【J1開幕直前クラブガイド】ガンバらしくの宮本政権第二章 救世主から復権の先導者になれるか《ガンバ大阪》

2019.02.14 17:00 Thu
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2019シーズンも“蹴”春がいよいよ到来! 新シーズンの幕開けを告げるFUJI XEROX SUPER CUP 2019に先駆け、超ワールドサッカー編集部はJ1全18クラブを徹底分析。チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届けする。第13弾はガンバ大阪を紹介。
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◆「本来いるべき位置に」《ACL出場権争い》
※残留/ひと桁順位/上位争い/ACL出場権争い/優勝争いから選択
(c) CWS Brains, LTD.
レヴィー・クルピ氏の下でスタートを切ったガンバ大阪の2018シーズンは激動の1年だった。シーズンの折り返しとなる第17節終了時で16位に低迷したが、シーズン途中に就任したG大阪育成一期生で大レジェンドの宮本恒靖監督が復活劇の先導者に。FWファン・ウィジョの再合流やMF今野泰幸の復帰、アデミウソンの復調、そして夏場の補強も相まって、21年ぶりとなるクラブ記録の9連勝で9位に滑り込み、J1残留という最大のミッションを達成した。G大阪の黄金期を知り、G大阪のDNAを熟知する宮本監督の下でスタートする今年はチームスローガンとして『GAMBAISM』を掲げ、目標を「ACL圏内」に設定。その今オフ、8名が加わった。全体的な総評は、成長の可能性を秘めた若手有望株の台頭にも賭けた強化策もあり、やや地味。ただ、確実にポイントを抑えた補強が光り、退団したDFファビオを除けば昨年の主力からの流失もなく、若手の成長次第で期待感の高まるチーム編成だ。
今オフにファビオが抜け、懸念に挙がるポジションの1つだったセンターバック陣だが、タイ挑戦から4年ぶりのJリーグ復帰となるDF青山直晃が加わり、先のアジアカップを戦った韓国代表で主力を務めるDFキム・ヨングォンの獲得にも成功。中でも、アジア屈指のセンターバックであるキム・ヨングォンを獲得できたことは大きく、日本代表DF三浦弦太を擁するセンターバック陣は強化に成功したと言って良い。

G大阪ユース出身の五輪世代として期待がかかったDF初瀬亮を失ったサイドバックだが、大学No1の呼び声高いDF高尾瑠を獲得。昨年にロアッソ熊本から加入したドリブルが魅力のMF田中達也もキャンプでのプレーエリアを見る限り、サイドバック起用が主になりそう。昨年、一定のプレー機会がありながらアピールできずに伸び悩んだ初瀬の出来と新戦力の顔ぶれを比較すると、大きな痛手にはならないだろう。
攻撃陣の補強は昨年途中にFW渡邉千真を獲得したことで、FW呉屋大翔のレンタルバックに動いた程度。欧州挑戦の可能性が浮上した昨年のチーム得点王であるファン・ウィジョの残留は補強の意味合いが強く、アデミウソンや渡邉によるFW陣に不安材料はない。さらに、FW中村敬斗とFW食野亮太郎らホープがブレイクを遂げれば、MF倉田秋やMF小野瀬康介らサイドハーフを含めた攻撃陣の層もより厚くなってくる。

気がかりなのが、いまだMF遠藤保仁と今野の元日本代表コンビに頼りっきりなボランチの陣容だ。今年で、遠藤は39歳、今野は36歳。今年は補強がなく、MF矢島慎也をレンタルバックしたぐらいだ。キャンプ中は遠藤&今野の黄金コンビを使わず、矢島とMF高宇洋のどちらかを相方として起用する試運転を継続。矢島や高が遠藤と今野の存在を揺るがす存在になれれば、チームとしての戦力アップに繋がってくる。

2年目の意気込みとして「本来いるべき位置に」と語った宮本監督は昨年と異なり、準備期間を経て、開幕から指揮を執るシーズンになる。蒼黒の血が流れる求心力十分のカリスマは、選手と共に賢く、強く、ガンバらしく、『GAMBAISM』を築き上げ、復権の先導者になれるか。2年目は個人としても昨年の救世主ぶりが本物だったのかどうかが試される。

◆補強動向《B》※最低E~最高S
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【IN】
GK田尻健(25)←ツエーゲン金沢/復帰
DF高尾瑠(22)←関西学院大学/新加入
DF青山直晃(32)←ムアントン・ユナイテッド(タイ)/完全
DFキム・ヨングォン(28)←広州恒大(中国)/完全
MF奥野耕平(18)←ガンバ大阪ユース/昇格
MF田中達也(26)←ロアッソ熊本/完全
MF矢島慎也(25)←ベガルタ仙台/復帰
FW呉屋大翔(25)←徳島ヴォルティス/復帰

【OUT】
GK鈴木椋大(24)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き
DF平尾壮(22)→FC町田ゼルビア/完全
DFペ・スヨン(20)→カマタマーレ讃岐/期限付き
DFファビオ(29)→未定
DF初瀬亮(21)→ヴィッセル神戸/完全
DF西野貴治(25)→カマタマーレ讃岐/完全
MF泉澤仁(27)→ポゴニ・シュチェチン(ポーランド)/完全
MF二川孝広(38)→FCティアモ枚方(関西1部)/完全
MF妹尾直哉(22)→AC長野パルセイロ/完全
MF森勇人(23)→水戸ホーリーホック/完全
MF井出遥也(24)→モンテディオ山形/完全
FW長沢駿(30)→ベガルタ仙台/完全
FW一美和成(21)→京都サンガF.C./期限付き

◆超WS編集部イチオシ選手
MF矢島慎也(25)
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イチオシ選手は宮本監督のラブコールを受け、G大阪に復帰した矢島だ。昨年、古巣の浦和レッズと長らく凌ぎを削るG大阪に“覚悟の移籍”を決断した元リオ・デジャネイロ五輪代表の司令塔だが、レヴィー・クルピ前監督の下で出場機会を得られず、シーズン半ばにベガルタ仙台に期限付き移籍。天皇杯決勝のピッチに立ったが、ケガに苦しみ、悔しい1年を過ごした。その矢島はキャンプ中、遠藤&今野の偉大過ぎる不動コンビに割って入るべく、チーム全体で世代交代が叫ばれるボランチとしてアピール。宮本監督も高を含めた4人でボランチを回すことを示唆しているだけに、真価を見せるべきシーズンとなる。

◆注目の東京五輪世代!
FW中村敬斗(18)
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注目の五輪世代はプロ2年目の中村だ。アカデミー出身以外で初の飛び級入団者として注目を集めた昨年は、レヴィー・クルピ前監督に能力を評価され、開幕ゲームでトップチームデビューを飾ったが、シーズンが進むに連れて、シニア選手とオフ・ザ・ボールの動きの差が如実となり、J3リーグを戦うU-23に“降格”。だが、シーズン最終盤に先発起用されると、Jリーグ初ゴールを挙げ、成長の跡を示した。プロ2年目の今年はトップチームでの熾烈な定位置争いを勝ち抜くことがテーマ。そこで逞しく台頭を遂げることができれば、今年のU-20ワールドカップだけでなく、その先に待つオリンピック出場も近くなる。

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中島翔哉の退団で思うこと/六川亨の日本サッカー見聞録

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【J1注目プレビュー|第15節:浦和vsG大阪】絶好調・浦和は6連勝チャレンジ、復調G大阪も3連勝目指す

【明治安田J1リーグ第15節】 2025年5月6日(火) 14:00キックオフ 浦和レッズ(2位/25pt) vs ガンバ大阪(10位/20pt) [埼玉スタジアム2002] <h3>◆いざ6連勝へ【浦和レッズ】</h3> 2016年以来の5連勝を収め、一気に2位まで浮上した浦和。消化試合に差がある状況とはいえ、開幕当初の最悪な空気は完全に晴れたと言って良いだろう。 4戦勝利なしからスタートし、順位以上に重い空気だった浦和だが、この5連勝ではわずか2失点。無駄な失点がなくなり、攻撃陣がしっかりと要所でネットを揺らし、バランスが保てている印象だ。 特にスタメンをいじり固定してから連勝スタート。1トップ松尾佑介を起用した戦術から上手くゴールを奪え、その結果中盤も強度が戻り、バランスを見失わずに後ろの安定感が増している。 ホーム5連戦線も残り1つ。しっかりと勝利で終え、自信も手にしたい。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、ダニーロ・ボザ、マリウス・ホイブラーテン、長沼洋一 MF:松本泰志、安居海渡 MF:金子拓郎、渡邊凌磨、マテウス・サヴィオ FW:松尾佑介 監督:マチェイ・スコルジャ <h3>◆完勝で連勝、浦和も破りたい【ガンバ大阪】</h3> 息を吹き返しつつあるG大阪は、見事にホームで連勝。前節は湘南ベルマーレを迎え、今季最多となる4ゴールを奪っての快勝となった。 助っ人FWデニス・ヒュメットが2試合連続ゴールを奪うと、宇佐美貴史も復調傾向に。そして前節の勝利の立役者である岸本武流のゴール前での嗅覚は見事といえた。 チームとしての狙いどころがハッキリし、対角のボールで崩していく形を見せたが、過密日程の中でターンオーバーも考えられる状況。一筋縄ではいかない浦和を下せれば、一気に勢いに乗ることができるだろう。 ダニエル・ポヤトス監督がどういった人選を見せるのか。ベンチワークも含め、大事な一戦となる。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:一森純 DF:半田陸、中谷進之介、福岡将太、黒川圭介 MF:満田誠、鈴木徳真 MF:山下諒也、宇佐美貴史、食野亮太郎 FW:デニス・ヒュメット 監督:ダニエル・ポヤトス 2025.05.06 09:45 Tue
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来季のACLEは神戸、広島、町田が出場決定! ACL2にはG大阪が出場…町田はクラブ史上初のアジアの舞台に挑戦

AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)が終了。サウジアラビアのアル・アハリ・サウジが川崎フロンターレを下し、初優勝を果たした。 これにより、2025-26シーズンのACLE、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のJリーグ出場クラブが決定した。 Jリーグ勢はACLEに3チーム、ACLE2に1チームが出場するレギュレーション。ACLEで川崎Fが優勝した場合は、2024シーズンの明治安田J1リーグの1位、2位と川崎Fが出場し、ACL2に天皇杯優勝クラブが出場する予定だった。 しかし、川崎Fが準優勝に終わったことで、J1の上位3チームがACLE、天皇杯優勝クラブがACL2に出場することに。J1王者のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島、そして3位のFC町田ゼルビアがACLEに出場することが決定した。町田はクラブ史上初のACLE出場となる。 また、天皇杯も神戸が優勝していたため、出場枠が繰り下がりJ1の4位チームに。ガンバ大阪がACL2に出場することとなった。 <h3>◆AFCチャンピオンズリーグ・エリート</h3> J1・1位:ヴィッセル神戸 J1・2位:サンフレッチェ広島 J1・3位:FC町田ゼルビア <h3>◆AFCチャンピオンズリーグ2</h3> J1・4位:ガンバ大阪 2025.05.04 04:38 Sun
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山下諒也の今季4点目で6連勝目指した浦和を撃破したG大阪が3連勝!暫定5位に浮上【明治安田J1第15節】

明治安田J1リーグ第15節の浦和レッズvsガンバ大阪が6日に埼玉スタジアム2002で行われ、0-1でアウェイのG大阪が勝利した。 2016年以来の5連勝で一気に2位まで浮上した浦和(勝ち点25)。首位追走へ6連勝を目指すマチェイ・スコルジャ監督は、3日前の東京ヴェルディ戦と同じスタメンを採用。最前線に松尾佑介を据えた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 一方、こちらもリーグ戦連勝で息を吹き返しつつある10位のG大阪(勝ち点20)は、4ゴールを奪って快勝した直近の湘南ベルマーレ戦からスタメンを2人変更。ファン・アラーノと岸本武流に代えて山下諒也と食野亮太郎をスタメンで起用した。 浦和は開始早々にアクシデント。5分、右クロスをキャッチした西川が着地の際に左足を負傷。一度は治療を受けてプレーを再開したが、再びピッチに座り込み交代を要求。9分に牲川歩見が緊急投入された。 その後は互いにアタッキングサードまでボール運ぶが、なかなか決定機まで至らない状況が続く。そんな中、G大阪は35分、満田誠のロングボールを対応したDFホイブラーテンから敵陣でボールを奪った山下がボックス右から折り返しを供給。これを中央に走りこんだ食野が右足で合わせたが、シュートはDF石原広教のスライディングブロックに防がれた。 さらにG大阪は40分、敵陣でのパスカットからショートカウンターを仕掛けると、ボックス右から侵入した鈴木徳真の折り返しは松本泰志がブロック。さらにこぼれ球を走り込んだ満田が左足で合わせたが、シュートはGK牲川の好セーブに防がれた。 ピンチを凌いだ浦和は44分、ショートコーナーの流れから渡邊凌磨が右クロスを供給すると、ファーサイドのボザがダイビングヘッドで合わせたが、シュートはゴール左に外れた。 ゴールレスで迎えた後半、G大阪は開始早々に決定機を創出する。47分、中谷進之介のロングフィードでDFホイブラーテンの死角から抜け出した山下が、GKとの一対一を迎えたが、シュートは飛び出したGK牲川が体に当たった。 さらにG大阪は53分にも、最終ラインからのロングパスを左サイド深くで収めた宇佐美のバックパスを受けた食野がクロスを供給。これをファーサイドには強い込んだ山下がヘディングでゴール左隅に流し込んだ。 先制を許した浦和は、68分に金子拓郎、松本泰志、長沼洋一を下げて中島翔哉、関根貴大、荻原拓也を投入する3枚替えを敢行すると、ファーストプレーで決定機を作る。ボックス右から侵入したマテウス・サヴィオのパスでボックス右深くに抜け出した中島の折り返しを再びマテウス・サヴィオが合わせたが、シュートはゴール左に外れた。 対するG大阪は、74分に食野と黒川圭介を下げて岸本武流と江川湧清を、79分に満田を下げて倉田秋を投入。すると81分、宇佐美の右CKのセカンドボールをボックス内のデニス・ヒュメットが右足で合わせたが、これはDFホイブラーテンのブロックに阻まれた。 終盤にかけては浦和がハイプレスでG大阪のビルドアップを防ぎつつ攻撃に転じる展開となるが、最後まで得点は生まれず。試合はそのまま0-1でタイムアップ。 アウェイで好調浦和を撃破したG大阪がリーグ3連勝で暫定5位に浮上している。 浦和レッズ 0-1 ガンバ大阪 【G大阪】 山下諒也(後8) <span class="paragraph-title">【動画】5連勝の浦和をとめた山下諒也の決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1919639691449496007?ref_src=twsrc%5Etfw">May 6, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.06 16:15 Tue
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【明治安田J1第13節まとめ】京都がG大阪に敗れ首位陥落…横浜FCに3発快勝の鹿島が首位、名古屋下した柏が2位に浮上

29日に明治安田J1リーグ第13節の8試合が各地で行われた。 <h3>【FC東京vs清水】清水がアウェイで快勝し3連勝</h3> 前節9試合ぶりの勝利を挙げるも16位と苦しむFC東京と、連勝中の7位・清水エスパルスの対戦となった。 試合は立ち上がりから互いに攻め込んでいく展開となる中でゴールが遠い状況。そんな中43分にこぼれ球に反応した乾貴士を遠藤渓太がボックス内で倒しPKを与えると、北川航也がしっかりと右隅に決めて清水が先制して折り返す。 後半に入っても互いが攻め合う展開に。FC東京もゴールに迫っていく中、清水が粘り続けると79分にカウンターから乾がドリブルで仕掛けてシュート。これが相手に当たってコースが変わり追加点となり、清水が3連勝を果たした。 <h3>【名古屋vs柏】柏が上位に食らいつく逆転勝利で2位浮上</h3> 18位の降格圏に位置する名古屋グランパスと4位で首位を窺う柏レイソルの一戦となった。 試合は開始2分に名古屋が先制。キックオフから攻め続けると、左サイドからのクロスのこぼれ球を稲垣祥が左足ミドルで決め切る。 幸先の良いスタートとなった名古屋は、勢いに乗りマテウス・カストロや稲垣がゴールに迫るもポストに嫌われて追加点を奪えない。すると33分、柏はボックス内で激しいデュエルからボールを奪うと、山田雄士が流し込み同点となり、試合を折り返す。 すると50分、柏は三丸拡、木下康介とパスを繋ぐと、ジエゴがボックス内左からクロス。走り込んだ細谷真大がダイレクトで合わせて逆転に成功。名古屋はこの試合4度もポストにシュートが嫌われるなど決定力を欠き、柏が逆転勝利を収め2位に浮上した。 <h3>【湘南vs福岡】両者譲らずにゴールレスドロー</h3> 前節は土壇場の勝利で12位に浮上した湘南ベルマーレと5位のアビスパ福岡の一戦。福岡には秋野央樹、岩崎悠人、名古新太郎、ウェリントンと古巣対決となる選手が先発した。 互いに積極的なプレーは見せるものの、連戦の影響もあるのかあまり多くの決定機は作れず。後半はホームの湘南が押し込み、何度となくゴールに迫るものの得点は生まれず。ゴールレスドローに終わった。 <h3>【G大阪vs京都】</h3> 14位のガンバ大阪と首位の京都サンガF.C.の一戦。首位に立つ京都は3連勝を目指す戦いとなったが、立ち上がりからペースを握ったのはG大阪だった。 10分、G大阪は自陣からカウンター。右サイドでパスを受けたデニス・ヒュメットがドリブルで仕掛けると、低空クロスをボックス内中央で宇佐美貴史がダイレクトボレー。これが決まり、G大阪が幸先良く先制する。 スタンドは大きな盛り上がりを見せる中、追加点もG大阪に宇佐美が左のスペースにパスを出すと、これを受けたデニス・ヒュメットがドリブルスタート。そのままカットインし自ら決め切って追加点を奪う。 ヒュメットの加入後初ゴールを含め、1ゴール1アシストの活躍を見せる。首位を守るためには負けられない京都は34分にゴール。浮き球のパスを松田天馬がボックス内で粘ると、上がってきた須貝英大がボックス内右からグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだ米本拓司がヒールで流し込み1点を返すことに。後半はゴールが生まれず、2-1でG大阪が勝利して京都は首位陥落となった。 なお、首位に浮上したのは鹿島アントラーズ。2位で迎えた中で横浜FCを相手に躍動。前半こそ0-0だったが、チャヴリッチ、鈴木優磨、オウンゴールと3ゴールを奪い首位に浮上した。 <h3>◆明治安田J1リーグ第13節</h3> ▽4/29(火) FC東京 0-2 清水エスパルス 【清水】 北川航也(前45+1) 乾貴士(後34) 横浜FC 0-3 鹿島アントラーズ 【鹿島】 チャヴリッチ(後4) 鈴木優磨(後22) オウンゴール(後32) 名古屋グランパス 1-2 柏レイソル 【名古屋】 稲垣祥(前2) 【柏】 山田雄士(前33) 細谷真大(後5) ファジアーノ岡山 0-1 東京ヴェルディ 【東京V】 綱島悠斗(後21) サンフレッチェ広島 0-1 アルビレックス新潟 【新潟】 ミゲル・シルヴェイラ(後40) 湘南ベルマーレ 0-0 アビスパ福岡 ガンバ大阪 2-1 京都サンガF.C. 【G大阪】 宇佐美貴史(前10) デニス・ヒュメット(前27) 【京都】 米本拓司(前34) セレッソ大阪 1-2 FC町田ゼルビア 【C大阪】 チアゴ・アンドラーデ(後45+6) 【町田】 オ・セフン(後4) ドレシェヴィッチ(後33) <span class="paragraph-title">【動画】柏のエース・細谷真大が勝利へ導く決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1917102416970842175?ref_src=twsrc%5Etfw">April 29, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.04.29 18:30 Tue

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