チェルシー移籍拒否のバークリー、今冬スパーズ加入へ
2017.09.03 16:20 Sun
▽今夏の移籍市場最終日にチェルシー加入を土壇場で拒否したエバートンのイングランド代表MFロス・バークリー(23)は、今冬のトッテナム加入を最優先に考えているようだ。イギリス『サンデー・タイムズ』が伝えている。
▽『サンデー・タイムズ』は今週末、そのバークリーの移籍問題の顛末に関して最新情報を掲載。同紙の伝えるところによれば、チェルシーとエバートンの間では3500万ポンドの条件で合意に至っており、バークリー自身もロンドンを訪れたことが確認されているという。
▽しかし、バークリー自身はチェルシー行きを受け入れておらず、ロンドンに向かった理由も、土壇場で意中のトッテナムからオファーが届いた場合に備えてのものだったようだ。しかし、同日トッテナムから公式なオファーが届かなかったことで、チェルシーのメディカルチェックを受けず、エバートンに戻ったとのことだ。
▽また、新スタジアム建設で懐の寂しいトッテナムも今夏に比べて大幅な移籍金の減額が望める中、今度こそバークリー獲得に動く模様だ。
PR
▽今シーズン限りでエバートンとの契約が終了するバークリーは、すでにエバートンからの契約延長オファーを拒否しており、今夏の退団が決定的となっていた。そして、先月31日の移籍締め切り最終日には3500万ポンド(約50億円)でのクラブ間合意が伝えられたチェルシー行きに合意し、メディカルチェックに向かったと報じられたが、土壇場で翻意して移籍を拒否するサプライズを提供した。▽その後、バークリーは自身の公式ツイッターを通じて、「多くの報道とは異なり、僕はどのクラブ、どの場所でもメディカルチェックは受けていない。僕が残留を選んだのは単純に負傷の影響であり、故障が癒えた後の1月にすべての選択肢を考慮し、自分の将来について決断を下したいと考えている」と、一連の報道を否定しつつ、今冬の移籍を明言した。▽しかし、バークリー自身はチェルシー行きを受け入れておらず、ロンドンに向かった理由も、土壇場で意中のトッテナムからオファーが届いた場合に備えてのものだったようだ。しかし、同日トッテナムから公式なオファーが届かなかったことで、チェルシーのメディカルチェックを受けず、エバートンに戻ったとのことだ。
▽なお、若手育成に定評があるマウリシオ・ポチェティーノ監督の下でのプレーを熱望するバークリーは、以前にイングランド代表MFデレ・アリ、ベルギー代表MFムサ・デンベレとの共演を希望する趣旨の発言も行っており、給与面でチェルシーから大幅に劣るスパーズ移籍を選択する見込みだ。
▽また、新スタジアム建設で懐の寂しいトッテナムも今夏に比べて大幅な移籍金の減額が望める中、今度こそバークリー獲得に動く模様だ。
PR
ロス・バークリーの関連記事
エバートンの関連記事
|
ロス・バークリーの人気記事ランキング
1
アンダーシャツに別れを告げ、復活の予兆を見せるバークリー/編集部コラム
▽チェルシーに所属するイングランド代表MFロス・バークリー。2018年1月に育ったクラブであるエバートンからチェルシーへと移籍したイングランド期待の選手だ。 ▽若い頃からイングランド代表にも呼ばれ、その才能には大きな期待が寄せられている。中盤でプレーするバークリーは、スピード、パワーに優れている一方で、テクニックにも秀でており、かつてエバートンで指揮をしたロベルト・マルティネス監督(現ベルギー代表監督)は、「元イングランド代表のポール・ガスコイン氏と元ドイツ代表のミヒャエル・バラック氏を合わせた選手」と表現したほどだ。 ▽スティーブン・ジェラード、フランク・ランパードといった中盤の名手がピッチを去った中、次世代の中心選手として期待もされていたバークリー。しかし、今夏のロシア・ワールドカップでベスト4に輝いたメンバーには選ばれず、悔しい思いをしたことだろう。 ▽今シーズンは、心機一転チェルシーでの日々を過ごしているバークリーだが、環境面やプレー面以外にも大きな変化があった。それは、長年愛用していた”アンダーシャツ”を脱いだことだ。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181023_16_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽バークリーは、エバートン時代に全ての試合でアンダーシャツを着用。イングランド代表でもアンダーシャツを着用しており、トレーニングでもその腕を晒すことはほとんどなかった。それには季節も関係なく、夏場であっても半袖のユニフォームの下にアンダーシャツを着用。イングランド代表では、左腕だけ長袖にしていることもあった。 ▽バークリーがアンダーシャツを愛用していた理由。それは、左腕に入れた“タトゥー”だ。バークリーの左腕には、多くのタトゥーが入っており、最も大きく入っていたタトゥーは、自身がエバートンでデビューした2011年8月20日のQPR戦の日付。しかし、バークリーは自ら入れたタトゥーを恥ずかしく思い、アンダーシャツを着るようになった。 「若い頃にタトゥーを入れた。若い時、愚かなことをしたとしても、それについては考えていないんだ」 「でも、僕はあまりにも早くしてしまった。何年もの間、僕はそれを取り除こうと思っていた。そして2、3年が経過した」 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181023_16_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽サッカー界でタトゥーを入れている選手は数知れず。バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシなど、トップレベルの選手でも大きなタトゥーを入れている。バークリーは、自身のタトゥーについてイギリス『タイムズ』で語り、自身の腕に入れたタトゥーを消した理由を語った。 「僕が最初にタトゥーを入れたのは、14歳の時だった。若かったね。僕は大柄だったので、当時の年齢を誰も質問してこなかったんだ。そして、数年前から消し始めたんだ」 ▽イギリスの法律では、未成年はタトゥーを入れられないことになっており、イングランドの場合は18歳が成人となる。バークリーは14歳で入れており、まさに“若気の至り”だったのだろう。そのほとんどを除去したバークリーは、今シーズンは腕を出してプレーしている。もう、恥ずかしさはなくなった。 <div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20181023_16_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽長年連れ添ったアンダーシャツから解き放たれたバークリー。その影響がどこまであるのかは分からないが、マウリツィオ・サッリ監督を招へいした新チームでは、途中出場を含めプレミアリーグで9試合中8試合に出場。さらに、20日に行われたマンチェスター・ユナイテッド戦では、終了間際に貴重な同点ゴールを記録しチームに勝ち点をもたらせた。2試合連続ゴールと、徐々に輝きを取り戻している。 ▽また、ケガの影響も含め、1年半遠ざかっていたイングランド代表にもこの10月に復帰。UEFAネーションズリーグでは、クロアチア代表戦、スペイン代表戦と2試合連続で先発出場した。 ▽24歳と、まだこの先のキャリアが長いバークリー。結果を残したい大事なシーズンだが、心身ともにリスタートを切れている。ガレス・サウスゲイト監督の下で復活を遂げつつあるイングランド代表、そしてプレミアリーグの覇権奪還を目指すチェルシーにとっても、バークリーの復活は必要不可欠だろう。 「僕は別のものを入れる可能性は除外しない。子供を授かる時、それに合わせて入れる可能性もあるよ」 ▽様々な面で挫折や後悔をし、それを乗り越えられた一部の選手がトップに君臨する。過去の過ちを清算し、生まれ変わったバークリー。後悔で終わらず、反省し、ポジティブに考えるメンタリティを見れば、今シーズン復活する可能性は高いだろう。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2018.10.23 18:00 Tue2
アストン・ビラがエバートンMFオナナ獲得に接近か? 個人間合意にクラブ間交渉にも進展
アストン・ビラが、エバートンのベルギー代表MFアマドゥ・オナナ(22)の獲得に近づいているようだ。イギリス『The Athletic』が報じている。 新シーズンにチャンピオンズリーグ(CL)参戦となるアストン・ビラは、今夏の移籍市場でユベントスからMFエンソ・バレネチェア、ルートン・タウンからMFロス・バークリーを獲得。一方で、MFドウグラス・ルイスをユベントス、MFティム・イローグブナムをエバートンに売却しており、ヒザの前十字じん帯断裂から復帰を目指すMFブバカル・カマラの状態を鑑みると、セントラルMFの獲得は優先事項だ。 そういったなか、クラブは今夏の人気株であるオナナ獲得に接近しているようだ。 報道によると、オナナ自身はすでにアストン・ビラ移籍で個人間合意に至っており、クラブ間では5000万ポンド(約102億4000万円)程度の金額で交渉が行われており、現状ではまとまる可能性が高いという。 近年、財政問題を抱えているエバートンではクラブ内で最も価値が高いオナナとイングランド代表DFジャラッド・ブランスウェイトのいずれかを売却し、もう一方を来シーズンもチームに残す考えを持っており、仮にオナナを売却した場合、相当な金額のオファーが届かない限り、イングランド代表DFを売却する可能性は非常に低くなるという。 オナナは2022-23シーズンにリールからエバートンへ加入。195cmの超大型でありながらも、そのサイズに似つかわしくないボックス・トゥ・ボックスのスタイルに加え、一定水準以上の技術も備え、トフィーズの中盤の要として活躍。 以前からマンチェスター・ユナイテッド、アーセナル、ニューカッスルという国内クラブに、バイエルンとバルセロナからの関心も伝えられている。 2024.07.13 23:20 Satエバートンの人気記事ランキング
1
林穂之香が長野風花のファウル誘って決勝PKゲット リバプール指揮官は腑に落ちず…「私でさえも接触がボックス外だとわかった」
林穂之香のエバートンと長野風花のリバプールが17日のFA女子スーパーリーグ第8節で激突した。 なでしこジャパン勢がそろって先発し、日本人対決にもなったマージーサイドダービーはそれぞれにフィニッシュシーンがありながら拮抗した展開が続くなか、41分にボックス右に仕掛けた林が長野のファウルで倒れ、エバートンにPKチャンス。これをカチャ・スナイスが決め、エバートンが先制した。 追いかけるリバプールは反撃に転じるが、最後までエバートンのブロックをこじ開けられず、0-1で敗戦。リバプールの攻勢が続くなか、長野も挽回しようとボックス内でのこぼれ球を押し込みにかかれば、ミドルを放つシーンもあったが、ゴールが遠かった。 だが、PKシーンを見返すと、長野の足が林にかかった位置がボックスの外にも感じ、微妙なジャッジに。イギリス『BBC』によると、その1点に泣いたリバプールのマット・ベアード監督も「追いつくチャンスがあったのに生かせなかったのは我々の責任」とした上で、PK判定に失望感を募らせた。 「あれはPKじゃなかった。それだけ。試合の流れが完全に変わってしまった。主審、第4審、線審、副審の誰もが遮るものなしの視界だったんだ。私でさえも接触がボックスのおよそ1ヤード外側だとわかった。正直、これは毎週のように起きることだし、正直諦めたよ。我々だけに限ったことじゃないが、今日の試合は100%、そのせいだ」 また、「審判にがっかりさせられたよ。我々は2つのPKがあったはずだし、PKじゃない判定もあった。最終的に、そういう判定のせいで今日の1ポイント、あるいは3ポイントを落としたんだ」とも語った。 ちなみに、エバートンはこれが今季初勝利で、リバプールはこれで3敗目となっている。 <span class="paragraph-title">【動画】林穂之香の仕掛けが長野風花のPK献上を誘う</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="nqUIJSRtYtk";var video_start = 77;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.18 15:15 Mon2
最下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドが降格圏のエバートンDFホルゲイトをレンタルで獲得
シェフィールド・ユナイテッドは1日、エバートンのDFメイソン・ホルゲイト(27)をレンタル移籍で獲得したことを発表した。シーズン終了までの契約となる。 ホルゲイトはバーンズリーの下部組織で育ち、2014年9月にファーストチームに昇格。2015年8月にエバートンへと完全移籍すると、WBA、サウサンプトンへとレンタル移籍を経験した。 今シーズンはサウサンプトンでプレーしており、チャンピオンシップ(イングランド2部)でわずか5試合の出場に終わり、FAカップでも2試合の出場に終わっていた。 かつてはエバートンでキャプテンを務めたホルゲイト。エバートンでは公式戦149試合に出場し5ゴール、プレミアリーグでも通算126試合に出場し3ゴールを記録する実力者が、最下位に沈むクラブの立て直しに力を貸せるか注目だ。 2024.02.02 11:10 Fri3
エバートンが新スタジアム移転を後ろ倒し、2025-26シーズンから使用…130年使用したスタジアムとの時間は残り1年半
エバートンは15日、2025-26シーズンより新スタジアムを使用することを発表した。 現在はグディソン・パークを使用しているエバートン。1892年に建設された歴史あるスタジアムとは、2024-25シーズンでお別れになることが決定した。 今シーズンのエバートンは、2021-22シーズンまでの損失が1億2450万ポンド(約224億5000万円)に達したことを受け、勝ち点10剥奪という処分を下されている状況。現在控訴中となっている。 この中には、7億6000万ポンド(約1370億5000万円)の新スタジアム建設費用も含まれており、支払う利息分が上乗せされている状態のようだ。 ブラムリー・ムーア・ドックに建設中の新たなスタジアムは5万2888人収容で、2024年末までに完成予定。しかし、エバートンは、シーズン途中の移転を望まず、2024-25シーズンをグディソン・パークのラストシーズンにすることにしたという。 理由については「商業的、物流的、スポーツ的、ファン関連のさまざまな要素を考慮した結果」とのこと。また、ラストシーズンを1年間用意したことで、グディソンパークに「相応しい見送り」の期間を設けることにしたようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】エバートンが2025-26シーズンから使用する新スタジアム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">We can confirm our Men’s Senior Team will play competitive fixtures at <a href="https://twitter.com/EvertonStadium?ref_src=twsrc%5Etfw">@EvertonStadium</a> at the start of the 2025/26 season. </p>— Everton (@Everton) <a href="https://twitter.com/Everton/status/1735691251213627498?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.16 20:40 Sat4
エバートンのクラブ売却が合意に、ローマ保有の『フリードキン・グループ』が過半数取得へ
クラブの売却に動いていたエバートンだが、ついにその相手が決定した。23日、エバートンは一度は交渉が決裂した『フリードキン・グループ』と合意に至ったことを発表した。 「ブルー・ヘブン・ホールディングスとフリードキン・グループは、ブルー・ヘブン・ホールディングスが保有するエバートン・フットボールクラブの過半数の株式の売却条件で合意に達したことを確認した。この取引は、プレミアリーグ、サッカー協会(FA)、金融行為監視機構などの規制当局の承認を条件としている」 イギリス『BBC』によると、『フリードキン・グループ』は株式の94%を取得することになるという。 エバートンの現オーナーであるファルハド・モシリ氏はクラブの売却を進めており、アメリカの投資会社『777パートナーズ』に株式の94%を売却することで合意に達していた。 しかし、クラブの売却期限までに取引が行われず。クラブ売却は成立せず。その後、ローマのオーナーであるフリードキン・ファミリーが入札に参加し、独占での交渉権を獲得。しかし、クラブの新スタジアム建設への投資計画への協力は継続も、『777パートナーズ』がクラブに提供した2億ポンド(約385億円)の融資に対する懸念から、最終的に買収交渉から撤退していた。 その後は、リヨンやボタフォゴ、RWDモレンベークなどを保有するアメリカ人実業家のジョン・テクスター氏が名乗りをあげていた中、最終的には『フリードキン・グループ』と合意に至ったという。 『フリードキン・グループ』の広報担当者はエバートンを通じてコメントしている。 「この象徴的なサッカークラブの管理者となることで合意に達したことを嬉しく思います。我々は取引を完了するために必要な承認を得ることに注力しています」 「クラブに安定をもたらし、ブラムリー・ムーア・ドックの新たなエバートン・スタジアムの完成を含め、クラブの将来に対する我々のビジョンを共有できることを楽しみにしています」 『フリードキン・グループ』は、イタリアのASローマと、フランスのASカンヌを保有し、アメリカにおける『トヨタ自動車』のメジャーディーラーの1つ、『Gulf States Toyota Distributors』を経営するコンソーシアム。ダン・フリードキンン氏の純資産は57億ポンド(約1兆962億円)と言われている。 2024.09.23 23:25 Mon5