ビルバオが終盤の3発でELベスト16で激突するバレンシアに勝利《リーガエスパニョーラ》

▽リーガエスパニョーラ第26節バレンシアvsビルバオが28日にメスタージャで行われ、0-3でビルバオが勝利した。

▽リーガ12戦勝利のないところから2連勝とし、ELではベスト16に進出した11位バレンシア(勝ち点31)と、前節ソシエダとのバスク・ダービーに敗れた8位ビルバオ(勝ち点35)の一戦。

▽共に3日前にELを戦い、ベスト16で激突する両チームの試合は、ムニアインを1トップに据えるアウェイチームのビルバオが積極的な入りを見せる。
▽しかし、徐々にポゼッションで盛り返したバレンシアは、20分にアンドレ・ゴメスがドリブル突破でボックス内に侵入。エチェイタに倒されるもノーファウルの判定が下された。続く22分にはビッグチャンスが訪れる。左サイドを上がったチェリシェフのクロスを、アンドレ・ゴメスがスルー。ファーサイドでフリーとなったネグレドが狙い済ましてシュートしたが、枠の上に外してしまった。

▽序盤の勢いを失っていたビルバオだったが、30分に決定機。ムニアインがドリブルでペナルティアーク中央まで持ち運んでシュート。だが、枠の右へ外れた。ハーフタイムにかけて一進一退の攻防となってゴールレスで迎えた後半、バレンシアは50分にCKの流れからネグレドがネットを揺らすも、オフサイドの判定。52分にはチェリシェフがミドルシュートでゴールに迫るなど、バレンシア攻勢で立ち上がる後半となった。▽対するビルバオは54分、ボックス右のデ・マルコスのクロスにサビンが左足で合わせたシュートがゴール右隅を捉える決定機を演出。だが、GKジエゴ・アウベスのビッグセーブに阻まれた。

▽58分にブレーキとなっていたネグレドに代えてアルカセルを投入したバレンシアは、62分に浮き球パスに抜け出したアルカセルが決定的なシュートを浴びせるも、GKイライソスのセーブに阻まれる。

▽一進一退の攻防を続ける中、73分に試合を動かしたのはビルバオ。右サイドからのサン・ホセの鋭いクロスに、フリーとなっていた中央のサビンが頭で合わせた。さらに77分、ミケル・リコがパレホからボールを奪ってショートカウンターに転じると、最後はボックス右のムニアインがシュートを決めてリードを広げる。

▽勢いに乗るビルバオは続く80分、アドゥリスがヘディングシュートを決めてダメ押し。終盤の3ゴールでバレンシアを撃破し、リーグ戦での連敗を2で止めるとともに、EL前哨戦を制した。