R・マドリード相手に“受けて”はならない。乾の存在も最大限に活きる「個」と「個」の対決-木村博嗣コラム(WOWOW)
2018.03.09 11:30 Fri
エイバルとレアル・マドリード。今週末に対戦する両チームだが、前節の試合ぶりから明らかになったことがいくつかあった。
デポルティーボと引き分けたエイバル(1-1)は、やはりボールを持たされる展開では本来の力が発揮できない。相手が前半のうちに退場となり、べた引きされてスペースがなくなると攻撃が手詰まりになってしまう。エイバルの持ち味は激しいプレスでインターセプトすると、一気に相手ゴールへ殺到するショートカウンター。だから、狭い所を細かいパスを繋いで崩すことには慣れていないのだ。
その象徴が乾貴士だった。右からのセンタリングに大外から回り込みフィニッシュする、戦術的に確立されたパターンで今季初ゴールを決めたものの、74分に代えられてしまった。相棒のSBホセ・アンヘルがサイドに上がりっぱなしになると、乾は内に入らざるを得ない。
相手の人の壁ができているところで静止してボールを受けても、飛び出すスペースがなく爆発的なスピードが活かせない。また、逆足(右利き)の左サイドなので対角線侵入は得意でも、唯一スペースのあるコーナーフラッグ付近に縦へ抜けるのは苦手。乾に代わって入った右利き右サイドのアレホが次々と縦に抜けて危険なセンタリングを上げたので、一層、乾との違いが際立つことになった。
とはいえ、こういう状況はR・マドリード戦では起こりそうもない。ボール支配をする相手に対しエイバルはショートカウンターを狙い続けるはず。「ならば先発は乾」とメンディリバル監督の心は決まっているはずだ。
■不安定な内容が続くR・マドリードの問題点
前々節エスパニョール戦で敗れるなど不安定なパフォーマンスが続くジダン監督のチームの問題の一つは、モチベーションにある。クラブも監督も選手たちも認めていることだが、彼らの気持ちはチャンピオンズリーグに傾きつつある。王者のプライドもあるし超一流のプロフェッショナルたちでもある。が、例えばヘタフェ戦で、パリ・サンジェルマン戦に備えてマルセロやクロースを温存する姿勢が選手に伝わらないとすれば嘘である。
メンタリティは非常に微妙で同時に決定的だ。どんなタレント集団もアグレッシブでなければ闘争心あふれる格下に簡単に足下をすくわれる。エイバルが付け入る隙は大いにある。
メンディリバル監督はどんな相手にも戦い方を変えない。そんな指揮官の性格を反映したエイバルは、試合開始後から猛ラッシュを掛けるだろう。冷たい雨が予想されているエイバルで、滑り出しの身体も心も温まっていない状態の時に気持ち的に受身に立たせること、ここからエイバル勝利のシナリオが始まる。
ジダン監督がどんなメンバーで臨んでくるかは未知数だ。モドリッチ、クロースのケガの回復具合、パリ・サンジェルマン戦後にどの程度の休養を必要とするかもわからない。彼らのうち1人が欠けてもボールキープ力は格段に落ち、エイバルのプレスに引っ掛かる可能性は高くなるだろう。
■乾にとって、バルセロナ同様にやり易い相手
R・マドリードのパフォーマンスが安定しないもう一つの理由は、ポゼッションが安定しないことにある。ジダン監督の設計図では、モドリッチとクロースはほとんどの時間帯を両SBの後ろでプレーし、カゼミーロはCBのすぐ前にポジショニングする。つまり、CBコンビ+カゼミーロの3人が最終ライン、その前のクロースとモドリッチが2ボランチ(ダブルゲームメイカー)の形になっているのだ。
もし、ジダン監督がクロースやモドリッチではなくコヴァチッチやマルコス・ジョレンテを送り出し、3人目のゲームメイカーになるイスコやアセンシオではなく、ベイルを起用してクリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマとの3トップを組ませた[4-3-3]で臨むとなると、エイバルにとってはさらにチャンスが広がる。中盤のキープ力低下はそのままショートカウンターのチャンス増大に直結するからだ。
もっとも、これは両刃の剣でもある。エイバルの高い最終ラインがBBCによって切り裂かれる可能性も高まるからだ。エイバルのショートカウンターに対しR・マドリードは裏へのロングパスで対抗、中盤が空洞化すると、両チームに交互に次々にゴールチャンスが訪れるようなスリリングなゲームが期待できる。
乾にとってはバルセロナ戦同様、やり易い相手となる。何も特別なことをする必要はない。今季ずっとやり続けている、忠実なプレス、正確なポジショニング、ボールを奪っての仕掛け、詰まった時の作り直し、逆サイドのセンタリングにあわせてシュートエリアに入るなどの仕事をこなせば良い。対面はカルバハル。驚異的な運動量を誇るスペイン代表右SBと相手に不足はない。
BBCはサイドのケアをあまりしないから、3トップならカルバハルが裸になる可能性もあり、乾VSカルバハルの1対1、乾とホセ・アンヘルVSカルバハルの2対1、乾とホセ・アンヘルVSカルバハルとヴァランの2対2などが頻発するかもしれない。そもそもジダンのチームは組織でなく個で守るのが基本。足を止め正対した乾がカルバハルやヴァランに勝負を挑む――そんなモダンフットボールでは消えつつある、「個」と「個」の対決が満喫できるとしたら、我われ日本人にはたまらない展開となるだろう。
(文/木村浩嗣)
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【第28節】
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・「セビージャvsバレンシア」 3/10(土)深夜0:00~[WOWOWプライム]※生中継
・「ヘタフェvsレバンテ」 3/10(土)深夜2:20~[WOWOWプライム]※生中継
・「マラガvsバルセロナ」 3/11(日)午前4:30~[WOWOWライブ]※生中継
・「A・マドリードvsセルタ」 3/11(日)深夜0:00~[WOWOWライブ]※生中継
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デポルティーボと引き分けたエイバル(1-1)は、やはりボールを持たされる展開では本来の力が発揮できない。相手が前半のうちに退場となり、べた引きされてスペースがなくなると攻撃が手詰まりになってしまう。エイバルの持ち味は激しいプレスでインターセプトすると、一気に相手ゴールへ殺到するショートカウンター。だから、狭い所を細かいパスを繋いで崩すことには慣れていないのだ。
その象徴が乾貴士だった。右からのセンタリングに大外から回り込みフィニッシュする、戦術的に確立されたパターンで今季初ゴールを決めたものの、74分に代えられてしまった。相棒のSBホセ・アンヘルがサイドに上がりっぱなしになると、乾は内に入らざるを得ない。
とはいえ、こういう状況はR・マドリード戦では起こりそうもない。ボール支配をする相手に対しエイバルはショートカウンターを狙い続けるはず。「ならば先発は乾」とメンディリバル監督の心は決まっているはずだ。
メンディリバル監督には、R・マドリードに敗れたヘタフェ(3-1)のプランニングミスも教訓となったに違いない。ヘタフェのボルダラス監督は本来の2トップの[4-4-2]ではなくホルヘ・モリーナ、柴崎をベンチに置き1トップにアンヘル、その下にファジルを置いた守備的な[4-4-1-1]で臨み、良さを出せないまま敗れた。今のR・マドリード相手に“受けて”は駄目なのだ。
■不安定な内容が続くR・マドリードの問題点
前々節エスパニョール戦で敗れるなど不安定なパフォーマンスが続くジダン監督のチームの問題の一つは、モチベーションにある。クラブも監督も選手たちも認めていることだが、彼らの気持ちはチャンピオンズリーグに傾きつつある。王者のプライドもあるし超一流のプロフェッショナルたちでもある。が、例えばヘタフェ戦で、パリ・サンジェルマン戦に備えてマルセロやクロースを温存する姿勢が選手に伝わらないとすれば嘘である。
メンタリティは非常に微妙で同時に決定的だ。どんなタレント集団もアグレッシブでなければ闘争心あふれる格下に簡単に足下をすくわれる。エイバルが付け入る隙は大いにある。
メンディリバル監督はどんな相手にも戦い方を変えない。そんな指揮官の性格を反映したエイバルは、試合開始後から猛ラッシュを掛けるだろう。冷たい雨が予想されているエイバルで、滑り出しの身体も心も温まっていない状態の時に気持ち的に受身に立たせること、ここからエイバル勝利のシナリオが始まる。
ジダン監督がどんなメンバーで臨んでくるかは未知数だ。モドリッチ、クロースのケガの回復具合、パリ・サンジェルマン戦後にどの程度の休養を必要とするかもわからない。彼らのうち1人が欠けてもボールキープ力は格段に落ち、エイバルのプレスに引っ掛かる可能性は高くなるだろう。
■乾にとって、バルセロナ同様にやり易い相手
R・マドリードのパフォーマンスが安定しないもう一つの理由は、ポゼッションが安定しないことにある。ジダン監督の設計図では、モドリッチとクロースはほとんどの時間帯を両SBの後ろでプレーし、カゼミーロはCBのすぐ前にポジショニングする。つまり、CBコンビ+カゼミーロの3人が最終ライン、その前のクロースとモドリッチが2ボランチ(ダブルゲームメイカー)の形になっているのだ。
もし、ジダン監督がクロースやモドリッチではなくコヴァチッチやマルコス・ジョレンテを送り出し、3人目のゲームメイカーになるイスコやアセンシオではなく、ベイルを起用してクリスティアーノ・ロナウド、ベンゼマとの3トップを組ませた[4-3-3]で臨むとなると、エイバルにとってはさらにチャンスが広がる。中盤のキープ力低下はそのままショートカウンターのチャンス増大に直結するからだ。
もっとも、これは両刃の剣でもある。エイバルの高い最終ラインがBBCによって切り裂かれる可能性も高まるからだ。エイバルのショートカウンターに対しR・マドリードは裏へのロングパスで対抗、中盤が空洞化すると、両チームに交互に次々にゴールチャンスが訪れるようなスリリングなゲームが期待できる。
乾にとってはバルセロナ戦同様、やり易い相手となる。何も特別なことをする必要はない。今季ずっとやり続けている、忠実なプレス、正確なポジショニング、ボールを奪っての仕掛け、詰まった時の作り直し、逆サイドのセンタリングにあわせてシュートエリアに入るなどの仕事をこなせば良い。対面はカルバハル。驚異的な運動量を誇るスペイン代表右SBと相手に不足はない。
BBCはサイドのケアをあまりしないから、3トップならカルバハルが裸になる可能性もあり、乾VSカルバハルの1対1、乾とホセ・アンヘルVSカルバハルの2対1、乾とホセ・アンヘルVSカルバハルとヴァランの2対2などが頻発するかもしれない。そもそもジダンのチームは組織でなく個で守るのが基本。足を止め正対した乾がカルバハルやヴァランに勝負を挑む――そんなモダンフットボールでは消えつつある、「個」と「個」の対決が満喫できるとしたら、我われ日本人にはたまらない展開となるだろう。
(文/木村浩嗣)
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17日、明治安田J1リーグ第17節の鹿島アントラーズvs清水エスパルスが県立カシマサッカースタジアムで行われた。 現在6連勝で首位を快走中の鹿島と、3試合勝利がない清水の対戦。鹿島は前節から3名を変更。荒木遼太郎、三竿健斗、レオ・セアラが外れ、ターレス・ブレーネル、知念慶、田川亨介が入った。 対する清水は2名を変更。北爪健吾、羽田健人が外れ、山原怜音、住吉ジェラニレショーンが入った。 3年ぶりの対戦となった両者。開始3分、鹿島はチャヴリッチがドリブルで持ち出しシュート。これは枠を外れる。 5分、鹿島は小池龍太のバックパスがずれると、これを北川航也が先に拾いループシュート。GK早川友基は戻れなかったが、枠を越えていった。 すると7分、右サイドをチャヴリッチガが抜け仕掛けると、切り返しからマイナスのクロス。これを鈴木優磨がダイレクトで蹴り込み、鹿島が先制する。 先制した鹿島はチャヴリッチのキレの良さが目立つ展開に。鈴木、田川と前線の2人が積極的にゴールを目指すが追加点を奪えない。 対する清水も北川や乾貴士、松崎快を中心にゴールに迫るが、決定機は迎えられず。シュートも枠に飛ばない。 互いに攻め合った中、決定的なチャンスは鈴木のゴールシーンのみ。後半に入ると、清水はボールを握りながら攻め込んでいく展開に。左サイドのカピシャーバを中心に仕掛けていく。 鹿島は61分に3枚替え。知念、田川、ターレス・ブレーネルを下げ、三竿、樋口雄太、松村優太を投入。清水も乾、松崎を下げて、矢島慎也、中原耀を投入して流れを変えにいく。 徐々に清水がペースを握ると67分には矢島が決定機を迎えるが、枠を外れることに。清水はシュートこそ放つが、枠に飛ばない。 終盤にかけても清水が猛攻。何度となくボックス内にボールを入れるが、鹿島も集中した守備でやらせない。清水としては攻め込みながらもゴールが生まれず、内容で上回りながらもスコアラインではビハインドのままでアディショナルタイムに入っていった。 ゴール期待値でも大きな差が生まれた両者だが、鹿島は強かに時計の針を進めていくことに。そのまま逃げ切り7連勝を達成し首位キープ。清水は攻め込み続けたが1点が遠いゲームとなってしまった。 鹿島アントラーズ 1-0 清水エスパルス 【鹿島】 鈴木優磨(前7) <span class="paragraph-title">【動画】鈴木優磨が7連勝に導く決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1923624620499841150?ref_src=twsrc%5Etfw">May 17, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.17 17:02 Satエイバルの人気記事ランキング
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エイバル一筋6年半、MF米井朋香が退団を発表…通算100試合出場も達成「このユニフォームを着て戦えたことを誇りに思います」
エイバルでプレーしていたMF米井朋香(25)がチームからの退団を発表した。 米井はJFAアカデミー福島の7期生で、同期にはマイナビ仙台レディースのMF高平美憂らがいる。 2018年の卒業後にスペインへと渡った米井は、当初エイバルのBチーム中心でスタートしたが、早期にファーストチームデビューし、出場機会も増加。1部昇格年となった2020-21シーズンは18試合に出場した。 ただ、翌シーズンは開幕前にヒザの前十字じん帯損傷という大ケガに見舞われ、チームも2部へ降格。それでも、復帰を果たしてチームを再び1部へ押し上げ、2023-24シーズンもリーガF(スペイン女子1部)で主軸としてプレー。エイバル一筋7シーズン目にして通算100試合出場という偉大な記録も達成していた。 なでしこジャパンの招集歴はないものの、ヨーロッパで主軸としてプレーを続けてきた米井は、自身のX(旧ツイッター/@HonokaYonei)を更新。6年半を過ごしたクラブを退団することを発表した。 「この度6年半在籍していたエイバルを離れることになりました。まずは今まで関わってきた選手、スタッフ及び全ての方に感謝の気持ちを伝えたいです」 「小さな町ならではのアットホームな雰囲気が家族のように感じられるクラブでした。長いシーズンこのユニフォームを着て戦えたことを誇りに思います」 「また、数々の経験はサッカー選手としても、1人の人間としても私を大きく成長させてくれました。新しいステージでもさらに精進してまいります。ありがとうございました」 元日本代表MF乾貴士(清水エスパルス)、FW武藤嘉紀(ヴィッセル神戸)が在籍した当時も女子チームでプレーしていた米井。新天地はどこになるのか、注目される。 <span class="paragraph-title">【写真】6年半過ごしたエイバルからの退団を報告した米井朋香</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="zxx" dir="ltr"><a href="https://t.co/pD830KhtfS">pic.twitter.com/pD830KhtfS</a></p>— Honoka Yonei 米井朋香 (@HonokaYonei) <a href="https://twitter.com/HonokaYonei/status/1803412368585540079?ref_src=twsrc%5Etfw">June 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.06.20 12:47 Thu2
“セクシーフットボール”で脚光浴びた野洲高同期が再会! その場にマドリー下部組織所属の“ピピ”こと中井卓大も
▽エイバルに所属する日本代表MF乾貴士と清水エスパルスに所属するFW村田和哉が野洲高校の同期らと再会を果たしたようだ。 ▽乾はセゾンフットボールから野洲高校に進学。2年生でレギュラーの座を掴み取ると、1学年上の現在ウェスタン・シドニー・ワンダラーズに所属するMF楠神順平や同級生の北海道コンサドーレ札幌DF田中雄大らと共に2006年度の第84回全国高等学校サッカー選手権大会優勝を果たした。淡海ジュニアユースFCから進学した村田は、3年時にレギュラーとして乾や田中と共に第85回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。3回戦で敗退となったものの、個人技を重視したトリッキーなドリブルやヒールパスを駆使したスタイルが「セクシーフットボール」と称され、いち躍脚光を浴びた。 ▽ウィンターブレークで帰国中の乾とオフシーズン中の村田は、高校時代の盟友たちと再会。そこには現在マドリーの下部組織でプレーする滋賀県出身の中井卓大の姿もあり、共に身体を動かしたようだ。 ▽乾は自身のツイッター(@takashi73784537)で高校時代、共に戦った仲間と旧交を温めたことを報告。村田もツイッター(@mkazu8)を更新し、将来が期待される中井に衝撃を受けたことを告白している。※絵文字省略 ◆乾貴士 「昨日はピピ君と野洲高校の同い年のサッカー部の友達とサッカーしました! 皆んな、ピピ君に会いたくて集まったミーハー野郎です。笑 でも、久しぶりに会えたし、一緒にサッカーできたし、楽しかったー(^^)」 ◆村田和哉 「スペインから乾が帰ってきたので野洲高校で同期たちとサッカーをしました。コンサドーレの田中、奈良クラブでプレーしていた志水、久々にみんなとボールを蹴れて楽しかったです。滋賀県出身で現在レアル・マドリードの下部組織でプレーしている中井卓大くんもきてくれました。日本の宝は凄かったです!」 2017.12.27 14:07 Wed3
10月代表戦2発で“旬な男”G大阪MF倉田秋、インスタ開設
▽ガンバ大阪に所属する日本代表MF倉田秋が18日、インスタグラム(shukurata10)を開設した。 ▽倉田は、G大阪ユース出身のテクニカルプレーヤー。今シーズンからG大阪の10番を背負い、先の代表戦でA代表初得点を含む2試合2ゴールの活躍を披露するなど、今旬の攻撃的MFだ。 ▽そのG大阪副主将の記念すべき初投稿には、セレッソ大阪時代や代表でチームメートのエイバルに所属するMF乾貴士が登場。「1枚目は昔から仲良い乾貴士との写真」というコメントを添えて、乾とのツーショット写真を掲載した。 ▽ちなみに、乾も倉田の初投稿から数時間後に自身のインスタグラム(takashi.08)を更新。「秋がインスタ始めましたー(^^)と、いうか強引に始めさせました 皆さんフォローしてあげてください」と倉田のインスタグラム開設を歓迎した。 2017.10.18 18:45 Wed4
バルサからレンタル中のDFククレジャが宿敵マドリー粉砕! エイバル指揮官が称賛
▽エイバルは24日に行われたリーガエスパニョーラ第13節でレアル・マドリーに3-0で快勝した。同試合後、同クラブを率いるホセ・ルイス・メンディリバル監督がチーム全ゴールに絡んだスペイン人DFマルク・ククレジャを称賛した。『FOOTBALL ESPANA』が伝えた。 ▽暫定指揮官として悩めるエル・ブランコを公式戦4連勝に導き、正指揮官就任を勝ち取ったサンティアゴ・ソラーリ監督の“初陣”として注目を集めたこの試合。だが、同試合の主役を演じたのはホームのエイバルだった。 ▽立ち上がりから連動したプレッシングでマドリーを呼吸不全に陥れると、鋭いカウンターを武器に立て続けにゴールをこじ開けると、最後まで攻守両面で相手を圧倒し、3-0のスコア以上の完勝を収めた。 ▽とりわけ、同試合で目立ったのが、バルセロナからのレンタル移籍で加入中の20歳のククレジャだった。左サイドバックが本職も1列前のサイドハーフで起用された同選手は攻守両面で躍動。持ち味のスピードでカウンターの起点となれば、バルセロナ仕込みの的確なポジショニング、状況判断、テクニックを生かして20歳とは思えない気の利いたプレーを披露。さらに、古巣の宿敵であるマドリーの選手たちとのデュエルをことごとく制す、八面六臂の活躍ぶりだった。 ▽メンディリバル監督も同試合でのククレジャのパフォーマンスに満足しており、「本物のプレーヤー」と称賛した。 「マルクはこのリーグにおいては新たな若者だ。彼はこれまでずっとプレーしていなかったが、ここではうまくいっている」 「彼は単なる左サイドバック以上の仕事ができる。とても賢く、強く、本物のプレーヤーだ。彼はほとんどの局面で正しい判断をしている。特別なものを持っているし、今日は素晴らしいゲームをしたと思う」 ▽“クク”の愛称で知られる20歳のククレジャはエスパニョールの下部組織を経て2012年にバルセロナのカンテラに加入。2017年10月に行われたコパ・デル・レイのムルシア戦でトップチームデビューを飾っている。なお、独特なカーリーヘアーはクラブの偉大なレジェンドであるカルレス・プジョル氏、チェルシーDFダビド・ルイスの2選手への憧れからだという。 ▽なお、前述のマドリー戦で今季3度目の先発出場を果たしたククレジャに関しては、今季終了後エイバルが完全移籍での買い取り可能なオプションが付随している。 2018.11.26 16:03 Mon5