トリノ会長、去就注目ベロッティに言及「78億円拒否はウソ。ミランから連絡はない」
2017.07.21 15:01 Fri
トリノのウルバーノ・カイロ会長が21日、イタリアメディ『スカイ』のインタビューに応じ、今夏、去就が注目されているイタリア代表のFWアンドレア・ベロッティについて言及した。
ベロッティは2016-17シーズン、セリエAにおいて35試合に出場し25得点をマークして得点王争いを演じた。23歳の若きアタッカーはイタリア国内外から高い評価を受けており、今夏の去就が注目されている。
カイロ会長は昨年12月、国外のクラブへの移籍に1億ユーロ(約130億円)という高額な違約金を新たに設定し、ビッグクラブからのオファーをけん制した。しかし今夏、大型補強を進めるミランが本格的にベロッティ獲得に乗り出した。トリノはミランからの6000万ユーロ(約78億1000万円)のオファーを拒否したと報じられたが、カイロ会長はこれを否定した。
「ベロッティ? 放出は考えていない。彼には違約金が設定されている。彼が合意すれば1億ユーロで放出するとの約束がある。だけどそれは国外に限った話だ。もしあと1年あるいはもっと、ここに残ってくれれば、皆にとって良いことだ。ここならアンドレアはワールドカップに向けて最高のシーズンを送れるかもしれないのに、なぜ無理やり出ていかなければならないのか理解できない」
またミランから連絡を受けていないと明かし、放出の際には慎重に検討すると述べた。
「残ってくれれば私は嬉しい。彼もそう思ってくれていることを願う。いずれにせよ放出する前には100回考え直す。ミラン? はっきり言って1度も連絡を取っていない。それにベロッティが行きたいと言うかどうかも分からない」
最後に改めてベロッティの残留希望を強調したが、国外のクラブから設定金額のオファーが届いた場合は移籍を認める意向を示した。
「私は彼を売りたくない。少なくともあと1年いて欲しい。上を目指せるチームにしたいのだから、移籍させる必要はない。ここにベロッティに会いに来たわけではないし、彼への6000万ユーロのオファーを拒否したとの話も事実ではない。もし国外のクラブから1億ユーロを提示された場合は私も降参するが、神経質になることは何もない」
提供:goal.com
ベロッティは2016-17シーズン、セリエAにおいて35試合に出場し25得点をマークして得点王争いを演じた。23歳の若きアタッカーはイタリア国内外から高い評価を受けており、今夏の去就が注目されている。
カイロ会長は昨年12月、国外のクラブへの移籍に1億ユーロ(約130億円)という高額な違約金を新たに設定し、ビッグクラブからのオファーをけん制した。しかし今夏、大型補強を進めるミランが本格的にベロッティ獲得に乗り出した。トリノはミランからの6000万ユーロ(約78億1000万円)のオファーを拒否したと報じられたが、カイロ会長はこれを否定した。
「ベロッティ? 放出は考えていない。彼には違約金が設定されている。彼が合意すれば1億ユーロで放出するとの約束がある。だけどそれは国外に限った話だ。もしあと1年あるいはもっと、ここに残ってくれれば、皆にとって良いことだ。ここならアンドレアはワールドカップに向けて最高のシーズンを送れるかもしれないのに、なぜ無理やり出ていかなければならないのか理解できない」
またミランから連絡を受けていないと明かし、放出の際には慎重に検討すると述べた。
「残ってくれれば私は嬉しい。彼もそう思ってくれていることを願う。いずれにせよ放出する前には100回考え直す。ミラン? はっきり言って1度も連絡を取っていない。それにベロッティが行きたいと言うかどうかも分からない」
最後に改めてベロッティの残留希望を強調したが、国外のクラブから設定金額のオファーが届いた場合は移籍を認める意向を示した。
「私は彼を売りたくない。少なくともあと1年いて欲しい。上を目指せるチームにしたいのだから、移籍させる必要はない。ここにベロッティに会いに来たわけではないし、彼への6000万ユーロのオファーを拒否したとの話も事実ではない。もし国外のクラブから1億ユーロを提示された場合は私も降参するが、神経質になることは何もない」
提供:goal.com
ウルバーノ・カイロの関連記事
トリノの関連記事
記事をさがす
|
|
トリノの人気記事ランキング
1
長年のカルチョファンならピンとくる? パオロ・ヴァノーリ51歳、来季セリエAで初指揮か
ベネツィアがセリエA昇格プレーオフの準決勝1stレグに勝利した。 21日、セリエBレギュラーシーズン3位のベネツィアは昇格プレーオフ準決勝1stレグでパレルモに1-0と勝利。観衆3万2753人が詰めかけたアウェイでまず一歩前に出た。 美しきユニフォームでお馴染みのベネツィア。21-22シーズンに19年ぶりとなるセリエA昇格を果たすも、現実は厳しく1年で最下位降格…プレーオフを制せば、3季ぶりの昇格だ。 そんな彼らだが、セリエBでの再出発となった22-23シーズンの途中から、懐かしの選手が監督として指揮。長年のカルチョファンならピンとくるだろうか…元イタリア代表DFパオロ・ヴァノーリ(51)だ。 ヴァノーリ氏は1990年代後半から2000年代初頭にかけ、セリエA135試合に出場。パルマやフィオレンティーナ、ボローニャなどでプレーし、セリエAが欧州No.1のリーグと言われた時代にあって、覚えている方もいるかもしれない。 引退後はまずイタリアサッカー連盟入り。U-17〜U-19のイタリア代表でコーチ・監督を務めたのち、1年間だけA代表でアシスタントも。その後、同胞アントニオ・コンテ率いるチェルシーで副官を務め、2021年のインテルではキャリア初となるスクデットに輝いた。 コンテ氏辞任に伴い、自身もインテルを離れると、今度はスパルタク・モスクワへ。クラブチームの指揮は初めてだったが、ロシアによるウクライナ侵攻を遠因に半年で契約を解消…その後、ベネツィアで現職に就いた形だ。 往年の名手パオロ・ヴァノーリ51歳。指揮官としてベネツィアを立て直し、セリエA昇格を見据えるが、実はイバン・ユリッチ監督の退任が決定的なトリノが次期指揮官として掲げており、ベネツィアで昇格失敗ならトリノへ向かうことも十分にあり得ると伝えられている。 どちらに転んでも、来季はセリエAで指揮を執る可能性が高そうだ。 2024.05.21 16:40 Tue2
トリノ、ヴェネツィアを3季ぶりの昇格に導いたヴァノーリ氏を新監督に招へい
トリノは21日、新監督にパオロ・ヴァノーリ氏(51)を招へいしたことを発表した。契約期間は2026年6月30日までとなる。 トリノは同日に2021年夏から指揮官を務めてきたイバン・ユリッチ監督(48)の今季限りでの退任を発表していた。 新監督に就任したヴァノーリ氏は、現役時代にパルマやフィオレンティーナ、ボローニャなどでプレーし2007年に現役を引退。引退後はイタリアサッカー連盟入りを果たし、U-17~U-19のイタリア代表でコーチ・監督を務めたのち、1年間だけA代表でアシスタントコーチを歴任。 その後、同胞アントニオ・コンテ率いるチェルシーで副官を務め、2021年のインテルではキャリア初となるスクデットに輝いた。コンテ氏辞任に伴い、自身もインテルを離れると、2021年12月にスパルタク・モスクワの監督に就任。 クラブチームの指揮は初めてだったが、ロシアによるウクライナ侵攻を遠因に半年で契約を解消。その後、2022年10月に解任されたイバン・ヤボルチッチ監督の後任としてヴェネツィアの監督に就任すると、2023-24シーズンは3位でレギュラーシーズンを終えると、プレーオフの末にヴェネツィアを3季ぶりの昇格に導いた。 2024.06.22 07:30 Sat3
時代の波に乗れなかった名手がセリエAで初指揮へ…トリノが“日韓W杯世代”元イタリア代表DFを新監督に招へい
知る人ぞ知る名手がセリエAで初指揮へ。 イタリア『スカイ』のジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、イバン・ユリッチ監督が退任するトリノは18日深夜、今季ベネツィアでセリエA昇格を成し遂げたパオロ・ヴァノーリ監督(51)の招聘作戦を完結させたとのこと。 ベネツィアに違約金80万ユーロ(約1.3億円)を支払い、19日に正式契約。指揮官を失うベネツィアは、これを元手にエウゼビオ・ディ・フランチェスコ氏(54)を招聘するという。 長年のカルチョファンには刺さるかもしれない名前 “パオロ・ヴァノーリ”。 90年代後半から21世紀初頭にかけ、セリエA135試合出場のイタリア人左サイドバック。パルマやフィオレンティーナ、ボローニャに所属し、セリエAが欧州No.1のリーグと言われた時代にあって、覚えている方もいるはずだ。 1999年11月には27歳でイタリア代表初招集。初キャップのベルギー代表戦でいきなりゴールも、定着できずに通算2キャップでフェードアウト…当時から端正な顔立ちで知られたが、2002年W杯で来日したアッズーリに、パオロ・ヴァノーリの名前は存在しなかった。 引退後はまずイタリアサッカー連盟入り。世代別イタリア代表でコーチ・監督を務めたのち、1年間だけA代表でアシスタントも。その後、アントニオ・コンテ氏の副官に“転職”し、チェルシーとインテルで同氏を支える。 コンテ氏ともどもインテルを離れると、今度はスパルタク・モスクワへ。初のクラブチーム指揮も、ロシアによるウクライナ侵攻を遠因に半年で契約を解消…ベネツィアで現職に就き、とうとうセリエA初指揮へ到達した格好だ。 2024.06.19 16:15 Wed4
トリノの21歳イタリア代表MFリッチ、セリエA上位陣3クラブがオファーを提示するも…
トリノのイタリア代表MFサムエレ・リッチ(21)を巡り、セリエAの上位陣が争奪戦を繰り広げているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝えている。 リッチは若手選手の育成に定評があるエンポリの下部組織出身。2020-21シーズンのセリエB最優秀若手選手賞に輝くなどエンポリの主力として活躍したのち、今季からトリノへ完全移籍。迎えた今季はセリエA17試合で1得点1アシストを記録している。 エンポリ時代からセリエA上位陣への移籍は噂されていたものの、トリノに来た現在でもその可能性は残っている模様。イタリア『トゥットスポルト』によると、ナポリ、インテル、ミランがトリノに対してオファー済みだという。 だが、トリノはこれらを却下し、リッチを保持する方針を再確認。エンポリから850万ユーロ(約12億円)で釣り上げた自国イタリアの成長株について、3000万ユーロ(約42億5000万円)のオファーでも拒否する考えとのことだ。 2023.03.17 20:46 Fri5
