CWC、2021年大会から“真の王者”決定戦へ FIFA理事会が改定承認

2019.03.16 08:15 Sat
Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)が2021年のFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)から24チーム参加を承認した。

CWCは現在、毎年12月に開催され、6つの大陸王者+開催国の計7チームがトーナメント方式で激突。だが、改定に伴い、開催が4年に1度となり、参加枠も欧州→「8」、南アメリカ→「6」、アフリカ、アジア、北中米→「3」、オセアニア→「1」に増加する。

また、トーナメント方式のフォーマットにおいても、3つのクラブを8つの組に振り分けたグループステージ勝ち上がり方式に変更。日程については現時点で不確定だが、6月17日〜7月4日の18日間で行う案が出ているという。
FIFAの会長を務めるジャンニ・インファンティーノ氏は15日にアメリカのマイアミで行われた理事会で承認後、「世界中のファンが真のCWCをお目にかかることになる。世界で最も優れた真の世界チャンピオンをね」と話した。

だが、イギリス『BBC』など複数メディアによれば、ヨーロッパクラブ連盟(ECA)は今回の承認案に断固否定姿勢を示している模様だ。

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