適応苦しむミラン新10番にトルコ監督「問題は背番号。伊人はすぐプラティニを想像」

2017.11.06 19:13 Mon
トルコ代表指揮官ミルチェア・ルチェスクがイタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』のインタビューにおいて、ミランに所属するMFハカン・チャルハノールについて言及した。

FKの名手として知られるチャルハノールは今夏、レバークーゼンから2500万ユーロ(約32億円)の移籍金で加入。日本代表のMF本田圭佑が3年半にわたり背負った背番号10を継承した。これまで公式戦で2ゴールを挙げているものの、本来の輝きを放てていない。ルチェスクは問題が背番号にあると指摘している。

「彼の問題は10番を選んだこと。彼は8番の特徴を持つ選手なんだ。イタリア人は10番を見れば(ミシェル)プラティニを想像してしまう。9,5と呼ばれた(アレッサンドロ)デル・ピエロの話を思い出すよ。ならばハカンなんてね…」

チャルハノールがミラン加入時に10番を選んだことで、本来の特徴とは違う印象がファンの間に刻まれてしまったと説明。またイタリアの堅い守備への適応に苦しんでいると分析した。

「ブンデスリーガでは完璧だった。広いスペースを活用できたけど、イタリアでは相手が守備を固めている。彼は狭いスペースを切り抜けられるような武器を持っていない。彼にはクオリティがあるが、チームは彼をサポートしない。新選手ばかりでプレーは精彩を欠き、混乱しているようだ」


提供:goal.com

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