乾アシストのエイバル、ビルバオとのバスク自治州ダービーを競り負ける《リーガエスパニョーラ》

▽リーガエスパニョーラ第14節ビルバオvsエイバルのバスク自治州ダービーが4日に行われ、3-1でビルバオが勝利した。エイバルの乾はアシストし、83分までプレーしている。

▽前節スポルティング・ヒホン戦を乾のPK奪取などで2-1と勝利して3連勝とした7位エイバル(勝ち点21)が、同じバスクに本拠地を構える8位ビルバオ(勝ち点20)と相対した自治州ダービー。

▽6試合連続スタメンで[4-2-3-1]の左MFで先発したエイバルの乾に対し、ビルバオは6分にバレンシアガの左クロスにサビンがヘディングで合わせる決定機を演出。しかし、シュートはわずかに枠の右に外れる。
▽その後もビルバオが攻勢に出る中20分、ボックス右からのウィリアムズのシュートは枠の左に外れた。一方、劣勢のエイバルは24分、アドリアンが左ポスト直撃のシュートを放った。

▽前半半ば以降も地力に勝るビルバオが押し込むと、42分に均衡を破った。ボックス手前左で得たFKをベニャが直接狙うと、完璧なシュートをゴール左上へ突き刺した。▽迎えた後半も主導権を握るビルバオは55分、ハーフライン付近でルーズボールを拾ったウィリアムズが独走。ボックス左に侵入してGKの股間を抜くシュートを決め、追加点を奪った。

▽劣勢のエイバルは57分、乾のミドルシュートが枠の左隅を捉えたが、GKのセーブに阻まれる。それでも60分、ボックス手前右からのペドロ・レオンのフィードをファーサイドの乾が頭で折り返すと、セルジ・エンリクがヘッドで押し込み、1点を返した。

▽さらに82分、ペーニャのラストパスを受けたボックス左の乾にビッグチャンス。しかし、GKのニアサイドを狙ったシュートはセーブされてしまった。直後に交代を強いられた乾を尻目に、ビルバオは追加タイム1分にビジャエリエブの右クロスを受けたムニアインが冷静にシュートを流し込み、勝負あり。ビルバオが自治州ダービーを制している。