崖っぷちのヴェントゥーラ監督、「我々にとって値しない敗北」

2017.11.11 10:55 Sat
Getty Images
イタリア代表は10日、敵地で行われたロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選プレーオフ1stレグ、スウェーデン代表戦を0-1で落とした。同試合後、ジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督は、「正しい結果ではない」とチームの戦いぶりが敗戦という結果に値しないと語った。イタリア『Rai Sport』が伝えている。
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▽グループGでスペインとの一騎打ちに敗れ、プレーオフに回ることとなった15大会連続19度目のW杯出場を目指す伝統国は、グループAでフランス代表には及ばなかったものの、オランダ代表を退けて2位でプレーオフに回ったスウェーデンとのプレーオフ初戦に臨んだ。▽システムをこれまでの[4-4-2]から[3-5-2]に変更して大一番に臨んだイタリアは、序盤以降主導権を握るものの、なかなか決定的な形を作れない。すると61分、途中出場となったMFヤコブ・ヨハンソンに先制点を許す。その後は同点ゴールを目指して攻勢を見せるも、アウェイゴールを奪えないまま敵地での初戦を0-1の敗戦で終えることになった。
▽本大会出場に黄色信号が灯る敗戦を喫したヴェントゥーラ監督は、この試合のレフェリングがスウェーデン寄りだったと主張するなど、敗戦の原因はチームパフォーマンス以外にあったと語っている。

「ピッチで起こったことを考えれば、我々にとって値しない敗北だった。ジジ・ブッフォンはほとんどセーブ機会はなかったし、我々はより多くのチャンスを作り、シュートが枠に嫌われる場面もあった」
「ミラノでの試合(2ndレグ)では主審が我々に対して、正しいレフェリングを行うことを願っている。こういった重要な試合において、彼らの存在は非常に重要だからね」

「今は結果を残すことだけに集中している。我々は180分間の戦いを想定しており、だから最初の90分間の結果だけに左右されない。次で引っくり返すことは可能だ」

▽また、ヴェントゥーラ監督は、この試合で警告を受けたMFマルコ・ヴェッラッティが2ndレグを出場停止となる影響もあり、幾つかの変更を明言している。

「我々は幾つかの変更を行うだろう。しかし、システムに関しては脇に置く必要がある。重要なのは勝利への渇望と、結果を引っくり返すという決断力だ。我々としてはサポーターの力も借りつつ、相手のフェアプレーによって正しい形で結果を残したい」

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