昨季限りで現役を引退した渡辺匠氏がいわきFCの強化・スカウト本部スタッフ就任

2018.01.19 13:46 Fri
福島ユナイテッドFCは19日、昨シーズン限りで現役を引退したMF渡辺匠氏(35)が、今シーズンから東北社会人サッカーリーグ2部を戦ういわきFCの強化・スカウト本部スタッフに就任することが決定したことを発表した。

▽渡辺は2000年に桐光学園から川崎フロンターレに入団してプロキャリアをスタート。その後、当時提携していたブラジルのグレミオへ1年間の留学を経験する。その後、2006年にモンテディオ山形に移籍すると、ボランチとして主力に定着。2008年にはチームのJ1昇格に貢献した。以降はロアッソ熊本、松本山雅FC、横浜FCを経て2016年に福島ユナイテッドFCに完全移籍。昨シーズンは明治安田生命J3リーグに17試合出場し、2018年12月2日に現役引退を発表していた。

▽いわきFCのスタッフ就任が決定した渡辺氏は、両クラブの公式サイトで以下のようにコメントしている。
◆いわきFC
「生まれ育ったいわきに約20年ぶりに戻ることができ、そしていわきFCで仕事ができることに非常に感謝しております。いわきFCを通じて、いわきの街にさらなる活気を与えることができるよう、微力ながら精いっぱい邁進していきたいと思います。いわき市を東北一の都市へ。ご声援よろしくお願いします」

◆福島ユナイテッドFC
「この度、次のステップをいわきFCからはじめることになりました。カテゴリーは違いますが、同じ県内クラブとして切磋琢磨し、県民の皆様に明るいニュースを届け、福島県のサッカー界を活性化出来るよう自分も微力ですが少しでも貢献出来ればと思います。福島唯一のJクラブとして、これから先もずっと応援しております。僕のこれからの夢は、福島といわきがJ1の舞台でダービーマッチを戦うことです!」
▽いわきFCは昨シーズン福島県リーグ1部を10戦全勝で優勝。第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会福島県予選では、J3リーグの福島を下して本戦行きを決めると、本大会では2回戦で明治安田生命J1リーグの北海道コンサドーレ札幌を下すジャイアントキリングを見せた。

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