【J1クラブ中間評価】内弁慶ぶり露呈で苦戦も後半戦は2人の“ジェイ”に期待《北海道コンサドーレ札幌》
2017.07.13 17:00 Thu
▽2017シーズンの明治安田生命J1リーグは早くも折り返し地点に。DAZNマネーで増加した分配金などを巡る争いも背景に存在していることから、優勝争いのみならず、例年以上に戦いが激化している。超ワールドサッカー編集部は、このタイミングでJ1全18クラブを中間評価。今回は北海道コンサドーレ札幌編をお届けする。
◆内弁慶ぶりが露呈
勝ち点15/4勝3分け10敗
◆ポジション別採点
▽GKでは、札幌で3シーズン目となるク・ソンユンが上々のプレーぶりを見せており、ここまで全18試合に出場している。大宮アルディージャから期限付き移籍で加入のMF横山知伸、DF福森晃斗が中心となっている守備陣は、4月中旬にDF田中雄大がハムストリングの肉離れで負傷離脱したこともあり、なかなかメンバーを固定できなかった。守備陣だけの責任だけではないが、本職が中盤のMFキム・ミンテ、スピードに難があるDF河合竜二らがセンターバックに入ったこともあり、前半戦では最終ラインが安定せず、無失点試合がわずか2試合と苦しんだ。
【MF】30/100点満点
▽横浜F・マリノスから加入したMF兵藤慎剛が早くもチームに馴染んでおり、ここまで全18試合に出場するなど、豊富な運動量を生かしてチームを支えている。兵藤と共に中心となっているが、札幌の象徴でもあるMF宮澤裕樹で、ここまで17試合で先発出場している。ほかでは、4月上旬にMF深井一希が左ヒザ前十字じん帯断裂、さらに左ヒザの内側と外側の半月板を損傷して離脱したことが大きく響いた。ルーキーのMF菅大輝がJ1のフィジカルやスピードに対応し、さらなる活躍ができればチームにとって心強いところだ。
【FW】30/100点満点
▽ここまでチーム内トップの5ゴールを挙げているFW都倉賢が今シーズンも軸。チームとして流れに乗っていないため都倉自身も昨シーズンのような躍動感を欠いているが、それでも持ち前のガッツ溢れるプレーで毎試合全力を尽くし、得点だけでなく前線からの守備やポストワークでもチームに貢献している。FWジェイの加入により層が厚くなる後半戦は、都倉自身はもちろん、復帰してきたFWヘイス(2得点)やFW金園英学(0得点)といったパートナーたちも得点数を伸ばしたい。
明治安田生命J1リーグ:16試合(先発16回)/1ゴール
▽2015年に川崎フロンターレから加入し、3シーズン目となる福森が攻守にわたってチームを支えている。今シーズンは前半戦で16試合に出場。左センターバックとして、守備だけでなく、ビルドアップでもチームに貢献。持ち味である左足のキックを生かし、流れの中からのクロスのほか、FKやCKといったプレースキッカーとしても良質なボールをチームメートに供給している。第8節の浦和レッズ戦では、距離のある位置からGK西川周作を相手に鮮やかな直接FKでゴール。記憶に新しいところでは、8日の第18節大宮アルディージャ戦で見事な直接FK2発。J1史上7人目となる離れ業を見せて2-2のドローに貢献した。
◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW金園英学(28歳/No.22)
明治安田生命J1リーグ:11試合(先発6回)/0ゴール
▽ベガルタ仙台から今シーズン札幌入りした金園だが、インパクトを残せていない。ここまで11試合に出場してノーゴール。もちろん、前線からのチェイシングやポストワークなどチームプレーを怠らない選手だけに得点だけが望まれているわけではないが、それでも不満が残る数字だ。後半戦は、訪れたチャンスを着実に生かして結果を残したい。
◆ジェイ&“タイのメッシ”チャナティップ効果に期待
▽前述したとおり、第17節までに獲得した勝ち点15ポイントうち、14ポイントがホームでのもの。まずは、この内弁慶ぶりを改善したいところだ。期待がかかるのは、後半戦から参戦し母国では“ジェイ”の愛称で親しまれる“タイのメッシ”ことチャナティップ・ソングラシン。確かなテクニックと鋭いドリブル、クイックネスを兼備するチャナティップとジェイがすんなりとフィットすれば、エースである都倉へのマークも緩くなり、より攻撃力と得点パターンが増えるはず。現実的な 目標である残留に向けて、新加入選手の効果に期待だ。
◆内弁慶ぶりが露呈
勝ち点15/4勝3分け10敗

(C)CWS Brains,LTD.
▽昨シーズンJ2を制覇した札幌は、「北海道とともに、世界へ」のチームスローガンを掲げて5年ぶりのJ1参戦。しかし、第17節終了時点では4勝3分け10敗の16位と苦戦している。2連敗スタートとなった今シーズンは、これまで連勝が一度もなし。また、第11節からは得点力不足に陥り6連敗。やや負け癖がついてしまった点も気がかりだ。特に、アウェイではここまで獲得した勝ち点がわずかに1ポイントと苦しんでいる。負傷者続出にも泣かされたが、後半戦は何とかムードを変えたい。◆ポジション別採点

(C)CWS Brains,LTD.
【GK&DF】30/100点満点▽GKでは、札幌で3シーズン目となるク・ソンユンが上々のプレーぶりを見せており、ここまで全18試合に出場している。大宮アルディージャから期限付き移籍で加入のMF横山知伸、DF福森晃斗が中心となっている守備陣は、4月中旬にDF田中雄大がハムストリングの肉離れで負傷離脱したこともあり、なかなかメンバーを固定できなかった。守備陣だけの責任だけではないが、本職が中盤のMFキム・ミンテ、スピードに難があるDF河合竜二らがセンターバックに入ったこともあり、前半戦では最終ラインが安定せず、無失点試合がわずか2試合と苦しんだ。
▽横浜F・マリノスから加入したMF兵藤慎剛が早くもチームに馴染んでおり、ここまで全18試合に出場するなど、豊富な運動量を生かしてチームを支えている。兵藤と共に中心となっているが、札幌の象徴でもあるMF宮澤裕樹で、ここまで17試合で先発出場している。ほかでは、4月上旬にMF深井一希が左ヒザ前十字じん帯断裂、さらに左ヒザの内側と外側の半月板を損傷して離脱したことが大きく響いた。ルーキーのMF菅大輝がJ1のフィジカルやスピードに対応し、さらなる活躍ができればチームにとって心強いところだ。
【FW】30/100点満点
▽ここまでチーム内トップの5ゴールを挙げているFW都倉賢が今シーズンも軸。チームとして流れに乗っていないため都倉自身も昨シーズンのような躍動感を欠いているが、それでも持ち前のガッツ溢れるプレーで毎試合全力を尽くし、得点だけでなく前線からの守備やポストワークでもチームに貢献している。FWジェイの加入により層が厚くなる後半戦は、都倉自身はもちろん、復帰してきたFWヘイス(2得点)やFW金園英学(0得点)といったパートナーたちも得点数を伸ばしたい。
◆超WS的前半戦チーム内GOODプレーヤー

(c)J.LEAGUE PHOTOS
DF福森晃斗(24歳/No.24)明治安田生命J1リーグ:16試合(先発16回)/1ゴール
▽2015年に川崎フロンターレから加入し、3シーズン目となる福森が攻守にわたってチームを支えている。今シーズンは前半戦で16試合に出場。左センターバックとして、守備だけでなく、ビルドアップでもチームに貢献。持ち味である左足のキックを生かし、流れの中からのクロスのほか、FKやCKといったプレースキッカーとしても良質なボールをチームメートに供給している。第8節の浦和レッズ戦では、距離のある位置からGK西川周作を相手に鮮やかな直接FKでゴール。記憶に新しいところでは、8日の第18節大宮アルディージャ戦で見事な直接FK2発。J1史上7人目となる離れ業を見せて2-2のドローに貢献した。
◆超WS的前半戦チーム内BADプレーヤー
FW金園英学(28歳/No.22)
明治安田生命J1リーグ:11試合(先発6回)/0ゴール
▽ベガルタ仙台から今シーズン札幌入りした金園だが、インパクトを残せていない。ここまで11試合に出場してノーゴール。もちろん、前線からのチェイシングやポストワークなどチームプレーを怠らない選手だけに得点だけが望まれているわけではないが、それでも不満が残る数字だ。後半戦は、訪れたチャンスを着実に生かして結果を残したい。
◆ジェイ&“タイのメッシ”チャナティップ効果に期待
▽前述したとおり、第17節までに獲得した勝ち点15ポイントうち、14ポイントがホームでのもの。まずは、この内弁慶ぶりを改善したいところだ。期待がかかるのは、後半戦から参戦し母国では“ジェイ”の愛称で親しまれる“タイのメッシ”ことチャナティップ・ソングラシン。確かなテクニックと鋭いドリブル、クイックネスを兼備するチャナティップとジェイがすんなりとフィットすれば、エースである都倉へのマークも緩くなり、より攻撃力と得点パターンが増えるはず。現実的な 目標である残留に向けて、新加入選手の効果に期待だ。
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「羨ましすぎる」「これはすげー」小野伸二氏の自宅で麻雀!? Mリーグファンでも知られる小野氏と俳優・小山剛志さん、プロ雀士の姿が話題!自宅にも注目「家が豪華すぎる」
元日本代表MF小野伸二氏の自宅でのレアショットが話題を呼んでいる。 2023シーズン限りで現役を引退した小野氏。引退後は解説者やテレビ出演など、舞台を変えても活躍。フジテレビでは「MONDAY FOOTBALL みんなのJ」が放送開始となり、小野氏が解説を務めている。 その小野氏には、麻雀好きという意外な一面が。先日はテレビ局で遭遇した岡田紗佳さんと2ショット。モデルやタレントとして活躍する一方で、日本プロ麻雀連盟に所属するプロ雀士としても活躍。麻雀のプロリーグである「Mリーグ」のKADOKAWAサクラナイツに所属し、2度目の優勝を目指して戦っていた。 小野氏から撮影を求めたというファンぶりが明かされた中、今度は自宅にプロ雀士を迎えて麻雀卓を囲んだようだ。 俳優や声優として活躍し、麻雀最強戦の実況も務める小山剛志さんがX(旧ツイッター/_higetter_)に自宅で麻雀卓を囲む小野氏の姿を投稿した。 小山さんは「ついに実現!世界の小野伸二さんのお家で麻雀!最高の時間だったぜ!」と投稿。写真には小野氏の自宅で麻雀卓を囲む小野氏、小山さん、そして最高位戦日本プロ麻雀協会の村上淳プロ、日本プロ麻雀協会の浅井堂岐プロの4人が写っていた。 どうやら小野氏の自宅での様子のようで、ファンは「えげつないタイトルホルダー」、「羨ましすぎる」、「これはすげー」、「メンバーも豪華」、「家に自動卓あるんだ」、「これキッカケに麻雀が流行るといいな」とコメント。また僅かに見える小野氏の自宅の様子にも「家が豪華すぎる」、「床が大理石」、「すごいお家」とコメントが寄せられている。 また、小山さんは小野氏の背番号「44」がついた北海道コンサドーレ札幌のユニフォームを纏った集合写真もアップ。「チーム小野伸二!」として、村上プロ、浅井プロと腕組みをしている写真もアップしていた。 <span class="paragraph-title">【写真】小野伸二が自宅で麻雀卓をプロ雀士たちと囲むレアショット</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ついに実現!<br>世界の小野伸二さんのお家で麻雀!<br>最高の時間だったぜ! <a href="https://t.co/wE6YGEPq53">pic.twitter.com/wE6YGEPq53</a></p>— 小山剛志 (@_higetter_) <a href="https://twitter.com/_higetter_/status/1783834756012208209?ref_src=twsrc%5Etfw">April 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">チーム小野伸二! <a href="https://t.co/ItQzAyaCXK">pic.twitter.com/ItQzAyaCXK</a></p>— 小山剛志 (@_higetter_) <a href="https://twitter.com/_higetter_/status/1783836581486633349?ref_src=twsrc%5Etfw">April 26, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.27 13:05 Sat2
Jリーグが理念強化配分金とファン指標配分金の支給額を発表! 「DAZN」ベースのファン指標分配金の1位は浦和、最下位はYSCCに…連覇神戸は5.5億円
Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録
昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon5