ベッカム氏がUEFA会長賞を受賞…チェフェリン会長「彼の世代の真のアイコン」

2018.08.21 21:45 Tue
Getty Images
▽マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーなどで活躍した元イングランド代表MFデイビッド・ベッカム氏が、UEFA(欧州サッカー連盟)会長賞を受賞した。UEFA公式サイトが発表した。
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▽UEFA会長賞は、優れた業績や優れた専門性、そして、個人的な資質の良さを認めて送られるもの。2018年はベッカム氏に送られることとなった。
▽UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は、ベッカム氏の選出について「彼はサッカーにおいてグローバルな大使であり、地球上のあらゆる場所で、試合に対する勝ちを宣伝している」と理由を語り、「世界中の多くの子供たちの生活を助けてきた、彼の絶え間ない人道的な努力も祝われるべきだ。ベッカムは、彼の世代の真のサッカーアイコンだ」と、ベッカムが世界中で行っている貢献活動を称えた。

▽受賞を受けたベッカム氏は「UEFA会長賞を受賞したことは光栄だ。僕のキャリアでは、常に100%を出し、チームワークとフェアプレーの精神を保とうと努力してきた。この賞を受賞した傑出した選手たちのリストに並ぶことを誇りに思う。UEFAチャンピオンズリーグのピッチでは、多くの忘れがたい瞬間を過ごしてきた。1999年にバルセロナで行われたバイエルン戦の魔法のような夜。そのような劇的なものだ」と、今回の会長賞受賞を喜んだ。

▽ベッカム氏は、マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2003年7月にレアル・マドリーへと移籍。銀河系軍団と呼ばれたチームの一員として活躍すると、その後はLAギャラクシー、ミラン、パリ・サンジェルマンでプレー。2013年7月に現役を引退していた。プレミアリーグでは264試合に出場し62ゴール23アシストを記録。リーガエスパニョーラでは116試合に出場し13ゴール33アシスト。チャンピオンズリーグではイングランド人初の100試合出場を達成し、通算107試合出場16ゴール20アシストを記録していた。
▽また、イングランド代表としても115試合に出場し17ゴールを記録。1998年、2002年、2006年と3度のワールドカップに出場していた。

▽なお、UEFA会長賞はベッカム氏で18人目。昨年は、ローマ一筋で現役を引退した元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ氏が受賞していた。

◆UEFA会長賞受賞者
1998年:ジャック・ドロール(フランス)
2000年:ギ・ルー(フランス)
2001年:フアン・サンティステバン(スペイン)
2002年:ボビー・ロブソン(イングランド)
2003年:パオロ・マルディーニ(イタリア)
2004年:アーニー・ウォーカー(スコットランド)
2005年:フランク・ライカールト(オランダ)
2006年:ビルフリート・ストラウブ(ドイツ)
2007年:アルフレド・ディ・ステファノ(スペイン)
2008年:ボビー・チャールトン(イングランド)
2009年:エウゼビオ(ポルトガル)
2010年:レイモン・コパ(フランス)
2011年:ジャンニ・リベラ(イタリア)
2012年:フランツ・ベッケンバウアー(ドイツ)
2013年:ヨハン・クライフ(オランダ)
2014年:ヨセフ・マソプスト(チェコ)
2017年:フランチェスコ・トッティ(イタリア)

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