鉄壁のイランが中国に3発快勝! 準決勝で日本代表と対戦《AFCアジアカップ2019》

2019.01.25 03:06 Fri
Getty Images
AFCアジアカップUAE 2019準々決勝の中国代表vsイラン代表が24日に行われ、0-3でイランが勝利した。

20日に行われたラウンド16でタイ代表を2-1で下した中国は、その一戦からスタメンを2人変更。出場停止のチャン・リンペンとユ・ターパオに代えてリュウ・イーミンとヤン・チェンドンをスタメンで起用。

一方、21日に行われたラウンド16のオマーン代表戦を2-0で勝利したイランは、その試合からスタメンを2人変更。出場停止のアミリとマジド・ホッセイニに代えてハジサフィとカナニ
試合開始早々の5分、中国はスルーパスで相手DFの裏に抜け出したハオ・ユンミンがボックス右から侵入。ゴール前に走り込んだウー・レイへ折り返しを供給したが、これは守備に戻ったレザイーアンが先にカットした。

対するイランは11分、M・モハマディの右CKからファーサイドのアズムーンがヘディングシュートを放ったが、これはチェン・チーがゴールライン手前で弾き返した。
その後、高いポゼッションで押し込む展開となるイランは18分、ロングフィードの対応にあたったフォン・シャオティンに対してアズムーンが素早くプレスからボールを奪う。ボックス右まで侵入したアズムーンの折り返しを最後はタレミがゴールに流し込み、イランが先制した。

先制したイランは、31分にも決定機。自陣からのロングボールを前線で1A・ジャハンバクシュが競り合うと、こぼれ球を拾ったアズムーンがボックス中央から侵入。アズムーンは飛び出したGKヤン・チュンリンを冷静にかわし、シュートを無人のゴールに流し込んだ。

迎えた後半も立ち上がりこそ中国が押し込む場面が見られたが、徐々に主導権はイランに移る。すると60分、イランは右サイドを持ち上がったアズムーンのクロスの流れたボールを走り込んだハジサフィがダイレクトシュート。しかし、これはGKヤン・チュンリンが好セーブで防ぐ。

その後、中国は82分にロングカウンターからチャンスを迎えたが、今大会無失点を誇る鉄壁のイラン守備を前にシュートはブロックされた。

すると、イランは後半アディショナルタイム1分にロングフィードの処理にもたついたシ・ケからボールを奪ったタレミのパスに抜け出したファルドが3点目を沈め、勝負あり。

中国に快勝のイランが4大会ぶりのベスト4進出を決めた。なお、準決勝ではベトナム代表に1-0で勝利した日本代表と対戦する。

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