鬼才ビエルサが井手口陽介に戦力外通告 問題は言語か

2018.08.07 11:30 Tue
Getty Images
リーズ・ユナイテッドを率いるマルセロ・ビエルサ監督が日本代表MF井手口陽介(21)の構想外を明かした。イギリス『Leeds Live』が報じた。

▽井手口は2017年夏、ガンバ大阪からリーズ・ユナイテッドに移籍。労働許可書の不取得により、昨シーズンをスペインのクルトゥラル・レオネサで過ごした後、今シーズンからリーズ復帰を果たした。

▽今シーズンからようやくイングランドでのキャリアが始まった井手口だが、5日に行われたチャンピオンシップ開幕戦のストーク・シティ戦はベンチ外。鬼才として知られるビエルサ監督の下、早くも厳しい状況を強いられている。
▽ビエルサ監督はストーク・シティ後、その井手口について次のように言及。プレーを評価する以前に言語の壁があると激辛コメントを残した。

「彼は6週間のプレシーズンを通じて、練習をよく頑張ってくれた。進歩も感じたよ。私の方針として、1つのポジションに2人の選手を持っておきたい。だが、彼がこの先、我々と一緒にいるかどうかわからない。彼はプロフェッショナル。私自身も深く尊敬する日本という国を代表する素晴らしい選手だ」
「ただ、正直に言おう。彼はどこのポジションでも上位2名の中に入っていない。私自身、彼に十分な時間を与えられないから、残留を求めるアンフェアな発言はできない。彼が残るのであれば、引き続きできる限りのサポートをしたい。とはいえ、彼には言語の壁がある。英語もスペイン語も喋れない」

「だから、我々が彼とやりとりする場合、スカイプを使って日本の友人を介して日本語に訳してもらう。そうすると、彼は我々が伝えようとしていることが理解できる。それこそ今の彼に相応しい解決策だ」

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リーズ・ユナイテッドの日本代表MF田中碧が、チャンピオンシップ(イングランド2部)優勝を改めて振り返った。 デュッセルドルフから今シーズン移籍し、リーズに加わった田中。イングランド2部での挑戦となったシーズンは、ダニエル・ファルケ監督の信頼を得てレギュラーに定着。チャンピオンシップで43試合5ゴール2アシストを記録し、チームの優勝とプレミアリーグ昇格に大きく貢献した。 その田中は、選手が選ぶ年間最優秀選手賞&年間最優秀ゴールのクラブ内での個人賞2冠を達成。また、チャンピオンシップの年間ベストイレブンにも選ばれるなど、イングランド移籍後1年目は充実のシーズンとなった。 約15万人が駆けつけたという優勝パレードも経験した田中は、自身のインスタグラムを更新。改めて喜びと更なる高みへの意気込みを綴った。 ーーーーー シーズンが終わりました。 ヨーロッパに来て初めて自分がやってきたことが報われたと感じました。 ここまで来るのに時間がかかりすぎたし遠回りしたと思います。諦めかけそうな時もありましたがどんな時も自分を信じて、今自分にあるものでもがき続けたからこそここまで来れたと思ってます。 ただ誰よりも自分が理解していますが、まだ何も成し遂げてないですし、やっとスタートラインに立つ権利を得ただけなんだなと。 これからまた違う試練や壁にぶつかると思いますけどそれすらも喜びに感じながら成長していきたいと思います。 今まで以上に自分と向き合って自分の中の不可能を可能にしていけるように努力します。 ーーーーー 2021年7月に川崎フロンターレからデュッセルドルフへと移籍しヨーロッパに挑戦した田中。移籍の噂が何度もあった中で、ドイツ2部から抜け出せず、ここまでのキャリアではヨーロッパの1部リーグでプレーはなし。来シーズンは世界最高峰のプレミアリーグに挑戦する中で、どんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみだ。 <span class="paragraph-title">【写真】田中碧が移籍1年目での優勝を振り返る</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/DJWNpTFKw94/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; 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リーズの正GKメリエが退団を希望、ユナイテッドら強豪3クラブが関心か

リーズ・ユナイテッドのU-21フランス代表GKイラン・メリエ(23)がステップアップを望んでいるようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 メリエは2020年7月にロリアンからリーズへ加入。1年目から定位置を固めると、2年目の昨シーズンはプレミアリーグの全38試合にフルタイム出場を果たし、今シーズンもここまでの全30試合に出場している。 一方で、リーズは昨シーズン同様に苦しい残留争いを強いられており、仮にもチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となれば、メリエや元スペイン代表FWロドリゴ・モレノ(32)といった複数の主力選手の売却もあり得るとされる。 そんななかでメリエ本人はチームが残留か降格かにかかわらず退団を希望。リーズは4000万ポンド(約66億2000万円)の値札をつけ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシーが関心を寄せているという。 メリエはプレミアリーグ残留をノルマとし、決して強豪とは言えないリーズで通算122試合に出場して199失点。その一方、30試合でクリーンシートを達成している。その能力はビッグクラブ間で少なからず評価されているようだ。 2023.04.14 19:53 Fri
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プレミア昇格ならリーズがボランチ補強? 田中碧の相棒にファルケ監督も信頼する元ドイツMFを獲得か

プレミアリーグ昇格を目指すリーズ・ユナイテッド。来シーズンに向けて、日本代表MF田中碧の相棒を補強する可能性が出ているようだ。 今シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)を戦うリーズ。熾烈なプレミアリーグ昇格争いを繰り広げており、優勝も争っている状況だ。 まだ昇格を逃す可能性すらある状況だが、リーズは来シーズンに向けての補強にボランチを考えているとのこと。ドイツ『スカイ・スポーツ』によれば、その選手はボルシアMGの元ドイツ代表MFユリアン・ヴァイグル(29)とのことだ。 ヴァイグルは1860ミュンヘン、ドルトムント、ベンフィカでプレー。2022年9月にボルシアMGにレンタル移籍で加入すると、2023年7月に完全移籍に切り替わった。 ボルシアMGでは公式戦通算89試合で3ゴール6アシスト。今シーズンはキャプテンも務め、ブンデスリーガで28試合に出場し2アシストを記録している。 ボランチでプレーするヴァイグルは、リーズを指揮するダニエル・ファルケ監督によってボルシアMGに加入した選手であり、田中とのダブルボランチも可能性がある。 ただ、ボルシアMGとの契約は2028年夏までとなっており、移籍金は高額になる可能性が。現時点では具体的な話には発展していないが、若くしてその才能が認められたヴァイグルは、プレミアリーグでプレーするというキャリアの目標を諦めていないとされ、リーズがプレミアリーグに昇格すれば実現の可能性はありそうだ。 2025.04.15 22:55 Tue

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