ファラオーネ弾などでアゼルバイジャンを下したイタリアの本選行き決定 ノルウェーが2位で最終節へ《ユーロ2016予選》

2015.10.11 03:01 Sun
▽10日にバクー・オリンピックスタジアムで行われたユーロ2016予選グループH第9節のアゼルバイジャンvsイタリアは、アウェイのイタリアが3-1で勝利した。この結果、イタリアが本選出場を決めている。
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▽9月の2試合(マルタ戦とブルガリア戦)をいずれも1-0で制したイタリアは、グループHの首位に浮上。今回のアゼルバイジャンとのアウェイゲームに勝利すれば、6大会連続9度目の本大会行きが決まる。初招集のベラルディとナポリで好調のインシーニェがそれぞれ負傷離脱した中、コンテ監督は前回のブルガリア戦からスタメンを1人変更。出場停止のデ・ロッシに代えて、今季のセリエAで得点ランクトップの6ゴールを記録しているエデルを起用した。▽カンドレーバとエル・シャーラウィを両ワイドに置き、ペッレとエデルを縦関係の2トップとする[4-4-1-1]のシステムで臨んだイタリアは、立ち上がりから攻勢に出ると、2トップの関係から易々と先制する。11分、中盤でエル・シャーラウィの落としを受けたヴェッラッティが降りてボールを受けにきたペッレではなく、相手DFの裏にフィード。これに反応したエデルが完全に裏へと抜け出し、GKとの一対一を制して先制点をもたらした。
▽幸先良くリードを手にしたイタリアは、試合をコントロールしながらアゼルバイジャンの反撃を難なく阻止。しかし、センターバック2人の散漫な対応で同点に追いつかれる。31分、最終ラインからのロングフィードをキエッリーニとボヌッチが続けて処理しきれずにいると、ペナルティアーク付近にこぼれたボールをナザロフにゴール右隅に決められた。

▽直後に反撃を開始したイタリアは、35分と37分にエル・シャーラウィが立て続けに決定的なボレーシュートを放ったが、いずれも枠を捉えきれない。それでも43分、エデルのスルーパスからボックス右に抜け出したカンドレーバの丁寧な折り返しをフリーのエル・シャーラウィがゴールに流し込み、イタリアが勝ち越して前半を終えた。
▽後半に入ると、リードするイタリアが試合を支配しながら時間を進めていく。すると61分には3点目の絶好機。パローロが縦に入れたミドルパスから完璧に相手DFの裏に抜け出したエデルが飛び出す相手GKの頭上を突くループシュートを放つ。しかし、これはゴールライン手前で相手DFにクリアされてしまった。

▽それでもイタリアは65分、敵陣のペナルティアーク手前でインターセプトに成功したダルミアンがそのまま右足でシュート。これがゴール左に突き刺さり、マンチェスター・ユナイテッドDFの代表初ゴールでリードを広げた。

▽その後は殊勲のエル・シャーラウィとエデルを下げてフロレンツィとMLSで躍動中のジョビンコを投入。88分にはジョビンコが鋭い仕掛けで相手DFを退場に追い込み、そのままイタリアが3-1で勝利。ユーロ&W杯予選の無敗記録を49試合に伸ばし、6大会連続9度目の本大会出場を決めた。

▽また、同時刻に行われた同グループの2位・ノルウェー(勝ち点16)vs最下位・マルタ(勝ち点2)は、ホームのノルウェーが2-0で勝利。この結果、勝ち点19に伸ばして2位をキープしたノルウェーは、この後にブルガリアと対戦する3位のクロアチア(勝ち点14)が引き分け以下に終われば4大会ぶりの本選出場が決まる。

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