アヤックス、ルーマニアの万能型MFマリン獲得決定的に! F・デ・ヨングらの後釜に

2019.03.26 18:15 Tue
Getty Images
アヤックスがスタンダール・リエージュに所属するルーマニア代表MFラズバン・マリン(22)の獲得を決定的なモノにしたようだ。オランダ『De Telegraaf』などオランダ、ベルギーの複数メディアが伝えている。

今シーズン終了後にオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングのバルセロナ移籍が内定しているアヤックスでは、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークにも移籍の可能性があり、セントラルMFの補強が急務となっている。

その中でアヤックスは今季のベルギーリーグで印象的なパフォーマンスを見せているルーマニアの万能型MFの獲得に漕ぎ着けたようだ。
『De Telegraaf』の伝えるところによれば、アヤックスはマリン獲得に向けて1200万ユーロ(約15億円)の移籍金にく加え、ボーナス200万ユーロ(約2億5000万円)と今後の売却時の移籍金の数パーセントという条件でスタンダール・リエージュと合意に至ったという。また、選手自身とは2024年までの契約で合意を取り付けているようだ。

2013年に母国のヴィトルル・コンスタンツァでプロデビューを飾ったマリンは、2017年にスタンダール・リエージュに完全移籍。今シーズンここまではリーグ戦28試合に出場し、5ゴール5アシストを記録している。
また、2016年にデビューを果たしたルーマニア代表ではここまで15試合に出場し1ゴールを記録している。

リベロやアンカーを主戦場とするデ・ヨングとは異なり、セントラルMFや攻撃的MFを主戦場とするマリンは、オランダ式で言えば“8番”タイプのプレーヤーだ。しかし、卓越したテクニックと突破力、パスセンス、強烈なミドルシュートを兼備しており、ルーマニア国内では今後を嘱望される逸材だ。

ラズヴァン・マリンの関連記事

鈴木彩艶の所属するパルマは9月30日、セリエA第6節でカリアリと対戦し2-3で敗戦した。鈴木はフル出場している。 4試合ぶりの白星を目指すパルマが、今季リーグ初勝利を目指すカリアリをホームに迎えた一戦。パルマのGK鈴木彩艶は2戦連続先発となった。 パルマは開始早々にネットを揺らされる。カリアリは6分、ヴィオ 2024.10.01 06:40 Tue
ユーロ2024グループE最終節のスロバキア代表vsルーマニア代表が27日に行われ、1-1の引き分けに終わった。 全チームが1勝1敗の大混戦で最終節を迎えたグループE。5日前のウクライナ代表戦を惜敗したスロバキアは、その試合のスタメンからボジェニクをストレレツに変更した以外は同じスタメンを採用。3トップにシュランツ 2024.06.27 03:10 Thu
ルーマニア代表のエドワード・ヨルダネスク監督が、ユーロ2024での勝利に歓喜した。『UEFA.com』が伝えている。 ルーマニアは17日に行われたユーロ2024グループE第1節でウクライナ代表と対戦。立ち上がりは押し込まれる展開となるも、29分にニコラス・スタンチュの見事なコントロールシュートが決まって先制すると 2024.06.18 11:00 Tue
ユーロ2024グループE第1節、ルーマニア代表vsウクライナ代表が17日に行われ、ルーマニアが3-0で快勝した。 ベルギー代表とスロバキア代表も同居しているグループE。 2大会ぶり6度目の出場となるルーマニアはディフェンスリーダーのドラグシンの他、スタンチュやマリンらが先発となり、[4-1-4-1]で臨んだ 2024.06.17 23:53 Mon
14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 ■ルーマニア代表 出場回数:2 2024.06.17 18:00 Mon

アヤックスの関連記事

【エールディビジ】フォレンダム 1-1 アヤックス(日本時間8月30日/クラス・スタディオン) #板倉滉 アヤックス加入後初ゴールCKから味方がフリックしたボールを冷静に合わせて、チームを救う同点弾!!エールディヴィジ 第4節#フォレンダム v #アヤックスhttps://t.co/ayEseCxIBL pic. 2025.08.31 06:00 Sun
レアル・マドリーは11日、クラブのレジェンド指揮官でもあるレオ・ベーンハッカー氏の死去を発表した。82歳だった。 オランダ出身のベーンハッカー氏は、様々な国のクラブや代表チームを指揮。母国ではゴー・アヘッド・イーグルスやアヤックス、フォレンダム、フィテッセ、フェイエノールトを指揮。国外では、スペインのレアル・サラ 2025.04.11 12:10 Fri
アヤックスは、マンチェスター・ユナイテッドのデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(33)の復帰に興味を示している。 心停止からの復活、インテル退団、ブレントフォードを経て、2022年夏にユナイテッドと契約したエリクセン。現行の契約が今年6月までとなっているなか、今季はここまでプレミアリーグで16試合(先発 2025.03.30 23:12 Sun
アンデルレヒトの元ベルギー代表DFヤン・ヴェルトンゲン(37)が今シーズン限りでの現役引退を決断した。 ヴェルトンゲンは25日、アンデルレヒトの公式サイトを通じてスパイクを脱ぐ決断を下したことを明かした。 「ここ数週間で、これが最後の試合になるだろうということがはっきりしてきたんだ。決して簡単な決断ではなか 2025.03.25 22:56 Tue
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・2ndレグが13日に行われた。 リーグフェーズを1位~8位で終えたストレートイン8チームと、プレーオフを制した8チームがホーム&アウェイ形式で準々決勝進出を争うラウンド16。 今ラウンド屈指の好カードとなったアスレティック・ビルバオvsローマは、ホームのアスレティック 2025.03.14 07:56 Fri

ラズヴァン・マリンの人気記事ランキング

1

アヤックス、ルーマニアの万能型MFマリン獲得決定的に! F・デ・ヨングらの後釜に

アヤックスがスタンダール・リエージュに所属するルーマニア代表MFラズバン・マリン(22)の獲得を決定的なモノにしたようだ。オランダ『De Telegraaf』などオランダ、ベルギーの複数メディアが伝えている。 今シーズン終了後にオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングのバルセロナ移籍が内定しているアヤックスでは、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークにも移籍の可能性があり、セントラルMFの補強が急務となっている。 その中でアヤックスは今季のベルギーリーグで印象的なパフォーマンスを見せているルーマニアの万能型MFの獲得に漕ぎ着けたようだ。 『De Telegraaf』の伝えるところによれば、アヤックスはマリン獲得に向けて1200万ユーロ(約15億円)の移籍金にく加え、ボーナス200万ユーロ(約2億5000万円)と今後の売却時の移籍金の数パーセントという条件でスタンダール・リエージュと合意に至ったという。また、選手自身とは2024年までの契約で合意を取り付けているようだ。 2013年に母国のヴィトルル・コンスタンツァでプロデビューを飾ったマリンは、2017年にスタンダール・リエージュに完全移籍。今シーズンここまではリーグ戦28試合に出場し、5ゴール5アシストを記録している。 また、2016年にデビューを果たしたルーマニア代表ではここまで15試合に出場し1ゴールを記録している。 リベロやアンカーを主戦場とするデ・ヨングとは異なり、セントラルMFや攻撃的MFを主戦場とするマリンは、オランダ式で言えば“8番”タイプのプレーヤーだ。しかし、卓越したテクニックと突破力、パスセンス、強烈なミドルシュートを兼備しており、ルーマニア国内では今後を嘱望される逸材だ。 2019.03.26 18:15 Tue

アヤックスの人気記事ランキング

1

「これはショックだ…」「信じられない」現役時代と大きく異なるファン・デル・ファールト氏の姿が話題!「引退生活を楽しんでるみたい」

元オランダ代表MFラファエル・ファン・デル・ファールト氏の現在の姿に注目が集まっている。 ファン・デル・ファールト氏は、2000年にアヤックスでプロキャリアをスタート後、ハンブルガーSVやレアル・マドリー、トッテナム、ベティス、FCミッティランでプレー。最後はデンマークのエスビャウfBでプレーした後、2018年に現役を引退した。 代表キャリアにおいては、2001年にオランダ代表デビューして以降、109試合25得点をマーク。ワールドカップ(W杯)とユーロで2度ずつの出場歴を誇り、2010年の南アフリカW杯でオランダ代表の準優勝に貢献した名手だ。現役引退後にはプロダーツ選手に転向したことでも話題となっていた。 現在41歳のファン・デル・ファールト氏は、23日に行われたリバプールレジェンズvsアヤックスレジェンズのチャリティーマッチにアヤックスの一員として参加。だが、現役時代との違いにファンが驚くこととなった。 現役時代にはどちらかと言えばシュッとしたイメージだったファン・デル・ファールト氏だが、当時と比べてかなり大きくなった様子。別人のような姿になっていた。 引退後はこれくらいの体型を維持しているファン・デル・ファールト氏だが、久々にピッチでプレーしたということもあり、体型のことを知らなかったファンからは「これはショックだ…」、「これは誰?」、「信じられない」、「引退生活を楽しんでるみたいだ」と大きな驚きの声が寄せられることとなった。 なお、リバプールレジェンズvsアヤックスレジェンズの一戦は、アヤックスが2点を先行したものの、後半にリバプールが一挙4得点で逆転に成功。4-2でリバプールレジェンズが勝利を収めている。 <span class="paragraph-title">【動画】現役時代とは別人のようなファン・デル・ファールト氏</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="nl" dir="ltr">Rafael van der Vaart <br>Edgar Davids <a href="https://twitter.com/hashtag/livaja?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#livaja</a> <a href="https://t.co/xBgmFQU41H">pic.twitter.com/xBgmFQU41H</a></p>&mdash; AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1771515889692660178?ref_src=twsrc%5Etfw">March 23, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.25 13:20 Mon
2

ミランがアヤックスの逸材MFフォスを獲得! 当面はボネーラ率いるフトゥーロ登録に

ミランは30日、アヤックスからU-19オランダ代表MFシルヴァーノ・フォス(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 なお、当面はダニエレ・ボネーラ監督率いるフトゥーロ(U-23)でプレーすることになる。 フォスは、スリナム系オランダ人の189cmセントラルハーフ。アムステルダムに生まれ育ち、7歳からアヤックスへ。昨シーズンからトップチームとセカンドチームを行き来するようになり、ここまでエールディビジで13試合に出場していた。 フォスにはプレミアリーグとリーグ・アンのクラブも張り付いていたようだが、ミランが素早い動きで確保に成功した。 2024.08.30 23:11 Fri
3

今季22ゴールのアヤックスFWブロビー、ノースロンドンの2クラブが獲得狙う?

アヤックスのオランダ代表FWブライアン・ブロビー(22)は、プレミアリーグ行きを望んでいるようだ。 アヤックスの下部組織出身であるブロビーは、2020年10月にファーストチームへ昇格。2021-22シーズンからRBライプツィヒに移籍したものの、わずか半年でアヤックスへレンタルで復帰すると、その後に完全移籍へと切り替わった。 今シーズンは、公式戦43試合22ゴール12アシストを記録。チームは振るわずエールディビジ5位で終えるシーズンとなったが、個人としては上々の成績を収めた。 そんなブロビーには、ビッグクラブからの関心が集中。イギリス『イブニング・スタンダード』によると、特にノースロンドンの2大クラブ、アーセナルとトッテナムが関心を示しているようだ。 両クラブとも、今夏の移籍市場でストライカーの獲得を模索中。他にも候補はいるものの、ブロビーはリストに入っていると報じられている。 ブロビー自身も、今夏の移籍に前向きな模様。母国メディアからのインタビューにて「レアル・マドリー、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、トッテナムは素晴らしいクラブだね。もちろん、アヤックスに残っても決して罰などではないよ」と語っており、オファーを歓迎する姿勢を示している。 2024.06.06 17:10 Thu
4

「動き出しがFWすぎる」日本代表DFが移籍後初ゴール!ストライカーばりの得点感覚にSNS騒然「堂安ぐらいの嗅覚がある」

【エールディビジ】フォレンダム 1-1 アヤックス(日本時間8月30日/クラス・スタディオン) <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9D%BF%E5%80%89%E6%BB%89?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#板倉滉</a> アヤックス加入後初ゴール<br><br>CKから味方がフリックしたボールを<br>冷静に合わせて、チームを救う同点弾!!<br><br>エールディヴィジ 第4節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%A0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#フォレンダム</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A2%E3%83%A4%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#アヤックス</a><a href="https://t.co/ayEseCxIBL">https://t.co/ayEseCxIBL</a> <a href="https://t.co/noTEVXATQu">pic.twitter.com/noTEVXATQu</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1961825465343287426?ref_src=twsrc%5Etfw">August 30, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> アヤックスの日本代表DF板倉滉が、移籍後初ゴールを記録した。チームを救う同点ゴールにファンたちが歓喜している。 今季からアヤックスでプレーする板倉は、第2節のゴー・アヘッド・イーグルス戦で負傷交代となったが、この日のフォレンダム戦では先発出場した。すると0ー1で迎えた61分に歓喜の瞬間を迎える。 右CKを獲得したアヤックスは、ステフェン・ベルハイスが左足で蹴ったボールをニアサイドのヴァウト・ヴェグホルストが頭で逸らす。するとファーサイドでフリーとなっていた板倉が、右足でダイレクトボレーを放つと、これがゴールネットを揺らした。 復帰戦での移籍後初ゴールにSNSのファンたちは「名門アヤックスで得点を挙げた初の日本人選手」「板倉選手DFなのにいきなりゴール決めてる!」「動き出しがFWすぎるだろ」「堂安ぐらい得点の嗅覚がある動きしてる」「板倉って本当にシュートうまいよなー」「代表選手たちが各地で活躍!アメリカ遠征楽しみだな」「動き出しが神なんよ」と歓喜している。 このゴールで引き分けたアヤックスは開幕からの4試合で2勝2分けとしている。 2025.08.31 06:00 Sun
5

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.7 “ファン・ハールの最高傑作”圧巻の強さでCL&国内リーグ戴冠/アヤックス[1994-95]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.7</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1994-95シーズン/アヤックス 〜ファン・ハールの最高傑作〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1994-95ajax.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルイス・ファン・ハール(42) 獲得タイトル:チャンピオンズリーグ、エールディビジ 攻撃力10:★★★★★★★★★★ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント9:★★★★★★★★★☆ 連係10:★★★★★★★★★★ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">圧巻の強さでCL&国内リーグ戴冠</div> 当時のアヤックスは、ユース育成プログラムが結実したチームだった。ダービッツやセードルフ、ファン・デル・サール、クライファート、デ・ブール兄弟など、下部組織出身の若手選手がチームの中核を担った。チームを率いていたのは、1991年にアシスタントコーチから監督に昇格して4年目のシーズンとなるファン・ハール。前年に続く連覇を狙ったシーズンだった。そのエールディビジでは27勝7分無敗、106得点28失点という圧巻の数字で見事に優勝を果たした。そして、1990年代最強とも恐れられたチームは、CLでも強さを発揮する。準決勝でバイエルンを2試合合計5-2で撃破すると、勢いそのままに臨んだ決勝のミラン戦もクライファートの決勝弾で1-0と勝利。ビッグイヤー戴冠を果たした。 しかし、その後のアヤックスは低迷していく。理由は、1995年に出されたボスマン判決だ(契約満了した選手が他クラブへ自由に移籍することを法的に保護)。ボスマン判決により、アヤックスは欧州ビッグクラブの草刈場とも言える状況に晒され、有望な若手が次々と国外へ流失することになった。この結果、アヤックスはそれまでよりも欧州で成功を収めることが困難になってしまった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">伝統的スタイル</div> 布陣は、アヤックスの伝統である3トップの3-4-3。ナイジェリアのフィニディ・ジョージとオランダのオーフェルマルスという、抜群のスピードを活かしたドリブルを武器とするウインガーを両翼に配したサイドアタックが最大の武器だった。彼らのお膳立てを受けたのが、リトマネンとクライファート。デビューシーズンのクライファートはフィニッシャーとしてゴールを量産。リトマネンはシャドウストライカー的な役割を担い、相手DFを混乱させた。 ゲームを組み立てるのは、インサイドハーフのセードルフとロナルド・デ・ブール。両者共に万能型で、テクニック、パス、ドリブルなどを高いレベルで兼ね備えるプレーメイカーだった。また、中盤のフィルター役は、キャリア終盤のライカールトやダービッツが務め、相手のチャンスの芽を効率よく摘んでいた。そして、攻撃的フットボールを支えるのに重要なDF陣には、フランク・デ・ブールとブリント、ライツィハーが名を連ねている。当時、ハイラインだった最終ラインをしっかりまとめあげたベテランのブリント、機動力を備えるF・デブールとライツィハーは広範囲をカバーした。もちろん、“足元の技術で魅せた最初のGK”である若き日のファン・デル・サールの存在も忘れてはならない。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWパトリック・クライファート(18)</span> アヤックスの下部組織出身だったクライファートは、このシーズンにトップチームのファン・ハール監督に見出されてデビュー。若さに見合わず安定してゴールを挙げ続けると、最終的にリーグ戦18ゴールという記録を残した。CL決勝のミラン戦では途中出場となったものの、85分に決勝点を奪取。クラブにとって22シーズンぶりとなる欧州タイトル獲得に貢献し、“アヤックスが誇るヤングスター”として、広く認知されるようになった。そして、1997年にはボスマン・ルールを行使してミランに移籍。その後、1998年にバルセロナへ移籍し、ファン・ハールと再会している。 2019.04.06 22:00 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly