ラス・パルマス、コパ・リベルタドーレス準優勝ラヌース指揮官招へいに動くもライセンスの問題で招へい断念…

2017.12.15 00:19 Fri
Getty Images
ラス・パルマスは14日、新指揮官として加入合意していたアルゼンチン人指揮官ホルヘ・アルミロン氏(46)の招へいを断念したことを発表した。

▽ラス・パルマスの発表によると、アルミロン氏の新監督就任で合意していたクラブはスペインサッカー連盟(RFEF)に対して、同氏の監督登録を申請。しかし、RFEFは「スペインのトップカテゴリーで監督を務める最低限の条件を満たしていない」との理由から、同氏の登録を拒否する旨をクラブ側に通知した。

▽RFEFによると、これまでヨーロッパでの監督経験がないアルミロン氏は欧州サッカー連盟(UEFA)が定めるヨーロッパトップカテゴリーでの監督を務めるための5年以上のヨーロッパクラブでの指導経験がないことを理由に、登録が許可されなかったという。
▽この場合、ライセンスを所有する人物を名目上の監督に任命し、アルミロン氏をコーチとして雇い、実質的な指揮官とする二頭体制の採用も可能だったが、ラス・パルマスはその二頭体制の可能性を諦め、同氏の招へいを断念した。

▽ヨーロッパでの監督経験はないものの、ベラクルスやティフアナ、ゴドイ・クルスなどメキシコリーグの指揮官を歴任してきたアルミロン氏は、2014年から2015年までは母国の名門インデペンディエンテ、2016年からはラヌースの指揮官に就任。そのラヌースではアルゼンチンリーグ制覇を成し遂げ、今年11月まで行われていたコパ・リベルタドーレスでは決勝戦でグレミオに敗れたものの、チームを準優勝に導いていた。
▽なお、開幕から2勝4敗の15位と低調なスタートを切ったラス・パルマスは、今年9月末にマノロ・マルケス監督が辞任。その後任にパコ・アジェスタラン監督(54)が就任も、先月末に成績不振を理由に解任され、現在はパキート・オルティス、ラファ・クリストバル両コーチが暫定指揮官を務めている。

▽そして、リーガエスパニョーラ第15節終了時点で3勝11敗1分けの最下位に低迷するチームは、再び新たな指揮官招へいに動くことになった。

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