会長に捧ぐ勝利…事故目撃者シュマイケルが感傷的コメント
2018.11.04 10:00 Sun
▽10月27日のヘリコプター墜落事故により、ヴィチャイ・スリバッダナプラバ会長ら5名の搭乗者全員が亡くなる大惨劇に見舞われたレスター・シティ。その悲しみを力に変えた。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。
「全ての人にとって、本当にタフな1週間だった。でも、クラブのみんなが手を取り合い、自分自身を支えてくれた。彼らは、会長が僕に残してくれた“家族”だ」
「今日も色んなことがあり、タフだったけど、プロフェッショナルな振る舞いを見せた彼らを誇りに思う。今日は感情的な日になる。でも、彼のために3ポイントを掴み取ることができて嬉しい」
「彼は僕らにとっても、すごく誇りに思う人だった。今は彼の家族のことを考えている。全員が心を傷めたけど、彼の家族の悲しみは想像を絶する。だから、僕らは彼の家族や彼の側にいたい」
PR
▽レスター・シティは3日に行われたプレミアリーグ第11節でカーディフとアウェイで対戦。キックオフ前のピッチ上でチーム関係者全員が円陣を組み、挑んだ試合は、55分にFWデマライ・グレイが得点を挙げ、亡き会長に勝利を捧げた。▽事故発生時の目撃者であり、レスキューをも試みたレスターのデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルは、守護神として完封勝利に貢献した試合後、インタビューに応対。涙を目に溜めながら次のように思いを打ち明けた。「今日も色んなことがあり、タフだったけど、プロフェッショナルな振る舞いを見せた彼らを誇りに思う。今日は感情的な日になる。でも、彼のために3ポイントを掴み取ることができて嬉しい」
「自分の人生に影響のある人物はごくわずか。彼は僕の人生に本当に大きな影響を与えてくれた。それは僕だけじゃなく、他の人にも言えること。様々な反応からそれを知ることができた」
「彼は僕らにとっても、すごく誇りに思う人だった。今は彼の家族のことを考えている。全員が心を傷めたけど、彼の家族の悲しみは想像を絶する。だから、僕らは彼の家族や彼の側にいたい」
PR
カスパー・シュマイケルの関連記事
レスター・シティの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
カスパー・シュマイケルの人気記事ランキング
1
代表初弾で決勝点のスビメンディにスペイン指揮官「ロドリ不在の時期に彼がいるのは特権」
スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が振り返った。 スペインは12日のUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグAグループ4第3節でデンマーク代表とホームで対戦し、1-0で勝利。相手守護神カスパー・シュマイケルが立ちはだかるなか、79分にマルティン・スビメンディがこじ開け、これが決勝点となった。 首位浮上のスペイン指揮官はこう話す。『UEFA.com』が報じた。 「勝ちととも、ゲームプランがうまくいって嬉しく思う。この試合が複雑なテストというのは我々全員がわかりきったことだった。並はずれた選手がいて、全員が国に大勝利を捧げるために全力を尽した姿は私好みなもの。特に、後半はね」 また、価値ある代表初ゴールのスビメンディにも言葉を送る。 「マルティンはいつだって宝だ。あのゴールで注目度が上がることだろうね。彼のプレー、頭脳にはコンピューターが組み込まれている。ロドリがしばらく不在となる時期に彼がいてくれるのは特権だ」 <span class="paragraph-title">【動画】スビメンディが華麗ボレーで代表初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="0Ezqr4jTaGM";var video_start = 286;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.13 11:15 Sun2
ニース、新守護神候補のGKブルカが肩の脱臼で手術か
ニースのポーランド人GKマーシン・ブルカ(23)が、約2カ月の長期離脱になる見込みだ。 GKブルカは27日に行われたUEFAカンファレンスリーグ第4節のパルチザン戦で肩を負傷。以降の2試合を欠場していた。 フランス『フットメルカート』が報じたところによると、ブルカは肩の脱臼で手術を受けることになり、最大2カ月の離脱になるとのことだ。 ニースは今夏に新守護神としてレスター・シティからデンマーク代表GKカスパー・シュマイケル(35)を獲得。しかし、先月にはルシアン・ファブレ監督との確執や複数の規律違反も報じられており、クラブは今後ブルカを重宝する方針だと伝えられていた。 2022.11.03 22:50 Thu3
エリクセンやシュマイケルら主力が順当招集…デンマーク代表が発表【ユーロ2024】
デンマークサッカー協会(DBU)は30日、ユーロ2024に臨むデンマーク代表メンバー26名を発表した。 チームを率いるカスパー・ヒュルマンド監督は、守護神カスパー・シュマイケル、シモン・ケアー、ピエール=エミール・ホイビュア、クリスティアン・エリクセン、ラスムス・ホイルンドといったお馴染みの主力を順当に招集。 一方で、MFロバート・スコフ(ホッフェンハイム)、MFマット・オライリー(セルティック)、MFイェスパー・リンドストローム(ナポリ)、FWグスタフ・イサクセン(ラツィオ)といった選手が招集外となった。 今大会でグループCに入ったデンマークは、イングランド代表、セルビア代表、スロベニア代表と対戦する。今回発表されたデンマーク代表メンバー26名は以下の通り。 ◆デンマーク代表メンバー26名 GK カスパー・シュマイケル(アンデルレヒト/バルギー) フレデリク・レノウ(ヘルタ・ベルリン/ドイツ) マッズ・ヘルマンセン(レスター・シティ/イングランド) DF ビクトル・ネルソン(ガラタサライ/トルコ) ヨアキム・メーレ(ヴォルフスブルク/ドイツ) ヨアキム・アンデルセン(クリスタル・パレス/イングランド) ヤニク・ヴェステルゴーア(レスター・シティ/イングランド) ビクトル・クリスティアンセン(ボローニャ/イタリア) ラスムス・クリステンセン(ローマ/イタリア) シモン・ケアー(ミラン/イタリア) アンドレアス・クリステンセン(バルセロナ/スペイン) アレクサンダー・バー(ベンフィカ/ポルトガル) MF モルテン・ヒュルマンド(スポルティングCP/ポルトガル) トーマス・デラネイ(アンデルレヒト/ベルギー) クリスティアン・ノアゴーア(ブレントフォード/イングランド) マティアス・イェンセン(ブレントフォード/イングランド) ミッケル・ダムスゴーア(ブレントフォード/イングランド) ピエール=エミール・ホイビュア(トッテナム/イングランド) クリスティアン・エリクセン(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) FW ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) ヤコブ・ブルーン・ラーセン(バーンリー/イングランド) ユスフ・ポウルセン(RBライプツィヒ/ドイツ) ヨナス・ヴィンド(ヴォルフスブルク/ドイツ) アンドレアス・スコフ・オルセン(クラブ・ブルージュ/ベルギー) カスパー・ドルベリ(アンデルレヒト/ベルギー) アンドレス・ドレイヤー(アンデルレヒト/ベルギー) 2024.05.30 23:30 Thu4
ユナイテッドファンは大興奮! 伝説守護神2人がデンマーク街中で偶然の遭遇
マンチェスター・ユナイテッドの伝説的な守護神2人が、デンマークの街中で偶然遭遇するという、驚きの出来事が起こった。 現在、ユナイテッドではスペイン代表GKダビド・デ・ヘアが長らく守護神を務めているが、ここ数十年間で最も印象的な守護神との質問が出た場合、必ずと言って候補の一人に挙がるのは、元デンマーク代表GKピーター・シュマイケルと、元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールの2人の名前ではないだろうか。 ここ最近ではレスター・シティのデンマーク代表GKカスパー・シュマイケルの父親としての印象が強いシュマイケル氏は、1996年から1999年までと在籍経験こそ短いものの、1998-99シーズンの“シーズントレブル”に大きな貢献を果たしたクラブ史上歴代最高GKの呼び声高い名手だ。その卓越したリーダーシップと驚異的な反射神経を生かしたショットストップは今でもユイテッドファンの記憶に残っている。 一方、2005年から2011年まで在籍したファン・デル・サール氏は、3度のプレミアリーグ制覇に加え、2007-08シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇に貢献。オランダ代表史上最高のGKとも評される名手は、卓越した足元の技術と幅広い守備範囲から近年のモダン型GKのはしりと言える。 そんな赤い悪魔のレジェンドGKの2人に関してはクラブのレジェンズマッチなどを通じて交友関係があるものの、プライベートでの関係はあまり知られていない。 そういった中、シュマイケル氏は3日に自身の公式『ツイッター』を通じて、母国デンマークのヘアニングの街中でショッピングをしていた際、ファン・デル・サール氏と偶然遭遇したことを2人のツーショット写真と共に明かした。 なお、奇跡の遭遇かに思われる今回の出来事だが、アヤックスで最高経営責任者(CEO)を務めるファン・デル・サール氏は、ヘアニングをホームタウンとするミッティランとのチャンピオンズリーグ(CL)の試合のためチームに帯同しており、その際にたまたまシュマイケル氏と遭遇したようだ。 <div id="cws_ad">◆ユナイテッドの伝説GKが街中で遭遇!<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Look who I met in the shopping street in Herning...!! <a href="https://twitter.com/hashtag/MUFC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MUFC</a> <a href="https://t.co/dKHDeN7t9X">pic.twitter.com/dKHDeN7t9X</a></p>— Peter Schmeichel (@Pschmeichel1) <a href="https://twitter.com/Pschmeichel1/status/1323637468818739201?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2020.11.04 08:30 Wed5
「脈を感じたが、すぐに状況が変わった…」チームドクターがエリクセンが倒れた時の状況を報告
デンマーク代表のチームドクターを務めるモルテン・ボーセン氏が試合中に倒れたMFクリスティアン・エリクセンの当時の状況について語った。デンマーク『BT』が伝えた。 デンマークは12日、ユーロ2020の第1節でフィンランド代表と対戦。2大会ぶり9度目の出場となるデンマークが試合を優勢に進めていた中、前半の終盤に悲劇が起きる。 43分、エリクセンがスローインのボールを受けにいくと、足元がおぼつかず、そのままピッチへと力なく倒れ込む事態に。突然の出来事に一瞬時が止まったが、すぐに選手たちが気が付き、エリクセンの下へ。ドクターも呼ばれる緊急事態となった。 うつぶせで倒れたエリクセンは全く動くことなく、状況を把握した両チームの選手たちは目を向けられない状態に。ドクターが気道の確保や心臓マッサージを始めると、現場に緊張感が走った。 スタンドの観客も騒然とする中、デンマークの選手たちはエリクセンの治療の様子がカメラに映らないようにするために背を向けて並び壁を作る状況に。また、シモン・ケアーとカスパー・シュマイケルはエリクセンの妻を落ち着かせにいくなど、懸命に対応していた。 10分以上の治療がピッチ上で行われ、その後ストレッチャーで運び出されたエリクセン。フィンランドの選手たちも協力し、その姿を隠したまま、ピッチを後にしていた。 一度試合は中断した中、1時間半が経過して再開することが決定。その後、0-1でフィンランドが勝利を収めていた。 なお、エリクセンは病院に緊急搬送され、容態が安定したことが報告されており、最悪の事態は免れることとなった。 試合後の記者会見で、チームドクターのボーセン氏が登場し、エリクセンが倒れた時の状況を報告。意識は最初からあったが、容態が急変したと明かした。 「クリスティアンが倒れた時、我々は現場に呼ばれた。その様子を見ていなかったが、すぐに何が起きているのかを理解した。彼は横になり息をしていた」 「脈を感じたが、すぐに状況が変わり、救命のための心臓マッサージを始めた」 「スタジアムのドクターをはじめとする救急隊員の協力があったからこそ、必要なものを手に入れることができた」 「クリスティアンは病院に運ばれる前に私に話しかけてきた」 2021.06.13 12:20 Sunレスター・シティの人気記事ランキング
1
「プスカシュ賞ノミネートに値する!」レスターFWジョルダン・アイェウのロングFKが炸裂! ガーナのAFCON予選逆転突破には繋がらず…
レスター・シティのガーナ代表FWジョルダン・アイェウがゴラッソを決めた。 ガーナは15日、アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)予選のグループF第5節でアンゴラ代表と対戦。18分に試合を動かしたのがアイェウだ。 敵陣中央付近でFKを獲得すると、構えたアイェウが狙いすました一撃。左に曲がる軌道でGKの手も越え、ゴール左上に決まった。 このロングFKには「素晴らしいゴール」「言葉が出ない」「プスカシュ賞ノミネートに値する!」「ワンダーストライク」といった反応が。なお、その後追いつかれ1-1で試合を終えたガーナは、5戦未勝利で2004年大会以来の予選敗退が決定している。 今夏クリスタル・パレスからプレミアリーグ昇格組のレスターへ移ったアイェウ。ここまでの公式戦14試合では流れのなかから3ゴールを記録しているが、FKの場面にも期待が懸かる。 <span class="paragraph-title">【動画】先制ゴラッソに歓喜の輪! アイェウのコース完璧なロングFK</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">Jordan Ayew scores a stunning freekick to put Ghana ahead against Angola.<a href="https://twitter.com/hashtag/GTVSports?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#GTVSports</a> <a href="https://t.co/cl9WPRilqx">pic.twitter.com/cl9WPRilqx</a></p>— GTV SPORTS+ (@mygtvsports) <a href="https://twitter.com/mygtvsports/status/1857505097007206649?ref_src=twsrc%5Etfw">November 15, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.16 22:30 Sat2
完璧ミドルも喜びなしのガルナチョ、主将ブルーノが代弁 「一部ファンの信頼を失ったと…」
マンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョがゴールを決めた後の様子が注目を集めている。 ユナイテッドは10日のプレミアリーグ第11節でレスター・シティとホームで対戦し、3-0で勝利。ここ4試合続いたルート・ファン・ニステルローイ氏の暫定体制は3勝1分け無敗という結果で締めくくられ、ルベン・アモリム新監督を迎えることに成功した。 だが、この試合のユナイテッドで変に注目されるのがアルゼンチン代表FWアレハンドロ・ガルナチョだ。途中から出場した20歳アタッカーは82分に完璧なコントロールショットでダメ押しゴールを決めたが、一切の喜ぶ様子なし。仲間が駆け寄っても、だ。 先制弾を含め、全得点に絡む活躍で存在感を放った主将のポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスは試合後、イギリス『BBC』のインタビューで本人に代わって説明。一部ファンの信頼をなくしたと感じたためという。 「ガルナチョは素晴らしいゴールを決めたけど、一部ファンの信頼を失ったと思い、本来のようなセレブレーションをしなかった。だから、彼に伝えたんだ。周りはいつも文句を言うものだけど、多くの人は君のことが好きだし、君のプレーを楽しんでいる人がいるよってね」 「彼にはセレブレーションをしろとも伝えた。スペシャル(なゴール)だったしね。彼は特別な選手だし、僕らには違いを生み出せる選手たちがいる。彼らこそが勝利の導き手になる選手たちなんだ」 昨季の公式戦で10ゴールを決め、今季もここまで7ゴールとそれを上回る勢いのガルナチョだが、プレミア前節のチェルシー戦では無理な仕掛けでボールロストするなど怠慢な一面も。8日のヨーロッパリーグ(EL)前にはファンとの冷ややかなやり取りも話題を呼んでいた。 また、ファン・ニステルローイ暫定監督は「私にとってそんなに問題じゃない」とキッパリ。「彼とは試合前に話して、多くの試合に出場し、多くの時間をプレーしてきたわけだから、ベンチから違いを生み出す必要もあると言ったんだ」と述べている。 <span class="paragraph-title">【動画】ガルナチョが見事な一撃! ただ笑顔なし…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Sa4Tw3ofj78";var video_start = 152;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.11 16:02 Mon3
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon4
トゥヘル監督就任に批判的な声も、イングランド人指揮官は「あまり多く語るべきではない」…プレミアでイングランド人監督は1人も優勝なし
史上3人目の外国人監督としてイングランド代表を率いることとなったトーマス・トゥヘル監督。イングランド人以外が指揮を執ることには反対意見も浮上している。 ガレス・サウスゲイト監督がユーロ2024を最後に退任。暫定体制でここまで戦ってきた中、ドイツ人指揮官のトゥヘル監督が就任することが決定した。 サッカーの母国と呼ばれながら、ワールドカップの優勝はない自国開催の1966年が最後。ユーロではサウスゲイト監督の下で2大会連続準優勝と成績を残していたが、優勝は一度もない状況だ。 新監督決定に向けては約10名がイングランドサッカー協会(FA)の面接を受けたとのこと。イングランド出身の指導者も含まれていたが、最終的にはドイツ人のトゥヘル監督に決定した。 元イングランド代表DFのギャリー・ネビル氏は「有害」と外国人監督の招へいに否定的だが、かつてイングランドの世代別代表を指揮していたレスター・シティのスティーブ・クーパー監督は、まだまだイングランド人はレベルアップが必要とし、今の状況では多くを語るべきではないとした。 「時が経つにつれ、英国の指導者がさらに向上し、世界トップクラスに並ぶようになることを期待している」 「その間、我々は与えられたあらゆる機会を生かし、良い仕事をしなければならない。定期的にそれができるようになるまで、あまり多くを語るべきではないかもしれない」 「私はイギリスの文化を心から信じているし、指導者の教育の道も信じている」 ちなみに、プレミアリーグは世界最高峰のリーグの1つと呼ばれているが、4連覇中のマンチェスター・シティを率いるのスペイン人のジョゼップ・グアルディオラ監督。近年リバプールで優勝したのもドイツ人のユルゲン・クロップ監督と外国人監督が続いており、イングランド人監督が優勝したことは過去1度もない。マンチェスター・ユナイテッドを長らく指揮したサー・アレックス・ファーガソン氏やブラックバーンで優勝したケニー・ダルグリッシュ氏はスコットランド人。アーセナルで優勝を経験しているアーセン・ヴェンゲル氏はフランス人、チェルシーで3度優勝しているジョゼ・モウリーニョ氏もポルトガル人と、イングランド人は1人もおらず、意地とは別に外国人に指揮を任せるのも仕方ないかもしれない。 2024.10.17 21:10 Thu5