【ブンデス第32節プレビュー】奇跡の残留目指すHSVがヴォルフスブルクと残留争い

▽前節はドルトムントがレバークーゼンとのチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いを制し、3位に再浮上した。そして、ホッフェンハイムがライプツィヒを下して5位に浮上し、CL出場権争いに食い込んでいる。そして、ハンブルガーSVがフライブルクとの残留争いを制し、残り3試合で5ポイント差に迫って奇跡の残留に望みをつなげた。迎える第32節は、14位ヴォルフスブルク(勝ち点30)vs17位HSV(勝ち点25)、16位フライブルク(勝ち点30)vs最下位ケルン(勝ち点22)の残留争いが土曜日の22:30にキックオフされる。

▽酒井高と伊藤が共に先発し、フライブルクとの残留争いを制したHSVは、今節もヴォルフスブルクとの痺れる残留争いに臨む。ここで敗れればクラブ史上初の降格となる可能性が引き続きあり得る厳しい状況だが、HSVは生き残ることができるか。酒井高と伊藤は引き続き先発予想となっている。

▽続いてフライブルクvsケルン。ケルンは前節シャルケ戦では2位チームを相手に意地を見せて2-2の引き分けに持ち込んだ。しかし、残り3試合を全勝した上で、ヴォルフスブルク、マインツ、フライブルクのいずれかのチームが全敗することが残留の条件となってくるだけに5シーズンぶりの降格は避けられない状況となった。それでも微かな可能性に懸けるべく、まずは残留を争うっている直接のライバルであるフライブルクを下したい。前節9試合ぶりにスタメンを外れ、不出場となった大迫は今節もベンチスタート予想となっている。
▽前節アウグスブルク戦では負傷から復帰した武藤が途中出場したものの、敗戦して自動残留に前進できなかった15位マインツ(勝ち点30)は、6位ライプツィヒ(勝ち点47)とのホーム戦に臨む。HSVが勝利したことで安心できない状況のマインツは、武藤が先発予想。前節ホッフェンハイムに完敗して6位に後退したものの、ヨーロッパリーグ出場権獲得は最低限果たしたいライプツィヒを下して残留を決められるか。

▽残留争い同様、熾烈な戦いが続くCL出場権争いでは2位シャルケ(勝ち点56)が8位ボルシアMG(勝ち点43)と、3位ドルトムント(勝ち点54)が12位ブレーメン(勝ち点37)と、4位レバークーゼン(勝ち点51)が10位シュツットガルト(勝ち点42)と、5位ホッフェンハイム(勝ち点49)が13位ハノーファー(勝ち点36)と、それぞれ残留も欧州カップ戦出場も懸かっていないチームとの対戦となるだけに、ここで勝利を逃したチームがCL出場権争いから脱落しそうだ。▽最後にヒジ打ちで一発退場を受け、4試合の出場停止処分となって今季が終了した長谷部のフランクフルトは、CLレアル・マドリー戦を戦い、1-2で敗戦したバイエルンとアウェイで対戦する。

※スタメン予想はドイツ『キッカー』参照

◆ブンデスリーガ第32節
▽4/27(金)
《27:30》
ホッフェンハイム vs ハノーファー

▽4/28(土)
《22:30》
シャルケ vs ボルシアMG
ヴォルフスブルク vs ハンブルガーSV
ヘルタ・ベルリン vs アウグスブルク
フライブルク vs ケルン
バイエルン vs フランクフルト
《25:30》
レバークーゼン vs シュツットガルト

▽4/29(日)
《22:30》
マインツ vs ライプツィヒ
《25:00》
ブレーメン vs ドルトムント