【J1ピックアッププレビュー】守備に特徴を持つ両者、サイドの攻防に注目《広島vs横浜FM》

2018.04.10 20:56 Tue
©︎J.LEAGUE
▽11日、明治安田生命J1リーグ第7節が行われる。エディオンスタジアム広島では、サンフレッチェ広島vs横浜F・マリノスの一戦が行われる。
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◆波に乗り続けるのは
▽開幕から6戦無敗、5勝1分けで首位を独走し、昨シーズンの低迷が嘘かのような好調ぶりを見せる広島。対する横浜FMは、新指揮官の下苦しい時期を乗り越え、ここ3試合は2勝1分けと結果が出始めている。順位こそ13位に位置しているが、勝ち点8は7位の北海道コンサドーレ札幌と同じ。ここで一気に波に乗りたいところだ。◆過密日程でも無敗を維持なるか~サンフレッチェ広島~
▽ここまでのリーグ戦6試合で無敗の広島は、YBCルヴァンカップでも2勝1分けと無敗をキープ。ここまで絶好調と言っていいだろう。 15連戦がスタートしてもその勢いは衰えず、今節もしっかりと勝利し、首位をがっちりキープしたいところだろう。
▽何と言っても今シーズンの広島の強みは守備陣の働きだ。リーグ戦6試合で失点はわずかに「1」。ルヴァンカップも3試合で失点が「1」と、驚異の守備力を見せている。特に、GK林卓人は前節もPKストップを見せるなど、守護神として君臨。4バックとともに、チームの好調に大きく貢献している。

▽守備陣の強みは、守備時だけにとどまらない。前節の柏レイソル戦では佐々木翔が決勝ゴール。第3節の鹿島アントラーズ戦は和田拓也が決勝点を記録。得点数が多い訳ではないが、チーム全体として攻守にわたって躍動していることが、現在の結果に繋がっていると言えるだろう。
◆上昇気流に乗り羽ばたくか~横浜F・マリノス~
▽対する横浜FMは、前節の川崎フロンターレ戦で1-1のドロー。MF齋藤学がデビューを果たすなど注目ポイントはあったが、勝ち点をしっかりと積み上げた。

▽アンジェ・ポステコグルー監督の下、ポゼッションサッカーに戸惑う部分が見られた開幕直後に比べ、徐々に選手たちに戦術が浸透。川崎F戦ではそこまで良いプレーが多くはなかったが、チームとして結果がついてきていることもプラスに働いているように見える。

▽チームに合流した間もないMFオリヴィエ・ブマルや復帰間もないMF大津祐樹など、ポステコグルー監督の戦い方を理解仕切っていない選手がいる中で、負けていないことはプラスだろう。我慢しながらも、しっかりとやり続けることができれば、上位へ羽ばたいていくことになるはずだ。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆サンフレッチェ広島[4-4-2]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:林卓人
DF:和田拓也、野上結貴、水本裕貴、佐々木翔
MF:柴崎晃誠、稲垣祥、吉野恭平、柏好文
FW:渡大生、パトリック
監督:城福浩

▽中2日という過密日程となるだけに、中盤より前は選手を入れ替えてくることが予想される。ボランチには吉野恭平、2トップの一角には渡大生が起用されると予想。その他にも入れ替わるポジションはありそうだが、城福浩監督の下でチーム一丸となって戦っているだけに、誰が出ても遜色ないプレーをするだろう。

◆横浜F・マリノス[4-2-3-1]
(C)CWS Brains,LTD.
GK:飯倉大樹
DF:松原健、中澤佑二、ミロシュ・デゲネク、山中亮輔
MF:中町公祐、扇原貴宏
MF:遠藤渓太、天野純、ユン・イルロク
FW:ウーゴ・ヴィエイラ
監督:アンジェ・ポステコグルー

▽こちらも中2日となるため、メンバー変更はありそうだ。しかし、安定してきた最終ラインはいじらないだろう。中盤は中町公祐がボランチに入ると予想。また、2列目に天野純が入り、右はオリヴィエ・ブマルから遠藤渓太に変更か。こちらも好調の選手たちを代える判断は難しいものの、連動した攻撃を仕掛けられるメンバーを揃えそうだ。

【注目選手】
◆DF和田拓也(サンフレッチェ広島)
(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽注目選手は右サイドバックを務める和田拓也だ。今シーズン大宮アルディージャから加入した和田は、持ち前の守備力、運動量に加え、攻撃参加でも機能。第3節の鹿島戦ではゴールを記録している。横浜FM戦ではユン・イルロク、山中亮輔の左サイドと対峙することとなり、守備面でも活躍が求められる。和田の活躍があれば、広島の無敗キープが見えてくる。

◆DF山中亮輔(横浜F・マリノス)
(C)CWS Brains,LTD.
▽横浜FMの注目選手は、左サイドバックに入ると予想される山中亮輔だ。今シーズンは昨シーズン以上に前線へ顔を出す機会が増え、ユン・イルロクとの連携も試合を重ねるごとに上がっている。ポゼッションをしながら機を見た山中の上がりが発動すれば、わずか1失点の広島ゴールをこじ開けることに繋がるだろう。攻守にわたる山中の動きに注目だ。

◆鍵は両サイドの攻防
▽首位を独走中の広島、上昇気流に乗りかけている横浜FMと、この先の連戦を考えるとしっかりと勝っておきたい両者。鍵はサイドの攻防になるだろう。

▽試合展開としては、しっかりとブロックを作り、ボールを奪いに行く広島に対し、横浜FMがボールを動かしながら選手もポジションを変え、ズレを作って攻め込んで行くことになるだろう。ポゼッションが上がると予想される横浜FMとしては、どのタイミングでサイドにボールを持って行くか。しっかりとした守備を構築する相手に、継続してきたポゼッションが通用するところも見所だ。

▽一方の広島も、ここ3試合で堅守を取り戻している横浜FMのゴールを打ち破れるかがカギとなる。横浜FM同様に、サイドをどう攻略するか。前線にはパトリックやティーラシンといった高さのある選手、工藤壮人、渡大生といった裏をとる動きが得意な選手と、攻撃のバリエーションは作れる状況だ。互いに真価が問われる一戦は1点が勝敗を左右するはず。キックオフは11日(水)19時だ。

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京都が平戸太貴の鮮烈ミドルを守り切り残留へ大きな一歩! 広島は残留争い中の相手に連敗で痛恨の首位陥落【明治安田J1リーグ第35節】

3日、明治安田J1リーグ第35節のサンフレッチェ広島vs京都サンガF.C.がエディオンピースウイング広島で行われ、0-1で京都が勝利した。 優勝を目指す広島と、残留を目指す京都の対戦。広島は、先に試合を行ったヴィッセル神戸が勝利しており、暫定的に2位に位置している。 広島は前節から2名を変更。塩谷司、中島洋太朗に代わり、新井直人、ゴンサロ・パシエンシアが先発した。 対する京都は4名を変更。出場停止のク・ソンユンや宮本優太、福岡慎平、豊川雄太がハズレ、太田岳志、アピアタウィア久、金子大毅、原大智が起用された。 互いに勝利が必要な一戦。広島はパシエンシア、京都はラファエル・エリアスを中心にゴールに迫っていく。 すると10分にアクシデント。金子大毅がピッチに倒れ込み、すぐに交代を要求。足首を痛めたとみられ、12分に福岡慎平と交代した。 16分には広島がビッグチャンス。カウンターを仕掛けると、ボックス内左でパシエンシアがキープし折り返し。これに上がってきた中野就斗が左足でシュートもGK太田がセーブ。弾いたボールはポストに跳ね返りゴールとはならなかった。 さらに19分にはあわやというシーン。アピアタウィアがバックパスを送ると、パスの強さに太田がトラップミス。ゴールにボール向かうが、なんとかクリアする。 広島が徐々にペースを掴み、圧力をかけにいく状況。京都も盛り返していくと、30分には激しく前からボールを奪いにいき、最後は川﨑颯太がミドルシュートを放つもGK大迫敬介がセーブした。 すると直後の31分、広島は右サイドを崩し川辺駿のクロスをボックス中央でパシエンシアがトラップから素早くシュート。枠に飛んだが、これもGK太田がセーブする。 京都は33分、平戸太貴の後方からのクロスに原がヘディングで合わせたが、GK大迫がビッグセーブ。34分にはボールダッシュからボックス内でフリーとなった原が再びシュートも、大迫が前に出てコースを防いでセーブする。 インテンシティの高いゲームとなる中、両守護神のビッグセーブも目立つ戦いはゴールレスで前半を終えた。 後半も同じ22名がピッチに立った中、広島が序盤にチャンス。49分に右サイドからのディフレクトしたボールをパシエンシアがボックス内でヘッドも、GK太田がセーブする。 広島が押し込んでいた展開となった中、京都は62分に一瞬の隙を突いてネットを揺らす。右サイドを崩すと、原のパスを受けた福田心之助がマイナスのパス。これを平戸がボックス手前中央でダイレクトシュート。ゴール左にシュートが吸い込まれ、京都が先制した。 残留に向けて押し込まれながらも先制した京都。広島は首位を守るために勝利が必要な中、選手を入れ替えて流れを掴みにいく。80分にはボックス内に人数をかけて攻め込むと、最後はボックス手前中央からトルガイ・アルスランがドウグラス・ヴィエイラの落としをダイレクトシュートも、枠を大きく越えていってしまう。 広島は最後まで攻め込んで行くが、ゴールを奪いきれずにタイムアップ。京都が連勝で残留に大きく前進するとともに1桁順位も見える位置へ浮上。対する広島は、残留争い中のクラブ相手に痛恨の連敗となり、今節勝利した神戸に首位を明け渡し勝ち点差「2」をつけられることとなった。 サンフレッチェ広島 0-1 京都サンガF.C. 【京都】 平戸太貴(後17) <span class="paragraph-title">【動画】平戸太貴が衝撃のミドル! 広島を下す決勝ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E4%BA%AC%E9%83%BD?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#広島京都</a> <a href="https://t.co/zDIqMG8D01">pic.twitter.com/zDIqMG8D01</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1852947852260995077?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.03 15:01 Sun

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