最後かもしれない、レジェンド監督2人のマドリード・ダービー。その戦いは各性格を反映したものに-木村博嗣コラム(WOWOW)
2018.04.06 23:00 Fri
ジダンとシメオネ、クラブのレジェンドというだけでなくチームのプレースタイルをも代表するような2人の顔合わせは、今週末4月8日(日)のマドリード・ダービーで最後かもしれない。
■危うくなった2人の立場
先に退団の噂があったのはシメオネの方だった。2020年までの契約期間を本人の希望で2018年に短縮し去就が注目されていたが、昨年9月改めて2020年まで契約を更新し、腰を据えてアトレティコ・マドリードの指揮を執ることになった。
とはいえ、一抹の不安がよぎるのは、クラブの彼へのバックアップ体制が揺らいでいるところ。先の冬の移籍市場でカラスコ、トニ・モヤ、ガイタン、アウグスト・フェルナンデス、ビエットと準レギュラー級がごっそり抜け、選手登録枠25人より6人も少ない19人での戦いを強いられているのだ。これがシメオネの意向だったとは思えないから、シーズン終了後フロントとの間にひと悶着あってもおかしくない。
一方、ジダンの方は会見に出る度に去就についての質問が飛ぶ状態になっている。クラブ内部事情に詳しい記者によると「今季限りでの退団を決意している」。彼が見据えているのはフランス代表監督の座だという。確かにレアル・マドリードでCLを連覇しクラブレベルで頂点を極めた彼がステップアップするとすれば、もう祖国の代表監督しか残っていない。ベストの選手を選択しベストの布陣で気持ち良くプレーさせる、というマネージャータイプの監督(レアル・マドリード監督からスペイン代表監督になったデル・ボスケを思い出させる)であるジダンには適職でもある。
モウリーニョやグアルディオラの足取りを見ればわかる通り、監督のサイクルは3年と言われる。タイトルを獲得し目標を達成する度に違う環境で自分を試してみたいという野心は、名監督になるには不可欠のものなのだ。今週末のマドリード・ダービーを、両監督の次のステップを念頭に置きながら見ていきたい。
それはカリスマを生かしたマネージメント能力を極めることだろう。
超一流ゆえのエゴがぶつかり合う“世界一やっかいなロッカールーム”と呼ばれる選手たちをジダンは選手時代の威光で平伏させ、ソフトな人当りでうるさいマスコミを黙らせた。戦術面では、カゼミーロをアンカーに置き、モドリッチとクロースをダブルゲームメイカーに配してCBコンビ、GKと合わせて6人で守り、5人(両SB+3トップあるいはSB+トップ下+2トップ)で攻める、というベストの攻守バランスを見出したことが最大の功績である。
アトレティコ・マドリード戦でも6人は不動(ケイラー・ナバス、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、カゼミーロ、モドリッチ、クロース)、両SBもカルバハルとマルセロで決まり、3トップ(クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ベイル)なのか、ベイルの代わりにイスコを入れた2トップ+トップ下なのか、だけが戦術バリエーションになる。
週中にCLユベントス戦があり、控えのアセンシオ、ルカス・バスケス、バジェホもここにきて調子を上げている。誰を先発させどこで交代させるかという采配にも注目したい。とはいえ、迷った時は原点に戻る、という慎重な性格からして策を弄せず、大らかに受ける立場で試合に臨むだろうと予想する。
■開始直後からラッシュをかけて主導権を握る、それがシメオネスタイル
“闘将”と呼ばれても“戦術家”と呼ばれることがなかったのは、彼の代名詞がカウンターサッカーだからだが、今季、特に後半戦は違うスタイルにもチャレンジしている。注目すべきは中盤の顔ぶれだ。MF陣はドリブラーのビトロを除けばテクニシャンばかり。しかも彼らはみな右でも左でも、前でトップ下的にも後ろでアンカー的にもプレーできるポリバレントさも持ち合わせている。中でプレーするタイプのMFを集めたことで中央の守りが厚くなったことはもちろん、中盤のキープ力と構成力が上がり、ロングカウンター一辺倒ではなく、短いクサビを使った速攻や遅攻もできるようになった。
レアル・マドリード戦では、ホームでのダービー同様、相手のボール回しを寸断する布陣で臨んでくるだろう。具体的には、中盤をトップ下(グリーズマン)+2インサイドMF(コケ、サウール)+2ボランチ(トーマス、ガビ)の5人で構成して数的有利を作るという形だ。その前後をトップのジエゴ・コスタ、DFリュカ、ゴディン、サヴィッチ、フアンフラン、GKオブラクが固める。相手を零封しながら自分たちも無得点に終わったホームでの試合と違うのは、トップにターゲットとなり得るジエゴ・コスタがいること。彼は右に流れてフィジカル的に優位に立てるマルセロとのマッチアップを狙ってくるだろう。
インターセプト後のボール出しに余裕がなければロングボールでジエゴ・コスタを狙う、というオプションは常にある。だが、シメオネは成功率の低いロングパスを極力避け、数的優位でテクニック的にも信頼できる中盤を使ったパスによる崩しを指示するのではないか。時間帯やスコアに応じてDFラインの高さを変えプレスの強度を変える駆け引きも彼の持ち味。サンティアゴ・ベルナベウでの試合だが、試合開始後からラッシュをかけ一気に主導権を握ろうという、シメオネの気性通りのやり方をしてくるとみる。
(文/木村浩嗣)
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■危うくなった2人の立場
先に退団の噂があったのはシメオネの方だった。2020年までの契約期間を本人の希望で2018年に短縮し去就が注目されていたが、昨年9月改めて2020年まで契約を更新し、腰を据えてアトレティコ・マドリードの指揮を執ることになった。
とはいえ、一抹の不安がよぎるのは、クラブの彼へのバックアップ体制が揺らいでいるところ。先の冬の移籍市場でカラスコ、トニ・モヤ、ガイタン、アウグスト・フェルナンデス、ビエットと準レギュラー級がごっそり抜け、選手登録枠25人より6人も少ない19人での戦いを強いられているのだ。これがシメオネの意向だったとは思えないから、シーズン終了後フロントとの間にひと悶着あってもおかしくない。
モウリーニョやグアルディオラの足取りを見ればわかる通り、監督のサイクルは3年と言われる。タイトルを獲得し目標を達成する度に違う環境で自分を試してみたいという野心は、名監督になるには不可欠のものなのだ。今週末のマドリード・ダービーを、両監督の次のステップを念頭に置きながら見ていきたい。
■迷った時は原点に戻る、慎重なジダン
Getty Images
まず、ジダンの「次」とは何か?それはカリスマを生かしたマネージメント能力を極めることだろう。
超一流ゆえのエゴがぶつかり合う“世界一やっかいなロッカールーム”と呼ばれる選手たちをジダンは選手時代の威光で平伏させ、ソフトな人当りでうるさいマスコミを黙らせた。戦術面では、カゼミーロをアンカーに置き、モドリッチとクロースをダブルゲームメイカーに配してCBコンビ、GKと合わせて6人で守り、5人(両SB+3トップあるいはSB+トップ下+2トップ)で攻める、というベストの攻守バランスを見出したことが最大の功績である。
アトレティコ・マドリード戦でも6人は不動(ケイラー・ナバス、ヴァラン、セルヒオ・ラモス、カゼミーロ、モドリッチ、クロース)、両SBもカルバハルとマルセロで決まり、3トップ(クリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマ、ベイル)なのか、ベイルの代わりにイスコを入れた2トップ+トップ下なのか、だけが戦術バリエーションになる。
週中にCLユベントス戦があり、控えのアセンシオ、ルカス・バスケス、バジェホもここにきて調子を上げている。誰を先発させどこで交代させるかという采配にも注目したい。とはいえ、迷った時は原点に戻る、という慎重な性格からして策を弄せず、大らかに受ける立場で試合に臨むだろうと予想する。
■開始直後からラッシュをかけて主導権を握る、それがシメオネスタイル
Getty Images
一方、シメオネの「次」とは戦術の幅を広げることだ。“闘将”と呼ばれても“戦術家”と呼ばれることがなかったのは、彼の代名詞がカウンターサッカーだからだが、今季、特に後半戦は違うスタイルにもチャレンジしている。注目すべきは中盤の顔ぶれだ。MF陣はドリブラーのビトロを除けばテクニシャンばかり。しかも彼らはみな右でも左でも、前でトップ下的にも後ろでアンカー的にもプレーできるポリバレントさも持ち合わせている。中でプレーするタイプのMFを集めたことで中央の守りが厚くなったことはもちろん、中盤のキープ力と構成力が上がり、ロングカウンター一辺倒ではなく、短いクサビを使った速攻や遅攻もできるようになった。
レアル・マドリード戦では、ホームでのダービー同様、相手のボール回しを寸断する布陣で臨んでくるだろう。具体的には、中盤をトップ下(グリーズマン)+2インサイドMF(コケ、サウール)+2ボランチ(トーマス、ガビ)の5人で構成して数的有利を作るという形だ。その前後をトップのジエゴ・コスタ、DFリュカ、ゴディン、サヴィッチ、フアンフラン、GKオブラクが固める。相手を零封しながら自分たちも無得点に終わったホームでの試合と違うのは、トップにターゲットとなり得るジエゴ・コスタがいること。彼は右に流れてフィジカル的に優位に立てるマルセロとのマッチアップを狙ってくるだろう。
インターセプト後のボール出しに余裕がなければロングボールでジエゴ・コスタを狙う、というオプションは常にある。だが、シメオネは成功率の低いロングパスを極力避け、数的優位でテクニック的にも信頼できる中盤を使ったパスによる崩しを指示するのではないか。時間帯やスコアに応じてDFラインの高さを変えプレスの強度を変える駆け引きも彼の持ち味。サンティアゴ・ベルナベウでの試合だが、試合開始後からラッシュをかけ一気に主導権を握ろうという、シメオネの気性通りのやり方をしてくるとみる。
(文/木村浩嗣)
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【第31節】
・「アラベスvsヘタフェ」 4/7(土)夜7:45~[WOWOWライブ]※生中継
・「ベティスvsエイバル」 4/7(土)深夜1:15~[WOWOWライブ]※生中継
・「バルセロナvsレガネス」 4/7(土)深夜3:30~[WOWOWライブ]※生中継
・「R・マドリードvsA・マドリード」4/8(日)夜11:00~[WOWOWライブ]※生中継
・「バレンシアvsエスパニョール」4/8(日)深夜3:30~[WOWOWライブ]※生中継
★『リーガダイジェスト!』
今シーズンから時間を拡大してパワーアップした必見のリーガ情報番組。週末に開催する全試合の全ゴールに加えて、貴重な選手インタビューや特集企画をお届けする。
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類稀な才能を持つ一部の人間が超一流という言葉で表されるが、その中でも自分の名前を用いて、場所を表現される選手はほとんどいない。 今でこそ「5レーン理論」が浸透し、戦術論が日々語られるが、そのレーンに名前を持つレジェンドがいる。それが、元イタリア代表FWのアレッサンドロ・デル・ピエロだ。 「5レーン理論」で言う所の「左のハーフスペース」、ゴールに向かって縦に5分割した時の、左から2つ目のレーンのことだ。ボックス内のこのゾーンは「デル・ピエロ・ゾーン」と呼ばれ、左斜め45度はデル・ピエロの聖域だった。 華やかなキャリアを築くデル・ピエロも、スタートは2部リーグ。セリエBのパドヴァでプロキャリアをスタートさせる。1992年3月、デル・ピエロが17歳の時にセリエBでデビュー。翌シーズンもパドヴァで過ごすと、1993年夏にユベントスへと移籍した。 後にイタリア代表監督にもなるジョバンニ・トラパットーニ監督に見初められたデル・ピエロだったが、当初はプリマヴェーラでプレー。しかし、そのプリマヴェーラでチームにタイトルをもたらせる活躍を見せると、9月にはセリエAでデビューを果たす。 デビュー翌週には初ゴールを記録すると、シーズン中にはハットトリックも達成。1年目からまずまずのインパクトを残すと、翌シーズンに転機が訪れることとなる。 <span class="paragraph-title">◆ファンタジスタの後継者に</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210428delpiero_2_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 当時のユベントスには、イタリアを代表する“ファンタジスタ"のロベルト・バッジョが所属していた。イタリア代表としても活躍するバッジョだったが、1994年のアメリカ・ワールドカップでは、チームを決勝に導く活躍を見せたが、決勝では史上初のPK戦にもつれ込み、バッジョの失敗でブラジルに優勝を譲ることとなっていた。 そのバッジョは、W杯の影響もあり精彩を欠くことになり、そこで輝き放ったのがデル・ピエロだった。ユベントス2年目のシーズンは公式戦50試合に出場し11ゴールを記録。チームはスクデットを獲得するも、UEFAカップ(現在のヨーロッパリーグ)ではファイナリストになるもパルマに敗れて準優勝に終わっていた。 バッジョに代わってファンの心を掴んだデル・ピエロだが、押し出される形で1995-96シーズンからバッジョがミランへと移籍。そのため、背番号「10」をデル・ピエロが受け継ぎ、チームの中心的存在に。すると、そのシーズンは公式戦43試合に出場し13ゴール2アシストを記録。チャンピオンズリーグではグループステージで5試合連続ゴールを記録するなどし、ビッグイヤー獲得に貢献した。 <span class="paragraph-title">◆チャンスメイクと得点力を兼ね備える</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210428delpiero_3_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> その後もジネディーヌ・ジダンやフィリッポ・インザーギなど、代表クラスのスター選手が加わっても、チームの中心選手として活躍。1998年には左ヒザ十字じん帯断裂の重傷を負うも、その後に復活し、キャリアを通してケガをすることは増えたが、復活を続け、チームのレジェンドになっていった。 話を元に戻せば、「デル・ピエロ・ゾーン」と呼ばれる左斜め45度のゾーンからのシュートは、誰にも真似できないものとして高く評価される。そして、その武器があったことも、デル・ピエロがクラブの中心であり続け、レジェンドになったと言えるだろう。 「デル・ピエロ・ゾーン」と名前がつくだけあり、そこからシュートを打てば必ず入るというイメージが持たれるほどのもの。対峙するDFは、そのゾーンにいかにデル・ピエロを入れないことを目指して守っていた。 一方で、セカンドストライカーやトップ下のイメージもあるデル・ピエロは、自身のゴールだけではなく、チャンスメイクでも秀でた才能を発揮。イタリア代表でもコンビを組んだFWフィリッポ・インザーギとのコンビは「デル・ピッポ」と呼ばれ、多くのチームが手を焼いた。後に2人はライバルとなり、デル・ピエロのライバルは“ローマの王子様”ことフランチェスコ・トッティに変わっていった。 <span class="paragraph-title">◆“ピントゥリッキオ”と呼ばれた才能</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/sega20210428delpiero_4_tw.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> やはり元はストライカーであり、自分の形を持っていたからこそ、多くのゴールを記録。ユベントスでは705試合に出場し290ゴールを記録。アシストも91を数えた。 そのキック精度はセットプレーでも遺憾無く発揮され、多くのものを魅了。直接FKでゴールを奪うこともあれば、味方に合わせる精度の高いキックも見せた。 クラブはカルチョ・スキャンダルもあり、セリエBに強制降格。しかし、デル・ピエロは真っ先に残留を決めると、ジャンルイジ・ブッフォンらが追随。デル・ピエロはセリエBで得点王に輝くとチームは1年で復帰。そしてキャリア晩年に当たる2007-08シーズンには、復帰したセリエAで21ゴールを決めて得点王に初めて輝くほど、大きな衰えは見せなかった。 初めてユベントスに加入した際に、ルネサンス時代のイタリアの画家であるピントゥリッキオにちなんだニックネームを当時の会長につけられた。ピントゥリッキオの作品は繊細で非常に芸術性の高いものだったが、デル・ピエロのプレーも同様。美しさと繊細さを兼ね備え、時には力強いゴール、時には目を奪うような美しいプレーを見せ続けていた。 <div id="cws_ad"><hr>ユベントスやイタリア代表として多くのゴールを奪い、美しいプレーで人々を魅了したアレッサンドロ・デル・ピエロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>名コンビを組んだフィリッポ・インザーギらも同時に登場しており、当時のコンビネーションを実現させるのも楽しめるポイントだ。『サカつくRTW』でピントゥリッキオのゴールを観たい方は是非一度チェックしよう。</div> <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/4c7a9075" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20210428.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> <span class="paragraph-title">【動画】これぞ「デル・ピエロゾーン」の真骨頂! 2人を間をすり抜け蹴り込む</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJ6UlFZOHlLeSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> ユベントスやイタリア代表として多くのゴールを奪い、美しいプレーで人々を魅了したアレッサンドロ・デル・ピエロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場! 名コンビを組んだフィリッポ・インザーギらも同時に登場しており、当時のコンビネーションを実現させるのも楽しめるポイントだ。『サカつくRTW』でピントゥリッキオのゴールを観たい方は是非一度チェックしよう。 <a href="https://ryan.onelink.me/C7cD/4c7a9075" target="_blank"><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/900/img/2021/sega20210428.jpg" style="max-width:100%;"></div></a> 2021.04.30 10:45 Fri4
ジダン家3男のテオにプリメーラ行きの噂…2部コルドバで覚醒の気配
スペイン2部で活躍するジダン家3男にプリメーラ行きの可能性が浮上している。 ジネディーヌ・ジダン氏の3男として知られるフランス人MFテオ・ジダン(22)は、長男エンツォ、次男リュカ、4男エリアスとともにレアル・マドリーのカンテラで育った196cmの大型セントラルMF。 ファーストチームでは昨シーズンのチャンピオンズリーグのナポリ戦で招集メンバー入りを果たしたが、結局デビューはならず。昨年夏にレアル・マドリー・カスティージャからコルドバにフリートランスファーで移籍した。 その新天地では今季のセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)で19試合に出場し、4ゴール1アシストとその才能を開花させた。 そして、スペイン『アス』によれば、そのサラブレッドに対して、マドリーと同じくスペインの首都に本拠地を置くヘタフェが関心を示しており、わずか半年でマドリードに帰還する可能性が浮上しているという。 なお、直近のスペイン『マルカ』でテオは偉大なDNAに関するプレッシャーについて質問を受けると、「僕が負っている責任は、人間として、そしてプロフットボーラーとして、自分自身に課している責任だ。自分の目標は、フットボールを楽しみ、自分の道を歩むことだよ」と、余計なプレッシャーを感じることなく自分のプレーだけに集中できていると語っている。 2025.01.02 21:50 Thuレアル・マドリーの人気記事ランキング
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プレーオフ進出の16クラブが決定!シティがレアル・マドリーorバイエルンとラウンド16を懸けて激突【CL】
チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズが29日に全日程を終了。この結果、プレーオフに進出する16チームが決定した。 新フォーマットで開催されている今大会のCLでは、リーグフェーズで上位8チームに入ったリバプール、バルセロナ、アーセナル、インテル、アトレティコ・マドリー、レバークーゼン、リール、アストン・ビラのラウンド16進出が決定。 プレーオフ2ndレグでホーム開催となるシード権を得る9位~16位には、同大会最多優勝を誇るレアル・マドリーやミラン、バイエルン、ドルトムント、パリ・サンジェルマン(PSG)、ベンフィカら強豪クラブが入った。 一方、プレーオフ1stレグがホーム開催となる17位~24位には、前々回王者のマンチェスター・シティや最多7度の準優勝を誇るユベントスらに加え、日本人所属のモナコやフェイエノールト、セルテック、スポルティングCPが入った。 なお、リーグフェーズの順位によってプレーオフの組み合わせの大枠は決まっているが、正式な対戦カードは31日に行われる抽選会で決定。その後、1stレグが2月11日(火)、12日(水)、2ndレグが18日(火)、19日(水)に開催される。 ◆CLプレーオフ対戦カード モナコ(17位)orブレスト(18位) vs PSG(15位)orベンフィカ(16位) スポルティングCP(23位)orクラブ・ブルージュ(24位) vs アタランタ(9位)orドルトムント(10位) セルティック(21位)orマンチェスター・シティ(22位) vs レアル・マドリー(11位)orバイエルン(12位) フェイエノールト(19位)orユベントス(20位) vs ミラン(13位)orPSV(15位) 2025.01.30 08:25 Thu2
「ダービーのよう」4年連続でレアルとの対戦決定、ペップがアーセナル戦から始まる超過酷な2月に立ち向かう「嫌ならシティの監督を辞めれば良いだけ」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)のプレーオフの組み合わせ結果について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 前人未到のプレミアリーグ5連覇を目指したシティ。しかし、今シーズンはいつになくつまづきが多く、現在は首位のリバプールと勝ち点差12の4位に位置している。 一方で、CLでも苦戦が続き、リーグフェーズの最終節まで敗退の危機に。しかし、しっかりと勝利し22位でフィニッシュ。ラウンド16のプレーオフに回ることとなった。 31日に組み合わせ抽選が行われた中、シティはレアル・マドリーとの対戦が決定。2021-22シーズン、2022-23シーズンは準決勝、2023-24シーズンは準々決勝で対戦し敗退。4年連続での対戦が決定した。 シティは2月2日にプレミアリーグ2年連続優勝を争ったアーセナル戦を控える中、グアルディオラ監督が記者会見に出席。大一番を前にCLの抽選結果を問われ、コメントした。 「4年連続でマドリーと対戦するのは、すでにダービーのようだ」 「マドリーとバイエルンはどちらも本当に強かった。ここでの1stレグとマドリードでの戦いにできる限り良い形で臨めることを願っている」 「難しい試合に関しては、すでにそこにある。スケジュールとはそういったものだ」 「プレミアリーグではいつもそうなる。いつも最も厳しい試合が組まれる。いつもカレンダーに優しい。何年もそうしたことが起こっている」 2日にアーセナルと対戦するシティは、8日にFAカップ4回戦、11日にマドリーと対戦すると、15日にニューカッスル、18日か19日にマドリー、23日にリバプール、25日にトッテナムとビッグゲームが続く。 厳しい日程が毎年組まれる2月だが、グアルディオラ監督はいつものことだとコメント。過酷な戦いが続くことは昔から変わらないとし、それでも乗り越えて勝っていくことが宿命であると語った。 「いつでもそうだったが、我々は生き残った。バルセロナにいた頃、ここに来る前にプレミアリーグを追いかけていたが、アレックス・ファーガソン監督、ジョゼ・モウリーニョ監督、アーセン・ヴェンゲル監督も同じ不満を言っていた」 「2月のスケジュールは過去のシーズンでも何度もやってきたことだ。プレミアリーグで強敵と戦いながら、あらゆる大会に出場してきたから驚くことではない。それが現実だ」 「我々は良いチームと対戦するか?その通りだ。過去にタイトルを獲得できたのは、我々が常に良いプレーをしていたからだ」 「我々は何度もそれをやってきた。チャンピオンズリーグから敗退した時があっても、今はチャンピオンズリーグに出場している。もっと良くなれるか?答えはイエスだ」 「確かに、組み合わせはもっと良くなったかもしれない。でも、セルティックと対戦したら、もっと難しくなるかもしれない」 「バイエルンは非常に難しく、マドリーも非常に難しかったが、我々は何度もそれを成し遂げてきた」 「我々はこのスケジュールを何年もかけて作り上げてきた。それで良い。文句を言いたいなら、別の仕事を探し、他の国に行くか、マンチェスター・シティの監督を辞めれば良いだけた」 「サー・アレックス、ジョゼ…何年も同じことが起きてきた。我々はやってきた。その理由は1度もわからない」 2025.01.31 22:52 Fri3
PO最注目カードはシティvsレアル、4年連続の対戦! 上田のフェイエノールトはミラン、セルティックvsバイエルンで日本人対決も? プレーオフ組み合わせ決定!【CL】
31日、2024-25シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズのプレーオフ抽選会が行われた。 今シーズンから大会フォーマットが大きく変更。36チームが参加し、従来のグループステージが廃止に。各チームが8つのチームと対戦する1つのリーグフェーズで行われた。 上位8チームはラウンド16にストレートイン。9位から24位によるプレーオフがホーム&アウェイで行われ、ラウンド16に進出する残りの8チームを決める。 プレーオフには日本人選手所属チームも参加。MF南野拓実のモナコ、MF守田英正のスポルティングCP、MF旗手怜央&FW前田大然のセルティック、DF伊藤洋輝のバイエルン、FW上田綺世のフェイエノールトと5チームが参加。さらに、マンチェスター・シティやレアル・マドリー、パリ・サンジェルマン、ユベントス、ミランと強豪もプレーオフに回った。 南野のモナコはベンフィカと、上田のフェイエノールトはミランと、守田のスポルティングCPはドルトムント、旗手&前田のセルティックは伊藤のバイエルンと対戦し、日本人対決が実現する可能性がある。 また、プレーオフ最大の注目カードはシティvsマドリーに決定。CLでは4シーズン連続での対戦となった。 プレーオフの1stレグは2月11日(火)、12日(水)、2ndレグが18日(火)、19日(水)に開催。その後、ラウンド16以降の組み合わせ抽選会が行われる。 <h3>◆CLプレーオフ対戦カード</h3>※右が2ndレグホーム [1]ブレスト(18位) vs パリ・サンジェルマン(15位) [2]クラブ・ブルージュ(24位) vs アタランタ(9位) [3]マンチェスター・シティ(22位) vs レアル・マドリー(11位) [4]ユベントス(20位) vs PSV(15位) [5]モナコ(17位) vs ベンフィカ(16位) [6]スポルティングCP(23位) vs ドルトムント(10位) [7]セルティック(21位) vs バイエルン(12位) [8]フェイエノールト(19位) vs ミラン(13位) <h3>◆CL ラウンド16対戦カード</h3> [1]の勝者 vs リバプール(1位)/バルセロナ(2位) [2]の勝者 vs リール(7位)/アストン・ビラ(8位) [3]の勝者 vs アトレティコ・マドリー(5位)/レバークーゼン(6位) [4]の勝者 vs アーセナル(3位)/インテル(4位) [5]の勝者 vs リバプール(1位)/バルセロナ(2位) [6]の勝者 vs リール(7位)/アストン・ビラ(8位) [7]の勝者 vs アトレティコ・マドリー(5位)/レバークーゼン(6位) [8]の勝者 vs アーセナル(3位)/インテル(4位) <span class="paragraph-title">【動画】CL決勝トーナメント プレーオフ、識者の展望は?</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="L0-zLZ0FoXc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.31 20:30 Fri4
中井卓大の新天地はスペイン2部首位のラシン・サンタンデールに! レアルから3部クラブへのレンタル終了も2部に昇格
レアル・マドリーからスペイン3部のアモレビエタへとレンタル移籍したものの早期終了となっていたMF中井卓大(21)だが、新天地はステップアップとなるスペイン2部に決まったようだ。 “ピピ”の愛称でも親しまれた中井はレアル・マドリーの下部組織で育つと、順調に昇格を果たしていき、カスティージャまで昇格。しかし、そのカスティージャでは出番に恵まれず。2023-24シーズンはラーじょ・マハダオンダ、そして今シーズンはアモレビエタにレンタル移籍していた。 アモレビエタではリーグ戦で11試合に出場。しかし、12月以降は出番がない日々が続いており、2月1日にレンタル移籍が終了が発表されていた。 一部ではJリーグクラブへの移籍なども噂されたが、どうやらスペインに残るとのこと。中井のマネジメントを務める『Roalza Sports』がセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)のラシン・サンタンデールにレンタル移籍すると発表した。なお、現時点でクラブからは発表がないが、セグンダ・フェデラシオン(スペイン4部)に所属するBチームでのプレーがメインになるようだ。 ラシン・サンタンデールは、かつてはラ・リーガでもプレーしていたが、2011-12シーズンを最後に昇格を果たせず。近年は2部と3部を行き来するクラブとなっていた。 今シーズンはここまでスペイン2部で首位に立っており、2位のアルメリアには勝ち点差4をつけている状況。来シーズンのラ・リーガ昇格を目指せるクラブでのプレーとなる。 中井も自身のインスタグラムのストーリーズで『Roalza Sports』の投稿を共有。クラブとしては3部から2部に個人昇格する形となるが、どんなパフォーマンスを見せて2部でプレーするチャンスを掴めるのか注目だ。 <span class="paragraph-title">【写真】マネジメント会社が中井卓大の移籍を発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr"> <a href="https://t.co/vlLI87vvqo">pic.twitter.com/vlLI87vvqo</a></p>— Roalza Sports (@RoalzaSports) <a href="https://twitter.com/RoalzaSports/status/1886008848621707339?ref_src=twsrc%5Etfw">February 2, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.02.03 13:27 Mon5