21-22シーズンからバーンリーが保有し、ベシクタシュ、ユナイテッド、今季はホッフェンハイムとレンタル移籍を繰り返している格好だ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)に降格するバーンリーとの契約を来季も残すなか、ここ1カ月ほどは母国復帰の噂が絶えず。アヤックスとトゥベンテが接触し、ファブリツィオ・ロマーノ氏に言わせれば「アヤックスが獲得交渉をリード」だという。 一方、トゥベンテのジョセフ・オースティン監督はこのほど、取材対応で「ヴェグホルストは今朝もメールをくれた。(アヤックス行きは)噂に過ぎない」と獲得を諦めていないことを強調。ただ、こうも話す。 「ボールはバーンリーが握っているのだ。ヴェグホルストの契約はそこにあり、そもそもバーンリーが彼を放出するとは考えにくい」 素直に受け取れば、現役オランダ代表のヴェグホルストは来季2部リーグでプレーする可能性もあるようだが、今後の展開やいかに。ホッフェンハイム残留の線はない模様で、母国へ完全移籍で帰還、バーンリーでに復帰、あるいは4度目のレンタル…現状この3つが選択肢か。 2024.06.20 13:00 Thu

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