新指揮官探し難航のローマ、シャフタールのフォンセカ監督招へいに一本化か?

新指揮官探し難航中のローマがシャフタール・ドネツクのポルトガル人指揮官、パウロ・フォンセカ監督(46)の招へいに動いているようだ。イタリア『コッリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

今シーズン、エウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督、クラウディオ・ラニエリ監督という2人のイタリア人指揮官の下で、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の6位フィニッシュという厳しいシーズンを過ごしたローマ。

すでにラニエリ監督の今季限りでの退団が決定しており、クラブは来シーズンからの新指揮官探しに奔走。ジョゼ・モウリーニョ氏やアントニオ・コンテ氏、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督というビッグネームのほか、今季アタランタを3位に躍進させたジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督らの名前が候補に挙がっていた。
しかし、ことごとくその候補らに振られてしまい、新指揮官探しが難航している。

その中で新たに新指揮官候補に挙がっているのが、シャフタールのフォンセカ監督のようだ。ローマは同監督の招へいに向けて年俸250万ユーロ(約3億円)+ボーナスの3年契約を準備。すでに代理人ともコンタクトを取っているようだ。母国のパソス・フェレイラやポルト、ブラガなどで指揮を執ったフォンセカ監督は2016年6月からシャフタールを指揮。就任以降の3シーズンで国内リーグ3連覇を達成。また、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)ではマンチェスター・シティとナポリと同居したグループリーグを2位通過しベスト16進出。そのラウンド16では奇しくもローマと対戦し、ホームでの初戦を制すも最終的にアウェイゴール数の差で敗退となっていた。

なお、フォンセカ監督招へいに一本化したとみられるローマだが、サッスオーロのロベルト・デ・ゼルビ監督(38)と、ボローニャのシニシャ・ミハイロビッチ監督(50)への関心も失っていないようだ。