齋藤が土壇場に決勝点! 横浜FMが退場者を出した新潟を下しシーズン初勝利!《J1》

▽12日にデンカビッグスワンスタジアムで行われた明治安田生命J1リーグ・1stステージ第3節の新潟vs横浜FMは、1-2で横浜FMが勝利した。

▽前節はアウェイで神戸と対戦し、6-3と打ち合いの末に敗れた新潟と、アウェイの福岡戦で中村俊輔のFK弾で勝ち点1を持ち帰った横浜FMの一戦。ホームの新潟は伊藤に代えて田中を起用。一方の横浜FMは、伊藤に代えて新人の富樫を先発起用。また、前田に代えてユースから昇格した遠藤がプロ初出場を果たした。

▽開始から横浜FMがペースを握る。すると6分、右CKから中村がクロスを上げると、ニアサイドで中町が頭ですらすも、GK守田がセーブする。11分には、中村がボール奪取から前線の富樫へ。しかし、これは繋がらずチャンスを作れない。
▽新潟は24分、コルテースのスルーパスに反応した田中がボックス左からクロス。しかし、GK飯倉がしっかりとキャッチする。すると25分、下平からの長い縦パスを、上手く相手DFと身体を入れ替えて抜け出した富樫がボックス内から左足シュート。これが右ポストを叩いてネットを揺らし、横浜FMが先制する。

▽26分には、ボール奪取からパスを繋ぐと、富樫の縦パスに抜けた遠藤がドリブル突破。ボックス内で切り返すが、惜しくもシュートは打てない。新潟は32分、ボックス手前でパスを受けた田中が積極的にシュート。しかし、これはDFがブロック。その流れで得たCKからボックス内で混戦となるも、中澤がクリアする。▽その後も攻め込む横浜FMは38分、右CKからのクロスに中澤が頭で合わせるも、わずかに枠を外れる。新潟はラファエル・シルバが前線の守備から相手のミスを誘うも得点はならず。横浜FMが1点をリードして前半を終える。

▽後半は開始早々にスコアが動く。47分、ショートコーナーから小林がクロスを上げると、ラファエル・シルバが頭で合わせて新潟が同点に追いつく。ラファエル・シルバは3試合連続ゴールとなった。

▽新潟は56分、ボックス手前でFKを獲得。これを加藤が左足で直接狙うも、シュートはわずかに枠を外れる。59分には横浜FMがFKを獲得すると、距離のある位置から中村が直接狙うがGK守田がセーブする。

▽逆転を目指す新潟は62分、右サイドをドリブルで仕掛けたラファエル・シルバがボックス内に侵入。対応したファビオに倒されたかに思われたが、シミュレーションを取られ2枚目のイエローカードを貰い、退場処分となる。

▽数的有利となった横浜FMは、カウンターを上手く使い新潟ゴールに迫る。73分には齋藤のドリブル突破から決定機を迎えるも、ラストパスが小林には通らず。それでも、再び攻め込むと齋藤がボックス内からシュートもGK正面。こぼれを遠藤が詰めるもGK守田がキャッチする。

▽攻勢を強める横浜FMは89分、左CKからのクロスをニアサイドで中澤がすらし、齋藤がヘッド。DFがブロックするも齋藤が蹴り込むと、GK守田が触れるもラインを越えて、横浜FMが土壇場で勝ち越しに成功する。

▽新潟はアディショナルタイムに指宿に代えて酒井を投入するも、攻撃の形を作れず。逆に横浜FMの仲川が決定機を迎えるなど、数的有利の状態を生かした横浜FMがリードを守り切って試合終了。土壇場の齋藤弾で勝ち越した横浜FMがシーズン初勝利を記録した。