采配的中の首位セルビアがベイル不在のウェールズ相手にドロー《ロシアW杯欧州予選》
2017.06.12 05:57 Mon
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループD第6節、セルビア代表vsウェールズ代表が11日に行われ、1-1のドローに終わった。
▽グループD無敗で首位に立つセルビア代表(勝ち点11)と、3位ウェールズ(勝ち点7)による重要な一戦。ホームで勝ち点3奪取を目指すセルビアは、イバノビッチやコラロフ、タディッチ、マティッチといった主力が順当に先発入り。一方、敵地で勝ち点3がほしいウェールズだが、エースのベイルが出場停止で不在。それでも、ラムジーやアレン、ベン・デイビス、ウィリアムズとプレミアリーグの上位クラブで主力を務める選手たちがスタメンに名を連ねた。
▽自陣で守備ブロックを築き、ロングカウンターを主体に戦うウェールズに対して、ホームのセルビアが押し込む状況が続く。サイドからのシンプルなクロス、イバノビッチからのロングフィードなど、1トップに入るミトロビッチの強さを生かした攻めを繰り出すセルビアは、28分にそのミトロビッチがダイビングヘッドでゴールに迫るなど、徐々にチャンスを創出していく。
▽押し込まれる状況が続くウェールズだが、ワンチャンスを生かして先制に成功する。35分、セットプレーの場面でボックス内のヴォークスが、ミリボイェビッチに後ろからユニフォームを引っ張られてPKを獲得。これをキッカーのラムジーが冷静にGKストイコビッチの逆を突き右隅へ流し込んだ。その後は再びセルビアの攻勢に晒されるも、前半を1点リードで終えた。
▽迎えた後半、前がかりな入りを見せたセルビアは50分、ボックス左でタディッチが上げたクロスがDFガンターの振り上げた腕に当たるも、主審はこのプレーでPKを取らない。続く57分にはボックス手前やや右の位置で得たFKをコラロフが得意の左足で直接狙うが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。
▽ムスリン采配的中で追いついたセルビアは、その後もプリヨビッチを起点に攻勢を続ける。だが、失点以降より守備的に戦うウェールズの守備を前に逆転ゴールを奪うまでには至らず。注目のグループD上位対決はドロー決着に終わり、2位アイルランド代表(勝ち点12)と同勝ち点をキープしたセルビアが首位の座を守った。
▽グループD無敗で首位に立つセルビア代表(勝ち点11)と、3位ウェールズ(勝ち点7)による重要な一戦。ホームで勝ち点3奪取を目指すセルビアは、イバノビッチやコラロフ、タディッチ、マティッチといった主力が順当に先発入り。一方、敵地で勝ち点3がほしいウェールズだが、エースのベイルが出場停止で不在。それでも、ラムジーやアレン、ベン・デイビス、ウィリアムズとプレミアリーグの上位クラブで主力を務める選手たちがスタメンに名を連ねた。
▽自陣で守備ブロックを築き、ロングカウンターを主体に戦うウェールズに対して、ホームのセルビアが押し込む状況が続く。サイドからのシンプルなクロス、イバノビッチからのロングフィードなど、1トップに入るミトロビッチの強さを生かした攻めを繰り出すセルビアは、28分にそのミトロビッチがダイビングヘッドでゴールに迫るなど、徐々にチャンスを創出していく。
▽迎えた後半、前がかりな入りを見せたセルビアは50分、ボックス左でタディッチが上げたクロスがDFガンターの振り上げた腕に当たるも、主審はこのプレーでPKを取らない。続く57分にはボックス手前やや右の位置で得たFKをコラロフが得意の左足で直接狙うが、このシュートはわずかに枠の右へ外れた。
▽なかなか攻め切れないセルビアは、ミリボイェビッチ、コスティッチを下げてグデリ、プリヨビッチを立て続けに投入。すると、この交代策が同点ゴールをもたらす。73分、相手陣内中央のグデリがボックス内に走り込むプリヨビッチの足元に絶妙な縦パスを通すと、プリヨビッチのヒールパスに抜け出したミトロビッチがボックス左から冷静にゴールネットを揺らした。
▽ムスリン采配的中で追いついたセルビアは、その後もプリヨビッチを起点に攻勢を続ける。だが、失点以降より守備的に戦うウェールズの守備を前に逆転ゴールを奪うまでには至らず。注目のグループD上位対決はドロー決着に終わり、2位アイルランド代表(勝ち点12)と同勝ち点をキープしたセルビアが首位の座を守った。
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