モロッコ代表、5大会ぶりのW杯出場に導いた“白い魔術師”と2022年まで契約延長
2017.11.22 01:30 Wed
▽王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は21日、エルヴェ・ルナール監督(47)と2022年までの新契約を締結することを発表した。FRMFのフォウジ・レクヤ会長が会見で明かした。
▽フランス出身のルナール監督は、これまで2012年にザンビア代表、2015年にコートジボワール代表でアフリカネイションズカップ制覇を成し遂げた若き名将だ。故・ブルーノ・メツ氏の代名詞だった“白い魔術師”の異名を受け継ぐルナール監督は、2016年にモロッコ代表監督に就任した。
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選では自身が過去に率いたコートジボワールやガボン代表、マリ代表と同居した厳しいグループを勝ち抜き、モロッコを5大会ぶり5度目のW杯本大会出場に導いた。
▽当初、契約交渉の難航によって2018年までとなっていた契約を更新しない見込みだったが、その後の交渉によって2022年までモロッコ代表を率いることになった。
▽フランス出身のルナール監督は、これまで2012年にザンビア代表、2015年にコートジボワール代表でアフリカネイションズカップ制覇を成し遂げた若き名将だ。故・ブルーノ・メツ氏の代名詞だった“白い魔術師”の異名を受け継ぐルナール監督は、2016年にモロッコ代表監督に就任した。
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)アフリカ予選では自身が過去に率いたコートジボワールやガボン代表、マリ代表と同居した厳しいグループを勝ち抜き、モロッコを5大会ぶり5度目のW杯本大会出場に導いた。
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