ユーベ戦勝利でナポリ市内は興奮の渦…28年ぶり優勝夢見て花火やクラクションの嵐
2018.04.23 18:58 Mon
頂上決戦となった22日のセリエA第34節において、ナポリが首位ユヴェントスを1-0で撃破し、ナポリ市民やサポーターが歓喜した。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が22日、報じている。
王者ユヴェントスを勝ち点4ポイント差で追うナポリは22日、アウェイでの首位攻防戦に挑んだ。スクデットを懸けた大一番は0-0のまま終盤まで進んだが、90分にDFカリドゥ・クリバリがチームを勝利に導く決勝点を挙げた。
28年ぶりのスクデットをもたらすかもしれない値千金弾にナポリファンは歓喜。試合終了の笛が鳴ると、「ヴェスヴィオ火山のふもとの街は大興奮」となった。まるで、すでに優勝を決めたかのように、車や原付バイクに乗ったサポーターがクラクションを鳴らしながら一斉に繰り出し、街の中心部や選手たちが到着予定のカポディキーノ空港方面へと押し寄せた。
ナポリ湾に面した海岸沿いに集まった大勢のファンは、「(最終節が行われる)5月20日のお祭りの本番を前に、アンティパスト(前菜)」を楽しんだ。下町では、ナポリで「おなじみの“非公式グッズ”を販売する露店」が登場。『メディアセット』によれば、このほか花火も上がるなど市内は大いに盛り上がった。
1987年と1990年にナポリでスクデットを獲得した伝説の英雄、ディエゴ・マラドーナ氏はフェイスブックを更新。「マンマ・ミーアー(なんてことだー)!!!」と綴り、古巣の猛追を喜んだ。また2007年から5年間、ナポリでプレーした河北華夏のFWエセキエル・ラベッシは、インスタグラム上にクリバリのゴールシーンを掲載。「サッカーはなんて素敵なんだ!!! 皆、信じてくれ!!!」と、ナポリの逆転優勝を夢見た。
提供:goal.com
王者ユヴェントスを勝ち点4ポイント差で追うナポリは22日、アウェイでの首位攻防戦に挑んだ。スクデットを懸けた大一番は0-0のまま終盤まで進んだが、90分にDFカリドゥ・クリバリがチームを勝利に導く決勝点を挙げた。
28年ぶりのスクデットをもたらすかもしれない値千金弾にナポリファンは歓喜。試合終了の笛が鳴ると、「ヴェスヴィオ火山のふもとの街は大興奮」となった。まるで、すでに優勝を決めたかのように、車や原付バイクに乗ったサポーターがクラクションを鳴らしながら一斉に繰り出し、街の中心部や選手たちが到着予定のカポディキーノ空港方面へと押し寄せた。
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1987年と1990年にナポリでスクデットを獲得した伝説の英雄、ディエゴ・マラドーナ氏はフェイスブックを更新。「マンマ・ミーアー(なんてことだー)!!!」と綴り、古巣の猛追を喜んだ。また2007年から5年間、ナポリでプレーした河北華夏のFWエセキエル・ラベッシは、インスタグラム上にクリバリのゴールシーンを掲載。「サッカーはなんて素敵なんだ!!! 皆、信じてくれ!!!」と、ナポリの逆転優勝を夢見た。
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