マドリー、ジローナにホームで逆転負け…リーグ11戦ぶり白星献上でバルサとの勝ち点差9《リーガエスパニョーラ》
2019.02.17 22:00 Sun
レアル・マドリーは17日、リーガエスパニョーラ第24節でジローナをサンティアゴ・ベルナベウに迎え、1-2で逆転負けを喫した。
その後も積極的な攻撃を見せるジローナに対し、マドリーはやや受け身に回りつつも徐々にアセンシオとマルセロの左サイドからギアを上げていく。しかし、あまり前がかりになることもなく、なかなかシュートまで繋げることが出来ないまま時計の針が進む。17分にはボックス中央でボールを持ったL・バスケスが一対一を迎えたが、GKボノに阻まれる。
21分、左サイドでアセンシオがボールを持つとDFセルヒオ・ラモスがボックス内までオーバーラップ。アセンシオは自ら切り込んで打ちに行くが右足で右下隅を狙ったシュートはGKボノにキャッチされる。
試合は1-0でマドリーがリードしたまま折り返し。ジローナは幾度か訪れたチャンスをモノにすることが出来なかったが、追加失点を凌ぎ勝ち点獲得の希望を残す形で前半を終えた。
後半は早々にマルセロがボックス手前左から強烈なミドルシュートを放ち、直後にも右サイドで得たFKの流れからボックス内のベンゼマが積極的に狙う。どちらも得点とはならなかったが、ジローナに反撃を許さない。
更に勢いを上げて点差を広げたいマドリーは、58分にL・バスケスに代えてヴィニシウスを投入する。しかし、直後にジローナが反撃。59分、右サイドからのクロスに飛び上がった途中出場のロサーノがDFオドリオソラに競り勝ってヘディングシュートを放つと、GKクルトワが前方に弾く。すると、反応した途中出場のA・ガルシアがボックス内で左足を振り抜くがシュートは枠を捉えず。最大のチャンスを逃すこととなった。
それでもジローナはここから攻勢に転じ、65分にも右サイドからクロスが上がる。再び競り勝ったロサーノのヘディングシュートが左ポストに直撃すると、今度はドウグラス・ルイスがこぼれ球を蹴り込む。これがDFセルヒオ・ラモスのハンドを誘発し、PKのキッカーを務めたストゥアーニが落ち着いてスコアを振り出しに戻した。
追い付かれたマドリーは66分にアセンシオに代えてベイルを投入。しかし、ジローナの勢いを削ぐには至らず、直後にもポルトゥが右足を振り抜き右ポストを叩く。マルセロが担当するサイドが立て続けに破られ、マドリーはペースを取り戻すことが出来ない。
そして74分、マドリーがセバージョスに代えてマリア―ノを投入して大きく攻撃に比重を傾けると、この采配が裏目に。中盤でカゼミロがボールを奪われると、左サイドでボールを持ったロサーノが再三のシュート。またしてもGKクルトワが前方に弾くと、ボックス右でマルセロを振り切ったポルトゥが頭で押し込んだ。
そして、試合終了間際にはジローナのボックス内でオーバーヘッドシュートを狙ったセルヒオ・ラモスが、2枚目のイエローカードを提示されて退場。結局、マドリーが巻き返すことはできないまま試合が終了した。
この結果、ジローナはリーグ11試合ぶりに勝利。対するマドリーは、6試合ぶりの黒星を喫し、3位に転落。首位バルセロナ(勝ち点54)との勝ち点差は「9」に広げられた。
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リーグ5連勝中の暫定3位マドリー(勝ち点45)が、リーグ4連敗中で10試合勝ちの無い暫定17位ジローナ(勝ち点24)をホームに迎えた一戦。マドリーは、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグのアヤックス戦からスタメンを6名変更し、カルバハル、ナチョ、レギロン、モドリッチ、ベイル、ヴィニシウスに代えて、オドリオソラ、ヴァラン、マルセロ、セバージョス、L・バスケス、アセンシオを起用した。大幅にメンバーを入れ替えて久々の昼間試合に臨むマドリーは、開始早々の2分にストゥアーニにボックス右に抜け出されシュートを放たれるが、GKクルトワが身体を張って顔面でストップ。やや遅れ気味にオフサイドの笛も吹かれ、ヒヤリとさせられるシーンを切り抜けた。21分、左サイドでアセンシオがボールを持つとDFセルヒオ・ラモスがボックス内までオーバーラップ。アセンシオは自ら切り込んで打ちに行くが右足で右下隅を狙ったシュートはGKボノにキャッチされる。
前半半ばに差し掛かりギアを上げてきたマドリーは25分に右CKを獲得。蹴り込まれたクロスをGKボノがパンチングでクリアするとこぼれ球を右サイドで拾ったクロースが再びボックス内に蹴り込む。DFファンぺの前に入り込んでいたカゼミロがヘディングを流し込み、欲しい時間帯に得点を奪い切った。
試合は1-0でマドリーがリードしたまま折り返し。ジローナは幾度か訪れたチャンスをモノにすることが出来なかったが、追加失点を凌ぎ勝ち点獲得の希望を残す形で前半を終えた。
後半は早々にマルセロがボックス手前左から強烈なミドルシュートを放ち、直後にも右サイドで得たFKの流れからボックス内のベンゼマが積極的に狙う。どちらも得点とはならなかったが、ジローナに反撃を許さない。
更に勢いを上げて点差を広げたいマドリーは、58分にL・バスケスに代えてヴィニシウスを投入する。しかし、直後にジローナが反撃。59分、右サイドからのクロスに飛び上がった途中出場のロサーノがDFオドリオソラに競り勝ってヘディングシュートを放つと、GKクルトワが前方に弾く。すると、反応した途中出場のA・ガルシアがボックス内で左足を振り抜くがシュートは枠を捉えず。最大のチャンスを逃すこととなった。
それでもジローナはここから攻勢に転じ、65分にも右サイドからクロスが上がる。再び競り勝ったロサーノのヘディングシュートが左ポストに直撃すると、今度はドウグラス・ルイスがこぼれ球を蹴り込む。これがDFセルヒオ・ラモスのハンドを誘発し、PKのキッカーを務めたストゥアーニが落ち着いてスコアを振り出しに戻した。
追い付かれたマドリーは66分にアセンシオに代えてベイルを投入。しかし、ジローナの勢いを削ぐには至らず、直後にもポルトゥが右足を振り抜き右ポストを叩く。マルセロが担当するサイドが立て続けに破られ、マドリーはペースを取り戻すことが出来ない。
そして74分、マドリーがセバージョスに代えてマリア―ノを投入して大きく攻撃に比重を傾けると、この采配が裏目に。中盤でカゼミロがボールを奪われると、左サイドでボールを持ったロサーノが再三のシュート。またしてもGKクルトワが前方に弾くと、ボックス右でマルセロを振り切ったポルトゥが頭で押し込んだ。
そして、試合終了間際にはジローナのボックス内でオーバーヘッドシュートを狙ったセルヒオ・ラモスが、2枚目のイエローカードを提示されて退場。結局、マドリーが巻き返すことはできないまま試合が終了した。
この結果、ジローナはリーグ11試合ぶりに勝利。対するマドリーは、6試合ぶりの黒星を喫し、3位に転落。首位バルセロナ(勝ち点54)との勝ち点差は「9」に広げられた。
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