負傷ベンゼマの決勝弾でマドリーがリーガ3連勝も乏しい内容でCWC鹿島戦に弾み付けられず《リーガエスパニョーラ》
2018.12.16 04:25 Sun
▽リーガエスパニョーラ第16節、レアル・マドリーvsラージョ・バジェカーノが15日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが1-0で勝利した。
▽前節、ウエスカに競り勝ってリーグ戦連勝を飾った4位のマドリー(勝ち点26)は、今節終了後にUAEで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップに向かう。19日に鹿島アントラーズとの準決勝が行われるため、19位のラージョ(勝ち点10)をホームに迎えるこの一戦では主力を温存したいところ。しかし、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)でCSKAモスクワ相手に0-3の惨敗を喫しており、ファンの怒りを鎮めるうえで格下相手の大勝が求められた。そして、ソラーリ監督は負傷のカゼミロ、ベイルに代わってマルコス・ジョレンテ、ルーカス・バスケスを起用した以外、現状のベストメンバーを起用した。
▽試合前にモドリッチがバロンドールを初お披露目するなど祝賀ムードのベルナベウでスタートした自治州ダービー。戦前の予想通り、ホームのマドリーが相手を押し込んでいく。すると13分、ボックス手前右でボールを持ったバスケスからの丁寧なスルーパスに反応したベンゼマがゴール右から冷静に右足のシュートをゴール左に流し込んだ。
▽幸先良く先制に成功したマドリーだが、試合を落ち着かせられない。ゴール直後にはマルセロのサイドを簡単に破られて危険なクロスを許すと、16分にはエンバルバの右CKをゴール前フリーのベラスケスに頭で合わせられるが、これは枠の左に外れた。
▽課題の守備面を補うために追加点がほしいマドリーは16分にクロースのスルーパスに完璧に抜け出したアセンシオがGKと一対一になるが、ここはシュートコースが甘くGKの好守に遭う。その直後には波状攻撃からボックス右のバスケスが無人のゴールへシュートを蹴り込むが、相手DFの身体を張ったブロックに阻まれた。
▽1点リードで試合を折り返したマドリーは後半も立ち上がりに決定機を創出。50分、ボックス右で強引に仕掛けたモドリッチがマイナスに折り返すと、これをフリーのアセンシオが左足でシュート。しかし、ここは果敢な飛び出しでコースを狭めたGKのビッグセーブに遭う。
▽その後、2枚替えを敢行して攻勢に出るラージョに対してゲームコントロール優先の試合運びを見せるマドリーは65分にクロースのFKからセルヒオ・ラモスがヘディングでゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定で認められず。
▽決定機こそ相手に与えていないものの後半もなかなか試合を決める2点目が奪えないマドリーは71分にアセンシオを下げてダニ・セバージョス、78分には足を痛めたベンゼマに代えてヴィニシウスをピッチに送り込む。試合最終盤は割り切って時間を使う姿勢を見せたが、91分には相手のロングボールからアレグリア、ベラスケスにゴール前で続けて決定的な枠内シュートを許すが、ここはGKクルトワのビッグセーブとDFカルバハルのゴールカバーに救われ、試合はこのままタイムアップ。
▽3試合連続クリーンシートで年内のリーガ最終戦を勝利で飾ったマドリーだが、乏しい試合内容にベンゼマの負傷が重なり、CWC準決勝の鹿島戦に向けて弾みを付けることはできなかった。
▽前節、ウエスカに競り勝ってリーグ戦連勝を飾った4位のマドリー(勝ち点26)は、今節終了後にUAEで開催中のFIFAクラブ・ワールドカップに向かう。19日に鹿島アントラーズとの準決勝が行われるため、19位のラージョ(勝ち点10)をホームに迎えるこの一戦では主力を温存したいところ。しかし、ミッドウィークのチャンピオンズリーグ(CL)でCSKAモスクワ相手に0-3の惨敗を喫しており、ファンの怒りを鎮めるうえで格下相手の大勝が求められた。そして、ソラーリ監督は負傷のカゼミロ、ベイルに代わってマルコス・ジョレンテ、ルーカス・バスケスを起用した以外、現状のベストメンバーを起用した。
▽試合前にモドリッチがバロンドールを初お披露目するなど祝賀ムードのベルナベウでスタートした自治州ダービー。戦前の予想通り、ホームのマドリーが相手を押し込んでいく。すると13分、ボックス手前右でボールを持ったバスケスからの丁寧なスルーパスに反応したベンゼマがゴール右から冷静に右足のシュートをゴール左に流し込んだ。
▽課題の守備面を補うために追加点がほしいマドリーは16分にクロースのスルーパスに完璧に抜け出したアセンシオがGKと一対一になるが、ここはシュートコースが甘くGKの好守に遭う。その直後には波状攻撃からボックス右のバスケスが無人のゴールへシュートを蹴り込むが、相手DFの身体を張ったブロックに阻まれた。
▽時間の経過と共にマイボールの時間を増やして主導権を掴んだマドリーは遅攻と速攻を交えた仕掛けで追加点に迫っていく。36分にはボックス手前でベンゼマの丁寧な落としに反応したクロースが左足の強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくも左ポストを叩いた。
▽1点リードで試合を折り返したマドリーは後半も立ち上がりに決定機を創出。50分、ボックス右で強引に仕掛けたモドリッチがマイナスに折り返すと、これをフリーのアセンシオが左足でシュート。しかし、ここは果敢な飛び出しでコースを狭めたGKのビッグセーブに遭う。
▽その後、2枚替えを敢行して攻勢に出るラージョに対してゲームコントロール優先の試合運びを見せるマドリーは65分にクロースのFKからセルヒオ・ラモスがヘディングでゴールネットを揺らすが、これはオフサイドの判定で認められず。
▽決定機こそ相手に与えていないものの後半もなかなか試合を決める2点目が奪えないマドリーは71分にアセンシオを下げてダニ・セバージョス、78分には足を痛めたベンゼマに代えてヴィニシウスをピッチに送り込む。試合最終盤は割り切って時間を使う姿勢を見せたが、91分には相手のロングボールからアレグリア、ベラスケスにゴール前で続けて決定的な枠内シュートを許すが、ここはGKクルトワのビッグセーブとDFカルバハルのゴールカバーに救われ、試合はこのままタイムアップ。
▽3試合連続クリーンシートで年内のリーガ最終戦を勝利で飾ったマドリーだが、乏しい試合内容にベンゼマの負傷が重なり、CWC準決勝の鹿島戦に向けて弾みを付けることはできなかった。
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
マドリーは今夏左SBも補強へ…新指揮官のスタイルに合致した複数候補をリストアップ
レアル・マドリーは今夏の移籍市場で左サイドバックの補強にも動くようだ。 UEFAスーパーカップを除き今シーズンの主要タイトルをすべて逃すことが決定的となったマドリー。エル・クラシコ敗戦翌日にはカルロ・アンチェロッティ監督の今シーズン限りの退団が決定し、新シーズンはレバークーゼンの指揮官を今季限りで退任するシャビ・アロンソ監督を新指揮官に迎えて捲土重来を期す。 新シーズンに向けてはすでにリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドの獲得が内定。また、懸念のセンターバックではボーンマスのスペイン代表DFディーン・ハイセン、リバプールとアーセナルでプレーするフランス代表のイブラヒマ・コナテ、ウィリアム・サリバらの名前が挙がっている。 そんななか、クラブはフランス代表DFフェルラン・メンディの離脱が続き、2番手のスペイン人DFフラン・ガルシアの力不足も否めない左サイドバックの補強にも動くようだ。 以前にはバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス獲得に動いていたが、現在のターゲットは新指揮官の教え子とクラブ在籍歴がある3選手が有力な候補だという。 1人目はレバークーゼンでプレーするスペイン代表DFアレハンドロ・グリマルドで、スペイン『Cadena SER』は適切な移籍金で獲得可能な元バルセロナDFが指揮官のラブコールに応じる可能性は高いとみている。 その他ではミランのフランス代表DFテオ・エルナンデス、ジローナのスペイン人DFミゲル・グティエレス、ベンフィカU-21スペイン代表DFアルバロ・カレーラス。いずれもクラブのカンテラに在籍経験があり、スペイン『Relevo』は900万ユーロ(約14億8000万円)の買い戻し条項を有するグティエレスは具体的なターゲットになると考えている。 また、それ以外でもボーンマスのハンガリー代表DFミロシュ・ケルケズ、アヤックスのオランダ代表DFジョエル・ハトにも関心を示しているという。 いずれの選手も3バックと4バックを併用する新指揮官のスタイルに合致しそうなプロフィールの持ち主だが、どの選手がエル・ブランコの新戦力になるのか。 2025.05.13 22:33 Tue2
重傷を負ったレアルの17歳逸材CBが復帰間近、昨夏のツアー帯同に続くCWC参加なるか
レアル・マドリーU-19のU-17スペイン代表DFジョアン・マルティネスが、復帰へと近づいている。スペイン『マルカ』が報じた。 今シーズン開幕前のアメリカツアーでは、ブレイクを果たしたスペイン人DFラウール・アセンシオらとともにファーストチームに帯同したマルティネス。カルロ・アンチェロッティ監督も高く評価した17歳センターバックだが、ツアー終了後のトレーニングで左ヒザ前十字じん帯断裂の重傷を負っていた。 2024年8月の負傷からもうすぐ7カ月が経とうというなか、すでにボールを使ったピッチでのトレーニングを再開しているとのこと。リハビリは最終段階にあり、あと1カ月ほどでチームに復帰できる段階まで来ているという。 アルバロ・アルベロア監督率いるU-19チームでのシーズン中の復帰が期待される一方、ファーストチーム に帯同してのFIFAクラブ・ワールドカップ(CWC)参加も視野に。出場することが目標ではなく、再びアンチェロッティ監督のもとでトレーニングし、その後のプレシーズンに備えたいという考えのようだ。 2025.02.26 18:58 Wed3
「CL史上最も美しいボレー」ジダンが自らの左足でビッグイヤーを手繰り寄せる【インクレディブル・ゴールズ】
サッカーファンなら誰もが一度は見たことがあるであろう歴史に残るスーパーゴール。今回の企画『Incredible Goals』(信じられないゴール)では、これまでに生まれた驚愕のゴールを紹介していく。 今回は元フランス代表MFジネディーヌ・ジダン氏が決めたボレーだ。 <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiI2WEZ4ZHBqcCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> フランスを初のW杯優勝に導き、クラブレベルでも多大な功績を残したジダン氏。今回紹介するのはジダンのボレーと言えば!というゴールだ。 ジダンやルイス・フィーゴ氏らを筆頭に多くのタレントを擁したマドリーは、2001-02ジーズンのチャンピオンズリーグ(CL)で順調に勝ち上がり、レバークーゼンとの決勝に辿り着く。 そして迎えた決勝、FWラウール・ゴンサレスとDFルシオがそれぞれゴールを挙げ、1-1で迎えた前半終了間際に、ジダンのあのボレーが誕生する。 左サイドのロベルト・カルロスのクリアとも取れる高いロビングのボールを、ボックス内のジダンはしっかりとタイミングを計り、利き足ではない左足でボレー。完璧にボールの芯を捉えたこの強烈なシュートは、見事にネットに突き刺さり、初のビッグイヤー獲得を自らのゴールで引き寄せた。 足元に吸い付くような華麗なボールタッチ、ピッチを俯瞰しているかのような絶妙なスルーパス、そして抜群のボディバランスを駆使し、数々のスーパーゴールを生み出したジダン氏だが、中でもこのビューティフルゴールは、多くのサッカーファンの記憶に残っているゴールと言えるだろう。 2020.05.29 22:15 Fri4