元熊本MF田島翔が所属するアメリカ4部ラスベガスシティFCの経営にFirst-Mover Foundationが参入

2018.02.13 22:34 Tue
▽一般財団法人First-Mover Foundation(本社:大阪市中央区 以下:FMF)が、2018年からアメリカ4部相当リーグのUPSL(ユナイテッドプレミアサッカーリーグ)に所属するラスベガスシティFCの経営に参入する事を発表した。
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▽ラスベガスシティFCには、かつてロアッソ熊本でもプレーしたMF田島翔(34/写真左)が所属。FMFは、今回の業務提携により、ラスベガスシティFCへの出資、日本やヨーロッパのクラブとの提携や交流を図り、主に指導者、トレーナー、栄養士、運営スタッフを対象とする国際交流プログラムを提供することとなる。▽ラスベガスシティFCのオーナーであるラファエル・モレノ氏は「これまでは中南米のコネクションを活用し、クラブのブランディングや強化を図ってきた。First-Mover Foundationと手を組むことにより、日本はもちろんヨーロッパの名門クラブとの関係も強化していきたい」とコメントしている。
▽また、FMFの代表理事を務める大伴龍輝氏は「当財団の北米パートナーがオフィスを構えるラスベガスにて語学とスキルを養い、若者が実践で経験を積み、実力を発揮できる場がラスベガスシティFCです。欧米で求められるスキルを養い、更なるステップアップを遂げていただきたいです」と語り、プロジェクトマネージャーの宮代幸輝氏[写真右]は「ラスベガスシティFCでの経験を通して、世界に挑戦する若者が沢山出てくることを期待しています」と展望を語った。
(C)CWS Brains,LTD.
▽2017年から所属する田島は、開幕戦で途中出場。シーズン中には、リーグ1位のチーム相手に左足ボレーで決勝ゴールを記録するなどチームの信頼を得て、開幕戦以外の8試合はスタメン出場。しかし、シーズン途中にケガもあり16試合のうち9試合に出場し、3ゴール1アシストを記録するに終わった。

▽また、昨シーズンからユニフォームスポンサーとなった日系企業のネバダ観光サービスが継続してスポンサーに。グラウンド内外での活躍がクラブに認められた田島は、3年契約を新たに結び、ラスベガスシティFCでのプレー継続が決定している。
▽今回の業務提携に一役買った田島は「FMFのパートナーのオフィスがラスベガスにあり、その方々が僕の試合を観に来てくれました。そこから、一緒にラスベガスサッカーを盛り上げたいというようになり、昨年の秋頃からクラブのオーナーらとミーティングを重ね、今回の経営参入、業務提携に至りました」とコメント。また、「僕にとってラスベガスは集大成の場所であり、去年は悲惨な銃撃事件もありましたが、サッカーでラスベガスを盛り上げたいと思っていたので、このような形になり嬉しく思います」と語り、ラスベガスでのサッカー普及に貢献する意気込みを明かしている。

▽新シーズンに向けては「今年は去年を上回る結果を残し、さらに日本とラスベガスの交流も積極的に行なっていきたいです」と語っている。MLS(メジャーリーグサッカー)参入を目指し2016年に設立されたラスベガスシティFC。田島のピッチ内外での活躍に加え、日本の経営参入で高みを目指す。

◆First-Mover Foundationホームページ

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