【CL決勝プレビュー】劇的過ぎる2チームによる11年ぶりのイングランド勢対決!《トッテナムvsリバプール》

2019.06.01 12:00 Sat
Getty Images
2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝、トッテナムvsリバプールが日本時間6月1日28:00からスペイン・マドリードのエスタディオ・メトロポリターノで開催される。初のファイナル進出でCL初優勝を目指すトッテナムと、2年連続のファイナル進出で2004-05シーズン以来、通算6度目のヨーロッパ制覇を目指すリバプールによる、11年ぶりのイングランド勢同士のファイナルだ。

昨夏、今冬の移籍市場で新戦力補強ゼロに終わり、多くの負傷者に悩まされたトッテナム。それでも、就任5年目となったポチェッティーノ監督の下、チームとしての一体感、アルゼンチン人指揮官の多彩な戦術を武器にバルセロナ、インテル、PSVと同居した厳しいグループで2位通過を果たす。さらに、決勝トーナメントではドルトムント、マンチェスター・シティ、アヤックスと難敵を相手にまるで漫画や映画のような劇的過ぎる勝ち上がりをみせ、クラブ史上初のファイナル進出を果たした。

◆劇的に次ぐ劇的な戦いぶり!

一方、昨季ビッグイヤー獲得に迫りながらもレアル・マドリーとのファイナルで散ったリバプールは昨夏、新守護神アリソン、MFファビーニョ、MFナビ・ケイタ、FWシャキリら積極補強に打って出て課題の守備の改善に着手。そして、パリ・サンジェルマン(PSG)、ナポリ、ツルヴェナ・ズヴェズダと同居したグループを2位通過を果たし、決勝トーナメントではバイエルン、ポルトを連破。そして、優勝候補バルセロナと対峙した準決勝では1stレグの0-3の敗戦からホームでの2ndレグで4-0と逆転するCL史に残る大逆転劇で2年連続のファイナル進出を決めた。
◆敵地で苦戦も要塞アンフィールドで圧巻の強さ!

両チームのUEFA主催大会での対戦は今回が通算3度目。1972-73シーズンのUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)準決勝では共にホームチームが勝利もリバプールがアウェイゴール数の差で勝ち上がっている。また、ポチェッティーノ監督とクロップ監督の就任以降の両者の対戦成績はリバプールの4勝1敗4分けとなっており、今季プレミアリーグでの2度の対戦は共にリバプールが2-1のスコアで勝利している。

前述の対戦成績と今季のプレミアリーグの順位(リバプール2位97pt、トッテナム4位71pt)を考えれば、リバプールの圧倒的優位は揺るがない。その一方で、懸念材料はクロップ監督のカップ戦決勝における戦績だ。ドイツ人指揮官はリバプールで2017-18シーズンにCL、2015-16シーズンにEL、ドルトムント時代の2012-13シーズンにCLと3度のファイナルすべてで敗戦。
さらに、国内カップではドルトムント時代の2011-12シーズンにDFBポカール制覇を経験も、ドルトムントで2度、リバプールで2015-16シーズンのEFLカップ決勝で敗退と、“シルバーコレクター”という嬉しくない称号を持っている。なお、ポチェッティーノ監督の指導者キャリアで唯一のカップ戦ファイナルは2014-15シーズンのEFLカップ決勝だったが、このときはチェルシーに0-2で敗れている。

また、アトレティコ・マドリーの本拠地であるエスタディオ・メトロポリターノでの中立地開催という部分で気になるのは、今季CLにおけるアウェイゲームの戦績だ。トッテナムはアヤックス、ドルトムントに勝利しバルセロナ相手に引き分けるなど2勝2敗2分け。一方、リバプールはバイエルン、ポルトに勝利も格下ツルヴェナ・ズヴェズダに完敗するなど2勝4敗。新スタジアム建設の関係で聖地ウェンブリーを長らく間借りした経験も含めれば、この部分ではトッテナムにやや分がありそうだ。

なお、今回の決勝を裁くのはスロベニア人審判のダミル・スコミナ氏。2016-17シーズンのアヤックスvsマンチェスター・ユナイテッドのEL決勝や2度のユーロ、ロシア・ワールドカップ(W杯)を経験したベテランレフェリーだ。

今季CLではラウンド16の1stレグ、アヤックスvsレアル・マドリーでCL史上初のビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を用いてアヤックスのDFニコラス・タグリアフィコのゴールを取り消した。さらに、PSGvsユナイテッドでは試合終了間際にDFプレスネル・キンペンベのハンドをVARの末に取り、結果的にPSGをベスト16敗退に追い込んだことが話題になっていた。

◆トッテナム◆
【4-2-3-1】

▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリス
DF:トリッピアー、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン、ローズ
MF:ムサ・シソコ、ウィンクス
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:なし
出場停止者:FWヤンセン(登録外)

出場停止者はいないが、CL登録メンバー外のヤンセンが起用できない。負傷者に関しては長期離脱明けのケインとウィンクスの2人に、ヴェルトンゲン、ダビンソン・サンチェスのコンディションに不安が残るものの全選手が起用可能な状態だ。

システムに関しては3バックの可能性は低いが、[4-2-3-1]、[4-3-1-2]のどちらを採用するか微妙な状況だ。また、スタメンに関してはケインとウィンクスの起用が難しい場合、ルーカス・モウラとワニャマが代役を担う。また、デレ・アリをベンチに置きルーカスとソン・フンミンを両ウイングに配する形も想定される。

◆リバプール◆
【4-3-3】

▽リバプール予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:アリソン
DF:アーノルド、マティプ、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミノ、マネ
負傷者:MFナビ・ケイタ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはナビ・ケイタが唯一の欠場となり、直近数試合を欠場していたフィルミノも先発に戻れる見込みだ。

スタメンに関してはフィルミノの先発起用が難しい場合、FWオリジが代役に入ってワイナルドゥムとミルナーの激しいポジション争いではワイナルドゥムを先発予想とした。

★注目選手
◆トッテナム:MFムサ・シソコ
Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは、加入3年目で完全覚醒した救世主シソコだ。ニューカッスルから加入してからの直近2シーズンはポチェッティーノ監督やファンの期待を大きく裏切ってきたシソコだが、今シーズンは圧倒的な身体能力とスタミナ、ユーティリティー性を武器に、セントラルMFの主力として公式戦43試合に出場。相手をなぎ倒すドリブルに抜群のキープ力、被カウンター時を中心にスピードに乗った相手アタッカーを捕まえ切る好守備で、世界屈指のボックス・トゥ・ボックスプレーヤーに進化を遂げた。そして、先日にはクラブ・レジェンズが選ぶ今季の年間MVPを受賞した。

今回のリバプール戦においてはキーマンの1人であるマネとロバートソンの相手左サイドのケア、中盤に落ちて起点となるフィルミノの監視という守備面のマルチタスク。攻撃面では相手ウイングが外へのパスコースを切って中に誘導する守備を採用する中、ニューカッスル時代の盟友ワイナルドゥムやミルナー、ヘンダーソンとの肉弾戦を制してボールをキープし、クリーンなボールを前線の味方に届ける仕事が求められる。また、リーグ戦での前回対戦では後半終盤のカウンターチャンスでDFファン・ダイクの“パーフェクトディフェンス”に阻まれたことが注目を集めてしまい、その屈辱を振り払いたい。

過去2年間の困難を受け入れ、多くの批判に晒された中でも自身を信じて努力を重ねてきたシソコ。その美しき再生のシーズンの締めくくりは、自身の今季初ゴールでのクラブ史上初のCL制覇。そして、試合後のエスタディオ・メトロポリターノでスパーズファンによる、「Oh Moussa Sissoko」の大合唱が鳴り響くか。

◆リバプール:FWモハメド・サラー
Getty Images
リバプールの注目プレーヤーは昨季ファイナルで無念の負傷交代となったエースのサラーだ。昨夏、ローマから加入して瞬く間にアンフィールドのファラオとなったエジプト代表FWは、昨季の公式戦52試合で44ゴール16アシストと驚異的なスタッツを記録。プレミアリーグ得点王を始め、リーグ年間MVPなど獲得可能な個人タイトルをほぼ独占する最高のシーズンを送った。ただ、唯一の心残りがレアル・マドリーとのCL決勝での負傷交代だった。

今季は22ゴールで2年連続リーグ得点王に輝いた一方、相手の徹底マークに遭い昨季ほどのインパクトを残すことができず。また、バルセロナとの準決勝2ndレグでは直近のリーグ戦で負った脳震とうによって相棒フィルミノと共にスタンドからチームの劇的勝ち上がりを見守ることになった。そのため、チームに連れてきてもらった2年連続のCL決勝の舞台では誰よりも強い気持ちで臨むはずだ。

リバプール加入後の対トッテナムの成績は4試合で3ゴールと相性が良い。今季の2度の対戦ではゴールこそなかったが、直近の対戦では試合終了間際に相手のオウンゴールを誘発するヘディングシュートを放っていた。休養十分で臨む今回の一戦では鋭い仕掛けで対面のDFローズとDFヴェルトンゲンの壁を破り、エースとして決定的な仕事を果たすと共に快足を生かした前線からのプレスでもチームを助けたい。

◆最注目はソン・フンミンvsアーノルド!

◆世界最高峰のプレッシングゲームに!

トッテナムの関連記事

トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が16日に行われ、0-2で敗れたプレミアリーグ第37節アストン・ビラ戦後にコメントした。 5日後にヨーロッパリーグ決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦を控える17位トッテナムは、前節負傷から復帰したFWソン・フンミンを先発させたものの主力を温存して臨んだ。 そのトッテ 2025.05.17 09:00 Sat
アストン・ビラのウナイ・エメリ監督が16日に行われ、2-0で勝利したプレミアリーグ第37節トッテナム戦後にコメントした。 連勝でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位チェルシーに前節勝ち点で並んだ6位アストン・ビラ(勝ち点63)は、ヨーロッパリーグ決勝を控えるトッテナムに対し、ポゼッションする展開とするとゴー 2025.05.17 08:00 Sat
プレミアリーグ第37節、アストン・ビラvsトッテナムが16日に行われ、2-0でアストン・ビラが勝利した。 前節ボーンマス戦を1-0で逃げ切り、連勝でチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位チェルシーに勝ち点で並んだ6位アストン・ビラ(勝ち点63)は、前節退場のラムジーに代わって2列目にマッギンが入った。 2025.05.17 05:31 Sat
バイエルンとトッテナムは16日、プレシーズンマッチでバイエルンと対戦することを発表した。 バイエルンは昨シーズン逃したブンデスリーガの優勝を今シーズンは達成。対するトッテナムは、今シーズンのプレミアリーグで大苦戦。残り2節で17位と低迷している一方で、ヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出し、マンチェスター・ユナ 2025.05.16 19:30 Fri
先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日 2025.05.16 19:00 Fri

UEFAチャンピオンズリーグの関連記事

UEFAチャンピオンズリーグ】クラブ・ブルッヘ 4-1 モナコ(日本時間9月19日/ヤン・ブレイデルスタディオン) /南野拓実からアンス・ファティ\モナコでのデビュー戦となったアンス・ファティは後半途中から出場南野からのパスを受けると、左足を振り抜きゴールに突き刺した#WOWOWでCL pic.twitter.c 2025.09.20 08:03 Sat
【UEFAチャンピオンズリーグ】フランクフルト 5-1 ガラタサライ(日本時間9月19日/フランクフルト・シュタディオン) /堂安律 #UCL 初出場\相手DFのオウンゴールとなったものの同点に導くプレーチームも5得点で逆転勝利#UCL 2025-26 MD1フランクフルト vs ガラタサライWOWOWオンデマン 2025.09.20 07:30 Sat
UEFA(欧州サッカー連盟)は28日、UEFAチャンピオンズリーグ2025-26のリーグフェーズ組み合わせを発表した。 昨シーズンから1つのリーグで争うフォーマットに変更されたUCLは、36チームが出場。異なる8チームとホームとアウェイに分かれて4試合ずつを戦う。上位8チームは決勝トーナメントにストレートインとな 2025.08.29 11:05 Fri
欧州サッカー連盟(UEFA)は12日、チャンピオンズリーグ(CL)の決勝戦を裁く審判団を発表した。 9月17日に開幕し白熱の戦いが繰り広げられた今大会も残すところフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われる決勝戦のみに。日本時間31日28時に行われる決勝戦に駒を進めたのが、初優勝を目指すパリ・サンジェルマン(PSG 2025.05.13 10:00 Tue
WOWOWは12日、独占放送するUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の決勝でもライブビューイングを開催することを発表した。 白熱のUCLは決勝まで進んでおり、インテルとパリ・サンジェルマン(PSG)が勝ち残り。インテルは3年ぶり、PSGは5年ぶりの決勝となる 15年ぶりの優勝を目指すインテルと、初優勝を目 2025.05.12 14:15 Mon

トッテナムの人気記事ランキング

1

AZがスパーズのアイルランド代表FWパロットを確保へ…昨季オランダで17ゴール

AZがトッテナムのアイルランド代表FWトロイ・パロット(22)を完全移籍で獲得することが決定的となった。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。 報道によると、1シーズンのレンタル移籍で加入した昨シーズンのエクセルシオールでエールディビジ25試合10ゴール、入れ替え戦プレーオフ4試合7ゴールを記録したストライカーは、800万ユーロ(約13億8000万円)の移籍金でAZに完全移籍することになり、現地でのメディカルチェックも予約されているという。 パロットは2017年夏に母国のベルヴェディアからトッテナムのユースチームに加入した万能型ストライカー。2019年2月のファーストチーム昇格後、同年9月に行われたEFLカップのコルチェスター・ユナイテッド戦で公式戦デビューを飾り、同年11月には17歳でアイルランド代表デビューを果たした。 しかし、以降はファーストチーム定着には至らず、ミルウォールやイプスウィッチ、MKドンズ、プレストンと国内の下部カテゴリーのクラブへの武者修行を繰り返していた。 AZでは日本代表DF毎熊晟矢に続く新戦力となるパロットは、ベンフィカに完全移籍した昨季リーグ得点王のギリシャ代表FWヴァンゲリス・パヴリディスの後釜を担うことになる。 2024.07.12 17:30 Fri
2

「トッテナム」は禁止、「スパーズ」で…クラブが改めて通達、放送局からも「トッテナム」表記が消える

現在はアンジェ・ポステコグルー監督が指揮し、韓国代表FWソン・フンミンらが所属。かつては戸田和幸氏も在籍したことがあるトッテナム・ホットスパーだが、クラブは「トッテナム」と呼ばれることを望んでいない。 チーム名は「トッテナム・ホットスパー」。愛称は「スパーズ」として知られているが、「トッテナム」と称されることも多い。 「トッテナム」と言えば、「トッテナム・ホットスパー」と誰もが考える状況。イギリス『スカイ・スポーツ』もプレミアリーグの順位表などを伝える時には「Tottenham(トッテナム)」とこれまで表記してきた。しかし、ここにきて「Spurs(スパーズ)」の表記に変更されていた。 『The Athletic』によると、2月10日、クラブからプレミアリーグの放送局に通達があったとのこと。「トッテナム・ホットスパーの名称変更」というメールが届いたという。 「トッテナム・ホットスパーはクラブ名に関して説明を行った。クラブは主にトッテナム・ホットスパーとして知られるよう要請し、短縮形としてスパーズが好まれている。クラブはトッテナムと呼ばれないよう要請する」 この通達は世界中のプレミアリーグの放送局に対して送られたとのこと。プレミアリーグの公式サイトでも、「Tottenham(トッテナム)」の表記はなく、「Tottenham Hotspur(トッテナム・ホットスパー)」か「Spurs(スパーズ)」のみになったという。 そもそも、クラブは2011年以来、「トッテナム」と呼ばれることは好ましくないというスタンス。「トッテナム」とは地域の名前であり、クラブ名ではないということが理由だ。 2024年11月にリマスターされたブランドアイデンティティを発表。「ユナイテッド、シティ、ローバーズが溢れるこの世界で、ホットスパーはただ1つ、トッテナム・ホットスパーだけです。チームやブランドについて言及する際は、『トッテナム・ホットスパー』、『トッテナム・ホットスパー・フットボール・クラブ』、または『THFC』を使用してください。決して我々のクラブを『トッテナム』、『トッテナム・ホットスパーFC』、または『TH』と呼ばないでください」とのことだ。 「スパーズ」でも確かに多くの人にとっては印象付けられる一方で、世界的に見ればNBAの「サンアントニオ・スパーズ」もあり、混同される可能性もゼロではない。むしろ「トッテナム」の方が唯一無二。いずれにしても、クラブの方針としては「トッテナム」とは呼ばれなくないようなので、ファン・サポーターの方は改めて認識すると良いかもしれない。 2025.02.22 23:55 Sat
3

トッテナムが4選手の退団を発表! レンタル中のダイアー、ペリシッチ、タンガンガにセセニョンも契約満了

トッテナムは5日、2023-24シーズン限りでの4選手の退団を発表した。 今回発表されたのは、イングランド代表MFエリック・ダイアー(30)、クロアチア代表FWイバン・ペリシッチ(35)、DFライアン・セセニョン(24)、DFジャフェット・タンガンガ(25)となった。 ダイアーは、2014年7月にスポルティングCPから完全移籍で加入。今年1月にバイエルンへとレンタル移籍するまで9年半在籍した。 公式戦通算365試合に出場し13ゴールを記録。しかし、今シーズンはアンジェ・ポステコグルー監督の下で出番に恵まれずバイエルンへとレンタル移籍。ブンデスリーガで15試合、チャンピオンズリーグ(CL)で5試合に出場していた。そのままバイエルンにフリーで加入することになる。 ペリシッチは、2022年7月にインテルから完全移籍で加入。1年目は公式戦44試合に出場し1ゴールを記録したが、今シーズンは開幕から5試合で起用されるもその後は負傷離脱。1月に出番を求め、母国のハイドゥク・スプリトへレンタル移籍していた。 セセニョンは2019年8月にフルアムから完全移籍で加入。スピードを武器とした左サイドバックとして大きな期待が寄せられていた。 しかし、2020年10月からはホッフェンハイムへとレンタル移籍。その後はトッテナムでプレーを続けたが、4シーズンで公式戦57試合に出場し3ゴールに終わり、今季はケガでプレミアリーグでのプレーはなかった。 タンガンガはトッテナムのアカデミー育ちで、2020年1月にファーストチームに昇格。今シーズンはアウグスブルク、そしてミルウォールと武者修行が続いた。 センターバックと右サイドバックでプレーできる中、2シーズン半分で公式戦50試合の出場に終わった。 また、U-21のDFチャーリー・セイヤーズ(20)、MFビリー・ヒープス(19)も退団。U-18のMFキーラン・モーガン(18)、MFハン・ウィルホフト・キング(18)も退団する。 2024.06.05 17:59 Wed
4

「やりづらい…」ソン・フンミンがマスクの支障を明かす「本当にストレス」

トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが、マスクでボールが見えづらくなっていることを明かした。 昨年11月のマルセイユ戦で負った顔面のケガから、フェイスガードを着けて試合に臨んでいるソン・フンミン。先のカタール・ワールドカップはこのケガのため出場が危ぶまれたが、マスクを着ければ試合に出られるまでに回復。韓国の“バットマン”として、ベスト16入りに貢献した。 大会後に再開されたリーグ戦でもマスク姿がお馴染みとなったが、やはり平時よりもやりにくさがある様子。イギリス『The Standard』の取材で率直な感想や、身近な人たちとのやりとりを明かした。 「もちろん、マスク無しでプレーする時とは勝手が違うよ。視界はまだ大丈夫なんだけど、ボールが来たときにマスクがあると見えにくくなって、時々イライラしちゃうんだ。めちゃくちゃ気になるわけではないんだけど、ベストとは言えないね」 「アストン・ビラ戦ではパスを受けた時、ボールが見えなくて突然取られてしまうことがあって本当にストレスだった。ただただ怒りを覚えたよ」 「僕一人の判断なら当然マスクなしでプレーするんだけど、両親も家族も韓国で見ている友人も皆心配しててね。また誰かにぶつかってケガするリスクは当然あるからね」 「両親はマスクはするべきとか言ってなかったんだけど、ビラ戦の後に食事をしていたら『あれ? マスクはどうしたんだ?』って言われたんだ」 「心配なのは当然のことだよね。医者はビラ戦の後に僕に任せると言ってくれたけど、まだ着けておくべきだと思うんだ。手術からまだ7週間しか経っていないからリスクが高いんだ」 2023.01.07 21:55 Sat
5

「ロナウドよりもベイル」元マドリーのドクターが見解「彼は最高のアスリート」

元レアル・マドリーのドクターが最高のアスリートについて言及した。 世界最高峰のアスリートは誰かと問われれば、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの名を挙げる人は多いだろう。36歳となった今でも、強さ、ジャンプ力、スピードをすべて信じられないほどのレベルで備えた見本のような肉体を誇っている。 C・ロナウドは息子がポテトチップスを食べてコカ・コーラを飲んでいるのを見ると、いい気分にはならないようで、自身も先日のユーロ2020の記者会見では目の前のコーラを退けるなど、印象的な行動もとっていた。 だが、元マドリーのドクター、ヘスス・オルモ氏の考えは少々異なる様子。オルモ氏はC・ロナウドよりもレアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルの方がより完全なアスリートであると信じているようだ。スペイン『イデアル』に次のように語っている。 「サッカー選手の身体的パフォーマンスレベルは、他のオリンピック選手とはかけ離れている」 「ただ、今はセルヒオ・ラモスのように近づいている選手も居る。ルーカス・バスケス、クリスティアーノ・ロナウドもだ。ケイロル(・ナバス)は驚異的な瞬発力があり、(ダニエル・)カルバハルは素晴らしいコンディションを持てている」 「ただ、おそらく私が見た中で最高のアスリートはガレス・ベイルだ」 「彼はどんなスポーツでも優れた能力をできる生まれながらのアスリートだ。彼は特異な遺伝学と運動能力を持っていて、技術的な能力もある」 「パフォーマンスがあってのことだが、彼はあらゆる状況から生じるすべての面で私に最も感銘を与えた人物だ」 ベイルはマドリー時代の2017年にレアル・ソシエダ戦で75メートルを独走してのゴールを挙げ、その際に時速22マイル(約35km)というクレイジーな最高速度を記録している。かつて痩せた子供だったベイルが何年もかけて肉体の構築に取り組んできたため、オルモ氏は感銘を受けているのだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】あなたはどっち派?!C・ロナウドとベイルの筋肉美</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Gareth Bale&#39;s legs <a href="https://t.co/sWUddWmodR">pic.twitter.com/sWUddWmodR</a></p>&mdash; bob mortimer (@RealBobMortimer) <a href="https://twitter.com/RealBobMortimer/status/886531195214995456?ref_src=twsrc%5Etfw">July 16, 2017</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Recovery time! <a href="https://t.co/1NduH6HkFi">pic.twitter.com/1NduH6HkFi</a></p>&mdash; Cristiano Ronaldo (@Cristiano) <a href="https://twitter.com/Cristiano/status/1367191022963425283?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.04 19:15 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly