J1昇格の松本、湘南からMF高橋諒を完全移籍で獲得

2018.12.27 13:32 Thu
Getty Images
松本山雅FCは27日、湘南ベルマーレからMF高橋諒(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。
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▽高橋は2016年に明治大学から名古屋グランパスへ入団。翌年の7月に湘南へ期限付き移籍で加入すると、今シーズンに完全移籍を果たした。同シーズンは明治安田生命J1リーグ10試合で1ゴールを記録していた。▽松本加入が決まった高橋は両クラブ公式サイトを通じて、以下のようにコメントしている。
◆松本山雅FC
「このたび、湘南ベルマーレより完全移籍で加入することになりました」

「松本山雅FCでプレーできる機会をいただき感謝しています。松本山雅FCがJ1に定着できるよう、そして自分自身が成長できるように向上心を持ってひとつでも多くの勝利に貢献したいと思います。J1の舞台は厳しい戦いになると思いますが、皆さんがワクワクするような試合、プレーをしてサッカーを楽しみたいと思います。アルウィンでのファン・サポーターの方々が創り出してくれる素晴らしい雰囲気の中でプレーすることが楽しみです!松本山雅FCに携わる全ての方々がひとつになって勝利を目指しましょう!熱い声援よろしくお願いします!」
◆湘南ベルマーレ
「1年半という短い期間でしたがお世話になりました。湘南ベルマーレの力になれずここを去ることを申し訳なく思います」

「この決断をするのに自分自身迷いました。ただその中で今季を振り返って考えた結果、新しい環境で挑戦したい気持ちが強くなりこの決断に至りました。今シーズンは満足にサッカーができないくらいコンディション的にもメンタル的にも苦しい1年を過ごしてきました。ピッチから離れることもありましたが、そういう時でも声をかけてくれたり相談に乗ってくれたチームメイトに本当に感謝していますし、最高の仲間に巡り会うことができた僕は幸せ者です。来季は松本山雅FCに移籍しますが、湘南ベルマーレとの試合を楽しみにしていますし、次会った時に皆さんに成長した姿を見せられるように強い覚悟、向上心持って頑張りたいと思います」

「そして最後に、どんな時も熱い声援をしてくれたファン・サポーターの方々、湘南ベルマーレに携わる全ての方々に出会えたことに感謝してこれから頑張ります!ありがとうございました!また会いましょう!」


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Jリーグも今年はJ1が2試合、J3が1試合を残すのみとなった。週末の24日にはJ2昇格プレーオフ争いをしている松本を取材に沼津まで足を延ばそうと思っている。日程が重なっていることもあり、これまでJ3は取材したことがなかった。しかし今シーズンは自宅から大宮が近いということもあって、何度かNACK5スタジアムに足を運びJ3の試合を見る機会があった。 今シーズン、寺田周平監督が就任した福島は、かつての川崎Fを彷彿させるショートパスによる攻撃的なサッカーで楽しませてくれた。チームを牽引するのは高速ドリブルの森晃太だが、川崎FからレンタルのSB松長根悠仁と攻撃的MF大関友翔は1シーズンで川崎Fに戻ってもおかしくない将来性豊かな逸材だった。 J1復帰はダントツの強さを誇った大宮が早々と決めたが、レンタル加入したFW杉本健勇は、その攻撃力はもちろんのこと、前線からの献身的な守備でチームの昇格に貢献した。彼の存在なくして大宮のJ2昇格とJ3優勝は語れない。 そんなJ3リーグで「天国から地獄」に落ちたのが沼津だった。第31節まではプレーオフ圏内の4位にいたものの、下位の八戸と讃岐に連敗して6位に後退。その後は第33節の金沢に1-0、続く長野に1-1と持ち直して勝点51の4位に再浮上した。ところが第35節で9位の北九州にアウェーで1-1と引き分けると、第36節の宮崎にホームで1-2と敗れて勝点(52)を伸ばせずプレーオフ圏外の7位まで後退してしまった。 同じ第36節、福島は金沢を2-1で下して勝点53の6位に浮上。北九州も讃岐を2-1で退けて勝点52、得失点差で8位に食い込んできた。そして迎えた第37節、6位と8位の直接対決となった福島対沼津戦はホームの福島が2-1で競り勝ち勝点56の6位をキープ。敗れた沼津は8位と変わらず、長野と1-1で引き分けた北九州が順位を1つ上げて7位に浮上した。 残るは第38節の1試合だが、24日の沼津対松本戦は、実はかねてから取材を計画していた。それというのも、この試合が昇格プレーオフ進出を賭けた直接対決になると予想していたからだ。ところが松本は第34節からの4連勝で11位から4位に大きくジャンプアップ。昇格プレーオフ進出を1試合残して決めた。松本と同じ勝点57のFC大阪もプレーオフ進出を決めており、残り1つの枠を勝点56の福島と同53の北九州が争っているが、得失点差で福島の優位は動かない。 ただし松本、FC大阪、福島は最終戦の結果次第で3チームの順位が入れ替わる可能性があるため、3位の富山との対戦を避けつつ、プレーオフ準決勝をホームで開催するためにも激しい戦いが予想される。 最終戦の相手はFC大阪が9位の八戸、福島がJFL降格の決まった岩手、そして北九州はブービーでJFL2位の高知との入替戦に臨むYS横浜。これはこれで面白い試合展開になるかもしれない。 いずれにせよ福島は昨シーズン15位、北九州にいたっては最下位ながらJFLで優勝したHonda FCはアマチュアチームのため昇格資格がなく降格を免れたチーム。こうしたチームがいきなりJ2昇格の権利を獲得しようかという活躍を見せるのもJリーグの不思議な魅力かもしれない。 文・六川亨 2024.11.19 08:00 Tue
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