【J1クラブ通信簿】豪華補強後の許されない低迷・・・最後までチームとしての戦い方示せず《FC東京》
2017.12.07 21:35 Thu
▽歴史が動き、シーズンが閉幕した2017明治安田生命J1リーグ。最終節まで優勝争い、残留争いが繰り広げられ、最後まで目が離せない白熱したシーズンとなった。
▽「DAZN」マネーにより、シーズンの成績で今後のクラブ強化に大きな影響を及ぼすこととなった2017シーズン。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブを総括。トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価で振り返る。第6弾は大型補強を敢行も下位に低迷したFC東京を総括する。
◆シーズン振り返り

【主なトピック】
●日本人最多得点のFW大久保嘉人&昨季得点王ピーター・ウタカら大型補強
●前半戦で守備の要・主将DF森重真人が全治4カ月の負傷
●MF中島翔哉がポルティモネンセに期限付き移籍
●篠田善之監督の解任、及び安間貴義コーチの新監督就任
●FW石川直宏の引退、DF徳永悠平のV・ファーレン長崎への移籍が発表
●FW久保建英、MF平川怜の2名がトップチームデビュー
▽昨年の7月から指揮を執る篠田監督に率いられて2年目を迎えたFC東京は、年間9位という順位で終えた昨シーズンを払拭するべく大型補強を敢行。FW大久保嘉人、FW永井謙佑、MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GK林彰洋ら実力者を続々と獲得し、一躍優勝候補に躍り出た。
▽そして迎えた開幕戦で、昨シーズン王者の鹿島アントラーズに1-0で勝利。幸先の良いスタートを切ったクラブは、3月には昨シーズンの明治安田生命J1リーグ得点王であるピーター・ウタカを補強し、さらなる飛躍を期待させた。
▽しかし、4月に入ると昇格組である北海道コンサドーレ札幌に敗北を喫するなど、暗雲が立ち込め始める。その後、3戦連続完封勝利などマッシモ・フィッカデンティ体制時を彷彿とさせるような戦いぶりで盛り返したものの、徐々に得点力が鳴りを潜め始めると第15節から第20節の6試合では3分け3敗。また、その間にはチームの要であるDF森重真人が負傷するなど、最悪の状態で折り返した。
▽さらに、後任に据えられた安間監督は初陣こそ勝利したものの、クラブを立て直すことはできず。同監督の下で得た勝利は初陣の1勝のみに終わり、さらに攻撃に特色を持つ監督であるにも関わらず、就任後の複数得点は無く平均得点は0.67得点と篠田監督時代の1.24得点を大きく下回った。
▽リーグ終盤にはMF石川直宏の引退、DF徳永悠平の長崎への移籍が明らかに。優勝、AFCチャンピオンズリーグ出場、降格、全てのチャンスとピンチが消滅している中でも、退団する両功労者への花向けに発起が期待されたが、最終節のガンバ大阪戦もゴールレスドローで終了。最後の8試合で4分け4敗と、光明が見出せぬままシーズンを終えることとなった。
◆チームMVP
明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発29試合)/1得点
▽数字を参考にすればFW大久保とFWウタカがリーグ8得点で並んでいるものの、チームMVPにはMF高萩を選出。アタッキングサードで攻撃にクオリティを発揮することが持ち味な高萩だが、今シーズンのFC東京ではやや下がり目の位置での起用が目立った。
▽ゴールに直結するプレーという部分では鳴りを潜めたものの、左右への散らし、ボールを受ける動きという面では持ち味を発揮。さらに特筆すべきは、スペースを埋める動きだ。ややチームとしてのまとまりに欠ける印象の強いFC東京の中で、他の選手のチャレンジ時には細かくポジションを修正。高萩の動きに周囲が連動していれば、もう少々上の順位で終えることも可能だっただろう。
▽来シーズンに向けてクラブが向上していくためには、最重要選手として捉えるべき選手だと主張したい。今のFC東京に必要なものは何か、といったことを示し続けていた高萩は、チームの崩壊をギリギリの所で止める防波堤のように数字以上の多大な貢献をしていた。
◆補強成功度「E」(評価:S~E)
▽MVPに挙げたMF高萩を筆頭として、GK林彰洋はリーグ序盤から中盤にかけて勝ち点に直結するようなセーブを披露。FW大久保、FWウタカはそれぞれ8得点でチーム得点王タイに。FW永井も攻撃の選択肢を増やすという意味では貢献しており、DF太田はセットプレーなどでチームの得点に大きく関わっていた。期待値の高かった加入組は所によりクオリティを発揮していただけに、起用法等のマネジメント面で失敗したという印象を拭えない。
◆総合評価 「E」(評価:S~E)
▽昨シーズン終盤の勢いを引き継いでか、序盤こそ勝ち星を拾えていたものの、中盤、終盤と日程を消化していくごとに低迷。チームの戦い方をみていくと、守備のプレッシングでは単発で終わることが多いため、相手にかわされる場面が目立ち、ボックス前ではプレスの判断やマークの受け渡しに難が感じられ、ショートパスで崩されるといった状態が散見された。
▽さらに攻撃面では、FC東京の全37得点の内、約35%の13得点がセットプレーからのものだ。次に多かったのはクロスからの得点で、これは10得点と約25%を占める。確かにキックの精度が高い選手が豊富なため、こういったパターンが多いのは頷けると共に、リーグ3位のセレッソ大阪もかなり近い分布となっている。
▽必ずしも悪い数字ではないが、併せて考えなくてはならないのは総得点が37得点という部分だ。C大阪の場合はリーグ2位となる65得点を決めており、セットプレーやクロス以外の得点も多い。しかし、FC東京は「攻撃の形」が定まっていないが故に、攻撃の大部分を選手の質に依存していたのではないだろうか。
▽指揮官交代後、安間監督は篠田監督の終盤の流れを引き継ぎ、チームの布陣をDF室屋やDF太田をウィングに上げる[3-1-4-2]にほぼ固定。だが、この固定が功を奏するかに思えたのは束の間、狙いのはっきりとしたサイド攻撃、アンカーを務めたMF高萩の両脇に空いたスペースに相手クラブが対策を用意し始めると、未勝利の泥沼へと足を踏み入れることとなった。

▽「DAZN」マネーにより、シーズンの成績で今後のクラブ強化に大きな影響を及ぼすこととなった2017シーズン。超ワールドサッカー編集部は、J1全18クラブを総括。トピックやチームMVP、補強成功度、総合評価で振り返る。第6弾は大型補強を敢行も下位に低迷したFC東京を総括する。
◆シーズン振り返り

(C)CWS Brains,LTD.
【主なトピック】
●日本人最多得点のFW大久保嘉人&昨季得点王ピーター・ウタカら大型補強
●前半戦で守備の要・主将DF森重真人が全治4カ月の負傷
●MF中島翔哉がポルティモネンセに期限付き移籍
●篠田善之監督の解任、及び安間貴義コーチの新監督就任
●FW石川直宏の引退、DF徳永悠平のV・ファーレン長崎への移籍が発表
●FW久保建英、MF平川怜の2名がトップチームデビュー
▽昨年の7月から指揮を執る篠田監督に率いられて2年目を迎えたFC東京は、年間9位という順位で終えた昨シーズンを払拭するべく大型補強を敢行。FW大久保嘉人、FW永井謙佑、MF高萩洋次郎、DF太田宏介、GK林彰洋ら実力者を続々と獲得し、一躍優勝候補に躍り出た。
▽しかし、4月に入ると昇格組である北海道コンサドーレ札幌に敗北を喫するなど、暗雲が立ち込め始める。その後、3戦連続完封勝利などマッシモ・フィッカデンティ体制時を彷彿とさせるような戦いぶりで盛り返したものの、徐々に得点力が鳴りを潜め始めると第15節から第20節の6試合では3分け3敗。また、その間にはチームの要であるDF森重真人が負傷するなど、最悪の状態で折り返した。
▽また、夏には攻撃でアクセントになっていたMF中島翔哉がポルトガル1部のポルティモネンセへ期限付き移籍。戦力のダウンに加え、夏の中断期間中にドイツ遠征を行い練り上げた、DF太田宏介やDF室屋成を生かす新システム[3-1-4-2]も機能せず、泥沼の中で篠田監督は退任することに。
▽さらに、後任に据えられた安間監督は初陣こそ勝利したものの、クラブを立て直すことはできず。同監督の下で得た勝利は初陣の1勝のみに終わり、さらに攻撃に特色を持つ監督であるにも関わらず、就任後の複数得点は無く平均得点は0.67得点と篠田監督時代の1.24得点を大きく下回った。
▽リーグ終盤にはMF石川直宏の引退、DF徳永悠平の長崎への移籍が明らかに。優勝、AFCチャンピオンズリーグ出場、降格、全てのチャンスとピンチが消滅している中でも、退団する両功労者への花向けに発起が期待されたが、最終節のガンバ大阪戦もゴールレスドローで終了。最後の8試合で4分け4敗と、光明が見出せぬままシーズンを終えることとなった。
◆チームMVP

(C)J.LEAGUE PHOTOS
MF高萩洋次郎(31)明治安田生命J1リーグ30試合出場(先発29試合)/1得点
▽数字を参考にすればFW大久保とFWウタカがリーグ8得点で並んでいるものの、チームMVPにはMF高萩を選出。アタッキングサードで攻撃にクオリティを発揮することが持ち味な高萩だが、今シーズンのFC東京ではやや下がり目の位置での起用が目立った。
▽ゴールに直結するプレーという部分では鳴りを潜めたものの、左右への散らし、ボールを受ける動きという面では持ち味を発揮。さらに特筆すべきは、スペースを埋める動きだ。ややチームとしてのまとまりに欠ける印象の強いFC東京の中で、他の選手のチャレンジ時には細かくポジションを修正。高萩の動きに周囲が連動していれば、もう少々上の順位で終えることも可能だっただろう。
▽来シーズンに向けてクラブが向上していくためには、最重要選手として捉えるべき選手だと主張したい。今のFC東京に必要なものは何か、といったことを示し続けていた高萩は、チームの崩壊をギリギリの所で止める防波堤のように数字以上の多大な貢献をしていた。
◆補強成功度「E」(評価:S~E)

(C)J.LEAGUE PHOTOS
▽優勝が期待された陣容で、終わってみれば13位。当初からの期待値を考えれば補強は失敗と評価せざるを得ない。しかし最低評価ではあるものの、活躍していた選手もまた今シーズン加入組だ。▽MVPに挙げたMF高萩を筆頭として、GK林彰洋はリーグ序盤から中盤にかけて勝ち点に直結するようなセーブを披露。FW大久保、FWウタカはそれぞれ8得点でチーム得点王タイに。FW永井も攻撃の選択肢を増やすという意味では貢献しており、DF太田はセットプレーなどでチームの得点に大きく関わっていた。期待値の高かった加入組は所によりクオリティを発揮していただけに、起用法等のマネジメント面で失敗したという印象を拭えない。
◆総合評価 「E」(評価:S~E)

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▽幾度も触れなくてはならないのは、豪華な選手層と最終順位のギャップだろう。FW3名、MF5名、DF5名、GK1名の計14名。これは、日本代表経験者の数だ。DF森重やFW大久保を負傷で欠いたとしても、それを低迷の理由にできる選手層ではない。▽昨シーズン終盤の勢いを引き継いでか、序盤こそ勝ち星を拾えていたものの、中盤、終盤と日程を消化していくごとに低迷。チームの戦い方をみていくと、守備のプレッシングでは単発で終わることが多いため、相手にかわされる場面が目立ち、ボックス前ではプレスの判断やマークの受け渡しに難が感じられ、ショートパスで崩されるといった状態が散見された。
▽さらに攻撃面では、FC東京の全37得点の内、約35%の13得点がセットプレーからのものだ。次に多かったのはクロスからの得点で、これは10得点と約25%を占める。確かにキックの精度が高い選手が豊富なため、こういったパターンが多いのは頷けると共に、リーグ3位のセレッソ大阪もかなり近い分布となっている。
▽必ずしも悪い数字ではないが、併せて考えなくてはならないのは総得点が37得点という部分だ。C大阪の場合はリーグ2位となる65得点を決めており、セットプレーやクロス以外の得点も多い。しかし、FC東京は「攻撃の形」が定まっていないが故に、攻撃の大部分を選手の質に依存していたのではないだろうか。
▽指揮官交代後、安間監督は篠田監督の終盤の流れを引き継ぎ、チームの布陣をDF室屋やDF太田をウィングに上げる[3-1-4-2]にほぼ固定。だが、この固定が功を奏するかに思えたのは束の間、狙いのはっきりとしたサイド攻撃、アンカーを務めたMF高萩の両脇に空いたスペースに相手クラブが対策を用意し始めると、未勝利の泥沼へと足を踏み入れることとなった。

Getty Images
▽さらに、クラブに魂を注入してきたMF石川、DF徳永が今シーズン限りで退団。チームに発破をかけられる貴重な選手が抜けることに。それでもリーグ終盤、第32節では17歳6カ月29日でMF平川怜が、第33節では16歳5カ月22日でFW久保建英がJ1リーグデビュー。確かな才能を持った2名がピッチ上で堂々としたプレーを披露し、新たな時代の幕開けを感じさせた。高萩洋次郎の関連記事
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10日、11日にかけて明治安田J1リーグ第16節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【京都vs名古屋】終盤にスコアが動いた中ドロー</h3> 連敗で首位から陥落も劇的勝利で3位に位置している京都サンガF.C.と降格圏からなんとか抜け出した17位の名古屋グランパスの対戦となった。 上位と下位の対決となった試合。名古屋はキックオフの流れから山岸祐也がシュートまで持ち込んだが京都はパトリック・ウィリアムのブロックでことなきを得る。名古屋が前半はペースを握っていく展開もゴールは生まれない。 後半も名古屋がチャンスを作っていく中、70分に京都が先制。左サイドからパスを繋いでいくと、宮本優太のシュートがディフレクトするも、長沢駿がダイビングヘッドで合わせて京都が先制する。 押し込んでいた名古屋は先制を許した中、84分に波状攻撃。浅野雄也、菊地泰智のシュートが阻まれるも、最後は稲垣祥が蹴り込み同点に。そのままドローに終わった。 <h3>【清水vs町田】連敗止めたい両者の戦いはドロー</h3> 7位の清水エスパルスと10位のFC町田ゼルビアの一戦。2連敗同士の対決。共に勝利が欲しい一戦となった中、点の取り合いとなった。 21分ボックス内左からのナ・サンホのクロスをボックス内で西村拓真がヘッドで決めて、ホームの町田が先制。前半をリードして折り返したが、後半は点の取り合いになる。 66分、清水は乾貴士が倒されてPKを獲得すると北川航也がしっかりと決めて同点に追いつくが、町田は再開の流れからそのままゴール。最終ラインからのロングフィードから、ボックス右から西村が叩きつけるクロス。跳ねたボールに対してファーサイドで林幸多郎がヘディングで叩き込み、町田が勝ち越しに成功する。 清水は再び追いかける展開となった中、84分にカピシャーバが左サイドからアーリークロスを入れると、ドウグラス・タンキが飛び込みゴール。前節はファウルで取り消されていたドウグラス・タンキがこの試合では決め切り、2-2のドローに終わった。 <h3>【鹿島vs川崎F】鬼木達監督、初の古巣対決でしっかり勝利</h3> 首位の鹿島アントラーズと14位の川崎フロンターレの対戦。鹿島の鬼木達監督は、アジア準優勝の昨季まで指揮した古巣との一戦となった。 国立競技場で対峙した両者。試合は7分、右CKからのクロスを佐々木旭がニアサイドでヘディングで合わせて川崎Fが先制に成功する。 およそ6万人の大観衆が集まった試合。川崎Fはペースを握って攻め込んでいくが、なかなか追加点を奪えず。フィニッシュの精度を欠いたツケを払うことになってしまう。 前半アディショナルタイムには鹿島が自陣からドリブルで荒木遼太郎が運ぶと、安西幸輝のクロスを鈴木優磨が競り勝つと、舩橋佑が冷静にトラップして蹴り込み同点に追いつく。 1-1で迎えた後半も川崎Fが攻めていく展開に。それでもシュートが枠に飛ばないと、65分に鹿島が仕留める。自陣からパスを繋いでいくと、鈴木の背後へのボールに反応した田川亨介が抜け出すと、冷静に左足で流し込みゴール。これが決勝点となり、2-1で鹿島が勝利し首位をしっかりと守った。 <h3>◆明治安田J1リーグ第16節</h3> ▽5/10(土) 横浜FC 1-0 アビスパ福岡 【横浜FC】 室井彗佑(後14) FC東京 1-0 ヴィッセル神戸 【FC東京】 マルセロ・ヒアン(後45+13) 柏レイソル 2-0 ファジアーノ岡山 【柏】 細谷真大(後31) ジエゴ(後45) ▽5/11(日) 鹿島アントラーズ 2-1 川崎フロンターレ 【鹿島】 舩橋佑(前46) 田川亨介(後20) 【川崎F】 佐々木旭(前7) 清水エスパルス 2-2 FC町田ゼルビア 【清水】 北川航也(後21) ドウグラス・タンキ(後39) 【町田】 西村拓真(前22) 林幸多郎(後22) 京都サンガF.C. 1-1 名古屋グランパス 【京都】 長沢駿(後25) 【名古屋】 稲垣祥(後39) アルビレックス新潟 1-1 浦和レッズ 【新潟】 長谷川元希(後29) 【浦和】 長倉幹樹(後35) 東京ヴェルディ 0-2 湘南ベルマーレ 【湘南】 奥野耕平(後17) ルイス・フェリッピ(後49) ガンバ大阪 0-1 サンフレッチェ広島 【広島】 塩谷司(前33) セレッソ大阪 1-0 横浜F・マリノス 【C大阪】 ラファエル・ハットン(前24) <span class="paragraph-title">【動画】鹿島の勝利を呼び込んだ田川亨介の冷静なゴール!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1921441291193192934?ref_src=twsrc%5Etfw">May 11, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.11 19:25 Sun4
FC東京に103分のドラマ! PKで神戸のゴールをこじ開け今季初の連勝、神戸は4連勝後の2連敗に【明治安田J1第16節】
10日、明治安田J1リーグ第16節のFC東京vsヴィッセル神戸が味の素スタジアムで行われた。 前節はアルビレックス新潟に勝利した16位のFC東京と、前節はセレッソ大阪に敗れて4連勝が止まった8位の神戸の戦いとなった。 FC東京は前節から2名を変更。GK野澤大志ブランドン、高宇洋に代えてGK波多野豪、白井康介が起用した。 神戸も前節から2名を変更し、カエターノ、齊藤未月に代えて、本多勇喜、扇原貴宏を起用した。 両者の対戦成績はFC東京が27勝、神戸が12勝、引き分けが15とFC東京が圧倒している状況だ。 試合は8分、神戸が仕掛けたところをエンリケ・トレヴィザンがファウル。これでえたFKから宮代大聖が直接狙ったが、GK波多野がキャッチする。 押し込んでいく神戸はFC東京ゴールに迫っていく。22分にはボックス付近で繋いで最後はエリキがミドルシュートもGK波多野がキャッチ。23分には、左サイドを崩すと、ボックス際から扇原がシュートを放つが、クロスバーを直撃する。 さらに25分位はボックス内でパスを受けた宮代が反転して左足シュート。しかし、GK波多野がまたしてもセーブする。 FC東京は防戦が続いていた中で27分にビッグチャンス。最終ラインの木村誠二からのロングフィードで背後を取った白井がボックス内に持ち込みシュート。しかし、神戸GK前川黛也がしっかりセーブする。 すると33分、ロングボールに対してエリキが抜け出そうとする中で、エンリケ・トレヴィザンが倒す形に。完全に倒してしまったが、これはファウルがとられるにとどまり、神戸が猛抗議するがカードは提示されない。 FC東京は38分にビッグチャンス。カウンターから、マルセロ・ヒアンのパスを受けた佐藤恵允がボックス内からシュートを打たずに折り返し。しかし、これは誰にも合わない。 ゴールレスで迎えた後半は交代なし。それでも59分に汰木康也に変えて大迫勇也を起用する。 しかし、先にビッグチャンスを迎えたのはFC東京。63分、マルセロ・ヒアンが持ち出しカウンター。そのまま持ち出しクロスを入れると、佐藤がシュートもGK前川がビッグセーブを見せて得点を許さない。 互いに攻勢をかけるもゴールにつながらない中、78分にはマルセロ・ヒアン仕掛けたところ、マテウス・トゥーレルが対応した中でボックス内で倒れるがノーファウル。すると80分、神戸はこの試合10本目となったCKからクロスの流れからボックス内で山川がシュート。これを宮代が押し込んだが、オフサイドとなった。 FC東京は反撃。81分、カウンターから佐藤がボックス内でシュート。対応した酒井高徳の股を抜けたシュートだったが、GK前川が足でセーブする。 終盤オープンな展開となる中、83分には神戸がボックス内の混戦から最後は井手口陽介がシュートも枠を越えていく。 FC東京は小泉慶、佐藤、白井を下げて、常盤亨太、仲川輝人、長友佑都を投入。残り時間短い中で3枚替え。勝利を目指して流れを変えに行くと、神戸も佐々木大樹を下げてグスタボ・クリスマンを投入する。 すると86分、本多勇喜の大きなサイドチェンジを受けた宮代が、ボックス右からクロス。これを入ったばかりのグスタボ・クリスマンが胸で合わせるが、オフサイドの判定となる。 神戸は89分に宮代が倒れ込み試合が中断。FC東京は90分に俵積田晃太を下げて北原槙を投入。宮代は頭部から出血があり、止血をしてピッチに戻ることとなる。 すると後半アディショナルタイム5分にFC東京がネットを揺らすことに。後方からのボールを仲川が胸トラップ。こぼれ球をマルセロ・ヒアンがネットを揺らすが、仲川が手でコントロールしており、ノーゴールとなった。 後半アディショナルタイム8分にもFC東京がビッグチャンス。GK波多野からのロングフィードに対して仲川が抜け出すと、しっかりと時間を使いシュート。GK前川が前に出ていたところ、後方から走り込んだ安斎颯馬がシュートにいくが、これは本多がブロックする。 しかし、この本多の対応では腕にシュートが当たっており、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のチェックが入ることに。オンフィールド・レビューとなると、岡部拓人主審はPKの判定を下した。 最後の最後にビッグチャンスが訪れたFC東京。ホームサポーターに向かってのPKをマルセロ・ヒアンが蹴ると、しっかりと蹴り込みFC東京が先制した。 試合はその後わずかに時間があったが、そのまま試合は終了し、FC東京は今季の味スタで2勝目を記録。対する神戸は、前節に続いて終盤に失点し4連勝の後の2連敗となった。 FC東京 1-0 ヴィッセル神戸 【FC東京】 マルセロ・ヒアン(後45+13) 2025.05.10 17:08 Sat5