後半ATの劇的2発で“メスタージャの奇跡”起こしたバレンシアがヘタフェ破って4強! 悩めるエースFWロドリゴが殊勲のハット!《コパ・デル・レイ》
2019.01.30 07:33 Wed
コパ・デル・レイ準々決勝2ndレグのバレンシアvsヘタフェが29日にメスタージャで行われ、3-1で勝利したバレンシアが2戦合計3-2でベスト4進出を決めた。なお、ヘタフェMF柴崎岳は、日本代表招集中のため欠場した。
先週にホームで行われた1stレグを1-0で先勝したヘタフェだが、週末に行われたリーガエスパニョーラではアトレティコ・マドリーとのダービーに0-2で完敗。その試合からは先発4人を変更。モリーナとハイメ・マタが2トップを組んだ。
一方、敵地で先勝を許したバレンシアだが、こちらは先週末ビジャレアルとのダービーに3-0で圧勝。弾みを付ける形で今回の一戦を迎えた。そのビジャレアル戦からは先発4人を変更。中盤にヴァス、フェラン・トーレスとフレッシュな選手が起用された。
試合は開始早々に動く。試合開始40秒、中盤で2つのセカンドボールの競り合いを制したヘタフェはそのルーズボールが最前線のモリーナに渡る。そして、相手GKが戻り切れていないと判断したモリーナがボックス手前右からグラウンダーのシュートをゴール右隅に流し込んだ。
1stレグに続きモリーナにゴールを許したバレンシアはすぐさま反撃を開始。h失点直後の3分にはボックス中央でパスを受けたロドリゴがゴール左隅の絶妙なコースに左足のコントロールシュートを飛ばすが、これは相手GKチチゾラのスーパーセーブに阻まれた。
迎えた後半、逆転突破に3点が必要なバレンシアがさらに前がかる。53分にはサンティ・ミナがゴールネットを揺らすが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、オフサイドでゴールは認められず。
何とか早い時間帯に1点がほしいバレンシアは56分、ヴァスを下げてチェリシェフを投入すると、この選手交代がゴールをもたらす。61分、左サイドのガヤからの縦パスに抜け出したチェリシェフがボックス左で折り返すと、これをファーでドフリーのロドリゴが難なく流し込んだ。
このゴールでメスタージャの熱気が一段上がった中でここからホームチームが押し込む展開が続く。さらに74分には直近のアトレティコ戦で退場していたジェネがこの試合でも2枚の警告をもらってしまい、公式戦2試合連続退場に。
数的優位を手にしたバレンシアはイ・カンイン、ガメイロと攻撃的なカードを切って力業でゴールをこじ開けにいく。だが、完全に割り切って守るヘタフェの堅守を前になかなか決定機まで持ち込めず、時間だけが過ぎていく。
しかし、VARや小競り合いの影響で7分が与えられた後半アディショナルタイムに“メスタージャの奇跡”が起きる。まずは92分、セットプレーの流れからイ・カンインが入れたクロスに対してオフサイドをかいくぐったサンティ・ミナがダイビングヘッドで折り返すと、これをロドリゴがワンタッチで流し込む。
さらに93分には相手のロングカウンターを自陣ゴール前で凌いでロングカウンターを発動すると、ボックス右に抜け出したガメイロからの丁寧な折り返しを三度ロドリゴがワンタッチで流し込み、今季リーグ戦で大不振のエースストライカーのハットトリックでついに試合を引っくり返した。
その後、DFガブリエウが味方との交錯で流血するアクシデントに見舞われた中きっちり時間を進めたバレンシアが後半アディショナルタイムの2ゴールによる大逆転劇でベスト4進出を果たした。
先週にホームで行われた1stレグを1-0で先勝したヘタフェだが、週末に行われたリーガエスパニョーラではアトレティコ・マドリーとのダービーに0-2で完敗。その試合からは先発4人を変更。モリーナとハイメ・マタが2トップを組んだ。
一方、敵地で先勝を許したバレンシアだが、こちらは先週末ビジャレアルとのダービーに3-0で圧勝。弾みを付ける形で今回の一戦を迎えた。そのビジャレアル戦からは先発4人を変更。中盤にヴァス、フェラン・トーレスとフレッシュな選手が起用された。
1stレグに続きモリーナにゴールを許したバレンシアはすぐさま反撃を開始。h失点直後の3分にはボックス中央でパスを受けたロドリゴがゴール左隅の絶妙なコースに左足のコントロールシュートを飛ばすが、これは相手GKチチゾラのスーパーセーブに阻まれた。
その後はリスクを冒して押し込むバレンシアと、堅守速攻で応戦するヘタフェという構図の下で緊迫感のある攻防が続く。26分にはペナルティアーク付近で得たFKを名手パレホが直接狙うが、これは枠を捉え切れない。終盤にかけても攻勢を続けるバレンシアは前半ラストプレーでゴール前のロドリゴ、ガヤに決定機も相手DFの身体を張った守備に阻まれた。
迎えた後半、逆転突破に3点が必要なバレンシアがさらに前がかる。53分にはサンティ・ミナがゴールネットを揺らすが、ここはビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証の結果、オフサイドでゴールは認められず。
何とか早い時間帯に1点がほしいバレンシアは56分、ヴァスを下げてチェリシェフを投入すると、この選手交代がゴールをもたらす。61分、左サイドのガヤからの縦パスに抜け出したチェリシェフがボックス左で折り返すと、これをファーでドフリーのロドリゴが難なく流し込んだ。
このゴールでメスタージャの熱気が一段上がった中でここからホームチームが押し込む展開が続く。さらに74分には直近のアトレティコ戦で退場していたジェネがこの試合でも2枚の警告をもらってしまい、公式戦2試合連続退場に。
数的優位を手にしたバレンシアはイ・カンイン、ガメイロと攻撃的なカードを切って力業でゴールをこじ開けにいく。だが、完全に割り切って守るヘタフェの堅守を前になかなか決定機まで持ち込めず、時間だけが過ぎていく。
しかし、VARや小競り合いの影響で7分が与えられた後半アディショナルタイムに“メスタージャの奇跡”が起きる。まずは92分、セットプレーの流れからイ・カンインが入れたクロスに対してオフサイドをかいくぐったサンティ・ミナがダイビングヘッドで折り返すと、これをロドリゴがワンタッチで流し込む。
さらに93分には相手のロングカウンターを自陣ゴール前で凌いでロングカウンターを発動すると、ボックス右に抜け出したガメイロからの丁寧な折り返しを三度ロドリゴがワンタッチで流し込み、今季リーグ戦で大不振のエースストライカーのハットトリックでついに試合を引っくり返した。
その後、DFガブリエウが味方との交錯で流血するアクシデントに見舞われた中きっちり時間を進めたバレンシアが後半アディショナルタイムの2ゴールによる大逆転劇でベスト4進出を果たした。
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