バルサ、サウールに関心 138億円を用意か

2019.02.23 22:06 Sat
Getty Images
バルセロナが、アトレティコ・マドリーに所属するスペイン代表MFサウール・ニゲス(24)の獲得を画策しているようだ。スペイン『アス』が伝えている。

バルセロナへは、推定移籍金7500万ユーロ(約94億円)でオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(21)のアヤックスからの来夏加入が内定。しかし、同クラブはさらなる中盤の強化を目指しており、サウールの獲得を望んでいるという。その評価は高く、スペイン人としては史上最高額の移籍金1億1000万ユーロ(約138億円)のオファーを提示する準備が出来ているようだ。

なお、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、バルセロナがサウール確保のためにクロアチア代表MFイヴァン・ラキチィッチ(30)を売却し、その資金を獲得費用に充てる計画であることを伝えている。
スペイン王者は、サウールに長らく関心を寄せており、2017年にも獲得に接近。しかし、サウールは同年7月に異例の9年間に及ぶアトレティコとの長期新契約にサインし、契約解除金が1億5000万ユーロ(約188億円)に設定された。

しかしながら、サウールに関してはチェルシーなど複数クラブも関心を寄せている模様。チェルシーは22日にFIFAから移籍補強禁止を言い渡されたが、何らかの形で補強できるとなれば、契約解除金を払う意向を持っているという。サウール当人はアトレティコ以外ではバルセロナを第一の選択肢としているそうだが、クラブ側が国外クラブへの売却を希望しているとのこと。アトレティコが放出止むなしと判断した場合には、国内外のクラブが色めき立つことになりそうだ。
アトレティコ・マドリー下部組織出身のサウールは、2012年にトップチーム昇格。翌年にラージョ・バジェカーノへの期限付き移籍をへてアトレティコに復帰するとクラブに欠かせない存在に成長し、今シーズンもここまで公式戦31試合に出場し、3ゴール3アシストを記録している。

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