【リーガエスパニョーラ第11節プレビュー】新生レアル・マドリーは昨季2部王者と対戦! ソラーリ監督vsロナウド会長
2018.11.03 17:00 Sat
▽先週末に行われた第10節では首位バルセロナがレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”に衝撃的な5-1の大勝を飾り、アラベスやセビージャ、アトレティコ・マドリーとその他の上位陣も揃って勝利を収めている。その一方で、日本人対決初対決が期待されたMF柴崎岳のヘタフェとMF乾貴士のベティスはヘタフェに軍配も共に出場機会は訪れなかった。
▽11月最初の一節となる第11節では、サンティアゴ・ソラーリ暫定体制で巻き返しを図る9位のレアル・マドリーと6位のバジャドリーの対戦に注目だ。
▽前節、敵地でのクラシコに1-5の惨敗を喫したレアル・マドリーはリーグ3連敗となり、先月29日にフレン・ロペテギ監督を解任。そして、後任人事に注目が集まる中、リザーブチームを率いるソラーリ監督が暫定指揮官に任命された。その初陣となったミッドウィークのコパ・デル・レイ4回戦1stレグでは3部のメリリャ相手のアウェイゲームを若手主体のメンバー構成で臨み、DFオドリオソラやFWクリストの初ゴールなどによって4-0の快勝を収めた。DFマルセロやDFヴァランなど一部負傷者を除き主力復帰が見込まれる今節ではここまで4勝2敗4分けと快進撃を見せる昨季セグンダA王者のバジャドリーをホームで迎え撃つ。なお、ソラーリ監督とバジャドリー会長ロナウド氏は現役時代にレアル・マドリーで共にプレーした元同僚であり、監督と会長としての初対決に注目が集まるところだ。
▽そのレアル・マドリーに圧勝して首位キープに成功したバルセロナはリーガ3連勝を目指して19位に低迷する昇格組ラージョとのアウェイゲームに挑む。エースFWメッシ不在となったクラシコではFWスアレスのハットトリックなど攻撃陣が爆発し、望外の大勝を飾った。その一方で、直近のコパ・デル・レイでは3部のレオネサ相手にMFデンベレやFWムニル、FWマウコムら控えのアタッカー陣が精彩を欠き、DFラングレの後半終了間際のゴールで辛くも1-0の辛勝。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)のインテル戦を控える中、幾つかのポジションでターンオーバーを行いたいところだが、コパの出来を考慮すると主力投入もやむなしか。なお、右腕の骨折からの早期復帰を目指すメッシに関してはすでに練習に復帰したものの、起用は早くても来週末のベティス戦あるいは代表ウィーク明けのアトレティコ戦になりそうだ。
▽首位のバルセロナを勝ち点2差で追う4位のアトレティコは、18位に低迷するレガネスとの自治州ダービーで連勝を目指す。前節はレアル・ソシエダ相手にDFゴディン、DFフィリペ・ルイスの2ゴールで快勝したものの、FWグリーズマンとFWジエゴ・コスタになかなかゴールの匂いがしてこないのは気がかりな点だ。また、来週ミッドウィークには前回対戦で0-4の大敗を喫したドルトムントとのリベンジマッチを控えており、今回のレガネス戦では格下相手に取るべき人がゴールを奪い、良い形でドルトムント戦に弾みを付けたい。
▽前節、日本人初対決が実現しなかった2人の日本人選手では8位のヘタフェが最下位のウエスカと、13位のベティスが10位のセルタと対戦する。柴崎は直近に行われたコパのコルドバ戦で途中出場し、公式戦7試合ぶりにピッチに立ったもののさしたるアピールは見せられず、今節では引き続きベンチスタートが濃厚だ。一方、柴崎同様にコパのラシン戦で先発出場した乾は決勝点に繋がるPKを獲得しアピールに成功。ただ、その試合から中2日での戦いとなるだけに出番はベンチからとなりそうだ。
《リーガエスパニョーラ第11節》
▽11/3(土)
《21:00》
レガネス vs アトレティコ・マドリー
《24:15》
レアル・マドリー vs バジャドリー
《26:30》
バレンシア vs ジローナ
《28:45》
ラージョ vs バルセロナ
▽11/4(日)
《20:00》
エイバル vs アラベス
《24:15》
ビジャレアル vs レバンテ
《26:30》
レアル・ソシエダ vs セビージャ
ウエスカ vs ヘタフェ
《28:45》
ベティス vs セルタ
▽11/5(月)
《29:00》
エスパニョール vs ビルバオ
▽11月最初の一節となる第11節では、サンティアゴ・ソラーリ暫定体制で巻き返しを図る9位のレアル・マドリーと6位のバジャドリーの対戦に注目だ。
▽前節、敵地でのクラシコに1-5の惨敗を喫したレアル・マドリーはリーグ3連敗となり、先月29日にフレン・ロペテギ監督を解任。そして、後任人事に注目が集まる中、リザーブチームを率いるソラーリ監督が暫定指揮官に任命された。その初陣となったミッドウィークのコパ・デル・レイ4回戦1stレグでは3部のメリリャ相手のアウェイゲームを若手主体のメンバー構成で臨み、DFオドリオソラやFWクリストの初ゴールなどによって4-0の快勝を収めた。DFマルセロやDFヴァランなど一部負傷者を除き主力復帰が見込まれる今節ではここまで4勝2敗4分けと快進撃を見せる昨季セグンダA王者のバジャドリーをホームで迎え撃つ。なお、ソラーリ監督とバジャドリー会長ロナウド氏は現役時代にレアル・マドリーで共にプレーした元同僚であり、監督と会長としての初対決に注目が集まるところだ。
▽首位のバルセロナを勝ち点2差で追う4位のアトレティコは、18位に低迷するレガネスとの自治州ダービーで連勝を目指す。前節はレアル・ソシエダ相手にDFゴディン、DFフィリペ・ルイスの2ゴールで快勝したものの、FWグリーズマンとFWジエゴ・コスタになかなかゴールの匂いがしてこないのは気がかりな点だ。また、来週ミッドウィークには前回対戦で0-4の大敗を喫したドルトムントとのリベンジマッチを控えており、今回のレガネス戦では格下相手に取るべき人がゴールを奪い、良い形でドルトムント戦に弾みを付けたい。
▽その他の上位陣では2位のアラベスが15位のエイバル、3位のセビージャが12位のソシエダとそれぞれアウェイゲームに挑む。直近のリーガでレアル・マドリー、ビジャレアルを破るなど3連勝中のアラベスは公式戦3戦未勝利のエイバル相手に得意の接戦に持ち込んできっちり勝ち切りたいところだ。一方、相変らず攻撃陣が好調を維持するセビージャはリーグ戦2試合連続無得点中のソシエダ相手では先制点がより重要な意味を持つことになる。
▽前節、日本人初対決が実現しなかった2人の日本人選手では8位のヘタフェが最下位のウエスカと、13位のベティスが10位のセルタと対戦する。柴崎は直近に行われたコパのコルドバ戦で途中出場し、公式戦7試合ぶりにピッチに立ったもののさしたるアピールは見せられず、今節では引き続きベンチスタートが濃厚だ。一方、柴崎同様にコパのラシン戦で先発出場した乾は決勝点に繋がるPKを獲得しアピールに成功。ただ、その試合から中2日での戦いとなるだけに出番はベンチからとなりそうだ。
《リーガエスパニョーラ第11節》
▽11/3(土)
《21:00》
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レアル・マドリー vs バジャドリー
《26:30》
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▽11/4(日)
《20:00》
エイバル vs アラベス
《24:15》
ビジャレアル vs レバンテ
《26:30》
レアル・ソシエダ vs セビージャ
ウエスカ vs ヘタフェ
《28:45》
ベティス vs セルタ
▽11/5(月)
《29:00》
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