後半怒涛の猛攻を見せた中国がタイを逆転で下しベスト8進出!《AFCアジアカップ2019》

2019.01.21 00:57 Mon
Getty Images
AFCアジアカップ2019の決勝トーナメント1回戦、タイ代表vs中国代表が20日に行われ、中国が2-1で勝利した。

グループA2位のタイと、グループC2位の中国が激突した一戦。タイは、横浜F・マリノスのティーラトンや北海道コンサドーレ札幌のチャナティップ、昨季までサンフレッチェ広島でプレーしたティーラシンが先発に。一方、中国はここまで2ゴールずつ記録しているウー・レイとユ・ターパオらがスタメンに顔を揃えた。

序盤は体格で勝る中国がフィジカルを生かしてタイゴールに迫る。中盤を飛ばしてシンプルに前方へボールを放り込む攻撃で、10分に味方からのラフな浮き球パスをボックス右で受けたウー・レイがチャンスに。シュートはGKシワラックの正面に飛んでゴールとはならなかった。
対するタイは、中国の素早いチェックに苦しみなかなかボールを収めることができない。そんな中、23分に敵陣右サイドの深い位置でFKを獲得すると、ティーラトンが意表を突いて直接ゴールを狙う。左足から放たれたシュートは枠を捉えていたが、Gkヤン・チュンリンに弾き出された。

ここからタイに攻撃のリズムが生まれ始める。27分、自陣のFKを前線のジャディートにつなげると、ジャディートはティーラシンとのワンツーで守備網を掻い潜りゴール右を掠める惜しいシュートを放つ。さらに、29分のティーラシンのヘディングシュートで左CKを獲得したタイはこのチャンスをモノにする。
タイは、ティーラトンが上げたクロスの跳ね返りを拾い、ヘーミボーンがボックス手前からシュート。これがゴール前のジャディートに繋がり、うまくトラップしてボールを足元に収めたジャディートは、素早い反転からシュートを押し込んだ。

先制したタイは肩の力が抜けて中盤でボールが回せるように。チャナティップを中心に、序盤は苦しんだ中国のプレスをひらりと躱しながら前に進めていく。36分にもジャディートに惜しい場面が訪れたものの、シュートは枠の外に逸れ、試合はタイの1点リードで折り返した。

後半に入り、攻勢を強める中国は48分に左サイドを突破したガオ・リンのクロスをボックス中央でウー・レイがダイレクトで狙っていくが、上手くミートできずシュートは力なく枠の右へ。その後にもウー・レイに立て続けにビッグチャンスが訪れたが、シュートで終えることができなかった。さらに60分には、フォン・シャオティンが味方とのワンツーでボックス左を突破しゴール前にクロスを供給。ここにユ・ターパオが飛び込んだが、至近距離からのシュートはGKシワラックのビッグセーブに阻まれた。

勢いづく中国は64分にユ・ターパオとリュウ・ヤンを下げてシャオ・ジーとジン・ジンダオを投入。するとこの交代が功を奏す。67分、チェン・チーが敵陣右サイド深くでボールを奪い山なりのクロスを上げる。これをシャオ・ジーが頭で強烈なシュートを見舞うと、GKシワラックに一度は防がれるものの、跳ね返りを押し込んで試合を振り出しに戻した。

このゴールで完全に流れを取り戻した中国は70分に、ガオ・リンがボックス内でクルケーウに倒されPKを獲得。自らこのPKを沈めて、中国が逆転に成功した。

後半は全く攻撃できないタイ。スコアは動かないまま後半アディショナルタイムに入る。ヘーミボーンがボックスの外からゴール右上を突いたシュートを放ったが、GKヤン・チュンリンがチームを救うビッグセーブ。その後まもなく試合終了の笛が鳴り、中国が2-1で逆転勝利を収めた。ベスト8の対戦相手はイラン代表vsオマーン代表の勝者となる。

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