【J1ピックアッププレビュー】運命の“バトル・オブ・九州”、互いに欲しいゴールの行方は《大分vs鳥栖》
2019.05.03 21:45 Fri
4日、明治安田生命J1リーグ第10節の大分トリニータvsサガン鳥栖が昭和電工ドーム大分で行われる。
◆「令和」最初の“バトル・オブ・九州”
今シーズン、J1リーグで唯一の“バトル・オブ・九州”となるこのカード。ホームの大分は、昇格組ながら5勝2分2敗の勝ち点17で6位に位置。一方、昨シーズンは残留争いに巻き込まれた鳥栖は、1勝1分7敗の勝ち点4で最下位に位置している。
4戦無敗の大分と、5戦未勝利の鳥栖の一戦。ゴールデンウィークに行われる一戦は、どちらのチームにとっても重要な試合となる。
◆安定した戦いで3戦ぶり白星へ~大分トリニータ~
ホームの大分は、前節のセレッソ大阪戦で0-0のゴールレスドロー。前々節のガンバ大阪戦に続き、アウェイで連続ドローとなった。
ここまでは4戦無敗というイメージだが、今節勝利できなければ3戦勝利なしとネガティブな方向に傾きかねない一戦。チーム状況を考えても、しっかりとホームで勝利を収めたい相手だ。
眠っている状態の鳥栖だが、個々の選手を見れば力を持っているタレントが豊富。噛み合えば大量得点も考えられるだけに、大分としてはしっかりと自分たちで主導権を握って試合を進めたいところだろう。
得意のポゼッションを高めながら、鋭いカウンターで仕留める作戦はもちろんのこと、相手をハメに行く守備で、まずは失点しないことを目指したい。複数得点を挙げれば勝率10割という今季の結果の良さからも、まずは先手を奪いたいところだが、相手に引かれると苦しい戦いになるのも今季の課題だ。
◆詰まったケチャップは出るのか~サガン鳥栖~
対する鳥栖は開幕から一向に状況が変化しない苦しい状況だ。開幕3連敗で臨んだ第4節のジュビロ磐田戦では今季加入のイサック・クエンカにゴールが生まれ初勝利。このまま勢いに乗るかと思われたが、その後の5試合でも無得点が続き、気がつけば勝利した磐田戦の1ゴールのみに終わっている。
一方で、今シーズンからメンバーも守り方も変更した守備陣は崩壊。毎試合のように失点を重ね、気がつけば4連敗という状況だ。ケガ人も戻りつつある状況なだけに、そろそろ結果を残していきたいところだろう。
メンバーとシステムを都度変更することで、戦い方がチームに浸透しているとは言い難い状況だが、深刻なのは決定機を作れなくなっていること。ルイス・カレーラス監督が大分を相手にどのようなプランで、どのような選手を並べるのかにも注目だ。
前節はフェルナンド・トーレスと金崎夢生をベンチに置いた状況で試合に臨んだが、これでも不発。ビクトル・イバルボが復帰したこともあり、個の力で局面を打開できる状況は整った。あとはチームとして機能させられるか、この連休中に打開したいところだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大分トリニータ[3-4-2-1]
DF:岩田智輝、鈴木義宜、福森直也
MF:松本怜、前田凌佑、島川俊郎、髙山薫
MF:オナイウ阿道、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
2試合連続の無失点と考えれば、多くの選手を変更することは考えにくい。前節と同じスターティングメンバーになると予想する。ボランチに島川俊郎を起用したことで、守備に安定感が出てきている。左ウイングバックは三竿雄斗という可能性もあるが、運動量のある高山薫を起用して、攻撃面で鳥栖を制圧したいところだ。
◆サガン鳥栖[4-3-3]
DF:原輝綺、ニノ・ガロビッチ、高橋祐治、三丸拡
MF:高橋義希、イサック・クエンカ、高橋秀人
FW:金崎夢生、フェルナンド・トーレス、ビクトル・イバルボ
監督:ルイス・カレーラス
鳥栖は前節からメンバーを変更すると予想する。前節の湘南ベルマーレ戦で開始早々に交代した藤田優人は欠場と予想。代わりに、ニノ・ガロビッチが起用されると見る。また、前線はトーレスとトップに、金崎とビクトル・イバルボがサイドへ、クエンカがトップ下に入ると予想する。より攻撃的な配置にし、まずはゴールを目指したい。
【注目選手】
◆FW藤本憲明(大分トリニータ)
◆MFイサック・クエンカ(サガン鳥栖)
◆どちらのゴールネットが揺れるのか
この試合の注目は、勝敗もさることながら、どちらのゴールネットが揺れるかだ。
複数ゴールを奪えば全勝の大分、9試合でわずかに1点しか奪えていない鳥栖と、互いにゴールを求める理由は違えど、勝敗をも左右するゴールがどちらに転ぶかに注目が集まる。
チーム全体で連動してゴールを奪い切ってしまう大分か、それとも個の能力に長け、流れをものともしないでゴールを奪える鳥栖か。「令和」最初の“バトル・オブ・九州”の一戦は、4日(日)の16時にキックオフを迎える。
◆「令和」最初の“バトル・オブ・九州”
今シーズン、J1リーグで唯一の“バトル・オブ・九州”となるこのカード。ホームの大分は、昇格組ながら5勝2分2敗の勝ち点17で6位に位置。一方、昨シーズンは残留争いに巻き込まれた鳥栖は、1勝1分7敗の勝ち点4で最下位に位置している。
4戦無敗の大分と、5戦未勝利の鳥栖の一戦。ゴールデンウィークに行われる一戦は、どちらのチームにとっても重要な試合となる。
◆安定した戦いで3戦ぶり白星へ~大分トリニータ~
ホームの大分は、前節のセレッソ大阪戦で0-0のゴールレスドロー。前々節のガンバ大阪戦に続き、アウェイで連続ドローとなった。
ここまでは4戦無敗というイメージだが、今節勝利できなければ3戦勝利なしとネガティブな方向に傾きかねない一戦。チーム状況を考えても、しっかりとホームで勝利を収めたい相手だ。
眠っている状態の鳥栖だが、個々の選手を見れば力を持っているタレントが豊富。噛み合えば大量得点も考えられるだけに、大分としてはしっかりと自分たちで主導権を握って試合を進めたいところだろう。
得意のポゼッションを高めながら、鋭いカウンターで仕留める作戦はもちろんのこと、相手をハメに行く守備で、まずは失点しないことを目指したい。複数得点を挙げれば勝率10割という今季の結果の良さからも、まずは先手を奪いたいところだが、相手に引かれると苦しい戦いになるのも今季の課題だ。
◆詰まったケチャップは出るのか~サガン鳥栖~
対する鳥栖は開幕から一向に状況が変化しない苦しい状況だ。開幕3連敗で臨んだ第4節のジュビロ磐田戦では今季加入のイサック・クエンカにゴールが生まれ初勝利。このまま勢いに乗るかと思われたが、その後の5試合でも無得点が続き、気がつけば勝利した磐田戦の1ゴールのみに終わっている。
一方で、今シーズンからメンバーも守り方も変更した守備陣は崩壊。毎試合のように失点を重ね、気がつけば4連敗という状況だ。ケガ人も戻りつつある状況なだけに、そろそろ結果を残していきたいところだろう。
メンバーとシステムを都度変更することで、戦い方がチームに浸透しているとは言い難い状況だが、深刻なのは決定機を作れなくなっていること。ルイス・カレーラス監督が大分を相手にどのようなプランで、どのような選手を並べるのかにも注目だ。
前節はフェルナンド・トーレスと金崎夢生をベンチに置いた状況で試合に臨んだが、これでも不発。ビクトル・イバルボが復帰したこともあり、個の力で局面を打開できる状況は整った。あとはチームとして機能させられるか、この連休中に打開したいところだろう。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆大分トリニータ[3-4-2-1]

©️CWS Brains, LTD.
GK:高木駿DF:岩田智輝、鈴木義宜、福森直也
MF:松本怜、前田凌佑、島川俊郎、髙山薫
MF:オナイウ阿道、小塚和季
FW:藤本憲明
監督:片野坂知宏
2試合連続の無失点と考えれば、多くの選手を変更することは考えにくい。前節と同じスターティングメンバーになると予想する。ボランチに島川俊郎を起用したことで、守備に安定感が出てきている。左ウイングバックは三竿雄斗という可能性もあるが、運動量のある高山薫を起用して、攻撃面で鳥栖を制圧したいところだ。
◆サガン鳥栖[4-3-3]

©️CWS Brains, LTD.
GK:大久保択生DF:原輝綺、ニノ・ガロビッチ、高橋祐治、三丸拡
MF:高橋義希、イサック・クエンカ、高橋秀人
FW:金崎夢生、フェルナンド・トーレス、ビクトル・イバルボ
監督:ルイス・カレーラス
鳥栖は前節からメンバーを変更すると予想する。前節の湘南ベルマーレ戦で開始早々に交代した藤田優人は欠場と予想。代わりに、ニノ・ガロビッチが起用されると見る。また、前線はトーレスとトップに、金崎とビクトル・イバルボがサイドへ、クエンカがトップ下に入ると予想する。より攻撃的な配置にし、まずはゴールを目指したい。
【注目選手】
◆FW藤本憲明(大分トリニータ)

©️J.LEAGUE PHOTOS
ホーム、大分の注目選手はFW藤本憲明をピックアップしたい。センセーショナルなJ1デビューを果たした藤本は、チームの攻撃を牽引。それに呼応するかのようにチームも結果を残してきた。しかし、相手に警戒されるようになると、周りの選手がゴールを奪うようになるも藤本のゴールはストップ。ここ3試合でゴールを挙げられていない状況が続いている。チームが結果を残しているとはいえ、やはりエースのゴールはチームを勢いづかせる。3試合ぶりの勝利を目指し、藤本のゴールに期待したい。◆MFイサック・クエンカ(サガン鳥栖)

©️J.LEAGUE PHOTOS
対する鳥栖の注目選手は、イサック・クエンカだ。チーム唯一のゴールを生み出しているクエンカだが、攻撃の組み立ての部分でチームを牽引したいところ。前線の駒が揃ってきた状況なだけに、改めてゲームメイクの部分での貢献に期待したいところだ。トーレス、金崎、イバルボと3本の矢を使いこなせれば、必ずや待望のゴールを生み出すことができるだろう。◆どちらのゴールネットが揺れるのか
この試合の注目は、勝敗もさることながら、どちらのゴールネットが揺れるかだ。
複数ゴールを奪えば全勝の大分、9試合でわずかに1点しか奪えていない鳥栖と、互いにゴールを求める理由は違えど、勝敗をも左右するゴールがどちらに転ぶかに注目が集まる。
チーム全体で連動してゴールを奪い切ってしまう大分か、それとも個の能力に長け、流れをものともしないでゴールを奪える鳥栖か。「令和」最初の“バトル・オブ・九州”の一戦は、4日(日)の16時にキックオフを迎える。
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Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue2
「勝利の女神ありがとう」元AKB48の小嶋陽菜さん、指原莉乃さんが天皇杯決勝を観戦! 浦和の勝利に小嶋さん「鳥肌立ちました」
19日、第101回天皇杯決勝が国立競技場で行われた。 通算8度目の天皇杯制覇を目指す浦和レッズと、初の決勝進出で初優勝を目指す大分トリニータの一戦。来シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権も懸かっていた試合は、劇的な展開となった。 浦和は今シーズン限りで現役を引退するMF阿部勇樹、退団が決まっているDF槙野智章、MF宇賀神友弥のラストマッチに。大分はチームを長年指揮した片野坂知宏監督のラストマッチとなった。 試合は開始6分に江坂任のゴールで浦和が先制。時間が過ぎていきこのまま浦和が勝利するかと思われた90分、大分はペレイラがヘッドでゴールを決め、土壇場に追いつく。 奇跡的な同点劇に試合はそのまま終わるかと思われが、アディショナルタイム3分にさらなるドラマが。右CKの流れから柴戸のシュートを、ゴール前の槙野が頭でコースを変えると、GKの逆を突き勝ち越し。浦和が2-1で勝利を収めた。 大分の驚異的な粘りがある中で、劇的な浦和の勝利となった一戦。この試合には、スタンドにAKB48のOGである小嶋陽菜さんと指原莉乃さんが観戦に訪れていた。 小嶋さんは浦和、指原さんは大分のファンとしても知られており、両者が激突した決勝戦を2人揃ってスタジアム観戦。小嶋さんは勝利後にガッツポーズした姿を。隣には負けて悲しむ指原さんの姿が写った写真を投稿した。 「浦和レッズ天皇杯優勝おめでとうございます」 「久しぶりのスタジアム観戦でしたがめちゃめちゃいい試合で大分トリニータサポのさっしーと大盛り上がり」 「槙野選手の決勝点には鳥肌立ちました。お疲れ様でした」 指原さんも試合前に2ショットを投稿しており、互いのチームを後押ししていた。 ファンからは「めっちゃいい試合だっ」、「勝利の女神ありがとう」、「おめでとうございます」と小嶋さんが応援する浦和の勝利を喜ぶ声とともに、「さっしー残念でした」、「こじはる、さっしーのケアよろしくー」と敗れた大分を応援していた指原さんのケアに注目が。また「最高の2ショットありがとうございます」と2人の観戦した姿を見られたことが良かったという声も集まっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】浦和を応援する“こじはる”と大分を応援する“さっしー”の2ショット!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">浦和レッズ天皇杯優勝おめでとうございます久しぶりのスタジアム観戦でしたがめちゃめちゃいい試合で大分トリニータサポのさっしーと大盛り上がり槙野選手の決勝点には鳥肌立ちました。お疲れ様でした<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A9%E7%9A%87%E6%9D%AF%E6%B1%BA%E5%8B%9D?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#天皇杯決勝</a> <a href="https://t.co/yYWJiJynVX">pic.twitter.com/yYWJiJynVX</a></p>— 小嶋 陽菜 (@kojiharunyan) <a href="https://twitter.com/kojiharunyan/status/1472468854169550848?ref_src=twsrc%5Etfw">December 19, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.12.19 18:10 Sun3
鹿島ポポヴィッチ監督が海外紙でJリーグのあれこれ語る「大分時代…」「日本人選手が進化」「優勝争いの予測など不可能」
鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が、スペイン『Relevo』のインタビューであれこれ語った。 今季からJ1鹿島を率いるポポヴィッチ監督。 ここまでは、リーグ戦第24節を消化して13勝5分け6敗の3位、YBCルヴァンカップは3回戦敗退、天皇杯は8月開催のラウンド16へ進出…という成績となっている。 Jリーグ5クラブ目の指揮として鹿島を率いるポポヴィッチ監督は、来日当初のサンフレッチェ広島時代(2006〜07年)、Jでの初監督となった大分トリニータ時代(09年)を振り返る。 「私は06年以降、何度か期間を空けながらも日本にいるんだ。最初はミハイロ・ペトロヴィッチのアシスタントコーチとして広島で1年半。ミシャは広島、浦和、札幌で700試合以上指揮を執っているんだよ。彼も私も、オーストリアのシュトゥルム・グラーツでプレーしたという共通点がある」 「その後、UEFAプロコーチ・ライセンスを取得するために欧州へ戻り、09年途中に大分へ監督として向かった。私の就任後だけなら、J1の順位は5位あたりだったんだが…来た時点で14連敗の最下位だったチームを救うことはできなかった。大分が非常に困難な時代だ」 大分での約半年(06年7月〜12月)が、Jリーグでの監督キャリア継続に繋がったとも話す。 「結局、大分はJ2へ降格した。だが、当時大分には日本代表にも呼ばれるような選手が5人いてね。うち4人はまだ若く、私はそこでの仕事が今振り返っても好きだった。『日本人フットボーラーと共に仕事をする』ことのイメージを築けたのは大分時代だ」 「この国の精神性に適応することは不可欠だろう。『ボールは丸い、サッカーはサッカー』と言われるが、ボールに触れるヒトをどう扱うかは別問題だ。監督は心を開かねばならない」 また、2024年現在のJリーグ、日本サッカーについても諸々言及する。 「日本のフットボーラーは進化したね。今やヨーロッパの中枢に日本人選手がたくさんいて、国内に残る選手もヨーロッパでのプレーを目標にしている。今いるチームと個人の目標…バランスをとってもらわねばならないが、正しい方向に進んだとは感じているよ」 「彼らにはそもそもの才能があるからね。それも信じられないほどに。技術的には、世界で最も基礎が伴った国のひとつだろう。自発性に欠けるが、物事がうまくいくと、積極性だって増していく。私は選手たちに『最大の間違いは努力しないこと』と毎日言い聞かせているよ」 「ヨーロッパとJリーグを比較? スポンサーシップの点においてラ・リーガなどと比較することはできないが、それでも強力なリーグだ」 「予算はだいたい3000万〜1億ユーロ(約50億〜167億円)か。国家としてのバックアップが充実していて、もし明日から五輪のような主要大会を開催しろと言われても、釘一本打たずして、それを実現できる国だと思うね」 今季のJ1リーグの優勝争いについては、明言を避けつつ、「なんでも起こりうる」とした。 「地球上のどこを見渡しても起こり得ないことが、日本では起きてしまう。詰まるところ、Jリーグに絶対的な優位性を持つチームはないということだ。誰もが誰にでも勝つことができるのだ。だから、勝者を予測するなど不可能だ」 2024.07.26 17:20 Fri4
J2で低迷した大分、ホーム最終戦の横断幕に対し声明「正当化できる内容ではない」…SNSでの名誉毀損行為には「法的措置の場合も」
大分トリニータは27日、「カスタマーハラスメント事案に対する意見・対応について」として声明を発表。ホーム最終戦での横断幕について警告した。 大分は、2024年3月に「カスタマーハラスメントに関する当クラブの考え方」を、ファン・サポーターと良好な信頼関係を維持するために示していた。 しかし、11月3日に行われたホーム最終戦で、特定の個人を侮辱し人格を否定するような横断幕が掲示。「カスタマーハラスメントに該当する行為」として掲げている「監督、選手、従業員に対する侮辱的発言・文章」及び「監督、選手、従業員の人格の否定や名誉を棄損する発言・文章」であると判断された。 また、SNS上でも選手や社員の名誉を毀損する書き込みがあるとし、今後は法的措置も取る可能性があるとした。 ーーーーー いつも大分トリニータにご支援ご声援をいただき、心から感謝申し上げます。 さて、当クラブとしてファン・サポーターの皆様と良好な信頼関係を維持していくため、その指針の一つとして2024年3月に「カスタマーハラスメントに関する当クラブの考え方」(以下「当クラブ指針」という。)をお示ししたところです。 しかしながら、11月3日のホーム最終戦において、特定の個人を侮辱し人格を否定するような横断幕が掲示されました。これは、明らかに当クラブ指針における「カスタマーハラスメントに該当する行為」として掲げている「監督、選手、従業員に対する侮辱的発言・文章」及び「監督、選手、従業員の人格の否定や名誉を棄損する発言・文章」であり、大分トリニータを愛するあまりの行動とはいえ、決して正当化できる内容ではありません。サッカー観戦を楽しみにご来場ただいたお客様が多数いる中、特に、サッカーを通じて大分の子供たちの健全育成にも貢献したいという思いも込めて開催している試合会場において、不適切な内容の横断幕を掲示することは、決して看過できる行為ではありません。誠に遺憾であり、当クラブとしては、二度と同様の行為が行われないよう切に願っています。 今後、同様の行為が行われた場合は、横断幕の撤去及び当該横断幕掲示に係った者の試合会場入場禁止等の措置を取らざるを得ないと考えています。 また、SNS上にも、当クラブの選手や社員に対し名誉を棄損する書き込みが見受けられます。名誉棄損罪の成立要件は、その内容が事実又は虚偽かは問われないとされており、真偽にかかわらず当クラブ関係者を貶める内容は当該罪に該当しうるものであり、かつ明らかに当クラブ指針における「カスタマーハラスメントに該当する行為」として挙げている「監督、選手、従業員の人格の否定や名誉を棄損する発言・文章」及び「SNSやインターネット上での誹謗中傷」にあたるものと判断します。心当たりのある方は早急に該当の書き込みを削除していただきますとともに、個人の人格否定や名誉棄損にならないようご配慮の上でSNSのやりとりをお楽しみいただければと存じます。 なお、今後は、書き込まれた内容によっては、法的措置を含めた対応を行う場合があることを申し添えます。 このお知らせは、カスタマーハラスメント撲滅に向けて当クラブの考え方や対応方針を改めてご理解いただくためのものです。今後とも、当クラブの運営がファン・サポーターの皆様との信頼関係に基づいて適切に行われますよう心掛けてまいりますので、引き続きご支援ご声援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。 ーーーーー 大分はJ1昇格を目指して戦った2024シーズンは低迷。10勝13分け15敗の16位でシーズン終了。残留争いに巻き込まれる低迷に終わっていた。 2024.11.27 14:50 Wed5
