逆転負けも選手を称えるインテル指揮官スパレッティ…審判の判定に疑問も
2018.04.29 17:40 Sun
インテルは28日、セリエA第35節でユベントスと対戦し、2-3と敗れた。試合後、ルチアーノ・スパレッティ監督は選手を称えつつ、審判に言及した。
逆転でのチャンピオンズリーグ出場権獲得を狙う5位インテルは、本拠地「ジュゼッペ・メアッツァ」で王者ユベントスとの“イタリア・ダービー”に臨んだ。
13分に失点し、その2分後にはビデオ判定の末にマティアス・ベシーノが退場に。残り75分近くを10人で戦うことになる。それでも、後半早々にエースのFWマウロ・イカルディのゴールで同点に追いつくと、相手オウンゴールで逆転に成功する。
ホームの大観衆の声援や、数的不利を感じさせないパフォーマンスで勝利目前とも思われたが、イカルディを下げDFダヴィデ・サントンを投入するなど守備固めに入った直後の87分に失点。すると、89分に痛恨の逆転弾を許し、まさかの敗戦となった。
試合後、スパレッティ監督はインテル公式HPで選手たちを称えつつ、結果はふさわしくなかったと語っている。
「異なる結果にふさわしかった。選手は最高の試合をしたし、敗戦を受け入れるのは簡単ではない。(ベシーノの)退場で多くのエネルギーを使い、最終的にそれが我々を苦しめたね。特に2-2となるゴールは、どう跳ね返ってきたかという厳しすぎる失点になった」
「退場が試合の流れを変えてしまった。ピッチ上で払った多くの犠牲を払った。それにふさわしい結果を得るべきだっただろう。これを受け入れるのは簡単ではない」
「この試合は、我々とその周囲に大きな意味を持つ。とても辛いものだが、選手たちは偉大なハートを持った本物のプロフェッショナルだ」
そして、審判の判定については「私の立場からコメントするのは難しいが、判定にバランスがあったとは思えない」とコメントしている。
勝ち点66で、4位ラツィオと1ポイント差まで迫っていたインテル。しかしポイントを獲得できなかったため、この後のラツィオ対トリノ戦の結果次第では、差が広がることになる。
最終節には、両者の直接対決が控えている。勝ち点70の3位ローマも含めたセリエAのチャンピオンズリーグ出場権争いは、どのような決着を迎えるのだろうか。
提供:goal.com
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