【CL決勝プレビュー】劇的過ぎる2チームによる11年ぶりのイングランド勢対決!《トッテナムvsリバプール》
2019.06.01 12:00 Sat
2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝、トッテナムvsリバプールが日本時間6月1日28:00からスペイン・マドリードのエスタディオ・メトロポリターノで開催される。初のファイナル進出でCL初優勝を目指すトッテナムと、2年連続のファイナル進出で2004-05シーズン以来、通算6度目のヨーロッパ制覇を目指すリバプールによる、11年ぶりのイングランド勢同士のファイナルだ。
昨夏、今冬の移籍市場で新戦力補強ゼロに終わり、多くの負傷者に悩まされたトッテナム。それでも、就任5年目となったポチェッティーノ監督の下、チームとしての一体感、アルゼンチン人指揮官の多彩な戦術を武器にバルセロナ、インテル、PSVと同居した厳しいグループで2位通過を果たす。さらに、決勝トーナメントではドルトムント、マンチェスター・シティ、アヤックスと難敵を相手にまるで漫画や映画のような劇的過ぎる勝ち上がりをみせ、クラブ史上初のファイナル進出を果たした。
◆劇的に次ぐ劇的な戦いぶり!
一方、昨季ビッグイヤー獲得に迫りながらもレアル・マドリーとのファイナルで散ったリバプールは昨夏、新守護神アリソン、MFファビーニョ、MFナビ・ケイタ、FWシャキリら積極補強に打って出て課題の守備の改善に着手。そして、パリ・サンジェルマン(PSG)、ナポリ、ツルヴェナ・ズヴェズダと同居したグループを2位通過を果たし、決勝トーナメントではバイエルン、ポルトを連破。そして、優勝候補バルセロナと対峙した準決勝では1stレグの0-3の敗戦からホームでの2ndレグで4-0と逆転するCL史に残る大逆転劇で2年連続のファイナル進出を決めた。
◆敵地で苦戦も要塞アンフィールドで圧巻の強さ!
両チームのUEFA主催大会での対戦は今回が通算3度目。1972-73シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)準決勝では共にホームチームが勝利もリバプールがアウェイゴール数の差で勝ち上がっている。また、ポチェッティーノ監督とクロップ監督の就任以降の両者の対戦成績はリバプールの4勝1敗4分けとなっており、今季プレミアリーグでの2度の対戦は共にリバプールが2-1のスコアで勝利している。
前述の対戦成績と今季のプレミアリーグの順位(リバプール2位97pt、トッテナム4位71pt)を考えれば、リバプールの圧倒的優位は揺るがない。その一方で、懸念材料はクロップ監督のカップ戦決勝における戦績だ。ドイツ人指揮官はリバプールで2017-18シーズンにCL、2015-16シーズンにEL、ドルトムント時代の2012-13シーズンにCLと3度のファイナルすべてで敗戦。
また、アトレティコ・マドリーの本拠地であるエスタディオ・メトロポリターノでの中立地開催という部分で気になるのは、今季CLにおけるアウェイゲームの戦績だ。トッテナムはアヤックス、ドルトムントに勝利しバルセロナ相手に引き分けるなど2勝2敗2分け。一方、リバプールはバイエルン、ポルトに勝利も格下ツルヴェナ・ズヴェズダに完敗するなど2勝4敗。新スタジアム建設の関係で聖地ウェンブリーを長らく間借りした経験も含めれば、この部分ではトッテナムにやや分がありそうだ。
なお、今回の決勝を裁くのはスロベニア人審判のダミル・スコミナ氏。2016-17シーズンのアヤックスvsマンチェスター・ユナイテッドのEL決勝や2度のユーロ、ロシア・ワールドカップ(W杯)を経験したベテランレフェリーだ。
今季CLではラウンド16の1stレグ、アヤックスvsレアル・マドリーでCL史上初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を用いてアヤックスのDFニコラス・タグリアフィコのゴールを取り消した。さらに、PSGvsユナイテッドでは試合終了間際にDFプレスネル・キンペンベのハンドをVARの末に取り、結果的にPSGをベスト16敗退に追い込んだことが話題になっていた。
▽トッテナム予想スタメン
DF:トリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:なし
出場停止者:FWヤンセン(登録外)
出場停止者はいないが、CL登録メンバー外のヤンセンが起用できない。負傷者に関しては長期離脱明けのケインとウィンクスの2人に、ヴェルトンゲン、ダビンソン・サンチェスのコンディションに不安が残るものの全選手が起用可能な状態だ。
システムに関しては3バックの可能性は低いが、[4-2-3-1]、[4-3-1-2]のどちらを採用するか微妙な状況だ。また、スタメンに関してはケインとウィンクスの起用が難しい場合、ルーカス・モウラとワニャマが代役を担う。また、デレ・アリをベンチに置きルーカスとソン・フンミンを両ウイングに配する形も想定される。
▽リバプール予想スタメン

DF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:MFナビ・ケイタ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはナビ・ケイタが唯一の欠場となり、直近数試合を欠場していたフィルミノも先発に戻れる見込みだ。
スタメンに関してはフィルミノの先発起用が難しい場合、FWオリジが代役に入ってワイナルドゥムとミルナーの激しいポジション争いではワイナルドゥムを先発予想とした。
★注目選手
◆トッテナム:MFムサ・シソコ
今回のリバプール戦においてはキーマンの1人であるマネとロバートソンの相手左サイドのケア、中盤に落ちて起点となるフィルミノの監視という守備面のマルチタスク。攻撃面では相手ウイングが外へのパスコースを切って中に誘導する守備を採用する中、ニューカッスル時代の盟友ワイナルドゥムやミルナー、ヘンダーソンとの肉弾戦を制してボールをキープし、クリーンなボールを前線の味方に届ける仕事が求められる。また、リーグ戦での前回対戦では後半終盤のカウンターチャンスでDFファン・ダイクの“パーフェクトディフェンス”に阻まれたことが注目を集めてしまい、その屈辱を振り払いたい。
過去2年間の困難を受け入れ、多くの批判に晒された中でも自身を信じて努力を重ねてきたシソコ。その美しき再生のシーズンの締めくくりは、自身の今季初ゴールでのクラブ史上初のCL制覇。そして、試合後のエスタディオ・メトロポリターノでスパーズファンによる、「Oh Moussa Sissoko」の大合唱が鳴り響くか。
◆リバプール:FWモハメド・サラー
今季は22ゴールで2年連続リーグ得点王に輝いた一方、相手の徹底マークに遭い昨季ほどのインパクトを残すことができず。また、バルセロナとの準決勝2ndレグでは直近のリーグ戦で負った脳震とうによって相棒フィルミノと共にスタンドからチームの劇的勝ち上がりを見守ることになった。そのため、チームに連れてきてもらった2年連続のCL決勝の舞台では誰よりも強い気持ちで臨むはずだ。
リバプール加入後の対トッテナムの成績は4試合で3ゴールと相性が良い。今季の2度の対戦ではゴールこそなかったが、直近の対戦では試合終了間際に相手のオウンゴールを誘発するヘディングシュートを放っていた。休養十分で臨む今回の一戦では鋭い仕掛けで対面のDFローズとDFヴェルトンゲンの壁を破り、エースとして決定的な仕事を果たすと共に快足を生かした前線からのプレスでもチームを助けたい。
◆最注目はソン・フンミンvsアーノルド!
◆世界最高峰のプレッシングゲームに!
昨夏、今冬の移籍市場で新戦力補強ゼロに終わり、多くの負傷者に悩まされたトッテナム。それでも、就任5年目となったポチェッティーノ監督の下、チームとしての一体感、アルゼンチン人指揮官の多彩な戦術を武器にバルセロナ、インテル、PSVと同居した厳しいグループで2位通過を果たす。さらに、決勝トーナメントではドルトムント、マンチェスター・シティ、アヤックスと難敵を相手にまるで漫画や映画のような劇的過ぎる勝ち上がりをみせ、クラブ史上初のファイナル進出を果たした。
◆劇的に次ぐ劇的な戦いぶり!
一方、昨季ビッグイヤー獲得に迫りながらもレアル・マドリーとのファイナルで散ったリバプールは昨夏、新守護神アリソン、MFファビーニョ、MFナビ・ケイタ、FWシャキリら積極補強に打って出て課題の守備の改善に着手。そして、パリ・サンジェルマン(PSG)、ナポリ、ツルヴェナ・ズヴェズダと同居したグループを2位通過を果たし、決勝トーナメントではバイエルン、ポルトを連破。そして、優勝候補バルセロナと対峙した準決勝では1stレグの0-3の敗戦からホームでの2ndレグで4-0と逆転するCL史に残る大逆転劇で2年連続のファイナル進出を決めた。
両チームのUEFA主催大会での対戦は今回が通算3度目。1972-73シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)準決勝では共にホームチームが勝利もリバプールがアウェイゴール数の差で勝ち上がっている。また、ポチェッティーノ監督とクロップ監督の就任以降の両者の対戦成績はリバプールの4勝1敗4分けとなっており、今季プレミアリーグでの2度の対戦は共にリバプールが2-1のスコアで勝利している。
前述の対戦成績と今季のプレミアリーグの順位(リバプール2位97pt、トッテナム4位71pt)を考えれば、リバプールの圧倒的優位は揺るがない。その一方で、懸念材料はクロップ監督のカップ戦決勝における戦績だ。ドイツ人指揮官はリバプールで2017-18シーズンにCL、2015-16シーズンにEL、ドルトムント時代の2012-13シーズンにCLと3度のファイナルすべてで敗戦。
さらに、国内カップではドルトムント時代の2011-12シーズンにDFBポカール制覇を経験も、ドルトムントで2度、リバプールで2015-16シーズンのEFLカップ決勝で敗退と、“シルバーコレクター”という嬉しくない称号を持っている。なお、ポチェッティーノ監督の指導者キャリアで唯一のカップ戦ファイナルは2014-15シーズンのEFLカップ決勝だったが、このときはチェルシーに0-2で敗れている。
また、アトレティコ・マドリーの本拠地であるエスタディオ・メトロポリターノでの中立地開催という部分で気になるのは、今季CLにおけるアウェイゲームの戦績だ。トッテナムはアヤックス、ドルトムントに勝利しバルセロナ相手に引き分けるなど2勝2敗2分け。一方、リバプールはバイエルン、ポルトに勝利も格下ツルヴェナ・ズヴェズダに完敗するなど2勝4敗。新スタジアム建設の関係で聖地ウェンブリーを長らく間借りした経験も含めれば、この部分ではトッテナムにやや分がありそうだ。
なお、今回の決勝を裁くのはスロベニア人審判のダミル・スコミナ氏。2016-17シーズンのアヤックスvsマンチェスター・ユナイテッドのEL決勝や2度のユーロ、ロシア・ワールドカップ(W杯)を経験したベテランレフェリーだ。
今季CLではラウンド16の1stレグ、アヤックスvsレアル・マドリーでCL史上初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を用いてアヤックスのDFニコラス・タグリアフィコのゴールを取り消した。さらに、PSGvsユナイテッドでは試合終了間際にDFプレスネル・キンペンベのハンドをVARの末に取り、結果的にPSGをベスト16敗退に追い込んだことが話題になっていた。
◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:トリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:なし
出場停止者:FWヤンセン(登録外)
出場停止者はいないが、CL登録メンバー外のヤンセンが起用できない。負傷者に関しては長期離脱明けのケインとウィンクスの2人に、ヴェルトンゲン、ダビンソン・サンチェスのコンディションに不安が残るものの全選手が起用可能な状態だ。
システムに関しては3バックの可能性は低いが、[4-2-3-1]、[4-3-1-2]のどちらを採用するか微妙な状況だ。また、スタメンに関してはケインとウィンクスの起用が難しい場合、ルーカス・モウラとワニャマが代役を担う。また、デレ・アリをベンチに置きルーカスとソン・フンミンを両ウイングに配する形も想定される。
◆リバプール◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソンDF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:MFナビ・ケイタ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはナビ・ケイタが唯一の欠場となり、直近数試合を欠場していたフィルミノも先発に戻れる見込みだ。
スタメンに関してはフィルミノの先発起用が難しい場合、FWオリジが代役に入ってワイナルドゥムとミルナーの激しいポジション争いではワイナルドゥムを先発予想とした。
★注目選手
◆トッテナム:MFムサ・シソコ

Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは、加入3年目で完全覚醒した救世主シソコだ。ニューカッスルから加入してからの直近2シーズンはポチェッティーノ監督やファンの期待を大きく裏切ってきたシソコだが、今シーズンは圧倒的な身体能力とスタミナ、ユーティリティー性を武器に、セントラルMFの主力として公式戦43試合に出場。相手をなぎ倒すドリブルに抜群のキープ力、被カウンター時を中心にスピードに乗った相手アタッカーを捕まえ切る好守備で、世界屈指のボックス・トゥ・ボックスプレーヤーに進化を遂げた。そして、先日にはクラブ・レジェンズが選ぶ今季の年間MVPを受賞した。今回のリバプール戦においてはキーマンの1人であるマネとロバートソンの相手左サイドのケア、中盤に落ちて起点となるフィルミノの監視という守備面のマルチタスク。攻撃面では相手ウイングが外へのパスコースを切って中に誘導する守備を採用する中、ニューカッスル時代の盟友ワイナルドゥムやミルナー、ヘンダーソンとの肉弾戦を制してボールをキープし、クリーンなボールを前線の味方に届ける仕事が求められる。また、リーグ戦での前回対戦では後半終盤のカウンターチャンスでDFファン・ダイクの“パーフェクトディフェンス”に阻まれたことが注目を集めてしまい、その屈辱を振り払いたい。
過去2年間の困難を受け入れ、多くの批判に晒された中でも自身を信じて努力を重ねてきたシソコ。その美しき再生のシーズンの締めくくりは、自身の今季初ゴールでのクラブ史上初のCL制覇。そして、試合後のエスタディオ・メトロポリターノでスパーズファンによる、「Oh Moussa Sissoko」の大合唱が鳴り響くか。
◆リバプール:FWモハメド・サラー

Getty Images
リバプールの注目プレーヤーは昨季ファイナルで無念の負傷交代となったエースのサラーだ。昨夏、ローマから加入して瞬く間にアンフィールドのファラオとなったエジプト代表FWは、昨季の公式戦52試合で44ゴール16アシストと驚異的なスタッツを記録。プレミアリーグ得点王を始め、リーグ年間MVPなど獲得可能な個人タイトルをほぼ独占する最高のシーズンを送った。ただ、唯一の心残りがレアル・マドリーとのCL決勝での負傷交代だった。今季は22ゴールで2年連続リーグ得点王に輝いた一方、相手の徹底マークに遭い昨季ほどのインパクトを残すことができず。また、バルセロナとの準決勝2ndレグでは直近のリーグ戦で負った脳震とうによって相棒フィルミノと共にスタンドからチームの劇的勝ち上がりを見守ることになった。そのため、チームに連れてきてもらった2年連続のCL決勝の舞台では誰よりも強い気持ちで臨むはずだ。
リバプール加入後の対トッテナムの成績は4試合で3ゴールと相性が良い。今季の2度の対戦ではゴールこそなかったが、直近の対戦では試合終了間際に相手のオウンゴールを誘発するヘディングシュートを放っていた。休養十分で臨む今回の一戦では鋭い仕掛けで対面のDFローズとDFヴェルトンゲンの壁を破り、エースとして決定的な仕事を果たすと共に快足を生かした前線からのプレスでもチームを助けたい。
◆最注目はソン・フンミンvsアーノルド!
◆世界最高峰のプレッシングゲームに!
トッテナムの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
|
|
トッテナムの人気記事ランキング
1
「トッテナム」は禁止、「スパーズ」で…クラブが改めて通達、放送局からも「トッテナム」表記が消える
現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多い。 「トッテナム」と言えば、「トッテナム・ホットスパー」と誰もが考える状況。イギリス『スカイ・スポーツ』もプレミアリーグの順位表などを伝える時には「Tottenham(トッテナム)」とこれまで表記してきた。しかし、ここにきて「Spurs(スパーズ)」の表記に変更されていた。 『The Athletic』によると、2月10日、クラブからプレミアリーグの放送局に通達があったとのこと。「トッテナム・ホットスパーの名称変更」というメールが届いたという。 「トッテナム・ホットスパーはクラブ名に関して説明を行った。クラブは主にトッテナム・ホットスパーとして知られるよう要請し、短縮形としてスパーズが好まれている。クラブはトッテナムと呼ばれないよう要請する」 この通達は世界中のプレミアリーグの放送局に対して送られたとのこと。プレミアリーグの公式サイトでも、「Tottenham(トッテナム)」の表記はなく、「Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)」か「Spurs(スパーズ)」のみになったという。 そもそも、クラブは2011年以来、「トッテナム」と呼ばれることは好ましくないというスタンス。「トッテナム」とは地域の名前であり、クラブ名ではないということが理由だ。 2024年11月にリマスターされたブランドアイデンティティを発表。「ユナイテッド、シティ、ローバーズが溢れるこの世界で、ホットスパーはただ1つ、トッテナム・ホットスパーだけです。チームやブランドについて言及する際は、『トッテナム・ホットスパー』、『トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ』、または『THFC』を使用してください。決して我々のクラブを『トッテナム』、『トッテナム・ホットスパーFC』、または『TH』と呼ばないでください」とのことだ。 「スパーズ」でも確かに多くの人にとっては印象付けられる一方で、世界的に見ればNBAの「サンアントニオ・スパーズ」もあり、混同される可能性もゼロではない。むしろ「トッテナム」の方が唯一無二。いずれにしても、クラブの方針としては「トッテナム」とは呼ばれなくないようなので、ファン・サポーターの方は改めて認識すると良いかもしれない。 2025.02.22 23:55 Sat2
フランス代表とトッテナムで長年正GKの座を確保、ウーゴ・ロリス【ピックアップ・プレイヤー】
サッカーでは、GK、DF、MF、FWとそれぞれ役割の全く異なるポジションで、それぞれにスター選手がいる。今回の企画『Pick Up Player』では、現役を問わず各クラブを代表する選手たちをプレー動画付きで紹介していく。 今回はトッテナムのフランス代表GKウーゴ・ロリスだ。 <div id="cws_ad">◆フランス代表とトッテナムの守護神ロリスのセーブ集<br /><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiIxNEFPRElHQSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ニースで生まれたロリスが、兄弟共にサッカー選手という家庭で育った。ニースの下部組織で育つと、2005年にトップチームデビューを果たす。徐々に当時の守護神ダミアン・グレゴリーニから定位置を奪うと、2007-08シーズンには、チームは8位ながらもリーグ最少失点を記録した。 そして、グレゴリー・クーペの後釜を探していたリヨンへと移籍。2シーズン連続でリーグ最優秀GKに選ばれるなど、その実力を示していく。 そして2012年夏の移籍市場最終日にトッテナムへと移籍。当時プレミアリーグ連続試合出場記録(310試合)を更新中だった元アメリカ代表GKブラッド・フリーデルからポジションを奪い、以降8年間に渡って同クラブの絶対的守護神に君臨。ここまで公式戦321試合に出場している。 トッテナムでは、2015-16シーズンからキャプテンに就任すると、若手選手が多いチームでまとめ役として引っ張り、チームのプレミアリーグ3位フィニッシュに大きく関与。2018-19シーズンはクラブ史上初のチャンピオンズリーグ決勝進出にも大きく貢献した。 また、2008年にデビューを果たしたフランス代表でも、長年守護神を務め通算114試合に出場。こちらでもキャプテンを務めている。2018年のロシア・ワールドカップでも正GKとして君臨し、世界王者の座を掴み取った。 その反射神経とセービング能力は疑いの余地がないものの、足元の技術のなさと、たまに見せるミスで本来の実力よりも過小評価されている感が否めないロリスだが、マウリシオ・ポチェッティーノ前監督体制下からは、試合の組み立てにも参加するようになり、キック精度にも成長が見られた。 キャプテンシーも健在で、6日のプレミアリーグ第33節エバートン戦では守備を怠った韓国代表FWソン・フンミンに対して厳しく要求をしていた場面もあった。 今季のトッテナムは昨季終盤からの不振を引きずるリーグ戦において、10位に低迷しているが、ここ数年プレミアリーグのトップ4の常連に成長したトッテナムにおいて今でも欠かせない存在であることに間違いはない。 2020.07.10 19:00 Fri3
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed4
デレ・アリが壮絶な半生語る…幼少期の性的虐待被害、麻薬取引、薬物依存症…
現在、キャリアのどん底に沈むエバートンの元イングランド代表MFデレ・アリ(27)が、これまでの壮絶な人生を包み隠さずに語った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 プロキャリアをスタートしたMKドンズでまばゆい輝きを放ち、ステップアップを遂げたトッテナムでは、マウリシオ・ポチェッティーノ率いる近年のクラブ全盛期をけん引したデレ・アリ。 一時はレアル・マドリーを始め、国内外のメガクラブからの関心を集め、フランク・ランパードやスティーブン・ジェラードに続くイングランド屈指の攻撃的MFへの成長も期待された。 だが、2018-19シーズン辺りから細かい負傷やパフォーマンスの低下に加え、以前から懸念された素行問題が目立つようになると、2022年1月には構想外のトッテナムを離れてエバートンへ完全移籍。しかし、その新天地でもかつての輝きを取り戻せず、昨シーズンはトルコのベシクタシュにレンタル移籍。しかし、再起を期して選択した自身初の国外移籍ではシーズン途中に構想外になる屈辱を味わい、依然としてどん底の状態を抜け出せずにいる。 そういった中、27歳MFはイギリス『スカイ・スポーツ』でコメンテーターを務めるガリー・ネビル氏の『The Overlap』のロングインタビューで、幼少期の性的虐待被害、麻薬取引、薬物依存症というセンセーショナルな内容を含め、これまでの壮絶な人生を包み隠さずに語った。 まず初めにデレ・アリは自身が先日までメンタルヘルスのためのリハビリ施設に通っていたことを明かした。 「今、何が起こっているのかを人々に話すにはおそらく今が適切な時期だと思う。正直、話すのは難しいよ。それはごく最近のことでもあるし、長い間隠してきたこともあるし、話すのが怖いからだ。だけど、僕はそれが最も正しいことだと考えている」 「トルコから帰国して、手術が必要であることが分かり、精神的にもひどい状態だったんだ。だから、メンタルヘルスのためにリハビリ施設に行くことにした。施設は依存症、メンタルヘルス、トラウマを扱っている。そして今が自分のための時間だと感じたんだ」 「そこに行くように言われるのは適切ではない。自分で理解し、決断しなければうまくいかないからね。僕は自分に害を及ぼすものに依存するという悪いサイクルに陥っていた」 「毎日、目が覚めて試合にに勝って、トレーニングに臨み、笑顔で幸せを感じていた。だけど、心の中では間違いなく戦いに負けていたんだ。それを変えるときが来た。僕はそこに6週間通った、エバートンはそれについて素晴らしいサポートをしてくれた」 さらに、ここ数年に渡って自身が睡眠薬中毒に陥っていたことを明かした。 「それは長い間続いていて、自分でも気づかないうちに、飲酒であろうと何であろうと、自分の感情を麻痺させるためにやっていたことだと思う。僕は睡眠薬中毒になったけど、おそらくそれは自分だけの問題ではないと考えている」 「フットボール界ではおそらく人々が思っている以上にこの問題が蔓延していると思っているよ。もしかしたら僕がカミングアウトしてそれについて話すことが助けになるかもしれない」 「ただ、誤解しないでほしい。僕らのスケジュールでは、睡眠薬がうまく働くこともある。時々、睡眠薬を服用するのは問題ないけど、僕と同じように壊れているとき、それは逆効果になる可能性がある」 「効果が出なくなるまでは正しく機能するけど、僕は間違いなくそれらを乱用しすぎた。僕は問題の根本、つまり自分が大人になったときに抱えていたトラウマに真剣に向き合ったことがなかったんだ」 「それがどれだけひどいことなのか理解できなかった。僕は一人ですべてに対処しようとした。養子縁組している家族も、悲しくなるんだけど、僕を泣きながら部屋に連れていって、僕が何を考えているのか、どう感じているのか、話してほしいと言うんだ。だけど、僕にはそれができなかった」 「ただ、自分だけで対処したかったんだ。僕は数年間自分を見失った。自分の命を救ってくれた家族がいるのに、僕はみんなを追い払い、誰の助けも受け入れなかった。泣きながら、何が間違っていたのか教えてほしいと懇願されたけど、僕は何も言わなかった」 「家族はそれらついて何度か聞いてきたけど、僕はそれらを服用したことがないと誓った、それが問題の一部だったんだ。僕は助けを望んでいなかったし、依存症ではないと自分に言い聞かせた。だけど、実際は間違いなく依存症であり、助けが必要だったんだ」 「チームがそれらを与えるのには理由がある。つまり寝るためだ。だけど、僕はそんな使い方はしなかった。一日中それを服用していたし、休みの場合は午前11時から時々服用していた。だけど、プレー中であれば決して服用しなかった。だけど、現実から逃げるために、早めに服用していた」 また、2016年に「アリの姓とは何の関係もない」とユニフォームの登録名を変更し、母親がアルコール依存症と闘うために養子に出されたことは広く知られるところだが、その幼少期に性的虐待の被害に遭っていたことを初めて告白した。 「これについてはあまり話したことはない。簡単に理解できるような事件がいくつかあったんだ。6歳のとき、よく家に来ていた母の友人から性的虐待を受けた。当時、母はアルコール依存症だった」 「それは6歳のときの出来事だった。その後、規律を学ぶためにアフリカに送られ、その後送り返された。7歳で喫煙を始め、8歳で麻薬の取引を始め、麻薬を売り始めた。たしか年上の人から、自転車に乗った子供は止められないと言われていたから、サッカーボールを持って走り回り、ドラッグを手に入れた」 「11歳、隣の家の男によって橋から吊り下げられた。12歳、僕は養子縁組され、素晴らしい家族に養子縁組されたんだ。彼らより良い人たちの養子になることを望むことはできないよ。もし神が人を創造したとしたら、それは彼らだった」 「一緒に暮らし始めたとき、彼らに心を開くのは難しかったよ。だけど、僕は彼らにとってできる限り最高の子供になろうと努力した。だけど、多くの人に同情すべきとは思われたくないんだ」 壮絶な自身の半生を包み隠さずに語ったデレ・アリだが、ネビル氏の最初の質問となった「大丈夫か?」との問いに対しては、「そう思うよ。確かによく聞かれる質問だけど、久しぶりに本気でそう言えるよ。フットボールに対する情熱が戻ってきたんだ」と、その表情を含めて少し吹っ切れた様子を見せた。 さらに、「自分がどれだけうまくなれるかを分かっているし、自分が正しいことを証明したい」と再起に向けて前向きな姿勢を示している。 2023.07.13 20:28 Thu5
