宇佐美貴史、一転してフォルトゥナ行きが加速…アウグスブルクSDが交渉の再開を認める

2018.07.30 18:05 Mon
アウグスブルクに所属する日本代表FWの宇佐美貴史は、一転してフォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍が近づいているようだ。アウグスブルクのシュテファン・ロイターSD(スポーツ・ディレクター)が認めている。

昨シーズンはレンタルでフォルトゥナに送り出され、原口元気とともに1部昇格に大きく貢献した宇佐美。フォルトゥナの責任者たちは今夏の完全移籍での獲得に動き、選手本人もデュッセルドルフに渡ることを度々口にしてきた。しかし、クラブ間の交渉は移籍金をめぐって合意に至らず、難航しているとされていた。

しかし、ワールドカップ後の特別休暇が終わると、宇佐美は「プライベートの理由から」日本に滞在しており、アウグスブルクの練習に合流せず。ドイツ紙『ビルト』で「1年間アウグスブルクとの間で今後について話し合う機会がなかった。クラブ側が自分を戦力として考慮してくれているか分からない」と所属元の動向に疑問符を投げかけた。

それに対し、ロイターSDは「タカシを手放すつもりはない」と宇佐美の残留を強調。だが、その一方、『アウクスブルガー・アルゲマイネ』では「話は良い形で進んでいる」とフォルトゥナとの交渉は再開されていることを認めている。また同紙では、宇佐美がアウグスブルクに戻る可能性は低くなりつつあり、「ロイター自身もそうなるとは信じていない」との見解が述べられた。

これら報道によれば、アウグスブルクとフォルトゥナとの交渉は近々にまとまるという。宇佐美のフォルトゥナ行きは秒読み段階に入ったと言えそうだ。


提供:goal.com

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攻守“最少”に「満足」のダニエル・ポヤトス監督、火力不足の攻撃に「明確な改善点」

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飛躍続ける緑の名門支える強靭な翼…右WBで存在感示す東京Vの宮原和也「いまは少しずつできている部分がある」

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PKスポットに穴を空けてPK阻止したアウグスブルクGK、ケルンから芝の修復費用を請求される

▽アウグスブルクのスイス代表GKマルビン・ヒッツが、先日のケルン戦でのPKスポット荒らしで120ユーロ(約1万6000円)を請求されるようだ。ドイツ『Kolner Express』が報じている。 ▽ヒッツは、5日に行われたブンデスリーガ第15節のケルンとのアウェイゲームでフランス人FWアントニー・モデストのPKをストップし、敵地での1-0の勝利に大きく貢献した。 ▽だが、ヒッツはこのPKの場面で相手選手と主審が話をしている隙を狙って、PKスポット付近を自身のスパイクの裏でグリグリと掘り返す悪質な行為を行った。 ▽そして、この策略が見事にハマったのか、ヒッツは足を滑らせたモデストのゴール左を狙ったシュートを見事にセーブしたのだった。 ▽だが、同試合の中継映像にヒッツの穴掘り行為がきっちり収められていたことで、ケルンの本拠地ラインエネルギー・シュタディオンのピッチを管理するハンス・ルッテン氏から同選手に対して、120ユーロの請求書が送られたようだ。 ▽なお、120ユーロの内訳は、1平方メートルの芝の代金と2時間の労働、消費税となっている模様だ。 ▽ケルン側から思わぬ請求を受けたヒッツだが、この試合での勝ち点3獲得で数十万円から数百万円の勝利給を手にするため、当人としては非常にお得な買い物となったはずだ。ヒッツの穴掘り動画は以下のURLからチェックしてみてください。 ◆策士ヒッツがモデストを落とし穴にはめる https://www.youtube.com/watch?v=mIcFOHYltFg 2015.12.09 03:29 Wed
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パリ五輪銀メダリスト、モナコのDFマツィマがアウグスブルクへレンタル移籍

アウグスブルクは30日、モナコのU-23フランス代表DFクリスラン・マツィマ(22)を買い取りオプション付きのレンタル移籍で獲得したことを発表した。 モナコの下部組織で育ったマツィマは、2020年7月にファーストチームに昇格。2022年8月からはロリアン、2024年2月からはクレルモン・フットにレンタル移籍していた。 モナコでは公式戦41試合に出場。センターバックと両サイドバックでもプレーが可能。リーグ・アンでは50試合に出場し、ヨーロッパリーグ(EL)も5試合でプレーした経験がある。 今夏はパリ・オリンピックのメンバーにも選ばれ、グループステージのU-23ニュージーランド代表戦にフル出場。しかし、それ以外の試合は出番がなかった。 2024.08.30 23:35 Fri

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