レーティング:サウジアラビア 2-1 エジプト《ロシアW杯》
2018.06.26 01:07 Tue
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループA最終節、サウジアラビア代表vsエジプト代表が25日に、ヴォルゴグラード・アリーナで行われ、2-1でサウジアラビアが勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
21 アル・モサイレム 5.5
失点シーンの飛び出しは不要だったDF
6 アル・ブレイク 5.5
チームがボールを持つ時間が長くなる中で、高いポジションをキープし攻撃をサポート
3 オサマ・ハウサウィ 5.0
サラーの俊敏性に最後まで苦しんだ
23 モタズ・ハウサウィ 6.0
サラーとのスピード勝負は見ものだった
豊富な運動量で攻守に貢献
MF
14 オタイフ 6.0
気の利いたポジションで幾度も攻撃のアクセントに。決勝点をアシスト
7 アル・ファラジ 6.5
攻撃のタクトを振るった。いくつも効果的なパスを繰り出し、PKでサウジアラビアの今大会初ゴールを決めた
16 アル・ムガウィ 5.5
少し影が薄かった。効果的なパスを通らず
9 バヘブリ 5.0
ボールに絡む回数が少なかった印象
(→ムハンナド・アシリ 5.0)
一度チャンスを迎えるもそれまで
18 アル・ドサリ 6.0
失点の起因となったことを払拭する値千金の逆転決勝弾を挙げ、サウジアラビアの勝利を手繰り寄せた
FW
19 アル・ムワラッド 5.5
PK失敗で、サウジアラビアの今大会初ゴールを逃す
(→アル・シェフリ -)
監督
ピッツィ 6.0
試合を重ねるごとにチームが受精していき、見事に24年ぶりの勝利をもたらした
▽エジプト採点
1 エル・ハダリ 6.0
W杯史上最年長記録を塗り替えたGKは素晴らしいPKストップを見せた。他にも再三のショットブロックを見せ45歳とは思えない活躍ぶりだった
DF
7 ファティ 5.5
ハンドでPKを献上。だがGKエル・ハダリ の見事なセービングに救われた
2 ガブル 5.5
こちらもPK献上。やや厳しい判定だった
6 ヘガジ 6.0
粘り強く集中した守備を見せ続けた。決定的なシュートブロックも披露
13 アブデルシャフィ 5.0
攻撃は前線に任せていたのかあまり攻撃参加は見られなかった
MF
17 エルネニー 5.5
守勢に回った中で落ち着いた無難なプレーに終始
8 ハメド 5.5
エルネニーとのコンビで中盤を組織。攻守で貢献
10 サラー 6.0
今大会2点目を挙げるなど攻撃を牽引。しかし勝利に導くことはできなかった
19 アブドゥラ・サイード 5.5
サラーの先制点をアシスト。ケガにより前半のみでの交代となった
(→ワルダ 5.5)
積極的に攻撃に絡みゴールチャンスも演出
21 トレゼゲ 5.5
左サイドでは敵なしだった
(→カハラバ -)
FW
9 モフセン 5.0
今日はインパクトを残せなかった
(→ソブヒ 5.0)
途中出場も見せ場作れず
監督
クーペル 5.5
結果としては負けてしまったがGKエル・ハダリの大抜擢は悪くなかった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
アル・ファラジ(サウジアラビア)
▽正確無比なキックで数々のチャンスを演出。PK弾でサウジアラビアの今大会初ゴールも記録した
サウジアラビア 2-1 エジプト
【サウジアラビア】
アル・ファラジ(前51)
アル・ドサリ(後50)
【エジプト】
サラー(前22)
PR
▽サウジアラビア採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK21 アル・モサイレム 5.5
失点シーンの飛び出しは不要だったDF
6 アル・ブレイク 5.5
チームがボールを持つ時間が長くなる中で、高いポジションをキープし攻撃をサポート
サラーの俊敏性に最後まで苦しんだ
23 モタズ・ハウサウィ 6.0
サラーとのスピード勝負は見ものだった
13 アル・シャハラニ 5.5
豊富な運動量で攻守に貢献
MF
14 オタイフ 6.0
気の利いたポジションで幾度も攻撃のアクセントに。決勝点をアシスト
7 アル・ファラジ 6.5
攻撃のタクトを振るった。いくつも効果的なパスを繰り出し、PKでサウジアラビアの今大会初ゴールを決めた
16 アル・ムガウィ 5.5
少し影が薄かった。効果的なパスを通らず
9 バヘブリ 5.0
ボールに絡む回数が少なかった印象
(→ムハンナド・アシリ 5.0)
一度チャンスを迎えるもそれまで
18 アル・ドサリ 6.0
失点の起因となったことを払拭する値千金の逆転決勝弾を挙げ、サウジアラビアの勝利を手繰り寄せた
FW
19 アル・ムワラッド 5.5
PK失敗で、サウジアラビアの今大会初ゴールを逃す
(→アル・シェフリ -)
監督
ピッツィ 6.0
試合を重ねるごとにチームが受精していき、見事に24年ぶりの勝利をもたらした
▽エジプト採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK1 エル・ハダリ 6.0
W杯史上最年長記録を塗り替えたGKは素晴らしいPKストップを見せた。他にも再三のショットブロックを見せ45歳とは思えない活躍ぶりだった
DF
7 ファティ 5.5
ハンドでPKを献上。だがGKエル・ハダリ の見事なセービングに救われた
2 ガブル 5.5
こちらもPK献上。やや厳しい判定だった
6 ヘガジ 6.0
粘り強く集中した守備を見せ続けた。決定的なシュートブロックも披露
13 アブデルシャフィ 5.0
攻撃は前線に任せていたのかあまり攻撃参加は見られなかった
MF
17 エルネニー 5.5
守勢に回った中で落ち着いた無難なプレーに終始
8 ハメド 5.5
エルネニーとのコンビで中盤を組織。攻守で貢献
10 サラー 6.0
今大会2点目を挙げるなど攻撃を牽引。しかし勝利に導くことはできなかった
19 アブドゥラ・サイード 5.5
サラーの先制点をアシスト。ケガにより前半のみでの交代となった
(→ワルダ 5.5)
積極的に攻撃に絡みゴールチャンスも演出
21 トレゼゲ 5.5
左サイドでは敵なしだった
(→カハラバ -)
FW
9 モフセン 5.0
今日はインパクトを残せなかった
(→ソブヒ 5.0)
途中出場も見せ場作れず
監督
クーペル 5.5
結果としては負けてしまったがGKエル・ハダリの大抜擢は悪くなかった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
アル・ファラジ(サウジアラビア)
▽正確無比なキックで数々のチャンスを演出。PK弾でサウジアラビアの今大会初ゴールも記録した
サウジアラビア 2-1 エジプト
【サウジアラビア】
アル・ファラジ(前51)
アル・ドサリ(後50)
【エジプト】
サラー(前22)
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サウジアラビアはサッカー熱を自国開催2034年W杯まで維持できる?「いま逆に資金を求めて欧州へ」
サウジアラビアはサッカー界に対する巨額の投資を、ワールドカップ(W杯)の開催国となる2034年まで維持できるのか。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 政府系ファンド「PIF」がイングランド・プレミアリーグのニューカッスルを買収した2021年秋を境に、財政力をフル活用したサッカー界に対する介入が大きくなったサウジアラビア。 自国リーグへの投資では、PIF傘下のアル・ナスルが22年12月31日にクリスティアーノ・ロナウドを獲得。日本円にして300億円近いフットボーラー史上最高額の年俸が支払われる。 これを皮切りに23年夏、脂が乗った全盛期バリバリのスター選手を欧州から獲得するクラブが急増し、スペイン代表の次代を担う宝石と評された当時21歳のガブリ・ベイガが、アル・アハリへ移籍するという事例も。 また昨年11月には、2034年W杯はサウジアラビアで開催されることが事実上確定。地球上からサッカーの中心地を奪い取る、と言わんばかりの国家的プロジェクトとなっている。 ただイタリア『La Repubblica』は、関係者談を交えて、こんな社説を展開。 「状況が逆転している。サウジアラビアは偉大なるチャンピオンを誘致すべく、ヨーロッパのあらゆる場所に数億ドルを配ったが、いま、逆に資金とスキルを求めて、再びやってきた」 どうやら、サウジ・プロフェッショナルリーグの評価、スポンサー収入、放映権収入がはやくも減少傾向に。 スター選手が勢揃いした2023-24シーズン、同リーグは公式戦34連勝を達成するなどしたアル・ヒラルの1人勝ちに終わり、「単純に面白くない」との評価が蔓延。 政府の興味が向かない下位クラブは集客拡大の見込みもなく、「リーグ戦の半分はスタジアムがガラガラ」とも言えてしまう。今夏は昨夏ほどのスター選手乱獲も叶っていない。 政府内には「34年W杯まで国内のサッカー熱をキープする」ことへの危機感が増しているとされ、状況を打破すべく、投資家とコネクションを求め、欧州に人を送り込んでいるそうだ。 最近では、グローバルにコンサル事業を展開するイタリアの法律事務所へ出向き、W杯で利用する新スタジアムの建設を念頭に、踏み込んだ内容の意見交換を行なったとされている。 今後数日は、ミラノを含む複数の欧州都市で開催される国際フォーラムにも政府として参加するそうだ。 2024.09.04 19:10 Wed4
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