【リーガエスパニョーラ第28節プレビュー】乾エイバルvsレアル・マドリー! CL控えるバルサは最下位と対戦
2018.03.09 18:00 Fri
▽先週末に行われた第27節では2位アトレティコ・マドリーとの頂上決戦を制した首位のバルセロナが2年ぶりのリーガ制覇に向けて大きく前進。3位以下ではレアル・マドリー、バレンシア、セビージャが揃って快勝した一方、6位のビジャレアルが取りこぼし下位との勝ち点差が縮まっている。
▽前節の頂上決戦を経て優勝争いに一区切りがついた中で行われる今節の注目カードは、MF乾貴士を擁する8位のエイバル(勝ち点39)と、3位のレアル・マドリー(勝ち点54)が激突する一戦だ。前節、乾に2018年初となる今季4点目が生まれたものの、10人のデポルティボ相手に痛恨のドローとなったエイバルはヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位浮上のチャンスを逃した。迎える今節はチャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(PSG)を破り、ベスト8進出を果たして一息つくレアル・マドリーとのビッグマッチに挑む。
▽前回対戦で0-3の大敗を喫したようにレアル・マドリーとの実力差は大きいものの、心身共に激しい消耗を強いられたPSG戦直後の試合ということもあり、エースFWクリスティアーノ・ロナウドを含め複数の主力を温存する可能性が高く、エイバルにも十分付け入る隙はあるはずだ。2戦連発を狙う乾にとってはDFカルバハルに代わって、経験の少ないDFアクラフ・ハキミあたりの先発出場を期待したいところだが、敵将ジダン監督の選択はいかに。
▽前節、エースFWメッシの3試合連続直接FK弾でアトレティコとの上位対決を制して勝ち点差を8ポイントに広げたバルセロナ(勝ち点69)。しかし、この重要な勝利の余韻に浸る余裕のないチームは来週ミッドウィークにチェルシーとのCL第2ラウンドという重要な一戦を控える。その合間の一戦となる今節は最下位マラガ(勝ち点13)とのアウェイゲームに臨む。現在、6連敗中の最下位チームが相手だけにここはチェルシー戦を睨んだメンバー構成で臨みたいところだが、アトレティコ戦前に行われたラス・パルマス戦での取りこぼしを考えると、大幅なターンオーバーには二の足を踏むところ。バルベルデ監督はCLに起用できないMFコウチーニョやMFデンベレら準主役たちの活躍に期待しているかもしれない。
▽バルセロナ戦での敗戦を引きずらず、ミッドウィークのELロコモティフ・モスクワ戦ではMFサウール、FWジエゴ・コスタ、MFコケと主力の3ゴールで快勝し見事にバウンスバックを果たしたアトレティコ(勝ち点61)。リーグ戦でも白星を取り戻したい中、今節は9位のセルタ(勝ち点38)をホームで迎え撃つ。CL組とは異なり、来週ミッドウィークにアウェイでのリターンマッチを控えるが、前述の大勝に加え、ロコモティフ・モスクワ戦ではFWグリーズマンやジエゴ・コスタを早い時間帯にベンチに下げることができたため、大きな負担なく戦えるはずだ。ただ、EL出場圏内を窺うセルタのアスパス、シスト、マキシ・ゴメスの3トップは強力なだけに気を緩めず臨みたい。
▽最後にFIFAクラブ・ワールドカップの再現が期待されたものの、途中出場となった前節レアル・マドリー戦では味方の退場もありインパクトを残せなかったヘタフェのMF柴崎岳。巻き返しを図る今節は残留争いに身を置く17位のレバンテ(勝ち点21)と対戦する。現在、勝ち点36で11位のヘタフェはEL出場圏内の6位を狙える位置におり、リーグ15戦白星がない泥沼の相手に対してきっちり勝ち切りたい。
▽前節の頂上決戦を経て優勝争いに一区切りがついた中で行われる今節の注目カードは、MF乾貴士を擁する8位のエイバル(勝ち点39)と、3位のレアル・マドリー(勝ち点54)が激突する一戦だ。前節、乾に2018年初となる今季4点目が生まれたものの、10人のデポルティボ相手に痛恨のドローとなったエイバルはヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の6位浮上のチャンスを逃した。迎える今節はチャンピオンズリーグ(CL)でパリ・サンジェルマン(PSG)を破り、ベスト8進出を果たして一息つくレアル・マドリーとのビッグマッチに挑む。
▽前回対戦で0-3の大敗を喫したようにレアル・マドリーとの実力差は大きいものの、心身共に激しい消耗を強いられたPSG戦直後の試合ということもあり、エースFWクリスティアーノ・ロナウドを含め複数の主力を温存する可能性が高く、エイバルにも十分付け入る隙はあるはずだ。2戦連発を狙う乾にとってはDFカルバハルに代わって、経験の少ないDFアクラフ・ハキミあたりの先発出場を期待したいところだが、敵将ジダン監督の選択はいかに。
▽バルセロナ戦での敗戦を引きずらず、ミッドウィークのELロコモティフ・モスクワ戦ではMFサウール、FWジエゴ・コスタ、MFコケと主力の3ゴールで快勝し見事にバウンスバックを果たしたアトレティコ(勝ち点61)。リーグ戦でも白星を取り戻したい中、今節は9位のセルタ(勝ち点38)をホームで迎え撃つ。CL組とは異なり、来週ミッドウィークにアウェイでのリターンマッチを控えるが、前述の大勝に加え、ロコモティフ・モスクワ戦ではFWグリーズマンやジエゴ・コスタを早い時間帯にベンチに下げることができたため、大きな負担なく戦えるはずだ。ただ、EL出場圏内を窺うセルタのアスパス、シスト、マキシ・ゴメスの3トップは強力なだけに気を緩めず臨みたい。
▽3強以外の注目カードは5位のセビージャ(勝ち点45)と、4位のバレンシア(勝ち点53)によるトップ4を懸けた上位対決。現在、両者の勝ち点差は8ポイントと少なからずポイント差が開いているものの、仮に今節でセビージャが勝利できれば、今後の戦い次第で順位が入れ替わる可能性は十分にある。ただ、セビージャは来週ミッドウィークにマンチェスター・ユナイテッドとのCLを控えており、モンテッラ監督としてはメンバー選考に頭を悩ませそうだ。対するバレンシアはリーグ戦一本に集中できる環境だが、ここ最近好調を維持していたFWサンティ・ミナの離脱など負傷者の状況が気がかりだ。
▽最後にFIFAクラブ・ワールドカップの再現が期待されたものの、途中出場となった前節レアル・マドリー戦では味方の退場もありインパクトを残せなかったヘタフェのMF柴崎岳。巻き返しを図る今節は残留争いに身を置く17位のレバンテ(勝ち点21)と対戦する。現在、勝ち点36で11位のヘタフェはEL出場圏内の6位を狙える位置におり、リーグ15戦白星がない泥沼の相手に対してきっちり勝ち切りたい。
《リーガエスパニョーラ第28節》
▽3/9(金)
《29:00》
ジローナ vs デポルティボ
▽3/10(土)
《21:00》
エイバル vs レアル・マドリー
《24:15》
セビージャ vs バレンシア
《26:30》
ヘタフェ vs レバンテ
《28:45》
マラガ vs バルセロナ
▽3/11(日)
《20:00》
エスパニョール vs レアル・ソシエダ
《24:15》
アトレティコ・マドリー vs セルタ
《26:30》
ラス・パルマス vs ビジャレアル
《28:45》
ビルバオ vs レガネス
▽3/12(月)
《29:00》
アラベス vs ベティス
▽3/9(金)
《29:00》
ジローナ vs デポルティボ
▽3/10(土)
《21:00》
エイバル vs レアル・マドリー
《24:15》
セビージャ vs バレンシア
《26:30》
ヘタフェ vs レバンテ
《28:45》
マラガ vs バルセロナ
▽3/11(日)
《20:00》
エスパニョール vs レアル・ソシエダ
《24:15》
アトレティコ・マドリー vs セルタ
《26:30》
ラス・パルマス vs ビジャレアル
《28:45》
ビルバオ vs レガネス
▽3/12(月)
《29:00》
アラベス vs ベティス
エイバルの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|
エイバルの人気記事ランキング
1
“セクシーフットボール”で脚光浴びた野洲高同期が再会! その場にマドリー下部組織所属の“ピピ”こと中井卓大も
▽エイバルに所属する日本代表MF乾貴士と清水エスパルスに所属するFW村田和哉が野洲高校の同期らと再会を果たしたようだ。 ▽乾はセゾンフットボールから野洲高校に進学。2年生でレギュラーの座を掴み取ると、1学年上の現在ウェスタン・シドニー・ワンダラーズに所属するMF楠神順平や同級生の北海道コンサドーレ札幌DF田中雄大らと共に2006年度の第84回全国高等学校サッカー選手権大会優勝を果たした。淡海ジュニアユースFCから進学した村田は、3年時にレギュラーとして乾や田中と共に第85回全国高等学校サッカー選手権大会に出場。3回戦で敗退となったものの、個人技を重視したトリッキーなドリブルやヒールパスを駆使したスタイルが「セクシーフットボール」と称され、いち躍脚光を浴びた。 ▽ウィンターブレークで帰国中の乾とオフシーズン中の村田は、高校時代の盟友たちと再会。そこには現在マドリーの下部組織でプレーする滋賀県出身の中井卓大の姿もあり、共に身体を動かしたようだ。 ▽乾は自身のツイッター(@takashi73784537)で高校時代、共に戦った仲間と旧交を温めたことを報告。村田もツイッター(@mkazu8)を更新し、将来が期待される中井に衝撃を受けたことを告白している。※絵文字省略 ◆乾貴士 「昨日はピピ君と野洲高校の同い年のサッカー部の友達とサッカーしました! 皆んな、ピピ君に会いたくて集まったミーハー野郎です。笑 でも、久しぶりに会えたし、一緒にサッカーできたし、楽しかったー(^^)」 ◆村田和哉 「スペインから乾が帰ってきたので野洲高校で同期たちとサッカーをしました。コンサドーレの田中、奈良クラブでプレーしていた志水、久々にみんなとボールを蹴れて楽しかったです。滋賀県出身で現在レアル・マドリードの下部組織でプレーしている中井卓大くんもきてくれました。日本の宝は凄かったです!」 2017.12.27 14:07 Wed2
偉大な父がW杯優勝を成し遂げた“26歳”…2部エイバルで奮闘のリュカ・ジダンにとうとう大きな栄光か
あまりに偉大なフットボーラーを父に持つフランス人GKリュカ・ジダン(26)。ある種の呪縛を乗り越え、とうとう大きな栄光か。スペイン『Relevo』がレポートする。 サッカー史上最も偉大なフットボーラーの1人であるジネディーヌ・ジダン氏。フランス代表としてW杯とユーロを制し、クラブキャリアでもCL制覇を2度…そんな男が監督としてCL3連覇という大偉業までやってのけてしまった。 氏を父に持つのは、リュカ・ジダン。 父がレアル・マドリーでの現役時代から自身も下部組織入りし、父の指揮するトップチームでデビューも。ただ、レンタル先のスペイン2部ラシンで正GKとして3部降格を経験、マドリー退団で移籍したラージョでは定位置を掴めず。 そんなこんなで22-23シーズンに辿り着いたのが、現所属の2部エイバル。 1年目から正GKとなったリュカは今季、スペイン2部全試合出場でチームは3位。現在ラ・リーガ昇格プレーオフ準決勝・オビエド戦を戦っており、敵地1stレグは0-0ドロー…『Relevo』いわく、リュカの再三にわたるセーブがなければ「エイバルは終わっていた」という。 リュカは試合後、「粘り強くドローをもぎ取った。無失点で終わらせれたし、ホームで勝つ。僕たちならいける」と2ndレグへ闘志。 リュカ・ジダン26歳。偉大な父を持つ故に、幼少期からその名前を知られた男だが、父がフランスに初のW杯優勝をもたらし、名声を揺るがぬものとしたのも26歳。1998年生まれの守護神はエイバルに歓喜をもたらせるか。 「この姓がフットボーラーとしてポジティブだった瞬間は、ハッキリ言って一度もない。サッカーの世界で、僕はリュカとして見られたい」 2024.06.09 20:00 Sun3