ジダン、記者会見で憤る「すべてが悪いわけではないと知っているくせに…」

2018.01.13 22:55 Sat
今季、不調が騒がれるレアル・マドリーだが、ジネディーヌ・ジダン監督はメディアからの批判に納得がいかない様子だ。

13日のリーガエスパニョーラ第19節、本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのビジャレアル戦を前に会見に出席したジダン監督。この会見でも低調なチームについての質問が相次いだが、ジダン監督はそうした問いかけにうんざりしているようで、語気を荒げながら返答していった。

「言われているようなことについて耳を貸す必要はない。現在のマドリーは、すべてがネガテイブに話されている。だが私はそのようには見ていない。全コンペティションで生き残っているなど、ポジティブなことも取り上げる必要がある。言われているほどには悪くはないんだ」

「最後に戦った試合(2−2で終えたコパ・デル・レイ5回戦2ndレグ、ヌマンシア戦)は私が好むものだった。自分が言うことだって聞く耳を持たなければならないはずだがね。確かに、私たちの調子が悪いという意見を聞くことにはうんざりしている。だが私は変わらないし、変わることを望んでもいない。君たち(報道陣)の立場からすれば、すべてが悪いと言うのは簡単だ。けれどもすべてがネガティブではないことも分かっているだろう。マドリーについてネガティブに語るのは素晴らしく、新聞がもっと売れるとしてもね」

また、バルセロナやアトレティコ・マドリーがこの冬に新戦力を加えているのに対して、レアル・マドリーは補強に動かず、ファンを失望させているとの意見にはこう返した。

「理解することはできる。自分が求める選手が加入を望んでいるとしたら、悪いことではない。だが現在、そうした選手は存在しない。このチームには私が望む選手たちがいる」


提供:goal.com

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メッシがビジャレアル戦で女性サポーターをノックアウト?

▽バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、20日に行われたビジャレアル戦でビジャレアルのゴール裏にいた女性サポーターをノックアウトしていたことがわかった。『dirtytackle.net』が伝えている。 ▽メッシは、20日に敵地で行われたリーガエスパニョーラ第30節のビジャレアル戦に先発出場。この試合の前半序盤にボックス手前右角から強烈な左足のシュートを放つと、これがクロスバーの上を大きく越えてゴール裏に陣取る女性サポーターの右手に直撃した。 ▽右手首にメッシの強烈な一撃を浴びた女性は、あまりの痛みに気分が悪くなってしまい、数分後にスチュワード(警備係)に付き添われて医務室に直行することになった。女性の状態に関して詳しい情報は入っていないものの、大きなケガとはならなかったようだ。 ▽なお、バルセロナでは今月始めにウォームアップ中にウルグアイ代表FWルイス・スアレスが放ったシュートがスタンドの少年に直撃するアクシデントがあった。 ▽このときにスアレスは、すぐさまスタンドに直行し、シュートを当ててしまった少年に対して、「君に痛い思いをさせた人を覚えておくためにこれを持ってて」と語り、自身の着用していたユニフォームをプレゼントしていた。 ▽恐らく、今回のメッシの一件もスペイン国内で話題となっているだけに、メッシから被害女性にお詫びの品が送られるかもしれない。なお、メッシとスアレスが招いた思わぬ悲劇を映した動画は以下のURLからチェックしてみてください。 ◆メッシがビジャレアルサポーターをノックアウト https://www.youtube.com/watch?v=8652Y7pzX6A ◆スアレスが少年に謝罪 https://www.youtube.com/watch?v=a1W7tcp_wSA 2016.03.21 18:17 Mon
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今季のカソルラはフル稼働! 苦難乗り越え「最高の状態」へ

ビジャレアルに所属する元スペイン代表MFサンティ・カソルラが、負傷を乗り越えた実感を得ているようだ。スペイン『アス』が伝えた。 ビジャレアルの下部組織で育ったカソルラは、マラガを経て2012年に加入したアーセナルで卓越したテクニックと戦術眼を武器に絶対的な主力として活躍。しかし、2016年10月にアキレス腱に重傷を負うと、以降はウイルス感染によって10度の手術や右足切断の危機に瀕するなど、長く厳しいリハビリ生活を余儀なくされることに。負傷以来一切の試合に出場することが出来ず、アーセナルを去った。 しかし、今シーズンから帰還したビジャレアルでは、ここまでの公式戦35試合6ゴール7アシストとフル稼働。チームはリーガエスパニョーラでは降格の危機に瀕しているものの、ヨーロッパリーグ(EL)ではベスト8進出を果たしている。 インタビューに応じた34歳のカソルラは、自身の状態についてコメント。負傷を乗り越え、ベストを取り戻しつつあると感じているようだ。 「自分の最高の状態まで回復するのは本当に大変だった」 「本当に競争力のある試合に戻るまで、(自分の状態を)どのように感じるかは分からないものなんだ。試合を経て、僕は自分の最高の状態を手にした」 「負傷を忘れるまでに多くの時間をプレーした。そして、僕のパフォーマンスはピッチ上で向上していったんだ」 「今では、本当に最高の状態に近づいている。まだ改善の余地があるけど、1年前にはこのレベルに戻れると思ってもみなかった」 「今は全てをより大切にしているし、毎回のトレーニングを楽しんでいる。これまで過ごした悪い時期や、フットボールをプレーするまでの旅路がどれ程困難だったか覚えているんだ」 2019.03.31 16:25 Sun
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元スペイン代表DFラウール・アルビオルがビジャレアルに完全移籍! 6年ぶり母国復帰へ

ビジャレアルは4日、ナポリと元スペイン代表DFラウール・アルビオル(33)に関する移籍契約で同意に至ったことを発表した。 かつてはバレンシアのディフェンスリーダーとしてプレーし、2009年からレアル・マドリー、2013年からナポリへと移籍したアルビオル。ナポリでは6シーズンプレーし、公式戦通算236試合出場6ゴール9アシストを記録した。2018-19シーズンはセリエAで20試合に出場し1ゴールを記録。チャンピオンズリーグでも6試合でプレーした。 今回の移籍はビジャレアルが契約解除金の400万ユーロ(約4億9000万円)を支払って成立したと、イタリアやスペインメディアが伝えている。契約は3年となるようだ。 なお、正式発表は来週行われるとのことだ。 2019.07.04 21:40 Thu

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