ファジアーノ岡山ネクストがJFLに退会届を提出

2016.06.24 16:43 Fri
ファジアーノ岡山は24日、ファジアーノ岡山ネクスト(セカンドチーム)が今季限りで日本フットボールリーグ(JFL)を退会することを発表した。

▽岡山ネクストは、公式戦での出場機会が少ない選手や故障者らに試合経験を積ませ、戦力強化を図るために岡山がJリーグへ加入した2009年に発足。発足初年度に岡山県1部リーグを全勝優勝すると、2013年に中国リーグを優勝。2014年シーズンからJFLに所属していた。

▽親会社である株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブは、公式サイトで退会の理由をコメントした。
「平素より、弊クラブの取り組みに格別なるご高配を賜り厚く御礼申し上げます。弊クラブでは、2016シーズンの終了を持ちまして、ファジアーノ岡山ネクストの活動を終了することとし、一般社団法人日本フットボールリーグに対し退会届を提出いたしました」

「8シーズンに亘り活動する中で、怪我で長期離脱を余儀なくされた選手がネクストで活躍してトップチームに返り咲くことや、加入後ネクストで鍛えられ、現在ではトップチームで不可欠となっている選手もいるなど、一定の成果は出たと考えております。しかし、弊クラブの今後の課題を整理していく中で、選手の育成におきましては、ユース年代までで完成形に近づかせ、以降は厳しいプロフェッショナルの世界で切磋琢磨することで成長を加速させていきたいと考えたこと、またJリーグの体制にも変化が現れ、将来的に再度セカンドチームを保有する場合は、J3リーグに参画できる仕組みと可能性が整ったこと、さらに地域のサッカーに資するためには、より若年層からのアプローチに、岡山県サッカー協会とともに取り組んでいくことが、より肝要と判断いたしました」
「また、まだまだ経営規模の小さなクラブながら、より強靭な企業体質に変容していくことも課題として認識し、そのための優先課題に取り組むことも不可欠との判断もあり、2016年シーズン終了を持ちまして、活動を終了させるという決断に至りました。この決断に対し、何卒ご理解賜りますよう、また引き続きファジアーノ岡山に対するご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます」

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